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真空管ラジオ 6球スーパー 1号機 (6BY6,6BA6,6BA6,6AL5,6N2P,6AR5)  Feed

2013年11月24日 (日)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  その1 (ヒーター配線 6AL5,6AR5)

今朝は霜も、それなりだった。

セルを廻しタコメーターが落ち着くのを待つまでの時間が長く思える季節になった。

いつものように北に向かう。

分水嶺を越えると、そこでは雪が迎えてくれた。

「先日の残り雪か、、、、、今年は早い」

虫達が木々の高き処に棲みかを構えるのも、道理だ。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

6D6+6Z-DH3A+6Z-P1の音

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球の灯りが恋しくて、またひとつ手掛け始めた。

定規を使って線を引き、大雑把に配置してみる。この大雑把ゆえにのちのち困ることもある。

真空管ラジオ製作のポイントを幾つか文面にしてみた。

081

IFTとOUTトランスは、↓ここから剥がした。

082

「GT管にするべきか?」 暫らく、無言で見つめていた。

電源トランスが60mAなので、今日はミニチュア管にした。

6BY6で10mA

6BA6で10mA

6AR5で7mAと勝手に推測してみる。

083

このラジオの基本思想は、

「帯域の広いIFT(ラジオ少年製)を使って、なるべく良い音で放送を聴く」

そのためには、耳をよくすることやハム音が小さいことが求められる。

①このラジオも、今までと同じように中間増幅を2段にてゲインを稼ぐ。

IFTと球outが近いと回りこむので、球out⇔IFTの間隔は離れていたほうが有利なのは当然のことですね。

②過去BLOGで申しているように

「バリコンとバーアンテナは近かいほうが、耳がよい」ので、近いなるように配置を検討します。

③ご存知のように

バリコンもアルミシャーシから、浮かした方が耳がよくなるので、

今回は60mmほどシャーシから離すことを狙います。

④ハム音も、オシロで確認するとヒーターリップルの波形と近似形なので

色々と注意します。

084

今回のラジオ部品は

電源トランスは、BT-2V    (ラジオ少年で領布)     60mA流せる

出力トランスは、東栄のT-600。 真空管ラジオでは定番。

013

バリコンは、 親子バリコン290pF+120pF (ラジオ少年領布)

OSCコイルは、 OSC-220   (ラジオ少年領布)

バーアンテナは、 300μH程度のもの。

014バーアンテナは長い方が空間占有体積が増えるので、耳がよいのはご存知ですね。

今回は手持ちのコイルを使いましたが、新規に手配されるようならBA-380が安いです。

検波は双2極管の6AL5

085

アース母線を張ります。スズメッキ線のΦ0.8~Φ1.0くらいで引き回します。

ソケットのセンターピンはアース母線に落します。

★ヒーターラインは

「トランス⇒最初のヒーターピン」までは、線材を拠り合わせ、ツイスト線で配線します。

ヒーターラインは、渡り配線でつないでいきますが、

トランスのヒータタップから、「どの工程の球に配線するか?」がキーポイントになります。

一番最初に、検波後の球につなぐとハム音に効果があります。

ヒーターラインは、一方通行になるように、渡り配線していきます。

1,ヒーターが2出力ある場合

1st AF⇒中間増幅⇒局発の順に廻します。

2nd AFは、単独にヒータタップから持ってきます。

2,ヒーターが1出力の場合

2nd AF ⇒1st AF⇒中間増幅⇒局発の順に廻します。

 オイラは、1st AFで分岐させて、ハム音で??になった経験があります。

★一番最初のヒータポイントで、 片側をソケットのセンターピンに落します。

(グランドにおとします)。渡り配線は、より線でなく単線になります。

グランドに落さずに、より線のままヒーター配線をおこなって

鳴らしたスーパーラジオを2台つくりましたが、 局発(6BE6や6SA7)の信号の漏れを拾って

ぜんぜんアカンでした。(過去のBLOGに、漏れ波形の写真もUPしてあります)。

ヘテロダインでラジオを製作される場合は、ヒーターは必ず片側をグランドに落すことを薦めます。

その2に続きます。

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2013年12月 1日 (日)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  その2 (トラブル発生中 6N2P)

前回の続きです。

「なるべく良い音で放送を聴くラジオ」をめざします。

前BLOGのように、ヒーター配線やバリコン周りを決めて配線しました。

耳をよくするには、「バリコンとアンテナの距離が肝要です」。この情報は雑誌の製作記事にはほとんど載っていないので、不思議ですね。

この写真で、

仮にバーアンテナのコイルが反対の端面側にあると5db程度は耳が悪くなりますね。

001_2

球の構成は、IF2段、AFは3段。検波は6AL5。

(後記ありますが、6N2Pは片側だけつかって、AFは2段でまとめてます)

6BY6⇒6BA6⇒6BA6⇒6AL5⇒6N2P⇒6AR5

002

で、通電するとヒーター起因のリップルがSP端で100mVも出る。

ここまで出るラジオは初めてのこと、、。 何を間違えているのか?

良い音で聞くことは無理やん、、。オイラはお馬鹿だからね

003

どの球が悪さをしているやら、、。


その3に続きます。

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2013年12月 5日 (木)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  その3 (ハム音が下がった 6AL5,6N2P,6AR5)

この続きです。

「なるべく良い音で放送を聴くラジオ」を目指します

 ①ハム音が小さいこと

 ②IFTは広帯域用を使う。(入手難なら通常品)

 ③耳が良い事

 ④検波は真空管を使う (経験上、ダイオード検波だと硬い感じに聴こえます)

  ⑤検波後の1ST AFに音の良い球を使う。後記の製作で2nd AFでは6CZ5や6CM6が良い音することがわかりました。

 などがポイントになります。

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先日の「100mVもSP端にでていたヒーターリップル」は無事に解決しました。

平滑回路の最下流のケミコンのマイナス端子を

ヒーターのアース点で、1点アースしたら5mVまで下がり普通のラジオと同じになりました。

(おいこんだら0.7mVまでさがりました。 この追い込みが重要になります)

015

SGからテストループで電波を飛ばして、受信します。

バーアンテナで電波を拾うラジオなので、

SGから直接信号を入れるとトラッキング不能になりますのでご注意ください。

IFの455調整には直接信号を入れます。

010

IFT⇔真空管の距離が40mm以上確保できたので

IF段のSG電圧もそこそこ印加できて、耳もよい方向になります。

★6BE6は +Bが185V。SGは105V.

★IF段はともに SGは85V。 初段のバイアスは1V

仮トラッキングも終了し、放送を聴いてみました。 本トラッキングは、微調整機構をつけてから行います。

011

バーアンテナだけでガツンと聞えてきます。

IF段が2球の割には、聞えてきます。

2nd IFのバイアスが現状1.5Vまで浅くできたので、耳がよくなってます。

★6AL5直後のボリームで、VTVMを見ていると1.2Vまで振れてました。

1st AFのバイアスは1.2V~1.5Vを狙います。 歪むようならもう少し深くします。

2nd AFの6AR5はバイアス14V近辺にする予定です。

すでに1st AFにミニチュア9ピンソケットを載せてしまっているのが問題になりました。

★最初6688を使いましたが、今は双3極管6N2Pの片側だけを使ってます。

6N2PのIPは1mAです。負荷抵抗は47Kです。

この負荷具合でハム音の大きさが違ってきますので、色々と試してみてください。

負荷抵抗なので、ゲインを左右しますが、ゲインよりもハム音への影響が気になります。

今回の電源トランスの電圧だと22K~47Kが良い感じでした。

012

上の波形は、VRを絞ってのSP端での波形です。波形が示すように、ヒーター起因のバースト波形です。

VTVM読みで0.7mVと かなり小さくまとめることが出来ました。

5球ラジオで0.7mVはとても上出来です。

今日の球の構成

ヘテロダイン⇒ 6BY6

1ST IF ⇒ 6BA6  バイアス1.5

2ND IF⇒6BA6

検波⇒6AL5

1ST AF⇒6N2P

2ND AF⇒6AQ5

★6AQ5は6AR5に交換します。

★高グリッド抵抗での6AV6を使わない理由は

IPが少ないと音がすっきりしないからです。

 検波後の1stAF はプレート電流1mAは流した方がよいですね。

 

★まだIFのゲインに余裕があるので、もうすこしねばってみます。

あとは、微調整のための、「糸掛け軸 or バーニア」にする加工が残っています。

★平滑回路は低抵抗の多段にしてあります。

  電源OFF時には、+Bが早めに放電されて 触れるのが特徴です。  

  OFFしてコンセントを抜いて、作業机の上に運んでくると+Bは5V以下に下がってます。

outトランスが 電源トランスからの電界(磁界)の影響をうけている場合は、

 VTVMでの針の振れ方が違いますし、 音そのものが違うので簡単に区別できます。

   

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その4に続きます

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2013年12月 7日 (土)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  その4 (感度調整 6BY6 ,6BA6,6AL5,6AR5)

この続きです。

「なるべく良い音で放送を聴くラジオ」を目指します

 ①ハム音が小さいこと

 ②IFTは広帯域用を使う。(入手しにくいので通常品でOK)

 ③耳が良い事

 ④検波は真空管を使う (経験上、ダイオード検波だと硬い感じに聴こえます)

     ミニチュア管なら検波は双2極管の6AL5。 

  ⑤ 検波後の1ST AFに音の良い球を使う。6AV6は薦めない。

   6J4,6AN4などは良好な球。

 ⑥2nd AFも 音の良い球を使う。入手難だが6CZ5はお薦め。

加えて

★歪みを低減させるには

 1,NFBを掛ける

2,AVCと信号ラインは別々にする(歪み面で有利)

上記2点は、耳でわかるほどの差があるので興味のある方は実験してください。NFBは2.5dBも掛ければ足ります。

オイラはGT管の音が好きだナ。

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バーニア機構をつけました。

SPもラジオ少年製のSPスタンドで取り付けてみました。

022

フルレンジのSPに替えれるように、SP背面は空間を確保してあります。

通常は、陸軍端子から3wayのステレオspに接続して鳴らします。

023球は、東芝の6AR5です。 バイアスは14Vで動作させてます。

最初は、IF段のゲインを確定させます。

カソード抵抗やSG抵抗(SG電圧)を絞り込んできめます。

軽いSG電圧とやや深めのバイアスで動作させておいてから、

ゲインが取れるようにバイアスを浅くして行きます。

下の写真は、IFが発振している波形です。

夏と冬では、室内温度の差により電源トランスの、通電初期の抵抗値が異なるのはご存知だと想います。

冬は温度が低い分、投入時に電流(電圧?)が夏より流れますね。

で、電源投入後15分程待って電源トランスの温度均衡が取れてから動作点を触ります。

028

発振波形↑。 これはIFのゲイン過多です。SG電圧を下げるかバイアスを深くします。

Qダンプは、折角のIFT特性がだれるので、お薦めしません。

029正常な動作にします。↑

ヘテロダインラヂオは、調整している時が一番楽しいですね。

OSCコイルでBC帯の下限をあわせます。

OSCのコアの入り具合で耳が良くも、悪くもなるので、耳を確認しつつBC帯の下限をあわせます。

024

今回は、oscの耳ピークが532Khzだったので、数pfをOSCに並列入れて528Khzあたりまで受信できるようにします。

普通は、、デップドマイカーの1pFか2pFをパラづけしますが、

025

今回は、黄色の線材を巻きつけてコンデンサーを形成させました。巻付長は2cmです。

この方法は1950年代の雑誌の記事中にあるスタンダードな方法です。

目安は2pF/1cmとの情報が頻繁に載っています。(オイラの過去の記事にも何度かupされてます)

パラ付けするコンデンサーは、セラミックコンはノイジーなので使用不可です。

027

トラッキングの上側の耳も、バリコン付属のトリマーだと、容量が1pfほど足らなかったです。

5pfのトリマーをバリコンに後つけしてます。 

真空管のスーパーラジオでは、

バリコン付属のトリマーだと「やや容量が足らない」ことが頻繁にあります。

配線の浮動容量が多いと、おそらく付属トリマーで足りるのだろうと想います。

030

構成

ヘテロダイン⇒ 6BY6

1ST IF ⇒ 6BA6  バイアス1V

2ND IF⇒6BA6   バイアス1.1V

検波⇒6AL5  倍電圧

1ST AF⇒6N2P   片側使い バイアス1.1V

2ND AF⇒6AR5     バイアス14V

031

VRを絞ってのSP端のVTVM読みは先記のように0.7mVです。

VRをMAXにして放送を鳴らすとVTVMで4V近く振れるので 1.5Wは出ていそうです。

検波に6AL5を使ったので、ダイオード検波より柔らかい音で鳴ってます。

6AV6を使ったラジオよりも、良い音ですね。 もっと6AL5は人気があっても良いはずですね。6AV6より「6AL5+6N2P」を薦めます。

オイラの嫁も音の違いがわかるようで、「良い音だけど、何が違うの?」と聞かれてしまいました。

真空管のヘテロダインラジオは10台以上、つくりましたが

このラジオが一番 音が良いです。(後につくった 6AL5+6AN4もとても良い音です)

AMラジオの音の良さを再確認しています。

回路はごくごく普通です。

出力トランスの1次側(12KΩ)には、本来コンデンサーは不要。

このこのラジオにはつけていない。

レイアウトが下手だと発振するので、コンデンサーをつけて発振を回避する。

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「TVの芸能人格つけ番組」で高い楽器と、安価な楽器との音が聞き分けられるかたなら、

高グリッド抵抗リークの6AV6を使わない理由は楽に判ると思います。

バーアンテナのコイル換え⇒記事

以上、6球スーパーラジオの自作記事でした。

2013/Dec/20 追記 

2014/Feb/20 加筆・訂正

IFTの外装を外して、巻きコイルを見た方ならご存知の事ですが、

1次側コイル⇔2次側コイルの間隔がながいと、スカート特性の尖がりが緩くなるので

帯域が広がります。

その結果、IFTによる増幅度は下がるのはご存知だと想います。

広帯域のIFTは、増幅度が低いので、球側でゲインを稼いでください。

IFTは LCによる共振回路の複同調で成り立っています。

①1次側と2次側の結合を高めると、双峰特性が取れる領域で動作させれます。

1次側と2次側の結合を低くすると、単峰特性の領域になります。

③、上記 2つの領域の境目の結合を臨界結合と呼んでいます。

1次側と2次側の結合は、トランスですので磁界による結合。 

あるいは、RやCによる結合もできます。Lによる結合も充分できるだろうと思います。

1次側と2次側コイルを近づけて、色々と実測するとインダクタンスも変化してますね。

ではLC共振回路(単同調)で

HI-L共振 とLOW-L共振 では、ピークから3dB落ちた帯域幅は同じになるのか?

前から述べているように、オイラはお馬鹿なので、この帯域を求める計算式は知らない。  電気エンジニアではないのだが、高校で学ぶ理科学ならばまだ覚えている。

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2013年12月 8日 (日)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  補足 (リップル波形など オシロ波形)

このラジオ

補足で幾つかのノウハウをUPしておきます。

真空管ラジオを触った経験の浅い方々の情報になります。

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①平滑回路でのリップルの様子を波形で確認しました。

033

測定箇所は、平滑回路の最下流です。ここから其々の真空管に+Bが供給されます。

035

実動作状態で撮像したのが、上の写真です。

これで判るように局発の漏れが+Bに載っているのが判りますね。

1173からIFの455を引いた値が、受信周波数になります。

+Bのアバレは20mV弱です。

036

オシロで見ると15mV程度のようです。

局発のモレの大部分は、グランドから流れてきます。

「電子はマイナス側からプラス側に流れる」ことは、高校で習う内容ですね。

②次に、局発の6BY6を外して撮像しました。

034

+Bを計測していますが60Hzのアバレが見えてます。

プラス電源は、シリコンブリッジで整流しているので60x2=120Hzの波形が見れるはずですね。 コンデンサーで鈍ったリップル波形が普通は、見れるのですが、

このラジオは、リップルが観測しにくい水準の低リップルでまとめてあります。

この60Hzは、100vラインの誘導ノイズのように想ってます。

次回は、100vラインから平滑回路は離して配置するようにします。

③再び局発6BY6を挿して、波形を確認します。

037明らかに波形が違いますね。

局発のモレの影響がわかります。

④数値として

+Bが180V

.リップルが20mV(60HZなので整流リップルとは異なる)なので

リップル率では、20mV/180Vx100%=0.01%です。

+Bに重畳するノイズとしては0.01%になります。

オイラは、ラジオの+Bのリップルは10mV~0.4V程度にまとめています。

(手持ちのオシロでは計測できない程度に追いこむ時もあります。⇒記事)

ワイヤレスマイクを造る時は、100mV以下,FM帯ワイヤレスの場合はさらに低リップルの2mV以下にします。

ラジオの+Bリップルは0.1V程度まで下げるように平滑回路することを薦めます。

 

 下の写真は、FMワイヤレスマイクを自作した折、低リップルにトライした波形です。

070 デジタルオシロでみたら、↑に見えます。

071  アナログオシロで見ると1mVもリップルありません。

つきつめると

「アナログオシロでは、判らない程度」まで

+Bのリップルは押さえ込むことができます。

この時の平滑回路の経緯

038

平滑回路はありあわせで造ったので不ぞろいですが、

300オームの5段でokです。

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続きます。⇒アンテナコイルを巻く

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2013年12月19日 (木)

真空管スーパーラジオを造ろう(ファイナル)  アンテナコイルを巻く

自作の6球スーパーラジオのバーアンテナの交換です。

フェライトバーは、「空間占有体積の大小」で耳のよさが異なるのはご存知の通りです。

アンテナコイルは、表面積が効いてくるのもご存知の通りです。

今より太い線材で、アンテナコイルを手巻きします。

100

今の値は、270μHくらい。

101

103

同じような数値になるように、手巻きします。

オイラは不器用なので、「見てくれ」はご勘弁ください。

リッツ線は、普通に販売されています。

102

この芯数のリッツ線で巻くと、コイル長は、2倍くらいになりました。

104

半田付けして、トラッキングして終了です。

「どのくらいよくなるか?」は、実践してみれば充分に実感できます。

★コイルのQはよく知られていますが、バリコンのQも重要なのです。 

コイルよりバリコンのQを気にした方がよいかも知れませんね。

WEB 上にも、きとくなお方が居られて数値がでていました。

転記できませんので、ご自力で調べて、ラジオつくりを深めてください。

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2014年6月 7日 (土)

バーニアから、丸ダイヤル目盛板に換えた

今日は、丸ダイヤル目盛板

去年製作した6球スーパーラジオに取り付けてみた。

031

上のように、バーニアになっていたが、

030

外して丸ダイヤルに換えた。

032

ついでにIFTを三菱のものに換装。

033

IFTを換装したら、IF段のゲインが増えてしまったので、

IF球のバイアスを深くしつつ、SG抵抗を数値を上げた。

034

2バンド化するなら、このラジオの方が余裕があるナ。

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050

 直読タイプのGT管ラジオも製作してます。

2015年11月23日 (月)

ラジオと音質


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

さてグリッド再生式の音は如何でしたでしょうか?

デジタル表示する再生式ラジオです。私以外の製作例はまだ見つかりません。道筋は付けましたので、後発の製作例を待っています。

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音質の考え方は

 ①再生音の特性が山や谷の無いフラットなこと。

②歪みの少ないこと。

の2点は誰も否定できまい。

yahooを見ていたら、「音質重視の真空管ラジオ」が出品されていた。

①そのラジオは、outトランスの1次側に マイラー?が吊り下がっていたので、高域は確実に垂れている。IFTありだと帯域制限されるので、AF部で高域を垂らしても判別しにくい。IFTなしの高一ラジオだとCの有り無しは音を聴けば判るので、「う~ん??音質重視??」。

音質重視を謳うならばoutトランスの1次側のコンデンサーは無い方が素のトランス特性になる。また、ラジオで使う「小型出力トランス」の周波数特性を測った方なら、面白い処にピークがあるのを知っていると想う。 

outトランスの1次側に少容量コンデンサーをパラ付けするのは、検波しきれない高周波成分がspから出てきて面倒なことになるのを防ぐのが主目的。副次ではoutトランスの周波数特性の補正も同時にする。

検波に専用検波管(6H6,6AL5など)を使うと少容量コンデンサーのパラ付は経験上必要ない。(引き回しがヘタだとどうなんだろう?)

ダイオード検波では、パラ付けは必要。 (体験上、結構漏れる。TR式ラジオでも漏れる)

⇒ラジオでは専用検波管使用をオイラは推奨するが、世間では高周波漏れする6AV6,6SQ7が人気なので全く不思議ですな。ヒトの耳は個体差があるが6AQ7,6H6の音と聴き比べをお薦めする。

「outトランスにC付き」は、「専用検波管を採用していません」の表示とも受け取れる。6Z-DH3Aラジオでは、結構漏れて面倒なことになるので大きめなCをつける。

音質に言及しはじめると、

「コイル系のQと歪み」のfactorにも着手する必要があるので、オイラは深入りしない。

音に注意するなら、信号検波とavcは別回路が基本。(先人達が申すように歪みが違う).別回路のメーカー市販品には未だ遭遇していない。オイラの自作品は別回路が基本。

④6AV6,6Z-DH3Aなど1st AF段では、ハム音の少ない側のヒーターピンを接地するのが基本。実体配線図で間違えている図を雑誌上でけっこう見かけた。メーカー製でも間違っているのが流通中ゆえに 入手したら必ず確認すること。

⑤NFBは、時間軸で捕らえると時間遅延信号でオーバーライトしている。遅延信号を歓迎するのも妙なものですね。NFBは2dBも掛けると音が確実に変わるので、本当に軽くて十分。

⑥AF部にはバリミュー球は使わない。コンプレッションが掛かるので音の直線性が皆無。測定方法によるが少なくとも4dB程度は圧縮されている。忠実な音とはかけ離れてしまう。

 だからレフレックスラジオ球にバリミュー球は採用しない。(エレキギターではバリミュー管コンプレッサーを積極的に使う)。 ゲルマラジオでガンガン聴こえる処では、バリミュー管採用で飽和から逃げる場合もある。

バリミュー管のアンプ製作記事があったので、エレキギターアンプだと想っていたら、audio ampだった。たまげた驚いた。WEB上には真贋入り乱れておるので心して看ることをお薦めする。

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歪んだ音より、澄んだ音が良いとオイラも想う。音域特性はなるべくフラットにする。或いは小型outトランスの特性まで加味して考える。

spの特性も極めて重要だが、コストとの相談になる。出品ラジオに「SP無しタイプ」が多いのは音を考慮してのこと。安価なSPだと 音域もまずいし、音圧もまずい。聴こえればOKのSPは避けたい。

オイラのラジオ工作室のSPは、PIONEERの30cm?の3way。これでブーン音を確認している。コーンで26cmあった。

音の良いラジオは奥が深いので、「ブーン音がせずに感度良く聴こえるラジオ」を目指す。

★余談だが、再生式ラジオのRF負荷によく採用される高周波チョークは1段では甘い。少なくとも2段、できれば3段ほしい。 理由は,己で波形を見比べれば判る。

Pr1

Ae4877e5

2016年9月17日 (土)

ガラスの6SK7。 (6SK7-GT)

さて少し考えてみよう。

 6SK7-GTの1番ピンの接地の必要性は、動作点に依存する。 至って軽い動作なら浮いていても支障はない。しかるに「mustで接地」ではない。実際に電子が飛びかうエリアは格子形状の金属で覆われてはいるが、目視で確認できるようにそれは接地はされてはいない。フローティング状態でどの程度の遮蔽効果があるかは、田舎者のオイラにはわからん。

教科書的思考しか出来ないタイプには、理解できない分野になるかも知れんな。

DATA SHEETによれば、6SK7のno,1ピンはshell。 6SK7-GT/Gの場合はbase sleeveに結線されている。

6SK7-GTではno,1ピンは管内結線されておらずbase sleeveに管外結線されている。base sleeveは英語を学んだお方ならベーススリーブと楽に読めるはず。先達への敬意も含めて「ベーススリーブ」と正しく呼称することが後人の取るべき道である。間違った呼称するのは勝手だが、日本語まで亡ぼしては駄目だ。

マツダの日本語データシートによれば、base sleeveはベーススリーブの日本語になっている。やはりメーカーのエンジニアは正しく呼称している。「ベーススリーブ」以外の名をつけているとすれば明確に歴史に反する。

ghost in the shellはオイラも好きな映像だ。shellはそういう意味だ。

 6D6を銀紙で包んで実験すれば遮蔽具合の傾向はぼんやりと判るとは想う。

どなたかの実験挑戦を希望する。

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ST管の6Z-DH3Aの「ヒーター・ピンはどちらの方をアースすべきか?」が
先達によって書籍化されていますので、ご一読をお薦めします。

「球から出るハムの対策」⇒

http://fomalhautpsa.sakura.ne.jp/Radio/Other/6ZDH3A.pdf

2016年10月 4日 (火)

ラジオの調整の基本。  標準信号発生器からの信号。

SSGからの信号を電波で飛ばす方法についてお問い合わせをいただいたのでご紹介しておく。あちこちのwebを見ると修理する側のクオリティが落ちているようなので、基本すぎるがあえてupしておく。

昭和35年の雑誌広告を撮像した。概ね56年前のことので当時10代のラジオ少年だったならば当然知っている内容だ。 現在30代ならば覚えておいたほうがよい。

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①まず、三和無線測器研究所の広告。昭和35年の雑誌から。

010

標準信号発生器(SSG)とセットでループアンテナを使う。これは往時のラジオ技術者の基本。オイラも20代時代に教えられて使ってきた。(業務でラジオ修理)

「何故セットなのか?」は、画像の説明文を読めば理解できると想う。

50KC~なので455KCを飛ばせる。

011

と説明通りにSSG値を直読できる。無線電波を受信する機器に有線で信号を入れるのは不自然だよね。

オイラのは、目黒。商品名「テストループ」の文字が読める。

「ラジオ調整 テストループ」で検索すると、オイラのように「業務用テストループ」を所有するsiteが一人だけ見つかる。他は無さそうだ。やはり、修理する側のクオリティが落ちている。

013

75ΩなのでNコネクター。 この頃は測定器VTVMもNコネクター。(現代はBNCだが)

3つ上の先輩のM氏も同僚のS氏も テストループで時折ラジオ調整しているといまも聞く。

014

「テストループを所有し使っているか?」 or 「持っていない」が、修理業務経験者と素人との違いだろう。

現在の入手方法は、年1回ていどみかけるYAHOO出品をgetするしかない。

見様見真似でラジオ修理を始めるのは当人の勝手だが、修理業務経験者なら半導体ラジオで1万台程度は軽く修理しているので、修理経験の桁が大幅に違うだろう。(2桁?3桁?)これだけの台数を趣味では治せない。(趣味では総時間が不足。)

「プロとアマチュアとは決定的に違う。どこが違うか?」 。プロは数をこなしているので、仕事が安定している。

これとか これも参考になるだろう。追加でこれ

ラジオ修理業務では、「標準信号発生器+テストループ」はmust。

②不幸にして「標準信号発生器+テストループ」でない場合にはJISC6102-2に準拠のこと。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「自己流の好き勝手な調整方法」になってしまうので注意。

この「好き勝手な調整を行なう」のは知識不足に加えて民度も低い証になるので、ご注意されたし。

JISはここから読める。

開放線アンテナのない「市販ラジオ」では、標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることになる。 このためにテストループは必須であり、プロエンジニアはそれを使っている。受信機の磁気アンテナに誘起させることがポイント。

yahooで「ラジオ調整します」のようなものが出品されているが、それがJISにどのくらい準拠しているのは知りえない。プロエンジニアがJISを知らぬとは考えにくい。自称「プロ」の可能性もある。

③おまけに、松下電器からFMラジオキットが販売されていた写真。

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ラジオ工作派なら、手に入れてみたいものだ。⇒半年後だが手に入れることができた

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