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基礎実験 のまとめ Feed

2015年4月20日 (月)

真空管ラジオ用455Khz IFT 揺らぎ

通常、真空管ラジオにSGから信号を入れてIFの455Khz調整をする。

バリミュー管にSGから信号を与えると 信号の強弱に応じてバイアスが変化する。

ともなって455Khzにあわせたはずの中心周波数も揺らぐ。2Khz弱は揺らぐ。

SG電圧を変化させるとIFTコアの入り具合が違ってくるのと同じ現象。



どの程度のSG強さにIFを合わせるのか?

通電後1時間経過時に455Khzに合わせても、

5時間後には454に下がっていることもある。

調整のサジ加減が難しい。




1時間単位の時間軸で捕らえると中間周波数は揺らいで上下していることが多い。

揺らぎ幅は2Khzくらい。 局発をLCD表示させているので IFの揺らぎがやや気になる。

球のメーカーによって揺らぎ量が違う。国産球は感心しない。

1st IF 球のIN 側の揺らぎの影響が大きい。

2015年4月19日 (日)

セラミックフィルターの使い方

 

A000090606_2

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今日は、実験した。

WEB上で幾多見られるセラミックフィルターの使い方の実験。

とりわけala1530s氏の3球スーパーラジオキット②に詳細がある。

TNX OM。

★「IFT+セラミックフィルター+IFT」の構成

047

ムラタさんのセラミックフィルター単体で6dBロスる。455Khz用のはずだが、中心は458Khzだった。 プローブのLCを含めて458Khzだった。

IFT単体は455Khzだが、セラミックフィルターのCが効いてくるのか,そのまま配線すると周波数が下がる。

IFT付属のコンデンサーは撤去して、基板裏にCをつけた。取りあえずマイカーの100PF。

これで455になった。コアはヌケ気味。 80PFあたりのマイカーが望ましい。

セラミックコンは使わない。 真空管ラジオの同調回路でセラミックコンを使うとノイズが増える経験を幾多越えてきた。

「IFT+セラミックフィルター+IFT」だと15dBのロスになった。

IF球の6BA6をAF回路で電圧ゲイン測定すると20dB前後なので、 

この「IFT+セラミックフィルター+IFT」を使うにはIF1段増設する必要がある。

似た結果はWEB上に多数ある。 オイラは己で確認してみたかったのだ。

10dB程度だと想っていたが、結構ロスるのでしばらくは出番はない。

混信をかわすには、プリセレクターをTOPに入れた方がゲイン面で良いこともわかった。

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2014年9月19日 (金)

真空管ラジオの製作  中波&短波 2バンド GT管ラジオ その5  IFT 6SD7

2バンドラジオの続きです。

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通電して、455KhzのIFT調整から始める。IF球は6SD7を2本。

どうも2nd IFTの挙動が奇怪しい。ピークが来ない。IF段全体でゲインが来ない。

先日のCM-615もゲインが奇怪しいので、う~ん、苦労する。

070

STARのIFTの中身をSGに掛けた。

本来は、それぞれマイカがついている。

とりあえず片側のマイカをチタコン(120PF)に換装してSG信号を入れる

071

上の写真のように、チタコン側⇒マイカ側は信号が伝達される。

②それならば、逆方向で確認する。

072

マイカ側⇒チタコン側は、信号が伝達されない。

これでマイカが奇怪しいことが判った。

③奇怪しいマイカの容量を測定する。 表向きは静電容量があることになっている。

073

マイカが奇怪しいので、IFTはA,Bの2個ともチタコン(120PF)に換えた。

076

上の写真のように、チタコンに換えたら信号が伝達されてきた。

④正常なIFTは、下の写真2枚のように 逆方向でも伝達するので

今回はIFTが奇怪しいわけだ。

074

075

これで、ラジオは鳴るようになった。

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続きます。

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2014年8月17日 (日)

真空管トランスレスラジオ UA-360 で放送を聴いてみた。

古いデジカメを眺めていたら、動画を撮像できることを思い出した。

C3030で修理したランスレスラジオ UA-360を撮像してみた。画質はご勘弁ください。

真空管 5球式トランスレスラジオ UA 360
YouTube: 真空管 5球式トランスレスラジオ UA 360

バーアンテナ化したので、感度も良好。

放送局から離調すると静かです。

ブーン音(ハム音)はSPに近寄っていくと聴こえます。⇒修理記事

最近のカメラで取った動画は、接続ケーブル待ち状態です。

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2014年7月13日 (日)

真空管ラジオ用455Khz IFT  日立 シャープ

IFTの1次側(P B 表記)が、天 or 地 の確認です。

以前、ここに記したように、やはりルールは無いようです。

①再びシャープ製

 前回とは型式が違う。

063

064

1次側(P B表記)は 地側。

②日立のIFT。

1st IFTの 1次側(P B表記)にサブコイルが巻かれているのが特徴。

2nd IFTは抵抗でダンプさせているのが特徴。

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1次側(P B表記)は 地側。

ここまでを整理すると1次側(P B表記)

★COSMOS,STAR,タマディンは天側グループ

★松下、日立、シャープ、三菱は地側グループ

経験上、1次側(P B表記)は天側の方が回り込みに強い(過去の記事参照)

地側グループは、家電系とも読み取れる。

別なものが入手できたら 改めてUPする。

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2014年4月27日 (日)

330Ω6段の平滑回路のリップル波形

以前から、折りに触れて多段式低抵抗平滑回路の良さを記事にしてきましたが

改めてupしておく。

★6球スーパー 2号機の+Bのリップル具合をオシロで観測した。

電源トランスからは170V弱のOUT。

★計測点は、下の写真の位置。 局発球は抜いておく。

局発球が動作していると局発のモレが+Bに重畳してくるので

「何を計測しているのか?」が判らなくなる。

230

下の写真のようになった。P-Pで0.6mVの何かがあるらしい。

231

で、下の写真のように周波数軸を引いてみた。

シリコンブリッジなので60x2=120Hzの波形が+Bのリップル。

しかし、120Hzに該当するものは見えない。

232

それでは、もうひとつ。プローブの先端を短絡した状態でのオシロ波形。

233

このラジオで計測されているノイズらしいものは、

プローブ単体で拾っているノイズ」と同じレベル。

オイラの環境では、この程度のノイズが充満しているのがわかる。

環境ノイズが邪魔をしていて、計測は困難です。

+Bのリップルはこの程度(1mV??)でよろしいでしょうか?

以上、330Ωの6段の平滑回路の実力でした。(通常は5段で足ります)

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2014年3月12日 (水)

真空管ラジオ用455Khz IFTでの疑問 ⇒ 天地のルールは無かったようだ

IFTについてすこし考えてみる。

切っ掛けは、先日完成させた「4球スーパー2号機

★先ず、手持ちのIFTの中をみて、「1次側コイル(P-B表記)が天側or地側」の確認をする

051

この↑cosmos IFTは ,1次側コイル(P-B表記)は天側。

052

この↑FUJIのIFTは、1次側コイル(P-B表記)は天側。

タマディンも1次側は天側。

053

この↑ナショナルのIFTは、1次側コイル(P-B表記)は地側。

三菱も1次側コイル(P-B表記)は地側。

009 ↑上のシャープのは、1次側(P-B表記)が地側。

1次側コイル(P-B表記)の向きは、上記のように天と地と2通りあることがわかった。

統一ルールは無かったようだ。

054

★ 4球スーパーでIFTからのリークで発振した時は、

055

上のように結線して、トラブルにあった。

★IFTをふりかえてトラブルから回避した。↓

056

★では、下のような場合、IFTのリークによる影響はないのか?

057

いままでは、真空管ラジオでIF段のゲインを上げると回り込むのは、

配線からのIF漏れだと想ってきた。

しかし、「IFTからのリークの方が大きいのでは???」と??状態。

少なくとも、上に調整用穴が開いているタイプはモレ(リーク)に注意したほうが良いことを

今回 経験した。

真空管ヘテロダインでは、「1st IFTと2nd IFTは 相を揃えない」使い方のほうが良さそうな気配。上記のように「4球スーパー2号機は、相を揃えない」で鳴らしている。

まあ、松下、東芝などメーカー製真空管ラジオは1st IFTで帰還発振させるようになっているので、あまりゲイン(感度)が上げられないことも判明した。「アンテナ線を伸ばしすぎと発振する」ラジオもYAHOOでは整備済みで見つけることができる。

ただ、山中電機だけは正しく「相を揃えない」配線だった。おそらく、一番ラジオのことを理解していたメーカーだね。

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ご存知のように、

トランジスタ式ヘテロダインでは、「IFTからの信号がバーアンテナに回りこむことが多い」

IFTとバーアンテナが近いラジオは、回り込みのためにIF段のゲインを上げられない 

 ⇒耳のよくないラジオになる。

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日立のIFTもUPした。⇒記事

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2014年2月 2日 (日)

6BE6,6BY6 そして5915 (再UP)

氷も、張らない朝でした。

本稿は、2012年1月22日のものだが、

HEPTORD球の基本なので再UPしておく。

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3球式スーパー(2号機)3S-STDの初段球を

6BE6,6BY6,5915と変えて、ゲイン差見てみました。

それぞれモー値が異なる。

6BE6⇒6BY6⇒5915の順に耳が良くなるのが、規格表からもわかる。

「実際には、どう差異があるのか?」の確認。

SGのOUTは固定。

ラジオのVRも触らずに、元電源のON,OFFで測定しています。

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RCAの6BE6↑ 

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シルバニアの6BY6↑  バルボル値で3dbアップです。

常用は、この6BY6です。 「6BE6より安くて耳が良い」のが特徴。

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5915

バルボルが振り切れてますね。流石5915です。これも6BE6より安いことが多い。

真空管の「規格表通りに差がある」のが、波形からも理解できます。

6BY6 >>6BE6なのですが、

人気は6BE6にあるようですね。

★規格表から モー値をpick upした。

 6BE6  475μモー   g3⇒Plate

 6BY6  500μモー    g3⇒Plate

  5915  1100μモー   g3⇒Plate

①6BY6は6BE6より 500/475=1.05倍 良い程度のはずですが、

実際は3db(2倍)良いですね。

②5915は1100/475=2.32倍 のはずですが、

実際は10dB(3倍)以上goodです。

heptord管ラジオで耳を良くしたいなあと想う方には、

6BY6や5915などを薦めます。

5915五麟貿易で購入できます。

5915をヘテロダイン検波に使って

IF段を軽い動作させた方が論理上S/Nが良いですね。

54

奥澤清吉先生の書かれた本(昭和42年発行)のP179に

「周波数変換の原理は、周波数が違う2つの交流電圧(電流)を混合して検波すること」とありますね。

ヘテロダインで「検波」が動作理解として正しいですね。往時は第一検波と呼称していたが今は混合或いはmixと呼ばれている。搬送波を除去することを第二検波と呼ぶ。

技術史に沿って、第一検波、第二検波と呼べるラジオ工作派は少ない。何故なら知識が無いからだ。年配者でも知識欠落者が多い。

★川面の波と違って、

差分が綺麗に取り出せるのが交流の良い処でしょうか、、

★注入レベルの強さで 耳が違ってくるのは、至って自然です。

トランジスタラジオでの適正注入量は、

奥澤先生の本のなかに、数値としてありますのでご一読されてください。

★真空管ラジオでも他励式では注入レベル量に注意して製作する。安易な自励式で製作しているだけだとスキルは伸びない。

さてハム音はどの程度聴こえるのか? webで拾った。

代用マジックフィンガ
YouTube: 代用マジックフィンガ

まあしっかりブーン音が聴こえくる。ラジオノイズだと想って聴いていたら全域で聴こえてくるので、ラジオノイズではないことが判る。 トランスレスでなく、パワートランス搭載のST管ラジオだよ。これがST管ラジオの平均点。 

さて、オイラの自作ラジオ(ST管)ではこの程度までブーン音は小さくなる。 ブーン音聴こえますか? これが残留ノイズ0.7mVの世界。メタル管ならこの半分のノイズ値。

真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?
YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?

このレベルまで静かになると3端子レギュレータ起因ノイズの有無がわかる。6WC5,6D6D,6Z-DH3A,42と同じのST管構成だがハム音がまったく違う。これが技術力の差。ハム音のするラジオで繊細な音の聞き分けできないだろう。感度はオイラの自作ラジオの方がメーカー品よりも20dBほど優れている。

加えて、デジタル表示の自作ラジオはAUDIO用SP BOXで鳴らしているゆえ、60Hz,120Hzなどの低域はしっかり音としてこの程度に聴こえている。 安価なラジオ用SPだとさらにハム音は聴こえない。

「ハム音のするラジオ」vs「ハム音のしないラジオ」 、製作するならばどちらにしますか?

右側、上部に情報は集約してある。

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★スーパー式真空管ラジオで耳を上げる方法としては、

6BY6或は5915に差し替えるのが、とてもはやいですね。

★5915は性能の割に人気がありません。6BE6より安いことが多いですね。

★ゲインUPするので、IFT周辺の配線の見直しが必要の場合もあります。

 

真空管の挙動をまとめた「基礎実験 のまとめ」も一読ください。

 

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真空管ラジオキットの3S-STDは、ホームラジオとして十二分に鳴っています。

原回路ですと、耳がもう一つですので、IFのカソード抵抗は換えることを薦めます。

記事

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2013年7月28日 (日)

真空管ラジオの ヒータ回路のDC化(シリコンブリッジで整流)

ご存知のように、
「24時間働け」と文章化した会社のオーナーが、国会議員に当選しましたね。

まあ、あれだけ「24時間働け」の文章写真が出回ったので、 

この文章写真を知らないヒトは、新聞だけ購読していて WEBの情報を見ない方ですね。

有名な文章写真ですね。

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6DK6⇒6BK7に球変えしたスーパーヘテロダインの真空管ラジオの続きです。

「IFT⇔真空管」の距離が近くて、ゲインを上げるとループ発振するので、
IF段のゲインはかなり押さえています。

その分、AF段でゲイン補充をするように 前回6BK7にしました。

この6BK7は、オイラは好きな球です。6BQ7も好みです。

もともと、ヒーターからのハムを漏らし易い球なのですね。

今回、ちょっと60Hzハム音が気になりました。

★真空管ラジオの ヒータ回路を シリコンブリッジで整流してみました。

↓「抵抗によるドロップ具合」が推測しかねたので、 0.2Ωの2段にしてみました。

070
コンデンサーは1万μFを3個。

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↑こんな波形。オシロ君によると、あばれが0.113Vだそうだ。

072
↑電圧は5Vに下がってしまった。
ヒーター容量が10Aもあれば ここまでは下がらない??

各球のヒーターは、確かに暗くなった。
6BK7のヒーターハム音は下がってはいるが、電圧降下によるものだけなのか??

過去に、ヒーターを半波整流した時よりは、今回の両波整流の方が球が元気だ。

★抵抗を少し減らして、双3極管だけDC化することに変更してみる。

073

↑抵抗の値を軽くした。
0.2Ω+0.1Ωにした。 ケミコンも追加した。

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↑またも0.113Vとのこと。そうなのか、、、。

075

↑電圧は、5Vより低下しているような値。

最初より、0.1Ω(25%)も軽くしたのに、電圧は上がらない。
まあ、「ダイオードによる低下分が強力だ」と当たり前の答えです。

★ヒーターのDC化は、ヒーター電圧が5Vに下がって、リップルが0.113Vになっただけです。
(シリコンブリッジ使用)

076
↑ラジオ局を受信中。

双3極管6BK7を 5V管の5BQ7に差し換えたら、またまたハム音がグッと下がった。

違和感なく音が楽しめる水準になった。

いつものように、メーカーに拠る差が大きそうですね。

オーディオ用だと、もっとリップルを減らす必要がありますね。
おそらく もう2桁下の水準が求められますね。 球を3V管にすれば、ヒーター電圧6.3Vでも

2桁下を狙える可能性がありますね。

3端子ICは、ノイジーなので使いたくないなあ、、。

TRのリップル回路もリップル率の上限が知れていますし、、、、、ね。

+Bの低リップル化は、FMワイヤレスマイクで過去に行っています。

過去の記事ですが、真空管ラジオのヒーターハム

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2013年4月29日 (月)

50Mhzでは発振できた。⇒供給電圧12V。真空管

きょうは、少し実験をしてました。
145


「電源電圧12Vで真空管はどの周波数まで発振するか?」

FM帯で発振させるには、電池管3A5だと27V(9Vx3)あればワイヤレスマイクとして使えるのがオイラの過去の実験記事で判っています。

で 6V球でトライしたのですが、ヒーター電圧を6Vにするのがクリチカルで
12V球で再トライしました。
140
↑ 安定化電源から12Vを供給中。
概ね0.2A流れてます。

FM帯まで12Vで発振できるようなら、 そのままワイヤレスマイクに仕上げてしまえるかな??


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↑マイクアンプ部も出来上がっているので、 「発振する?」を確認します。

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↑コイル伸ばして50Mhz帯は普通に発振しましたが、
55Mhzには届きませんでした。
オシロの読みから発振強度がわかりますね。

3A5を9Vで発振させたBC帯ワイヤレスマイクより微弱ですね。
供給電圧が低いので、「発振の切っ掛け用コンデンサー」は、大きめの102程度は必要です。


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↑逓倍段を配線しました。
これが上手く行って、2逓倍してFM帯に持ってこれると、ワイヤレスマイクが完成するのですが、、。

144
↑ 発振強度は強くなってます。
微妙に逓倍ぽく成りかかっている波形です。

今の処、供給電圧12Vだと真空管は50Mhzまで使えて増幅できることはわかりました。

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2013年4月27日 (土)

GT5球スーパーラジオキットとAVC (COSMOS セミキット完成)

先日、完成したはずのGT管5球スーパーキットの続きです。

民放を聞いていても、どうも音がおかしくて違和感があるので、
今日はいろいろと確認してました。
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①まずfreq特性。
2極管部を使った検波は、初めてなので、まずは確認。

まだまだ球の経験が浅いオイラです。

SGに外部変調をAF発振器から掛けて、可聴特性を測った。

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↓120Hz変調をSGに掛けて、まずVTVMの振れが同じになるようにラジオのVRをあわせた。

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3Khzの変調にしたら、こんなにも垂れていた。20db近く高域で下がっていた。
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「低域が強調されている」現象なので、 改めて回路図を眺めてみた。

6AV6や6SQ7を使った標準的な検波回路のつもりなのだが、、、
よく観ると、「検波負荷(500KのVR)にAVCの時定数が並列に入っている」のが一般的なことに気付いた。
「CとRでの共振点」が出てくるので、値の大きさから低域が強調されるのもうなずけた。

違和感の原因もわかった。

オイラがいつも使う「ダイオードによる倍電圧検波回路」は、特性がここまでは酷くないんだよね。


②AVCの回路を切り離して、3Khz変調で測定してみた。

4~5dBのダレで済んだ。 改善度は15db近くかな、、。

民放を聞いても違和感がない。

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推察通り、AVCの時定数が 音の特性に影響を与えていたのが、測定確認できた。
2極管部を使った検波は、AVCとは切り離して使うことが測定結果からも必要なことがわかった。
③配線をやり直した。
回路図を改訂したものをUP。

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回路から落ちてますが、heptode tubeのSGに0.1μFを吊り下げてください。

(発振の切っ掛け用です)

バイアスも良く無かったので、数値変更した。

AVCを別回路にして、ようやく普通の音で放送が聞えるようになった。

バイアス点と、各球のSG電圧は図中参照のこと。

WEBサーフィンすると、USAの回路で、AVCと信号用に別々に使用しているのも幾つか見つけた。

「2極管部での検波」を学習した一日でした。

★ラジオの耳では、バリコンの大きさも重要。

バリコンの表面積(空間占有体積)が大きいほど、放送電波をキャッチできる。

バーアンテナのフェライトコアの大きいサイズのものが、小さいサイズより耳が良いのと同じ理由。

自作真空管ラジオの回路図は、ここ

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「COSMOSさんのミニチュア管用セミキット」をGTソケット化して、鳴らしてます。

造って面白いキットをリリースされているCOSMOSさんに感謝しております。

「不器用でケースが造れない」オイラは、とても助かっております。

1947年発行のラジオ回路図(USA)を見ていると

6SA7は 「1st DET (第一検波)」の表記が MIX表記より多いですね。

6SQ7は 「2nd DET & 1st AF」の表記になってます。

ヘテロダインは 「検波」と呼ぶのが、時系列的に正しそうです。 

2016年1月追加

本ラジオは北海道の函館に嫁入りしました。

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デジタル表示式5球スーパー

085

超再生のキットはあるようでないですが、

超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事

130

★検波に6H6を使った 6球GT管スーパーラジオも製作しました。⇒記事

010

レフレックスラジオの前段にRF増幅をつけたラジオも造ってみました。

 プリRF付きレフレックス5球ラジオ

002

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2013年3月16日 (土)

複合管6CH8を使った 「AM変調のBC帯ワイヤレスマイク」 発振波形

この続きです。

6CH8の5極管部で発振させました。

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↑オイラの実力では、こんな波形にしかなりませんでした。

ポリバリコンで、Freqは750~1700Khzまで、変化しました。

↓局発時の+B波形をオシロでみました。プレート側のチョークは4mHを1個です。

041

発振周波数と同じ周期のものが+Bに重畳してます。

所謂、「漏れ」ってやつですね。面白い形で減衰して行くのがわかりますね。

で、プレート側のチョークは4mHをもう1つ追加して、2段にしてみました。

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↑差があるような、ないような、、、。

平坦部が長いので、減衰の収束が早いように見えます。

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↑4mHが2個 入ってます。

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↑6N2Pのマイクアンプのゲインを確認中。

045

↑58dbくらいありそうですね。

046

↑左が、受信波形。

右がワイヤレスマイクへ入れた波形。(入力線がRFを拾ってます)。

う~ん、いままでのワイヤレスマイクより、発振が強すぎる気配ですね。

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↑先日造った、「レフ+再生」ラジオで受信してみました。

049

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↑ワイヤレスマイクの回路図。

「発振のきっかけ」はg2の100PFです。 100PFでもOKです。0.05μFでもOKです。

発振コイルは、この写真にあるようにPA-63Fです。

このアンテナで、3.5mくらい飛びます。

「1:3低周波トランス」で降圧させて使いましたが、

追実験される方は、「昇圧」もトライしてみてください。

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以上、AM変調ワイヤレスマイクの製作記事でした。

出品中の商品はこちら

ST管、GT管ラジオマイク出品中

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2013年3月 8日 (金)

特性の比較をしてみた。

ラジオとしても平坦な特性の方がよいので

「レフレッス+再生」ラジオの可聴周波数特性を見てみた。

とは大げさですが、SGで400Hz変調と1Khz変調を入れて、「ローブーストになっているか??」をオシロで眺めてました。

トランスの特性に左右されて平坦な特性にならない事は、皆さんがご存知の通りです。

① 「レフレッス+再生」1号機の様子

021

1Khz変調↑

022

400Hz変調↑。 VTVMが振り切れるほど低域が持ち上がっている。

検波信号を1:3トランス負荷で、次段に引き渡すとローブーストになるのは、

以前、ここにUPした通りだ。 

TR用トランスを負荷にするとハイブーストになったことも、記事にはしてきた。

6GX7のレフレックスラジオも、トランス負荷⇒3極部でAFさせているので、これと同様に

ローブストだ。 今のところトランス通過後の3極管、5極管による差は見つけられない。

②、 「レフレッス+再生」2号機の様子

024

1Khz変調↑

023

400Hz変調↑。  差がほとんどない。

挙動が違うが、その理由はまだ??だ。

球以外の主要パーツは同じなので、「球の入力△△や出力△が効いてくる」ってことしか

浮ばない。

可聴領域の特性は、トランス負荷ラジオにしてはかなり良い。もちろんCRでの補正は行なっていない。

レフ球に、3極管を使ったのはこれが初めてだ。

③ 再生式3球ラジオの様子

 このラジオは、200Hと大きなチョーク負荷だ。(ラジオ少年の領布品)

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1Khz変調↑

026

400Hz変調↑。  この200H負荷でも、差は少ない。

(製作記事にあるように特性は補正済み)

以前UPしたように、このラジオ少年の200Hチョークは「1:3低周波トランス」より

かなり能率よく信号を引き渡してくれるので、オイラとしてお薦めだ。

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トランジスタラジオキットも、可聴周波数特性をオシロでみると、

ええ??ってことが多いですね。(気付いて製作されてるとは想いますが、、、。)

実際に、AF部をトランスレスで受け渡していくラジオの方が特性は良いですね。

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2013年3月 1日 (金)

基礎実験のまとめ5

幾つかわかった事をupしておきます。

1、電池管3A5は9VでもBC帯なら発振できる。⇒記事

002

2,真空管の直結アンプは+Bが150V程度でも動作するが、

 Ipが少ないと次段にパワーを食われてしまう。 ⇒記事

 ipは3mAは流す方がベターです。

001

3, ワイヤレスマイクでの逓倍は「ハイ-L」の方が有利⇒記事

003

4,発振回路では「発振のきっかけ」が必要。

5, 真空管ラジオでACコードをコンセントにさして、電源OFF状態でも

この程度の波形はヒーターラインで観測できる。⇒記事

理由はわかりますよね。

004

↑この波形は真空管の種類で異なってくる。

6、FM帯の真空管ワイヤレスマイクでは、+Bリップルに留意。

037

7、発振の+Bへのモレ波形(BC帯) 記事

041_2

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2012年7月28日 (土)

基礎実験のまとめ 4

基礎実験のまとめ 4

 

真空管ラジオをTRY & ERRORで触りだして、わかったことをまとめておきます。

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1,  「バリコンとバーアンテナ(アンテナコイル)間の距離」⇒記事

   近いとアンテナ感度が落ちるし、遠くても落ちます。

  概ね概ね30mm~45mm位がよい感じです。

2,  中国製IFTと真空管の距離  ⇒記事1 、記事2

    「中国製IFT⇒真空管の出力ピンの距離寸法」は40mmですと回り込みます。

  IFTをダンプさせると、折角の特性が垂れますね。(耳も悪くなります)

今のところ、70mmあればカソード抵抗56Ωでも回り込みません。

3,  6BY6⇔混合管6GJ7の比較⇒記事

↓局発・混合 6GJ7。 IF、AFも6GJ7。SG70dbで、バルボル中央くらい。

      61_2

↓比較のため、2球スーパー (6BY6+6GH8)の波形

      036

6GJ7(局発+混合)+6GJ7(IF+AF)

6BY6+6GH8(IF+AF)の差は18db以上、、、、。6BY6に勝る混合方法は、難しいですね。

単球で変換するよりは、マシ」です。

53_2 

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忘れないように、列記。 オイラの環境での適正値。(中電界以上ではもっと深く)

バイアス  (バリミュー球はAFには不向き)

①1球レフレックス(1:3トランス負荷)   1V

②2球レフレックス(1:3トランス負荷)       初段1V 2段1V  

③2球スーパー       6BY6      +1V(6GH8 PEN)  +  1V(6GH8 TRI)

④4球スーパー  1.5v(6688)  +6BY6 +1V(6GH8 PEN)  +  2V(6GH8 TRI)+9.5V(6AQ5)

⑤中2スーパー  6BY6+1V(6BJ6) +1V(6BJ6)+2.5V(6BC5)+12.5V(6AQ5)

⑥中2スーパー  5915+1V(6BZ6) +1.5V(6BZ6)+2.5V(6DK6)+12.5V(5AQ5)

2012/July/28 記

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2012/Nov,20 追記

トランジスタ式リップルフィルター ⇒記事

TRのリップルフィルターで実験してました。

①整流回路+100Ωの状態の波形(測定点①)

ブリッジ回路なので60Hzの倍数120Hzになっています。

033

↑頭はトンガリくん

04

リップルフィルターを通過した波形

032

043

★効果が薄いので、TRを加えてダーリントンにしても改善せず。

★2段のリップルフィルターにしても効果なし。

★CRの平滑回路を後段にいれても効果なし。

★3Vリップルが0.1V位にまで下がったので、倍率としては0.03倍

33μFを2個に増やしても差異がよくわからない。リップル率は実効値で評価らしいのでルートがでてくる。

実行値は0.071vになる。

リップル率=(リップル電圧/定格電圧)x100(%)=0.071/165V=0.04%

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結論、CとRによる平滑回路の方が、低リップルにできる。

実際に、オシロで読み取り不能の低リップルにCR平滑回路で出来た。

040

053

↑アナログオシロでは、読み取りできないレベルまでリップルを下げた。

仮に1.2mVだとしたら実効値は0.00085V

リップル率=(リップル電圧/定格電圧)x100(%)=0.00085V÷90V=0.00094%

+Bのリップルは、この程度でOKでしょうか??(計算上0.00094%

TR式より2桁よい?????。

これより小さくなっても、オイラの測定器では測れません。

60Hzのリップルを測定したプロの情報がほしいと想うのです。

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GAINS

オイラの実験ノートでは 

6EW6が32dB。6DK6が28dBくらいゲイン取れてます。

6AC7が15dB

6N2Pが 1球で66dB

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2012年5月15日 (火)

基礎実験のまとめ 3

基礎実験のまとめ 3

真空管ラジオをTRY & ERRORで触りだして、わかったことをまとめておきます。

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1, 周波数変換部の考察(HEPTODE管 VS TRIODE管) 記事

①6BY6(7極管)でのSSG入力時↓(BNC⇒直接バリコンに印加)

001

②6HA5(3極管)でのSSG入力時↓(BNC⇒直接バリコンに印加)

002

上記の差は、14~15db。(BNC⇒直接バリコンに印加)

「直接印加でRF部でのゲイン差15db」は、大きすぎますね。

この差をカバーする方法としては、RF或はIFの段数をもう1つ増やすしかありませんね。

球数を増やして耳がよくなるのは、当たり前なので、、、、。

BC帯で「局発&変換」に1球使うなら、HEPTODE管がベストです。

「3極管での局発&変換」は動作してラジオが鳴りますが、「耳」の面でお薦めできません。

(HEPTODE管が開発された理由も、実感できました)

↓6HA5での回路

106

↑この回路で SGを入れて比較。

105

↑この方が、より悪し。

(まとめ4に、6BY6⇔6EH7(ECO)を記載予定)

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2,SP端でのノイズ測定

3S-STD 1号機 ⇒記事

011

VRを絞って、0.003Vレンジでこの位の電圧あります。1.2mV位でしょうか。

3S-STD 2号機 ⇒記事

012

0.003Vレンジなので1.4mV程度です。

3S-STD 3号機 ⇒記事

004

0.7mV位でしょうか、、。

球なしでの3S-STD 3号機 ⇒記事

005

球なしでも、リップル波形がSP端で観測できます。(理由はわかりますね)

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★球を装着すると、

「電源から見た負荷」が増えてシュート波形が適度に鈍るのがわかりますね。

★上記3台とも電源トランスとOUTトランスは同じものです。

シリコンブリッジは同じです。ケミコンも容量は同じです。

(3号機は、平滑の段数が1段多い。無球時の波形は大差ないはずですね)

★ケミコンのアース側の引き回しが、それぞれ少し異なっています。⇒3号機のように作業すればベターのようです。

★「球に起因して、波形がそれぞれ微妙に異なること」もわかります。

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3,中国製IFTの使用上注意

008

026

↑付属の緩み留めゴム(白色)が見える。

「樹脂ネジ」と「コア」が首振っているので、調整時にはやや注意。

↓ゴムは経年劣化するので、なるべくなら交換する。

003

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2012年4月 1日 (日)

基礎実験のまとめ 2

真空管ラジオをTRY & ERRORで触りだして、わかったことをまとめておきます。

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1, 高周波増幅部の負荷の考察(ともにDip meterで確認。)

ラジオ少年の4mHチョークの固有共振点は、1MHZ近傍(BC帯の中央に共振点を有する) (両端解放状態で測定)

  ラジオ部のプレート負荷として、とても良好。

ラジオ少年の2.5mHチョークの固有共振点も、1MHZ近傍 (両端解放状態で測定)

    これもRF負荷として良好。

段間コイル「P-C70-RF」は、1次側の共振点が1.1MHZ近傍にある。(両端解放状態で測定)

 550Khz付近を受信すると、two tone 波形で受信できる。↓(理由は判りますね)

056

このspotlyなtwo tone波形を気にしなければ、この段間コイルは使える。

聴感上、はっきりわかるので工作慣れした方は採用しないと思う。

(P-C70-RFよりも、88コイル+2.5mHチョークの方が、ゲイン取れるのは内緒です)

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2, 再生⇔レフレックスの優位性

1RW-DX 単球 再生式ラジオキットで実験

① 再生式。 球は、6EH8

007

↑リップルに重畳。

② レフレックス。 球は、6GX7

008

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球の増幅差を割り引いても、再生式は分が悪いですね。

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2012/Aug/18追記

電池管で「再生⇔レフレックス」の測定してみました。⇒記事

これは、再生式の方が優位でした。

再生式も回路によっては、レフレックスより優位な事がわかりました。

ラジオは、奥が深いですね。

バリコンのQに依拠してる可能性もある。

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3, 正帰還による感度UPの考察

 レフレックスに正帰還を追加しました。⇒記事

009

↑PFB用のコイルを外した状態で計測。

010

↑PFB用コイルを装着して計測。

SP端の出力で、バルボル2レンジ分UPしてます

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4, 真空管の規格内のバラツキ(偏移)

6AK5の規格

データシート上のテストレポートの記述のように、規格内のバラツキがある。

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5, バイアス点の揺らぎ

 真空管 2球式 レフレックスラジオ  で実験

6BX6+6BX6      初段のカソード電圧を計測。

011 

6BX6↑ 無信号時。

012

波形は、軽度の乱れがあります。(聴いても違和感少ないです)

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6EJ7+6BX6のアイドル状態。(無信号状態)↓

013

014

信号をいれると初段(6EJ7)のバイアスは、1.76Vまで変化↑

東芝の6EJ7を使用。

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6JD6+6JD6

017

018

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6EW6+6EW6も同様に測定。

015

アイドル状態(無信号状態)↑

016

同調時。↑0.05Vくらいの変化。 

シャープカット球って、こういう挙動の球だと想っています

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①バイアスが揺れる球をAFで使うと、聴感上もはっきりわかります。

リモートカット系の球をAFに使用するは、あまり薦められませんね。

「東芝の6EJ7」「RCAの6EJ7」は挙動が違うだろうと推測中。

②別実験で

SG信号を強弱させて、IF球のバイアスが揺れると、455khzのIFT同調点も2Khz程度動くことがわかっています。

強い放送局を受信した場合と、弱い放送を受信した場合とではIFの周波数が動くので注意。

「調整ではどの程度のSG出力にするのか?」に悩む。

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基礎実験のまとめ 1

真空管ラジオをTRY & ERRORで触りだして、わかったことをまとめておきます。

間違いも多々ありますので、ご容赦願います。

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1,SP用トランスの性能(F特性とゲインピーク)

レフレックス(6EW6+6EW6)で実験

①ラジオ少年のoutトランス(10KΩ)だと
ゲインのピーク(+20db)が42Khz周辺にあって、
600Hz付近ですとゲインはゼロでした。
(超音波増幅器になってました)

②東栄さんの12KΩトランスですと、ピークは22Khz周辺で
やはり400hz付近ではゼロゲインです。
(まだ超音波増幅器です)

③ラジオ少年の20KΩトランスですと
2.2Khz周辺がゲインピークで+8dbでした。(バルボル読み)
(可聴アンプとして動作してます)

④、「①」の状態で 内部抵抗の小さい
6AU6や6AR5に変えても ピーク周波数は変わらず
そのまま超音波領域にありましたので、
「周波数特性はOUTトランスにとても依存する」
ことが判りました。
(周波数特性を左右するモノはコイル系しかないですから)

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2,検波後の負荷         

 抵抗負荷⇔トランス負荷の差(F特性とゲイン)

レフレックス(6EW6+6EW6)で実験

①150KΩ抵抗⇔100Hチョーク(CH-5)の差は、バルボル読みで3レンジ(30db)。

100Hチョーク時に、SSGの変調を400Hzと1Khzで切り替えると、

400Hzの方が4dbほどoutよいです。(低域持ち上がり)

100チョーク(CH-5)⇒20K:8トランスをチョークにて使用。

  ゲインの変化はなし。 

 低域の持ち上がりは減少。⇒ヘンリー値が減れば持ち上がりも減少。

「20K:8トランス」⇒真空管「1:3」トランスに換装して14dbほど出力UP

 (150KΩ抵抗⇒「1:3」トランスではバルボルで40dbの差)

SSGから1Khz変調の入力↓真空管「1:3」トランス

003

SSGから400Hz変調の入力↓

004

↑低域の持ち上がり具合。

負荷をトランジスタ用トランス(サンスイのST-17)にした。⇒記事

SSGから1Khz変調の入力↓ンスイのST-17

006

SSGから400Hz変調の入力↓

005

↑高域もちあがり。

(150KΩ⇒ST-17化は、バルボル読みで22db UP)

「真空管用1:3」には、及ばず。

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インダクタンス負荷は、抵抗による電圧ドロップから解放されるので出力はUP。

しかし、トランス(チョーク)に影響されて、F特性が真空管用とTR用では異なるので、

好みで選定する必要あり。(特注製作すると高いかなあ、、、。)

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3,ダイオードによる倍電圧検波

ダイオード1個に比べて、3dbアップ。

「電力系デシベルの2倍=3db」と合致。

         

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