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7MHz 自作短波ラジオ(LA1600) +BFO回路 :基板領布中 Feed

2018年10月26日 (金)

7MHz 用LA1600ラジオ基板(RK-12) と 感度抜群(TDA1072)の基板RK-20。ssb復調基板kit. 50MHz A3向けダブルスーパー

自作派むけに、SSB復調キット RK-234kit   (IF=455kHzの LSB / USB )

Rk23409

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relayで切り替えタイプは基板領布。USB /LSB の復調基板RK-234Relay.  

234rl1

234rl3

IF=455kHz用に oscは453.5 / 456.5kHzをリレーでモード切替。                   リレーレスの手動切替タイプはRK-234キット 。

対応ICは、 sanyo LA1247  (RK-27)

                 nxp TDA1572(RK-143.RK147)。

                 TA7613           (RK-17,RK-63,RK-69).

                 TA7641, TA7687,TDA1220B, TDA4001  etc.

Ans01
 上記基板の2nd IF用出力pinから信号を貰えばok.
 
 

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短波用ラジオICで LA1600が有名になったのは、アイテック電子オーナーの千葉OMに拠る処が大きい。

ただし局発は非作動でも放送を受信・検波してしまうことはこの春に公開した。その意味では他励式には不向きなICでもある。

仮にLA1600を使い回路設計するならば、TDA1072を推奨する。このTDA1072の方がHF帯~70MHzまで自励で回路になる。それに感度ではTDA1072 >> LA1600。実際に中波帯では LA1600基板(RK-33)で聞こえない放送が、TDA1072基板(RK-34)がんがん聞こえる。TDA1072はイーエレさんのみで扱っている。

RF部を内蔵したTDA1046もある。ICが届いた。

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50MHzで デジタル表示(RK-03)。 ラジオ基板はLA1600ベースのダブルスーパー(RK-60)

La1600zx14

La1600zx02

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短波ラジオ基板キット, RK-144.

市販ラジオICでは 感度は最高性能なTDA1572。 70MHzも自励受信できる。「メーカーでは60MHzまでにしてね」だが、動いてしまう。 

RK-144はプロダクト検波用端子を配置ずみ。 つまりプロダクト検波キット(RK-234等)でSSB復調OK.


YouTube: now checking my TDA1572 radio for 7.5MHz. short wave radio diy

Rk14304

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「tda1572+ プロダクト検波で7MHz」 は、rk-25.

2018年6月19日 (火)

プロダクト検波の確認ツール。

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ダイレクトコンバージョン受信機 あるいはプロダクト検波によるSSB受信具合の確認用ツールです。

云わば「基板ナンバーRK-16」の延長線上にあると想う。「移相発振による低周波信号をMC1496に入れてbufferで飛ばす」だけの基板です。受信確認に、SSB-TXから信号を入れるわけにはいかないので擬似電波が必要だろう。

前回、AF波形が拙かったので少しR値を見直した。赤ペンの値にした。トランジスタのhfeにも左右されるので、基本は波形を見ながらの合わせになると想う。

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オイラの環境では7ヘルツのノイズが常時ある。 60ヘルツならばわかるが「7ヘルツ」はどこから来るのか?

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、、と 使えそうな波形になってきた。

此れは、「基板ナンバー RK-19」として領布中。

2018年3月 3日 (土)

手持ちのメーターを振らしてみた。

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LA1600ラジオ基板はあと1枚か2枚で初回ロットは終了になる。 AF用ICも伴なって底をつくので、もう10個ほどTDA2611を調達するか or しない、、、と悩む。

「アナログメーターを使った基板もの」を思考中なので、実験をおこなってみた。

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②小型インジケータ時。

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手持ちのメータ3種ともまあまあの位置まで指針が動くので、0.3v~0.5vを回路にいれてやれば良さそうだ。

レンジは35dBだった。対数対応させる必要が今回は無いのでこれで行こうと想う。受信のSメーターはオイラにとってハードルが高いのでそれはのちのちのテーマ。

LC7265表示器への適正な信号量。yahoo出品にmy LC7265 表示器が採用されていた。

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昨日は、中国での電子部品市場について祐徳電子さんから色々とお教えいただいた。

多謝、祐徳電子殿。

LC7265表示器キットでは、まだまだ半田付け不良による問い合わせがあり、やや梃子摺ることがあるらしい。コネクターピンと ICとの導通確認をテスターで行なえば非導通を発見できる程度の半田付けが時折あるようだ。

フォアーランドの社長さんも往時、「作動不良にて学校から送られてくる教材キットで、その原因の9割は半田付け不良だ」と申されていた。「技術科の教員すらまともな半田付けを知らない」と嘆いていた。

◇「通電確認の実装済み品(¥3,000)をラジオに取り付けても、上手に動作しない」との謎の問い合わせがごくごく稀にあるらしい。

 SSGで確認OK品が作動しないのは、100%ラジオ側の要因である。入力過多でも過小でも正常入力値外であれば、動作しない。適正入力値についてはLC7265のデータシートで公開されている。 過大入力ならば焼損してICは壊れる。

◇そのデータシートも読まずに半田工作キットを組み立てている不逞の輩は居るまい。

以下の写真はデータシートの写しjpegになる。

FM帯ではLC7265に5V程度の電圧を掛ける必要があり、AM帯ではそれよりも低い3V未満でも作動するらしいことが判る。 データーシートは別称チャンピンデータと云われているように、実挙動とは異なることが多い。

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上のようにLC7265への信号量のグラフが公開されているので、 概ねこの値以下でLC7265に信号を受け取ってもらう必要がある。

信号の供給過多は駄目ですね。そのためにグラフが公開されています。このように適正な信号量の情報はメーカーから公知済みであるからして、データシートを読まずにLC7265を使おうとする蛮勇者はおるまい。

データシートが読めないなら、LC7265表示器を使うにはまだ早い。6WC5の発振強度を確認せずにLC7265表示器を使おうとするのは、手順が可笑しい。

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◇◇◇◇

yahooにmy LC7265表示器(青色LED)が採用されていたのを見つけた。

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オイラはチタコンでの結合は非推奨だ、、、、。

祐徳電子さんが販売元として紹介されていたね。(オイラが基板化後、7ケ月のちに祐徳さんからリリースされている。     マイクコンプレッサー基板、la1600ラジオ、ダイレクトコンバージョンのデータと基板を提供したがこれらの興味はどうも無いようだ )

平滑回路の2段ではハム音は残る。100uFの容量は必要ないので、22uFの3段の方が効果ある。「容量より段数だ」って英字で記事があったと想う。所謂、「低抵抗多段式平滑回路」を推奨します。

、、、と「低抵抗多段式平滑回路」の良さを昔に公開している。オシロで捕らえられないほどのリップルなら悪影響はないだろう。

◇LCD表示器(基板ナンバー RK-01)も 信号過多だとちらつく。

開発済みの「真空管ラジオ用 周波数カウンタ は 5種類」紹介 (all my 基板)。キット品はyahooにて。

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2018年2月18日 (日)

7MHz 用LA1600 ラジオ基板(確定版)。 受信周波数可変にバリキャップを使う。IF=453ゆえに表示器は?

「漫画家こそ無料で見せられる努力をしろ」と著作権の概念もなきゃ、労働の対価の概念すらわからない「凄い人達が増加中である」,ここ

労働の対価を支払う側からすれば、「凄い人達は時給0円で納得してくれる」はずだ。なぜなら要求しているだから、同じように己が要求される側に立つだけだ。それでこそ平等契約になる。

「アイデアや技術の対価はゼロ円」とする日本の風潮は、「大陸のパクリOK」の思考との差はない。これは公務員が「数億円の設備見積もり作業費はゼロ円」として、ゼロ円でおおまかな図面を民間会社に書かせることに起因しているのだろうと想う。 そのようなことを見聞きし体験して、田舎住まいのオイラにも判った。

コンデンサー業界では、長野県にある会社が下請けの会社を金銭で苛めて、新聞に載った。こんな会社のコンデンサーを使うのは、虐めを助長していることにも繋がる。

まあ、この会社の親会社はコンデンサー製造しているが、「下請けにアイデアを出させて子会社のエンジニアリング会社に製造させる」との噂が聞こえてくる会社ではある。 オイラも「アイデア、アイデアを出せ」と本社会議室(伊那)の打ち合わせで製造部長から言われた経験はある。

電気回路のオリジナルティってのは難しい。ICを使うとメーカー推奨回路に落ち着くのは、「設計の安全性を考慮すると無謀なことは避けたい」意識が働くからだ。アマチュアであっても徒労な時間を減らしたい。

 ここで1R5を12VでOSCさせているが、ある意味真空管メーカーにとって12V使用は想定外である。しかし作動する。

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ラジオでは「共振回路のQと部品Q」の大小により受信感度が違ってくる。 これは「エアバリコン VS ポリバリコン」ではどちらが感度よく受信できるのか?に関連してくる。 たまたまオシロでセラミックコンデンサーQの大小をみたことがある

LA1600(7MHz)ではオシロでみたような値になった。

osc用にバリキャップ使用ではQが下がるので、発振強度は確実に下がる。「発振強度不足による感度低下があるのか? ないのか?」についての答えをオイラは持っていない。

データシートを見ると、回路にはバリコン記載なのでQの低いバリキャップ使用は設計思想には無い。往時すでにバリキャップは市場流通していたが、「可変幅の広いものが往時あったか?」は不明。

◇ バリキャップだけでOSC範囲を変化させる場合

 下写真のように、バリキャップ2個実装する。

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◇「メインはバリコン、 微調整をバリキャップ」させる場合。

バリキャップ1つを5PF(8PF)のセラミックコンにする。「5PF+SD116」だと±7~10kHzに程度になる。バリキャップへの電圧幅にも拠るので、実験して習得してほしい。セラミックコンにバリキャップが吊り下がるので、上記バリキャップだけの場合に比べてQの低下は少ない。

この方式は、オイラがいつも真空管ラジオで「微調整用VR」に使っている方法ではある。

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◇周波数表示器へ信号出の回路も on boardしてあるが、SFU455に依存してIF=453のようなので、「OFF SET 455」の周波数表示器は使えない。今の処、「PIC式でOFF SET 453」しかないと想う。この-453モードは標準仕様ではない。

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◇ AF部はオランダ philipsのTDA2611にしてある。 ヒートシンク無時の12V印加で1.7W出せる。

データシートから読み解くと13Vまでは放熱板なしでOKのようだ。国内流通は不明。

◇SANYO LA1600ラジオ基板(基板ナンバー RK-12)は領布中。⇒ここ

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2018年2月17日 (土)

7MHz 用LA1600 ラジオ基板の確定版 :RK-12 (回路図)。動作確認OK。 ジュニア向けラジオ基板になった。

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感度について纏めてみた。→ここ。

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◇◇LA1600を使った小型ラジオ基板:基板ナンバー RK-33.

Photo

3V~4.5Vで作動します。

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◇◇

LA1600を使ったダブルスーパー基板を2019年に興しました。RJX-601と感度はイコールです。

「RK-60  LA1600 」で検索願います。

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7MHz 用LA1600 ラジオ基板:

昨日の続きです。

◇BFOの周波数と発振強度を確認した。(トリマー端)

もう少し弱くてもよさそうだ。

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◇BFOの注入量はこれで充分らしい。RF0.3Vも入れると黙るので、今までのは入れすぎだと判った。

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◇OSCの可変範囲は「7.8MHzー7.3MHz=0.5MHz」。この時は20pfバリコンをシリーズにしてmax10pf。

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OSC回路は「VC+バーニア」でも「VR可変によるバリキャップ」の両方使えるようにしてある。

もちろん「VC+微調整はバリャップ」にもなる。 好みで選択すればよい。

「微調整時のみバリキャップ使用」ならばVC2を5PF~8PFセラミックコンに置き換えればOK。バリキャップはSD116あたりがお薦めになる。これは市場流通品だ。⇒参考写真はここ

◇SSGのこの出力でも微かだが聞こえてきた。

「アイテック電子のSR-7」とラジオ用デバイスは同じLA1600ゆえにそうそう感度差は発生しづらい。

前回より低ノイズぽくは為っていることがわかった。

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◇CRの値がようやく定まった。

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SSGの信号を弱くしていく。 と、、ビートが聴こえる?。 BFOはOFF状態だが、、、、。ゼロインするとビートは消える。SSGが強いと気つかないが、弱いと聴こえる。SSGをOFFすると止む。ゲイン過多で廻り込んでいるのとは違う、、。OSC周波数とSSG周波数の差でビートが聴こえる。フィルターの通過帯域内で聞こえているようだ。 これはOSC停止中でも信号を通過させる特徴を有するLA1600固有性なのか?

発振している訳ではないが、やや不満。

「同じSFU455を採用している2P3ラジオ」にSSGから信号を入れると、やはり同じ状態でビートが聴こえる。2P3ラジオからも無変調時のビート音聴こえる.ゼロインすると聴こえない。SSG信号に弱くハム音が混じっていることに起因するのか?

SFU455ってこういう挙動が普通らしい。

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下写真のようにOSC部にはバリキャップも使える。

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◇「コールド側のルートを見直したが、ノイズ量は改善されているか?」を確認してみた。

この基板は0.8mV(VRを絞ってのSP端で測定)。

「SELF OSCは前記のようにOUT側から出てくる微小レベルのRF信号を3番PINに帰還させて発振させる」方法を採用しているICなので、「3番ピンと8番ピンは直結」がMUST。 OSC漏れ対策にRを入れると発振停止するので、 OSC漏れは観測できてしまう。SN的に不利な使い方しかできない。

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え~と、前はどうだったか?。前記事

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どうやら改善されたらしい。ノイズ波形が大人しくなっている。

◇使えそうな基板になった。IFは本機も453だ。どうもIFは455には為りそうもない。3連続453kHzになった。これだとラジオカウンターのOFF SETを453にした表示器が必要になる。

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以上、

通算251作目になる。

作動確認できたので、領布を2月19日から始めよう。LA1600データシートが推奨するIFTは流通していないので、sanyo推奨作動させるにはIFT自作になる。 「まあまあの性能で良ければ黒色IFT」が使える。上記写真は[黒色IFT]を実装している。

LA1600はノンヘテロダイン動作でも信号検波するICなことは既報の通りだ。通りぬけ受信するので、そこは注意が必要だ。

TA7320ダイレクトコンバージョン基板(基板ナンバーRK-08)と同様に、6石トランジスタラジオ製作を卒業された方に手頃な部品点数だと想う。 

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yahoo には「基板+ic」で出品中

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2018年2月16日 (金)

村田製作所のCSB455。 LA1600ラジオ(訂正基板)

ジャマイカチームからの要望
 1.カウル(空気抵抗値) 根本的見直し及び検証(ラトビア製の BTC、ドイツ製の SINGER, BMW などとの比較)
 2.カウル(ノーズ) マテリアル違反の改善
 3.リアバンパー マテリアル違反の改善
下町の回答
 1.改良後の空気抵抗は検証するが、他国のそりとの比較は今後の課題としたい←ム?
 2.形状を変更する
 3.測定して確認するが、現状で問題はない ←はぁ(*´Д`)

ボブスレー空力が命だからフォルムの変更は開発初めからやり直しレベルの開発費がかかるのはわかるけどそういう分野に投資したんだからやらないとダメでしょ。
出来ないなら撤退するべきだった。

以上、転用。

マテリアル違反品は、当然競技使用不可。違反品を使えと押すのは東洋にある日本です。

尊宅とか忖度とか圧力で、「チームに私財も投入してサポートして来た私がなぜ辞任?」とコーチがコメントしている。

「圧力は日本のお家芸」と呼ばれるところまで進んできた。

自家用車に例えるなら、「整備不良で車検通らない社用車で通勤しろ. 従わないと、、判っているな。」と部下に云うようなものだ。

トドメの情報として、「ラトビア製の20倍近くの金額で違反品(不合格品)を製作した。」

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現行で簡単入手なレゾネータ達はこれだろう。

◇村田製作所マークのCSB4555。(表面実装用)

◇ECS社のZTB455.(基板挿し用)

共に455kHz用のレゾネータだ。 発振周波数が455になるかどうかは発振回路に拠る。Cの値より回路の方が効いてくる。過去の実験情報

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◇表面実装用のCSB455を半田付けした。

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上記のように支障なく取り付くので、挿しのCSB455を探すほどのことは無い。

◇LA1600ラジオ基板(訂正版)は実装中。

BFOは1石にして、周波数カウンター受けのbufferも載せた。

コールド側のラインも見直した。

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2018年2月 2日 (金)

SANYO LA1600。続。再配置した。

「エンゲル係数の規定が日本語wikiだけ書き換えられて、本来と違う虚偽説明になっている。」ことが安倍先生の答弁後に発生中だ

その後に、英語版も書き換えられていたが、今は正しく戻っている。時系列からして日本発祥であることが確認されている。

「嘘を100回云えば事実になる」とはかの国のやり方だが、それを実践する勢力が日本語圏に居る。

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LA1600続。

局発の漏れを考慮すると、COLD側はこういう流れが良いように思う。

配置しなおしたが、図中のE点は基板端には為らなかった。

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 周波数表示(カウンター)用のエミッターフォロアも載せた。「エミッターフォロアでは増幅度は1」としているSITEもあるが、オイラが実測すると5dB程度(於1MHz)の増幅度はある。100%NFBになることは机上だけで、諸処の要因にて増幅作用が発生する。 かのJF1OZL氏のSITEにもそれはグラフとして公開され続けて早20年になる。これを読んでおくことをお薦めする。

 セラミックフィルターの中心Freq次第だが、「OFF SET =455」になる確率はかなり低い。ダイヤル表示板のほうが安全だ。

ベタアースはダメでしょう、、と。ベタアース化によりSNが改善された覚えがない。

追記 もう少し手直しした。

COLD側は、随分と一筆書きに近くなった。

依然、悩みは中間周波数が455に固定できないことだ。 セラミックフィルターの中心周波数に合わせることになるので455になる確立は低い。 良い案は無いのか??

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2018年2月 1日 (木)

LA1600 ラジオ基板(試作中)。OSCの漏れ。BFO。

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LA1600ラジオの続だ。

忘れぬように、 oscの漏れをあげておく。

BFO用2SC1815のEにて、波形を眺めると、

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この程度のもれが観測される。 このときBFO用2SC1815には電圧を掛けていないので、作動中ではない。COLD側から上がってくる波形だ。

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◇BFOに通電し上記2SC1815のエミッターでBFO波形をみた。 この程度の強さだ。

IFがSFU455に依存して453なので、BFOは当然453にする。

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BFO信号をLA1600の4番ピンに注入してみた。4番pinでの波形だ。LA1600が沈黙する注入量はこの程度。 この値から弱めていくと1.7V近傍で息を吹き返す。 ヒステリシス特性のようなものがここにはある。

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◇これで最大注入量(bfo電圧)は5V近傍にすればよいことが判る。 ただしVcc=8vの場合であって、それより低い駆動電圧ではここまではおそらく必要ないだろう。 BFO部駆動電圧は1.7V~2.5V程度で充分のようだ。

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◇ほぼこれで作動条件が決まったと想う。BFOに梃子摺った要因は、中華製トリマーを使ったことだ。トリマーを固定コンデンサーにしたら、強めの発振ではあるが普通動作になった。 ハズレのトリマーだったようだ。BFOは1石でもOSC強度が足りることがわかったので、 基板を1石向けに変えようと想う。

◇LA1600はSNにおいては中程度なことがカタログから判る。後発のICではもっとSNの良い物がSANYOからリリースされている。

2018年1月29日 (月)

LA1600 ラジオ基板(試作中)。ノイズがオイラの真空管ラジオより大きい要因は?

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LA1600ネタです

昨日の写真のように VR閉時のノイズは、LA1600ラジオ>自作真空管ラジオであった。

真空管ラジオは交流をシャーシに流してヒーター点灯している「オイラ的には普通の自作ラジオ」だ。しかし一般的ラジオの1/5~1/10程度の低ノイズだ。平均的ラジオ工作者から見れば「特別なローノイズラジオを自作」し続けているように見えることを最近知った。

LA1600ラヂオは、一般的真空管ラジオよりは低ノイズだ。 しかしオイラの自作ラジオよりはノイズが大きい。 

LA1600ラジオのノイズ要因を探る。2mVより小さいのでオイラが使う100MHzオシロではノイズ周波数の特定には中々至らない。このノイズ値が小さくなるとS/Nが改善される。

LA1600のSNについてはWEB上のPDFには数値が公知されている。実はLA1260のほうがよりすぐれたICである。

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◇まずノイズ要因として頻繁に遭遇する3端子レギュレータを疑う。

NON-NOISEとしてオイラが推奨する製品は5Vの種類がTO-92として生産されていた。勿論すでにディスコンになっている。現在はチップパケージ品しか製造していない。 8V,9V,15VタイプでNON-NOISE品はまだ見極めていない。5V(TO-92)タイプはディスコンだが、左のリンク先ではまだ販売中ではある。

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上写真のように3端子レギュレータを剥がした。乾電池から直印加9Vでも、ノイズ値は改善されない。

この状態でトランジスタラジオを傍らに置き、LA1600ラジオの電源を入りきりすると、LA1600通電時にAM帯ノイズが増えることが確認できた。

と、、SP端に100MHzオシロをつないで色々やっていると 電源断の瞬間に7MHz帯の波形が目視できた。+Vラインコンデンサー放電による動作波形(OSC波形?)が10mV近いものがオシロで0.3秒程度観測される。OSC波形と同じ時間軸で計測できる。ほぼ毎回確認できる。 どうやらOSCの漏れも一緒に混ざっているらしい。可聴範囲外なので1.7mVも観測される割には、ノイズ感がないので、OSC漏れが主たる要因だろう、、、と。 こういうこともあるだろうと予測していたので、AF部にはLPFは1段入っているが、効果が弱いのは何故??

そのOSC漏れ対策に「3番ピン⇔8番ピン」に抵抗(22Ω)を入れ設計したのだが、抵抗があるとOSCしないことから、LA1600は8番ピンからの微妙なRF漏れを利用しているICだとわかった。そりゃノイズが下流側に出てくるわな。SN良くまとめることはこのICでは無理でもある。単に同電圧だけではだめだった。LA1600ユーザーで ノイズに留意して製作された記事は いままではない。日本の技術水準とは その程度のものだ。 

BFOが強すぎて機能しないので、がちゃがちゃやってると発振停止中のBFO部で7MHzOSC波形が確認できた。どうやらCOLD側から来るらしい。対策としてはCOLD側を一筆書きパターン(信号の流れにそった)でまとめることになるが、、、。+V側のLPF(AF)が効かないのも納得。

電子は負側から正側に移動するので、その移動経路(負側)がはちゃめちゃだとノイズは増える。MIC-COMPなどは極力、一筆書きパターンが求められる。MIC-COMP基板

このOSC漏れ状態で観測されるノイズは一般的な値だ、アイテックのSR-7と同じだ。、、と云うことは OSC漏れ対策を取らずに 皆皆、製作しているだろう、、と。 COLD側からの漏れゆえに 明瞭な対策がないので、放置されていることもありだろう、、。

確定版では、オイラは対策し配線ルート変更した。結果としてSNは改善されている。SR-7などよりは良い。

◇BFO部の作動

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455kHzマーカー(基板ナンバー RK-07)と発振部は同じC容量にした、しかし出てくる波形の周波数は低い。プリント基板のサイズ影響もある。Cメーターでプリント基板を測ると値は大きい。こういうのは片面基板で製作した方が安全だ。

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、、と。実績のあるBFO回路を持ってきたが、 低めの周波数になっているので????状態だ。しばらくは苦労しそうだ。

この試作基板で挑戦したい方は連絡ください。 送付します。BFOを使わなければ(SSBを聞かなければ),通常のラジオ基板です。

2018年1月30日 追記

4枚送付済み。残5枚。

2018年2月18日追記

本基板が完成した。領布中(基板ナンバーRK-12)。「LA1600起因のOSC漏れ」は工夫した。

LA1600 ラジオ基板(試作中)。SELF OSCはOK。 ラジオ作動はOK.

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依然LA1600の試作中だ。

前記のように、局発不動でも通り抜け受信するLA1600だ。 「通リ抜けしない」と信じているお方が居るとすれば、おそらく実験量が不足しているだろう。

IC内部の情報が弱いのでトライアンドエラーで進行中。 写真のようにSELF OSCに基板に変更した。

RF部のOUTは同調コイルの2段にした。 

セラミックフィルターは前記実験で確認したように、ロスの少なかった側からいれた。 逆向きにした。

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データシートをみると8番ピンの電圧上限値が他ピンより低いので、3番ピンと8番ピンにそれぞれ個別に電圧が掛かる回路にした。 しかし局発がOSCしない。

???と悩むこと半日。 3番ピンと8番ピンを直接結線したら、OSCしてきた。どうも8番ピンからでてくる微小レベルの高周波信号を3番ピンに帰還させて発振させる仕組みのようだ。 そうであれば他励式もまあまあかも?

とりあえずR77の値をゼロΩにすると3番ピンと8番ピンが直結になるので、ゼロΩ抵抗で対応しSELF OSCさせた。このR77はOSC漏れ対策として入れた抵抗ではある。 「OSCが漏れてICへ悪さする対策」はむしろ邪魔だと判明した。

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◇S/S+Nが10dBになるようにSSGを絞っていくと、この値(下写真)になった。 これはMY SR-7 キットの値とほぼ同じだ。

 IFのセンターは452kHzになった。どうやっても454や455には為らない。

FM用バリコンで可変範囲500kHzほどになった。2段同調のお陰でRF OUTは可変バリコンまたはバリキャップ可変で周波数あわせする必要がある。バンド幅100kHzなら我慢できる範囲だと想うが500kHzだとちょっと、、。

osc部は周波数微調整用にバリキャップ回路を入れてあるので、メインはバリコン、微調整はVR可変でバリキャップにお任せ。

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◇ このままでもラジオとしては支障ない。あとはBFO確認が残っている。

2段同調(複同調)だと 使いにくいように想う。

◇ VRを絞っての残留ノイズを見た。 1.7mVもある。アンテナ端を短絡しても数値が変らないので、LA1600や他の半導体起因のノイズだ。 LA1600を交換しても改善されない。如何にも半導体ノイズの波形だ。ノイズ要因はこれらしい。 「局発起因でノイズ」は半導体ものでは頻繁にある。それならば解決案はある。

オイラの真空管ラジオでは平均0.5mV近傍なので、それよりはLA1600ラジオは7~8dB悪い。乾電池駆動ラジオが真空管ラジオより残留ノイズが大きいことはよくある。

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自然界では上記のようなスパイク状ノイズは存在しない。

人工的なことが下の真空管ラジオでの波形から判る。測定レンジは同じフルスケール3mV.偶々出来がよく0.3mVの残留ノイズだ。LA1600ラジオとは12dB程の差がある。

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、、、と改めて半導体ノイズの強さを認識してしまった。ホワイトノイズ源として重宝されているのは半導体だからね。 真空管ラジオは世間で想われているよりSNが良く仕上げることができる(製作者の技量のよるが、、)。

2018年2月18日 追記

ノイズ低減も出来て本基板(回路図も)が完成した。 基板ナンバーRK-12にて領布中

2018年1月22日 (月)

真空管用高圧コンデンサーのQ大小を看る。 同調回路利用。

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昨日は、50VセラミックコンデンサーのQ大小を看た。今日はIFTによく見かけるマイカーと 高圧セラミックを看た。昨日と室温が異なり12℃程度の環境でスタートした。 屋外は雪降りである。

正規には室温20℃、湿度60%で管理された空間で行なうべき内容であるが、一般家庭にはその環境はやや困難だ。

◇50V のこれを「ものさし」にしてみた。 周波数を7.000に近くした。

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◇耐圧1KV品。

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OSC強度がわずか低いが、周波数がはねあがっている分だろう。 支障なく使えることもわかった。

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◇シルバードマイカの100PF.

誤差表記はJ. Jグレードと呼んでいるか?

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これもOKだ。ものさしが恐らく「誤差 K」だと想うので、周波数的にもまあまあ。

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◇SUPERTECHの100PF .上のマイカに周波数が近いので、誤差は大きくなく良好だろう。

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◇もう一度、「ものさし」コンデンサー。 発振強度が上がっているのは室温が2℃暖房であがったからだと想う、自称100PFを付け替えてみたが、この程度の周波数あばれはメーカー間誤差を含めて存在する。

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◇まとめ。

コンデンサーが異なると、かなり周波数は異なる。 再現性を低下させている要因にもなるだろう。

目的周波数で高Q品を使いたい場合には、粗いがオシロをつかって選別できるだろう。国内流通品では、秋月取り扱いのSUPERTECH品を使用することで間違いなく良い結果がでるだろう。

コンデンサー製造メーカー間での実容量相違は、使用測定器の型番/測定機器メーカーが同一でないことに起因し 通電コンタクト方式の差異も寄与している。 その辺りの情報は、コンデンサーメーカーに無いと思う。 公差でなく誤差として取り扱われている分野だ。

2018年1月21日 (日)

LA1600 ラジオ基板(初回試作)。 同調回路でのコンデンサーQ大小を看る。

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LCR回路でQが重要なことは、よく知られている。オイラのSITEへ来られる方にとっては「常識の範囲」だろう。

試作中のLA1600基板がセパレートOSCしなかったので 実験を行なっていた。

OSCコイルを基板から剥がして、LA1600に直付けした。

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おお、波形がでた。 、、とオイラがパターンを間違えていることが判った。

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SELF OSCできたので、

次は、コンデンサーのジャケット素材(外装材)によってQの大小があるのか?

正確に云うと、「Q大小の判定に外観素材から推測できるか?」が出来ない or 出来る?、、、。

コンデンサー製造装置の歴史を垣間みることになるが、現代に近い製造装置はエポキシジャケットが主流のようだ。その分、誘導体はわりと新しい素材が使われている。コンデンサー製造装置は結構長く使われており30年前、あるいは40年前のものも実働している。市場での部品単価が低く最新鋭設備の導入に踏み切れないことが主たる要因である。

ニチコンに、とある設備を設計製作し納入した折には、「脚付タンタル?のある製造工程」を内職に出していた。

製造メーカー名が多くの場合は不明だ。ジャケットで多少とも判断できるだろうか?

秋月さんではメーカー名を公知しているのでとても良心的だ。

コイルのコアには手を触れず、コンデンサーだけつけかえてみた。

① まずは、このジャケット品。 1.2V程度のOSC強度。

このジャケットはエポキシ系らしい。

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② 秋月で扱っているSupertech (5円/1個).

上よりやや弱い。 周波数がやや上なのでそれに起因するか?

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③ 3番目にはこのジャケット品。(1円/1個)

さらにosc強度が弱い。 1.1v程度と ①に比べ1割弱い。

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◇まとめ

上記のように市販コンデンサでのQの大小が確認できた。こんなことを行なうのは、100kcマーカーの再現性に苦労したからだ。自作推奨siteではこのような事を行なっていないし、真空管ラジオ修理サイトではIFTのコンデンサー交換方法も公開しているが、そのコンデンサーのQについては述べていないのはやはり拙いだろう、、。と今回測定してみた。オシロでもQ大小は判る。 真空管用コンデンサーのQ大小をみた

受信同調回路ではQが高いと感度が高いことは大変よく知られている。それゆえに、わざわざ低いQ製品を使うことは避けようとする。エアバリコンを洗浄してQを復活させようと努力するのは、その現れだ。そのように、受信共振回路につかう部品はQを高めることに注力している。バリキャップでさえも高Qを強調して、「同調回路に使える」と公知している状態だ。左様に高Q部品が同調回路では求められている。

しかし、あえて低Q品を多用しコイルコア調整をブロードに換えることも出来る。その辺りは設計思想になってくる。ブロードにすることによりAM帯域内の垂れ下がりを低減し、HI-FI化する手法も真空管ラジオ時代から推奨されてきた。

HI-FI化するにあたり検波ラインとAGCラインがセパレートな事は、MUSTになる。LA1600ではその情報は??だ。恐らく共用しコスト低減しているとは想う。このLA1600の同調回路には低Q品を採用する設計理由は無い。

この③色ジャケット品は100kHzマーカー基板で再現性に???がついて苦労したジャケット品だ。Qの低いことが判って、オイラはその挙動に納得している。

自励式では1.2V(於7MHz)近傍なことがわかったので、他励式でのネライ値を設定できる。しかしノンヘテロダイン動作するし、通りぬけ事象を内包するので、お薦めはSELF OSCだろう、、。

 

次の実験は、S/S+Nが10dBになるSSG出力を看る。

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LA1600では51dBu近傍だ。

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このLA1600に20dBプリアンプをつけると、30dBu近傍でs/s+nが10dBになることが容易に想像できる。これはオイラのSR-7製作時実測データと整合する。

LA1600のメーカー資料によれば入力23dBuで 検波outが24mVとあるが、 上記の50dBu入力で検波outは実測0.1mVだった。キットSR-7との整合からみても実際は0.1mV程度だろう。

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当初は上記のブロック構成案だったが、「LA1600の通り抜け」事象によりセパレートOSC向きではないらしいことも判った。メーカー資料よりは検波出力されない、、。2nd AFが55mv INPUT必要らしい。算数的に1st AFは35dBほしいと想う。

MY TA7320基板ではS/S+N 10dBにするのに55dBu必要だった。LA1600を物差しとするなら、感度差はまあ誤差範囲だろう。

オイラは田舎の機械設計屋だ。人減しのマシーンを設計する。  電気エンジニアではないので、プロの電気エンジニアはオイラより上の水準だ。

2018年1月19日 (金)

SANYO LA1600 ラジオ基板(初回試作)。SFU455のセンター周波数計測。逆側から入れてみたら減衰量が少なくFBだ。

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先日、LA1600ラジオ基板でSFU455について疑念があったので、確認してみた。

つまみ易いようにヒゲを半田つけした。SSG⇒SFU455⇒オシロで計測する。

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合マークがSFUにはある。下情報WEBで公開されているように合マーク側がINになる。

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◇ サンプル1.

IN側から信号をいれて、減衰の少ない周波数はこれだった。

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サンプル2ではこの周波数。写真に文字が読めるのでIN側から信号を入れているのが判ると想う。

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ともに455より下の452近傍に中心があった。 カタログ値より外れている。

 ◇では逆側(OUT)から信号を入れるとどうなるか?

WEBではこの情報がHITしないようだ。 写真のように456になった。 カタログ値455kHz±2kHzと整合する。

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機械振動体ゆえに信号逆方向注入の可逆性は高いがイコールではない。サンプルにおいては、OUT側からの方が固有振動周波数は高いことがわかった。。

品質管理上、「通電計測の良品⇒タンポ印刷」を同一マシーンでハンドリングしているはず。個別マシーンになってしまうと、人的ミスによる不良混入が避けられない。タンポ印刷面の左側(カタログによるとOUT側)から信号を入れると、右側入力より3KCほど高い周波数で固有振動してくれた。

良い子は真似をしないように、、。

◇正方向(順方向?)のセンターをオシロから探る

451.5kHzでは1.23V.

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 少しFREQをあげた。 ここで2.03V. 452.1kHz.

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0.5kHz上の452.6kHzでは1.78vと下がり ロスが増えている。

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452.1近傍がセンターらしい。

◇逆方向から 入れてみよう。

455.0KHzで1.60v.

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少しfreqをあげた。 455.6kHz.  2.36V.とロスが減少した。正方向が2.03だったのでこちらの向きだと1.2dB程度ロスが小さい。

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さらにあげて456.0kHzにしたら、1.07Vと下がった。

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、、と、455.6kHz近傍にセンターがありそうだ。

まとめ

・オシロ波形のように 順方向でなくても使える。むしろ周波数面では必ずSSGで信号を入れて、目的周波数に近くなる「方向」で使うのがよいだろう。

仮に455.6KHzがセンターなら PIC式表示器でなくとも、「-455」固定の数値表示器で間に合う。たとえばこのLCD式

・カタログによれば、SFUの入力インピーダンスと出力インピーダンスはイコールらしい。信号流入方向を変えてもインピーダンス上は支障ない。

・帯域幅が予想していたより狭いことが判った。LA1600基板実装時に、SSGの400Hzトーンと1kHzトーン の出力差が気になっていたが、帯域幅が狭いことに起因することが判った。

良い子は真似をしないように、、。 まあ、カタログの盲信はやはり駄目だろう。ここにもカタログと現実が乖離している事例がある。

SANYO LA1600 ラジオ基板(初回試作)。「通りぬけ」

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他励できていないLA1600であるが、外部から信号を入れると検波してくれる。 OSCが作動していなくても、、、。

トランジスタラジオだとIFTで区切られるゆえに、OSC部またはIF段の作動停止中は後段のAF部まで検波された信号がしっかりと届くことはあまり遭遇しない。 しかしLA1600では検波までしっかりと行なってくれる。

1番ピンに50dBuも入れるとspから音で聴こえてくる。 osc不能状態で聴こえてくる。さて何故だ?

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上写真のように、LA1600の3番ピンへの注入コンデンサーを外し、3番ピンがブラブラでも5MHz帯の信号をしっかりと検波してくれる。IFTコアを回しても、出力は増減しない。

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パターン図のようにc35を剥がすと3番ピンには、供給電圧が掛かっているだけだ。

、、と、「内部結合による通りぬけ」らしい。 深く考えると、他励式には不向きな内部結合らしいことがわかった。

LA1600の3番ピンにSGフル出力をいれてみたが、ヘテロダインしてくれない。 注入量不足とは違うだろうとは想うが、、、。 オイラが何かを間違えているらしいことは判った。

2018年1月18日 (木)

SANYO LA1600 ラジオ基板(初回試作)。SFU455のセンターは453だった??。

Misa

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LA1600を載せて通電した。 他励OSCが非動作中(発振停止中)だが下写真のように波形は出てきた、ノンヘテロダイン動作で信号通過・検波した。5.3MHzあたりで通りぬけできる。感度もそこそこあるね。 こりゃ参った。 web上でLA1600の通りぬけについての先達レポートが無いようなので、「作りました。⇒動作しました。⇒終わりです」の自己満足派が中心らしい。

この通りぬけ周波数帯は、受信周波数に含めないことをお薦めする。恐らく5~5.5MHzは受信バンドから外すしかないだろう。

さてSFU455が載っているので、SGからの信号が大きくなりようにIFTを回し、SGの周波数を上下させていったら463になってしまった。

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、、と調整方法が拙いらしいこともわかったので、

数個のSFU455のマーキング方向から、SFU455にSG信号を入れると453が中心らしいことが判った。

MY SR-7に見られたスパイクノイズがないので、 MY SR-7はどれかの半導体不良らしいことも判った。

◇453に決め撃ちしてIFTをあわせてみた。

454が中心らしい。

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◇他励式にしたがOSCしてくれない。 ここでの実験ではOKで、CR値もそこそこ決めれたが、、。 OSC不能でも受信・検波してくれるよいデバイスだ。 OSC作動せずとも内部結合により信号伝達・検波している。「通りぬけ」に近いが、 目的周波数と異なる処で起きているのでまだ助かる。 

OSCは停止中であるが、50dBu入れると音として信号検波するのが確認できる。このノンヘテロダイン動作中だから、IFTがしっかりとあわせられないことも判った。さて、何を間違えたのか?

◇追記

 OSC部の確認したが、バラックだと0.8vほどRF出力してくる。基板上ではゼロVだ。 さて、基板化して何の影響を受けているのか?

SFU455の方向性をSSGとオシロで確認した。その結果、▲▲の向きに信号注入すればよいことも確認した。

自励式の基板でもよいかなあ、、。IFは454か453になるらしい。ラジオカウンター表示とはややずれる。PICなら OFF SET 453にしてやれば済むが、、、。

2018年1月14日 (日)

SANYO LA1600 ラジオ基板(初回試作)。IFT & セラミックフィルター考。

このLA1600短波ラジオ基板は希望者向けに領布中です。

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AF部も作動したので、LA1600周辺の作動確認に移る。

◇SANYO LA1600のデータシートを見ると、推奨IFTが公開されている。 巻数比とタップ位置が重要なのだが、現行流通品はどうなのか?

たまたま、千石さんのSITEに現行流通品の巻数情報があるので、それを眺めていた。あちこちの写真を見比べて、外観から推し量るとIFTは3メーカー?から出ているようだ。

村田製作所さんのSITEにも、セラミックフィルター使用時の推奨巻き数情報があるが、これはLA1600のPDF情報とはいまは整合しないようだ。

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と、、調べてみるとSANYO LA1600が推奨するIFTはどうも無いようだ。 より正確に性能評価するには、手巻き必要がある。

◇ご存知のようにセラミックフィルターの手差しタイプは既に製造終了だ。

商業用として 金属ケース(メタルケース)製品が販売されていた。 選択度(性能)が必要ならメタルケース入りになる。

 樹脂タイプ、取り分け黒色タイプで「選択度云々」と言い出すと御里が知れるので、ご注意されたし。詳細はWEB上にPDFがあるのでそれで確認のこと。

 下写真の橙色セラミックフィルターは、もっとも簡便なタイプゆえに過度な性能を期待しないこと。素子数に応じた性能になるのは当然でろう。

下の白色樹脂品は、「IFT+セラミックフィルタ」の製品群のひとつ。東光製だがこれも製造終了品。

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10.8mm長の小型フィルターならば置ける空間は確保してある。フィルターを用いると損失が発生する。損失数値はカタログpdfに明記あるので、半田工作派はカタログに目を通しておいたほうが良い。

さて、SFU455Bへの信号は、INから入れるのが正しいのか? 実はOUT側から入れると減衰量が少なく中心周波数も455に近いことを実験で確認した。良い子は真似しないように。

◇市販品IFTならば黒色だろうと想う。

SANYO LA1600 ラジオ基板(初回試作)。AF ICのゲイン確認。

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LA1600初回試作基板に部品実装を始めた。

「①AF段の確認⇒②LA1600の確認⇒③BFOの確認」の順に実装しつつ作動確認を行なうのがよいだろう、、と。 

◇このAF ICの挙動を確認

VTVMで見ると34.5dBの電圧増幅(9V 供給時)になっている。この数値はWEB上で見かけた情報と整合する。

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TA7368よりは扱い難いね。

さて「どの程度の信号入力で考えればよいのか?」と試して100mVを入力した。FINが暖かくならない。もっと入れられるが五月蝿い音量からも100mV でよさそうだ。9V乾電池駆動の100mV入力でも ボボボとはこない。 少しばかり驚いたが、TA7368よりもモーターボーデイングしないね。

LA1600 の資料を見ると"RF 入力23dBu" で検波出力24mVはあるようだ。 資料が現実と合えば嬉しいが、メーカーからの資料は大体が上げ底してある。このLA1600にRFアンプを追加してあるSR-7キットでも、RF入力30dBuでS/N10dBがやっとだ。製造ラインでのシールド小屋に篭って計測すれば メーカー資料には近つく。

AF ICのDATA SHEETを見るとこの数値ではAF ICをフルドライブできないことが予想される。 左様な理由にて1st AFを入れてある。

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1st AFは、「2mV⇒100mV」の増幅度でよいのだろう、、。 流通市場から消えたはずの「低ノイズ品である2SC1815L(東芝)」が祐徳電子さんにてまだ在庫があるらしい。10個買っておこう。

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2018年1月11日 (木)

SANYO LA1600 ラジオ基板(初回試作)のAF IC。

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先日、試作基板が届いたこれの続きです。

AF ICも届いたので、ソケット式にするか? 或いは直付けにするのか?

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ICを見ると3LOT分が混ざっていた。

オランダ PHILPSだがタイ国の工場製造だと判る。欧州ではこのICが自作派にポピュラーらしい?。

◇AMトランスミッター基板 第3弾の修正基板も安着した。コールド側からの廻る込み対策したつもりだが、、。??

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2018年1月 7日 (日)

elecrowから届いた LA1600ラジオ基板(試作)。

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SANYOのLA1600 試作ラジオ基板が到着した。

eagle cadのfree版では、 100x80mmが上限でそれより大きいサイズに部品を配置すると、cadから「アホ!!」と怒られるのだ。 もっともオイラはお馬鹿だと、かなり前から此処に公知してある。お馬鹿だからこの試作基板も数回は必要だろう。

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上の基板はその上限に近い98x78mmでまとめてある。

ブロック図は 先日upした。

部品を確認しはじめたら、AF用ICが無い。 国内に無いようだ。 やはりヌケているオイラだ。 先ほどICは手配した。今月下旬には実装確認をしたいと想う。

◇下写真の小さい基板がTA7320基板。 大きいのがLA1600基板。

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