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差動入力FET型 1W アンプ Feed

2023年6月14日 (水)

FET式差動ヘッドホンアンプ その2

先日の回路から、このレイアウトになった。

Sepp_fet

dual_fetと dual_trが小さくて 半田ツケで苦労しそうな感じ。

実装では SSM2220がベターな気もする。対ノイズでは上の部品がgood.

Sepp

2023年6月 7日 (水)

FET式差動ヘッドホンアンプ

作図してみた。ぺるけstyle.

公開されたものだと電位センターはズレるので多少の工夫は必要。

電源ラインからの信号回り込み対策には、そこそこ抵抗値が必要にはなるが、「そもそも音源のLR分離具合が40dBあるのか?」の疑念はある。

スマホ音源では そんなに分離できるデバイスが使われていない。 

原典のように中和コンデンサーは置いた。 配置がよければ中和は不要。

CLASS_Bのクロスオーバー歪が生じる理由はここ。クロスオーバー歪対策に diode等を用いるが、歪対策回路にも実は英語圏ではネームがある。  日本語での呼び名があるかどうかは 確認している。クロスオーバー歪対策は1960年代の技術なので オイラが幼稚園のころのことだ。採用するdiodeに音色は依存するので、価格の割には味付けがかわる。けっこう重要な部品。

1w

原典回路では、周波数特性のCRによる時定数が3つは成立する(4つ?)ので、どのような山、谷になるかは オイラのオツムでは無理。これは、1972年ラジオ技術社からの刊行本に公開されていた回路の亜種(  ベースは ONKYO回路 )。50年前からの古典なので、いわば常識の回路。

原典回路での山と谷はLtspice程度ではシミレーション不能領域。(通電してみりゃ、ソフトの妖しさ体験できるぜ)

Photo

負荷変動しないように設計されたOP AMPの特性(1997年登場)。

Zz

1997年春時点で日本流通しているので、彼の原稿が1990年頃ならばウンウンとはうなずけるかもしれない。 (2014年前後の執筆らしいので、発売されて17年くらいのちらしい )

 
 

供給12v時 出力は1w.

「差動させる半導体」を貼り合わせるのは1970年には登場しているので1960年代の技術だと思う。70年には two in one のトランジスタも販売されていた。

2000年代?に人気だったのがssm2210,ssm2220. 使用温度上限は70℃近傍なので、パワーアンプデバイス近傍には配置できない。

ノイズの小さいデバイスを初段にした案。原典の1/10程度にはノイズ減りそうではある。

Fet_sepp

ソフトスタート回路を入れた。

リレーon時の突入電流起因ノイズは,下図のようにトランジスタかました方が小さい。(これも1960年時には知られていた古典)

Fet2

mp4音源機器にはセラミック部品が使われているので、立ち上がりのきびきびした音になる。巻線抵抗と電解コン、スチロールコンで音源機器が出来上がっていれば、音は随分と異なってくる。

2023年5月29日 (月)

差動入力 FET型 1W アンプ案

1Wアンプ案。 ぺるけstyleを改善してある。

「あの回路では、中点電位がゼロにならない」ので改善。

ぺるけ式とは云うが古典回路そのもの。新規性はない。

元回路には中和が必要なので、持ってきた。

幸運にも今までのAF AMP回路では中和が必要なことは生じていない。 

「コレクターからベースへの帰還量を増やすと応答性が下がる」のでamp系では使いたくない技術。「中和は逃げの最終手」「中和させた音は劣る」と覚えておくのがよい。      Cobの大きいトランジスタは音が拙いのと同じこと。

 電気(電子)回路での中和は戦前からの手法で、日本人が見つけた「ニュートロダイン方式技術」。大正11年(1922年) の特許。 詳細はここ

1w

バイアス用ダイオードで音色が違う。 ここは小信号用の応答性高いものが音色よい。

エッジの立たない音を好むのであれば ロシア製ダイオードがよい。

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