CLASS D アンプの動作について。1959年にBaxandall氏公開の古典技術。
FM TX AMPで使うCLASS Cのバイアス。
CLASS D.
The operation of class D amplifier was invented in 1959 by Baxandall, who suggested using LCoscillator. The motivating factor research in class D amplifier is efficiency。(原文は、IJOSR-0214-1.pdfをダウンロード)
audio amp分野で有名な P. J. Baxandall氏が1959年公開LC発振回路での提示である。Baxandall1959JM.pdfをダウンロード
彼がD級と名づけた。中身はスイッチング増幅器の一つである。Engineering56-06.pdfをダウンロード
Baxandall tone control circuit がトーンコントロールで有名である。晩年の論文をあげておく。Baxandall.pdfをダウンロード
これをみて高周波amp設計すればok.
高周波用途なので1970年代に放送局電力増幅として実証実験された古典技術。日本では国策としてNHKが技術確立。
原理としては、低周波(高周波)信号増幅段でバイアスON/OFFを高速(100kHzから30MHz)で行えば生成できる。言い換えるとデジタル(ON/OF)でのバイアスで成立する回路。「動作点」の考え方はあてはまらない。
特徴1 机上での効率は従前のLC発振回路より高い。
特徴2 音質は劣る(情報密度は下がる)
特徴3 ON/OFFの立上特性・遅延が話題になる分野。on/offの技術上限は1960年も今も20ns前後。
出口には増幅された高周波がそのままでてくる。 それを完全除去するには減衰量120dBは必要だが、 そこまでゼニを掛けたアンプは庶民には手が届かない。インダクタを入れてしまうと 増幅した元信号が遅延する傾向もでてくるので、バランスが難しい。
特徴は、低周波信号情報の50%はコンパレーターで必ず捨てていること。模式図では7割ほど捨てている。元信号との相似性は劣る方向の増幅回路。
パルスの立ち上がり立下りがあるので、歪率はアナログアンプより大きく5%ほど。効率優先の回路なので歪は大きくて当然。
フィルター回路多数でそれを誤魔化して表記している。(闇があるので注意)
CLASS E
1975年 (N.0.Soka1)が発表したE級電力増幅器は, D級と同様スイッチング増幅。
D級 と E級の優位性の論文。
Amplifier classes such as E and F are basically enhancements of class D,
元信号の大半を捨てるCLASS Dの仲間なので、 AUDIO 愛好家が好むとは思えない。欠落した音楽情報が大好きなタイプむけの回路。
焼損防止目的で、動作させない時間があるのも特徴。(こうなると元信号との相似性は減っていく)
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民間企業でのCLASS D、CLASS E 研究はNHKより25年ほど遅れてはじまっている。
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