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2025年5月 6日 (火)

三端子レギュレータで整流リップル減るか? いいえ、無理でしたね。   ノイズ源に為らない型式は?、 (再掲)

2017年2月19日 公開

3端子レギュレータはラジオで使えるかどうかについて考察した。

製造メーカーsiteには「発振する」と明記がある。クローズド制御ゆえに発振からは逃げられないことが多い。ホワイトノイズ発生器として多用されるツェナーを内蔵しているのが3端子レギュレータだ。ラジオゆえに数mVのノイズが致命傷になることも多いので、ノイズレス品選定することをお薦めする。

 
 

リップル除去について

オイラは御馬鹿なので3端子レギュレータの実力を疑うことにした。

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①3端子レギュレータ使用の波形写真

ヒータ6.3Vを倍電圧整流し,12.6Vに為ったあとに3端子レギュレータ(9V)を入れている。負荷は2sc1815が2個なので5mAも流れない。VTVMは3mVレンジ。3端子レギュレータを使っているので、「リップルが減っている?」らしい。

リップル電圧が12.6Vならばそれの1/100は0.126V.

1/500なら25mV. 

054

発振はしていないが、この3端子レギュレーターは230kHzで発振していた型式の1Aタイプ(日本メーカー品)。あの時は乾電池駆動だった。

今回は発振なし。あの時は発振。同じ型版シリーズで流れる容量がちがうだけなのに、、、。

等価回路が同じでもウエハーに形成されたランド幅が異なると浮遊C?も異なってくる。回路図だけでは性能を評価しにくい分野でもあると想うよ。

 
 

②3端子レギュレータ無しの「平滑回路39Ωの4段」では?

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VTVMでの数値は確実に下がっている。スパイク形状のピークは同じようだ。3端子レギュレータを使わない方がリップルが少ない。

スパイク形状対策はオイラが中学生の頃から雑誌に掲載されていたので、公知の方法である。オイラがいまさら書くほどの事はない。

平滑回路の段数によってリップル減少することは公知されている。詳細な本もリリースされていた記憶だ。

058

負荷次第だが、この位の電圧になった。今は2SC1815が2個。

 
 

③次に3端子レギュレータ無しで「330Ωの3段+680Ω1段」。 

ここまで改善された。

こうなると3端子レギュレータの能力(性能)には疑問符がつく。

060

VTVMの針が映っていないので0.5mVより小さいようだ。

CとRで構成した方が、3端子レギュレーターより20円程度安くつく。 

CRによる平滑回路で効果ありゆえに、リップル除去が弱い3端子レギュレータの出番は遠い。カタログでは「55dBほどリップル改善されるのが3端子レギュレータの性能」らしいが、その性能は???。

オイラの実験では3端子レギュレータは,リップル除去では無能にかなり近い。さて無能なものに貴殿はいくら投資するか?

実験室で行なわれるデータ取りは実環境と異なるので「チャンピオンデータ」と呼ばれている。この用語は、エンジニアなら聞きなれた言葉だ。この3端子レギレータは残念ながら日本メーカー製である。 

061

 
 

③9V出力にする抵抗値を少し探ろう(3端子レギュレータ無し)

062

68Ωの4段にした。 これで初期(3端子レギュレータ使用)よりはリップルが確実に低い。負荷は2SC1815が2個ととても軽い。

10.7Vなので 正規な負荷をつけて追い込めばよいだろう。

3端子レギュレータは整流後のリップル減少にはほぼ効果がないようだ。材料費では3端子レギュレータ使用が高コストになる。

上の写真たちでは、VTVMは3mVレンジゆえに、波形の大小の比較は簡単だ。

参考にSPEC表

059

公開されているSPECには上のような表がついていることが多い。本レギュレータのは表なしだったので表は借りてきた。

表からはそこそこリップル除去できるらしいことが載っている。55dBなら500分の1くらいには減っているはずだね。①の数値を

実際にはこの実験のようになった。 SPEC表を信じるか、自分で波形確認するかはご自由にされてください。

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3端子レギュレータ起因の電波ノイズと信号ラインへのノイズ流出

①電波ノイズの実例

安価にて日本へも多数上陸しているLEDモジュール(PLJ-6LED-A3)は使えるのか?

乾電池駆動にて作動させてみた。VTVMが振り切れるほどのノイズ(電波ノイズ)

063

電池を外すと静かになる。

064

ここで紹介したように電波ノイズとして飛んでいる。

基準クロックTCXOからも電波ノイズが飛んでいるね。

多くのラジオ工作者がご存知ないようだが、日本メーカーには

「三端子レギュレータは 1~3MHz 付近で発振します」の文字がある。

②電波ノイズには為らぬが,ラインノイズ流出する3端子レギュレータータイプ

波形は230kHz前後で発振中。これも国産メーカー品(アルファベット 3文字)。

041

+Bのラインからケミコン経由で波形観測。

032

③信号ラインへの漏れが極小タイプ

1mVレンジで計測なので、0.01mV程度と極小流出

045

これは海外メーカー品。

もっと低いタイプも流通しているが、それは後日紹介しよう。

まとめ

ノイズ大小あるので、可能ならノイズ流出しないタイプの3端子レギュレータを採用すること。

リップル除去程度は実測し確認すること。

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PIC式ダイナミック点灯表示器。

周期ノイズ流出。

ON/OFF動作させているのでその周波数のノイズを観測できる。

基板の+端子に9V(乾電池)をつなぐ。その+端子からケミコン100μFを経由してVTVM側に信号を取り込む。

これで+Bラインに重畳しているノイズが波形で取れるはず。

032

①乾電池がOFFなので 何も来ない。

031

②規則正しいのが来た。

036

このパルスの周期を知るために低周波発振器の信号と比較した。100Hz近辺だろう。ダイナミック点灯の周期のようだ。

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VTVMが0.1Vレンジなので70mVほど電源側に漏出ている。

ヒータ6.3Vを整流後のリップルが2mV以下なので、周期ノイズの漏れが大きいことが分かる。

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このままなら従来通りに乾電池駆動しか手立てがない。

 
 
 
 
 
 

③ この漏れを減らそう。

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CRで回路構成した。25dBほど減衰している。 10mVレンジ計測なので4mVくらい漏れ出ている。

45dB減衰が理論値ゆえにもう少し減衰させれそうだ。

目先は乾電池駆動がノイズ面では安心だ。

周期ノイズ漏れも1~2mVまで下げる工夫を行えば、ラジオの電源トランスからエネルギー供給することもOK.

◇原作者製作のラジオカウンター(参考にどうぞ)

当然漏れました。3端子レギュレータは全く異なるメーカーだがね。

042

3端子レギュレータの無能には驚きましたな。

 
 
 
 

④内⇒外に流出阻止具合の確認

◇3端子レギュレータを使って供給。

041

◇3端子レギュレータをパスしてみた。

 040

4dBほどは増えた。

阻止作用は4dBくらいだ。

まとめ

 ・3端子レギュレータはリップル除去能力はほぼ無い。

 ・内⇒外に向って流出を止める作用は4dBていどで、30Ω抵抗1個程度の作用もあるかないか?

  よって過剰に期待せずに使用することをお薦めする。

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追記 2017/05

2012年には、真空管用+Bでのリップル低減の実験結果を公開している。

トランジスタ式リップルフィルターの作動具合もUP済みだ。

CRによる平滑回路で0.00094%のリップル率も確認している。「半導体リップルフィルターでの実力がそこまであるか?」は未実験だ。

また2012年内容と重複するが、読まない方が多いようなので。再掲した。

もともとラジオ向けの技術確認ゆえに、電波ノイズになる半導体は使用不可だ。 

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・日本の技術者は絶えたので、眉唾のwebsiteが多くみられる。 東芝、JRC等のノイズ大メーカーの製品を使うような電子工作siteは、ノイズに無頓着だろう。技術面では低いと推認される。

2025年4月17日 (木)

日本がIC製造で奮闘していた時代のMPX IC.  LR分離:DSPは50年前技術を超えられないねえ。


YouTube: mono to mpx device , then stereo sound on FM radio

Mpx

TA7343( as is AN7420)は使ってみた。

セパレーションが良いのは、9V電池では無理。

1.5VでMPXできるDEVICEは 鈴商だけに置いてある。ともにSOPだけあるが、DIP品の流通は非常に細い。

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FM受信時の Rch  Lchのセパレーションは45dBが平均点。 55dB取れるのは優れもの。LC共振から CR共振38Kcに技術UPした頃のIC。 

 
トランジスタ+FETのアナログ :  SONY ST-5150(1973年 発売)のセパレーションが40dB.
 
 
 
 

DSP技術もってきてもLR分離は50dB (DSPだと分離が良いと騙されるのはご自由にお願いします)

RDA5807は LR分離はわずか30dB.

SI4831は LR分離はわずか42dB.

DB45 FMラジオレシーバ(DSP 現行販売品)のLR分離が 50dB

DSP-AX459(DSP 2006年発売:  YAMAHA)が LR分離 42dB.

M-CR612(マランツ 現行品)でも LR分離 42dB.

M-CR612F_UG.pdfをダウンロード

繰り返すが、アナログIC での Rch  Lchのセパレーションは45dBが平均点。

DSPでは 平均はで42~45dB。上限は50dBなのでアナログよりは劣る。

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DSPだから LR分離時に演算補正でSEP 70dBくらい狙っていると思ってたが、なんのことはないDSP黎明期からのLR分離技術の向上はない。 

1970年代アナログICにも負けてしまうらしい。55年前の技術に負ける新技術って価値はあるのかねえ?

デジタルなので音響情報の50%は捨てるのは 勿体ないとはオイラ思う。

 

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FMジェネレータを自作する場合の参考基板。

1;cd4016使用タイプ

fm_corder_try_first.zipをダウンロード

2;リング変調タイプ

fm_corder2.zipをダウンロード

2025年3月19日 (水)

電流帰還制御: 

電流帰還はトランジスタ出現時代からの手法だ。 アキュヒューズ社からも公開されている。

Photo_2

電圧大小で伝わらないようにCが入っている。

Cの漏れ電流も利用している テクニカルな手法。

2025年3月16日 (日)

1960年刊行本から模式図

1960年刊行本から模式図を1つ。

Amp22

2025年3月14日 (金)

真空管ラジオの局発強度を確認する方法と実測例。 感度影響。

2018年2月15日に公開済み。

計測点についてはNHK出版から公開されているので、転記はNG. 

著作権事項なので測定箇所を公開しているweb siteがあれば訴えられたら100%敗訴する。 実測強度は著作権効力が及ばないので公開OK.   (オツムが悪いと著作権理解できないので注意)

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ラジオ感度はMIXERの発振強度に依存する。必ず確認する項目だ。

挙動がやや奇怪しい状態の自作ラジオ。(OSC-220)

1,OSC強度確認をした。 妙に強い。う~ん。

 
 
 

2,次に6SA7のSG電圧を確認する。

72V前後と 平常値。 SG電圧を掛けすぎないこともノウハウのひとつ。 オイラは80V前後にしている。

040

3,

上記1と2の結果から、OSCコイルのタップ点が従来品よりグリッド側に近く局発が強すぎる状態だと判明。恐らく2ターン違うと想う。発振強にて回り込んでいたことが判明した。バンド幅が取れなかった要因はここにあった。

 
 
 

4、

OSCコイルを交換した。

OSC強度の目安はこの位の値。計測点はこのNHK出版物に記載あり。

NHKの教科書を読んだ方が良い。 WEB上にあるラジオ製作の基礎情報はほぼ教科書に記述がある。

有名なwebによればosc具合を「デジタルテスターで計測できる」とあるが間抜け状態。  デジタルタイプではRF成分を検出してしまい、数値が頓珍漢になってる。実測せずに机上で空想している記述だ。 

先人達は発振強度と感度の関連について述べている。

041

多数実測していくと「このテスターレンジで指針がここらが平均」になっている。 osc強度過多だと感度過多に傾くので ラジオ全体の受信感度で適正量を決めていく。

mixer(乗算回路)では注入量(osc量)が増えるとIF出力が増える傾向がある。 これはギルバートセルタイプでも数式で公開されていない。

 
 
 

5,テストループで飛ばしてトラッキング中。 この後、バーアンテナコイルをを固定する。

042

ほぼ完了してきた。

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1950年では 高周波信号の同期性についての考察が多数あったが、1980年以降はそれについての知見が公開されていない。 ロストテクノロジーの分野らしい。

2025年3月 9日 (日)

DAIWA IC エコーチェンバー  :松下のBBDを使った回路

BBDは、1968年F. J. Sangster(フィリップス研究所)が発明した素子です。CDやDVDの規格もフィリップス規格が世界標準になっています。

パナソニックBBDを使用しているエフェクトユニットの例として、ボスCE-1コーラスアンサンブルやヤマハE1010。

2009年、ギターエフェクターメーカーのVisual Soundは、パナソニックが設計したMN3102 とMN3207 BBDチップの生産を再委託した

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遅延時間 τ(タウ)=N/2fp.

fpが低いと5kHz,10kHzの減衰が大きい。 無線用であればfpは40kHz。 エレキギターなら100kHzで設計したい。充分な遅延には4 ICは必要なこともわかった。

 このfp と倍数、1/2倍数は漏れてくるのでそのストッパーも回路に入れる。

日本でのBBD使用例はハムジャーナル no11の p148にある。1977年刊行。およそ50年前のことだ。

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「マイクコンプレッサー、feed-forward式 」で2021年12月にはBBD ジュネレータ起因漏れ量等は確認してある。コールド側からも回るので、エレキアンプ屋は気つかないらしい。

2025年3月 8日 (土)

DAIWA IC エコーチェンバー : ダイワインダストリ ES-880

英語圏で人気なので 驚いた。

ケース寸法 :85 x 23 x 90 mm。 1978年製造。

Photo

落ちている写真では、ES-880はDC専用。 松下のICで構成されている。

 
 

これは上より部品数が増えている。基板形状から異なるので上とは回路が違う。

コンデンサーのジャケットからみて1980年後半らしい。 

Untitled

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2台並べ写真のようにVRも異なる。 3点LEDが載っている基板も違う。 トライ アンド エラーで基板Verが偏移している。

mic-amp に1 TR. TRは計8?

OP AMP 2こ。

MN3008.mn3101

LED点灯に 4つのTRらしい。

出口にTR1個

TR3個の使い方が読めない。

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BBDのデータシートをトレ-スした。 EC-505の基板写真からみるとイコールに近い。

Echo

3点LED点灯回路をこれから追加する。回り込み防止のCRは4個は入れる。CBだとBBDのクロックが音声信号に重畳しそのまま流出するらしいのでTRAPはほしい。(

AN6551(6552)の等価回路に「dual op の電源分離等価回路部」がでており、この回路の優劣でセパーレーション大小に至る。

2025年2月28日 (金)

HC-49sの安定度考察。

cq ham radioでは 水晶のカット面と周波数安定度について紹介されていた。1960年代の本に載っている。

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HC-49sの安定度は等級によってちがう。

製造メーカーでは50ppm製品から20ppm製品(周波数偏差及)を製造している。ppm指定品が入手できればそればベスト。   「温度ドリフト+周波数偏差及」を加味して調整。

中国から届いて国内に出回っているのは、50MHzで2kHz程度は違う。これは20ppm(偏差)製品。公称周波数と実周波数とのズレが偏差になる。温度ファクターも同時に影響がある。室内温度20度±0.5度で、運用できるのであれば温度ドリフトは無視してもいいとは思う。

電源投入しなおすと周波数が1kHz程度はズレるので面倒だ。

50MHzでの±20ppmで±1kHz。 これが最上級品HC-49s

50MHzでの±30ppmで±1.5kHz。 3kHz幅ある。 

50MHzでの±50ppmで±2.5kHz。 5kHz幅ある。 これ日本製です。

調整肝は、       偏差傾向をみる。「電源投入毎に毎回周波数が違うので何に合わせりゃよいか?」の傾向を掴んでから、トリマーCで合わせる。 3端子レギュレーターは通電ごとに±1%は電圧異なる。  5vレギュレータであれば ±0.05v(幅で0.1v)は違う。それも加味して傾向を掴むこと。

高精度・低消費のシャント型基準電圧ICで±0.5%。

そこそこ調整できたら温度ドリフトの事を考える。 連続通電8時間での経過を表にしてみる。

、、、と安定しないことに気つくので、PLL化あるいはTCXOを検討するのが次ステップ。MC145163Pがまだ流通している。

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多摩     tama_hc49us.pdfをダウンロード

シチズン   ctiz_hc49_u.pdfをダウンロード

kdk             kdk_hc49us.pdfをダウンロード

                  kdk_hc43u.pdfをダウンロード

 
 

水晶振動子の体積が大きいほうが安定度は各段に高い。 HC-43は偏差5ppm製品もある。

 
 

米国ECSには、 APRの概念について説明がある。10年後の偏差は±10ppm 。

セラミックフィルター、水晶信号子分野では世界的p企業のECS.

  エプソンの水晶振動子系は1960年?~2012年は社内生産していたが、分社し子会社化をした先で生産中。 フォーク型振動子を生産していた松島事業所をhoyaに無償譲渡したのが2012年頃。
 労働者の給料はリセットスタート。元気な係長がシュンとしていて可哀そうだった。無償譲渡はこれで3回目の記憶。 近々にもう一回あると予測。
 

セイコーエプソン、HOYAに光学事業譲渡

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HC-49s送信側の周波数安定度はこのくらい。安定度が不足なので制御(PLL)が流行ったのが1970年代。

PLL技術も1985年 アルインコ製430MHz trxでは,1時間で20kHz周波数が動いていた。trioではそうならないので、アルインコはヘボイのた体験した。

2000円程度のtcxo(0.1ppm)を仕入れてcrystalを入れ替えた方が各段に安定する。これを2005年頃に実行した方が数名。


YouTube: ロクタル管スーパーラジオ。  マジックアイは6BR5。  de  RADIO KITS IN JA。


YouTube: 真空管ラジオ自作 :6EH8     DE RADIO KITS IN JA

2025年2月18日 (火)

LM13700: 1999年9月data sheetあり。 NE5517は2001年8月3日版データ。

電圧耐性は、 NE5517(philips)  >>LM13700(texas)。

性能差はこれから確認。

Linearizing Diodesが特徴。

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1980年代のIC dataは pdfになっていないようでwebで拾えない。 ne602は1985年には流通しているが、webでは1990年版しか拾えない。1990年に,ne612にネームが変わったらしいことは理解できた。

 ne555,ne5532,ne602は深く設計されたICだ。

2025年2月10日 (月)

案:ta8410p

出口での電流を監視するpinがpin8,pin9.

電流制御になっている???だろうop amp.  等価回路を発見できると色々な用途 向けになりそうな気配。

15kHzまではフラット。ゲインは外部抵抗で決定。

Photo

2025年2月 7日 (金)

tda4001 should be preferred to the tca440

TCA440.PDFをダウンロード

冒頭の3行目に「tda4001 should be preferred to the tca440」.

tda4001も使いやすいICだ。 オイラも幾つかもっている。 

ICは経年劣化でwire padが浮く傾向がある。 製造工場による質の違いもあるが、80年代icの生存率は50%くらいだ。

tda1752では生存率は30%。

ne5532の生存率は高く1989年製造品も流通している。

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TDA4001.PDFをダウンロード

TDA1572.PDFをダウンロード

TDA1220B.PDFをダウンロード

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TCA440のAGC レンジは。 38+60=98db。(IF=460kHz)

TDA4001 のAGCレンジは 60dB.

TDA1572のAGCレンジは 86dB

TDA1220BのAGCレンジ 100dB.

AGCレンジ120dBのラジオIC(AM)も流通しているが型番忘れた。思い出したら追記する。

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・SSB復調できる簡単なRXをつくろうとはしている。 crystal filterなしの簡略版で検討中。

1,tca440はoscが上手く行かなかったので フリーズさせたままだ。 W55Iは使う。

2,S042Pの後継モデルTDA6130は2GHzで乗算できる(公称)。 これを使えば真空管時代同様の430MHz AMも視野に入る。 tcxo 0.1ppm 120MHz品も流通しているので、安定度は足りるはず。

3.サトー電気のダイレクトコンバージョンRXの延長でもいいように思う。 active bm にするか? passive bmにするか?

、、と雑感。

2025年2月 5日 (水)

Bell speaker " model A-40" sounds


YouTube: Bell speaker " model A-40" sounds

bell研が スピーカーを扱っていた時代です。

2025年2月 1日 (土)

「Square Active Crystal Oscillator」。クリコンの局部発振デバイス考。

日本製水晶振動子HC-49で周波数偏差が並級30ppm 上級で20ppmです。

20ppm製品はパーツ屋ルートでは ほぼ遭遇ない。

30ppm製品を50MHz帯クリコンでつかうと1kHz程度のアバレは当然。通電中に周波数が動いていくので「アバレ」

 
 

「Square Active Crystal Oscillator」は、50MHzクリコンRK-292で使ってみた。

周波数アバレは公称25ppmだが、実測100Hz程度のアバレなので電子工作には丁度良い。 現地価格で1ドル程度。 価格と周波数安定度の天秤では、これがベスト。

 
 

TCXOは公差0.1ppm。50MHzクリコンでは10Hz程度の周波数誤差。 現地価格で10ドル~15ドル。TCXO搭載のクリコン基板は、RK-308

2025年1月31日 (金)

プレート検波。グリット・リーク検波。 2極管検波。 検波考。歪み率 (再掲)

初稿 :2016年9月25日


YouTube: Regenerative vacuum tube radio, frequency is direct reading digital. 再生式ラジオ 1-V-2 : RADIO KIT IN JA

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同調回路のQ プレート検波で検索すると、深い情報も見つかる。

オイラのような機構設計者が、弱電検波回路に言及するのは身の丈を超える。プロの電気回路設計者が数値式で、プレート検波を解析してくれると想う。

繰り返すが 先達の本を読むように、、。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

上の動画は再生式ラジオで受信周波数をデジタル表示させたもの。今のところ日本では初めてらしい。

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昭和30年代のとある「初心者向けtext」からごく僅かお借りしてきた。 初心者向けなので、お馬鹿なオイラにも理解できる。

歪み率に注目しよう。

①プレート検波

「一部では音が良い」との記事も見かけるが、「真実はどこにあるのだろう」と初心者向けtextで確認した。

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上記図のように,歪み率はほぼ10%以上。よい処で8%。 この歪数字で音が良いと言われるのは、流石に腰が引けてしまう。

入力を1.5~2.5Vで使うと8~10%の歪みに納まりそうだ。

球で増幅している分、outは出る。

1V 入力ならば20V出力なので 電圧は20倍(26dB)と,ずばり球1個分の増幅度。

②グリット・リーク検波

再生式ではポピュラーな検波方式。

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注目の歪み率は、プレート検波よりも小さい。半分というか1/3というか確実に歪みは小さい。

入力を0.2~0.4Vとし、グリット検波使うと歪み率は2~4%。プレート検波では歪み率10%。あなたはどちらを使いますか?

0.1V 入力ならば1.5V出力なので 電圧は15倍(24dB)の増幅度。プレート検波よりやや増幅度が落ちているが定数次第だろう。

③2極管検波

スーパーラジオでお馴染の回路。

133

1Vも入力させると、歪み率は1%以下になる。 プレート検波、グリッド検波より1桁以上goodだ。

入力10Vでも3Voutゆえに入力レンジは 他の回路より広い。

2極管検波の信号を25dB程度増幅すれば、出力レベルはgoodになる。

  試算すると、           

★1   2極管検波+6AV6増幅  1v入力+25dB増幅 ⇒ 出力20v 歪み1%

★2  プレート検波         1V入力    ⇒ 出力20v 歪み9%

どちらを選ぶかは、お好みによるが、歪みの多いものを選択するゆとりはオイラには無い。

初心者むけTEXT」には基礎情報が載っているので、入手し読むことをお薦めする。

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複合管の登場以前ならば、グリッド検波 VS プレート検波で回路検討するのだろうが、6Z-DH3Aや6AV6のような複合管が市場登場したので、「2極管検波+3極管増幅」が歪み率と音量面からもgood。

以下、ラジオ工作の基本だが

①加えて、検波回路とAVC回路は其々別にすること。 

②IFTの直後に検波素子を入れるとIFTのQが下がる

③6AV6,6Z-DH3Aのヒーター・ピンはどちらの方をアースすべきか? ここ。

オイラのサイトの訪問者は上記3点 ご存知のはずだね。

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YouTube: 真空管ラジオ自作 :6EH8     DE RADIO KITS IN JA

真空管ラジオの局部発振確認 : オシロスコープ (再掲)

真空管ラジオ自作 :6EH8
YouTube: 真空管ラジオ自作 :6EH8

 
 

2020年11月1日記事の再掲。

ラジオ動作具合 あるいは 受信感度を上げる方法として局部発振強さをみる。

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自作真空管ラジオの通算124台目で 「真空管 ラジオ 局部 発振 確認 」で説明する。

 
 

1,

まずは6wc5の発振強度を確認する。これは少々強めな感じのosc具合だと判る。

 

測定点は、nhkの教科書に記されている。  WEB検索なんて安易なことをするオツムじゃ自作は無理。 自己へ投資すること。

「アースポイントすら知らない知識レス者が増加中」(雑誌執筆者、編集者等)なので、技術を継承していくには古書文字と映像で記憶にいれること

 
 

RF成分が重畳しているのでデジタルテスターではスケールアウトして測れない。

必ず針式テスターで確認のこと。 

必ず受信周波数バンド下限からバンド上限まで確認すること。局発コイルのタップ位置が低いと発振強度が不足する。中波帯ではタップ位置は下端から1/9~1/10。 短波帯では1/7~1/4がベター。

強度変化具合をみて局発コイルを巻きなおす必要も生じる。松下製品はOSC強度低いコイルが主流なので注意。

020

 
 

2,

6wc5のsg電圧現状はこの数字。 もう10vほど低いのがベターなので、一通り測ったら抵抗は交換する。

021

 
 

3,

IFTに掛かる電圧値。 この数値前後が6WC5のSN良い。 

022

 
 

4,

2nd IFのSG電圧はこの数字。 

球が元気であれば感度過多になる。 お疲れな球であれば丁度よい。

023

 
 

5,

トラッキングはこれからだが、入感するのでバリコンを回してみた。

自作ラジオ 動作確認中 :6WC5
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、、、と 感度が出すぎなので これから感度を落としていく。 6WC5のSG電圧は マイナス10Vさせる必要がある。 2nd IFのSG電圧は30V近傍まで落す必要がある。

 
 
 
 

自作真空管ラジオ :通電確認中
YouTube: 自作真空管ラジオ :通電確認中

 
 
 

6AQ8+6BE6  : tube  pcb for  wireless mic.
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sメーター回路実験 3回目
YouTube: sメーター回路実験 3回目

2025年1月28日 (火)

Wireless module NodeMcu v3 CH340

大人気らしいので調達中。

2025年1月25日 (土)

SLV-C01 は千石とKURAでの扱い品だった。トランジスタラジオ用oscコイル」の種類について

 SLV-C01は 型番C01がスタンプ押してある。

これは千石とKURAで扱っていたがすでに製造終了品。流通はない。 

KURA(千石) とサトー電気は巻線機が違う。これはここに公開済み。2019年のこと。

KURAはCO1のスタンプあり。 サトー電気のはosc(小文字)のスタンプ。 

発振強度は サトー電気 > > 千石(kura)。 トランジスタラジオ用oscコイルを電池管 1R5に使った回路図は、2019年から公開済み。

Slvc01kura

昨秋からの千石販売品は、SLV-C01とはボビンが違うし巻き線機が違う。つまり製造元が変わっている。

 
 
 

2024年11月に千石とサトー電気から購入したOSCコイル。 線径が違う、巻線機が違う(スイングアームの制御がちがう)。

P1010054

P1010060

 

P1010067

サトー電気のは直オーダー(製造工場)している感じ。他は中間商社経由。

 

製造元が違うとOSC具合も違うので、いま販売中の千石扱い品を1R5で動作確認ずみ。サトー電気のは発振強度が強い。


YouTube: 電池管1R5で造るワイヤレスマイク。

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YouTube: Regenerative vacuum tube radio, frequency is direct reading digital. 再生式ラジオ 1-V-2 : RADIO KIT IN JA

JRC NRD525 回路図: 同期検波

サンスイのAM チューナーはMC1496で同期検波。 DBMで最も綺麗な波形はMC1496.

 
 

JRC NRD525も同期検波できる。

Nrd525_det

復調デバイスは、「上記IC記号の1」:  SN16913を使っている。

DBMをON/OFFさせるにはRF入力 0.6V(0.7V)は必要。DBMを受信信号と同じ周期でスイッチング動作させりゃ同期検波する。 同じ周期なのでシンクロダインと呼ぶ。

RF=0.6V生成の半導体3石使っている。非反転出力することがポイント。TA7061は使い易いがJRCなので放送設備ライバルの東芝ICは使いつらいようで、トランジスタ2SC2712 ( 東芝)になっている。RF=0.6Vが強いと出口端信号も大きくでてくるので、受信信号が増えるかどうかはリミッター部次第。

下画像は1948年公開物。 シンクロダイン(同期検波)は およそ80年前からの古典技術。

Syncro01

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「学習せずに質問するのが大流行りのゆとり世代」向けにひとつ。

シンクロせずに信号処理するとプロダクト検波になる。1968年公開のMC1496 datasheetに記述されている通りだ。

相についてもヒントがデータシートにあるので、学ぶことをお薦めする。

相情報はMC1496にだけ載っている。(世界初のギルバートセルタイプDBMなので、学ぶ情報がすんごく沢山ある)

IF=455KCでの基板になるが、LSB/USB 切り替えはリレー。RK-234relay.

Sn16913_prodet

 
 下記ワード検索すると、深い情報も見つかる。

中波での同期検波デバイスを列記 :検波IC。(再掲)

2025年1月20日 (月)

PWM変調考  LTC6992

先日は 「D級デジタルアンプ IC についてのメモ書 :自作向け忘備禄。」にさらっと書いた。

今日はLTC6992の低周波入力レンジを確認する。 喋りのプロであるNHKアナウンサーでも声の大小差は40dB(100倍)ある。 クラシシック音楽では生で120dBを超える。

音楽CD当初はレンジ100dBあったが、80dBにまで減った。120dBを80dBに圧縮しているのでCD,MP3で臨場感再現は無理。 失われた40dBを復元することは無理。

 
 

LTC9962の写しだ。 低周波信号がすくなくとも0.1Vは必要。入力上限は1V.

つまり10倍しかアナログ入力レンジはない。 20dBしかない。 ピポパフ等のトーン信号くらいしか入れらないことは判った。アナログ信号をスイッチングさせてpwmぽくして入れるとレンジは広がる。 それだとこのデバイスを使う意味はない。

Ltc6992

LMC7555でPWM変調させた基板が領布中だが入力レンジは30dBほどしかない。

UCC25702も入力レンジはさほど広くないので、困ったネ。

UCC28C53が 25702より20%ほど広そうだ。 UCC28C53は0.1~4.8Vの間で低周波信号を請けれるようだ。それでもレンジ幅で50倍(34dB)はない.

入力レンジとしては通信限定であれば40dBほしい。 音楽系ターゲットならば50dBはほしい。

 
 
6WC5をワイヤレスマイクに使う場合には、 低周波信号5Vが6WC5に掛ると概ね変調100%になる。無信号時には1mVは掛からない。 5000倍ていどの信号大小差に対応しているので、入力レンジは74dBくらい。  球の元気具合にも依存するが マイクアンプ部の増幅度目安にはなる。
 
 
 

PWM変調デバイスでは、もう少し入力レンジがほしい。、、、、データシート確認中。

ここは某氏のようにコンパレータがいいのか?

NE570系の出番???

 
 
 
 

中波帯放送局ではPWM変調は1975年ころからの技術。入力レンジについて調べている今日だ。

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最近は14?bit処理らしい。

入力レンジは昔もいまも120dBほどあった。

 この信号をラジオ電波として送って昔はSN75dB.

近年は63から50dB。 確実にSNは劣化している。 どうしてこうなった?????

2025年1月16日 (木)

D級デジタルアンプ IC についてのメモ書 :自作向け忘備禄。

とある回路にD級動作ICを使いたいので、 メモ書き。

 
 

PAM8012  出口はBTL、 内部クロック250kHz、ゲイン18dB   Vil Vihあり(中間電位入力処理はよくわからず)。

 

PAM8304  出口はBTL、 内部クロック400kHz、Vil Vihあり(中間電位入力処理はよくわからず)。

 

IRS2092   出口はBTL、 内部クロック800kHz、ゲイン60dB(アナログ入力の思想)。供給電源として30v程度は必要。

 

SSM2305    出口はBTL、内部クロック280kHz、ゲイン18dB、Vil Vihあり(中間電位入力処理は?)

 

TPA3122  出口はBTL、内部クロック250kHz、ゲイン36dB、Vil Vihあり(中間電位入力処理は?)

 

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Vil,Vihがあるので、その中間電位入力の処理が不明。

「on信号になるのか? off信号になるのかはICのお気持ち次第」なことは理解した。

Vil,Vihの差が小さいICがアナログ信号請けとしてはベター。 

この不安定具合の除去には前段リミッターIC(古くはTA7061、CA3028等)を入れて中間電位にならぬ工夫する。

上記5品では、TPA3122とIRS2092がお勧めぽい。

IRS2092は出口にフィルターがないような模式図なので、PWM電波信号800kHzで出力されそうだ。そのままAMワイヤレスマイクにできそうだが、周波数はデータシート範囲で動きまわるので注意。

外部から周波数を触れそうなPWM DEVICEもあるが700KCが上限品らしい。

内部クロックがつくりだす高周波の対策は必要。 おそらくは80dBほど減衰必要だろう。

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UCC25702.

WA1QIX氏が2003年ころから使っており知名度は高い。

日本では JA9YZ氏の作例が有名。

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古いところでは、

1977年リリースのSG3524。(クロック300kHz) 等が工夫すれば使えることも判った。

1977年でfreq=300kHz.  2018年でfreq=700kHzなので 技術はすでに頭打ち。多分1980年代リリース品が作例多数で 楽??にも思う。

自作向け忘備禄。

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