ラジオ 調整 / IFT調整 と オシロスコープ : (スーパー ヘテロダインラジオ 調整 方法)
YouTube: My tube radio ,using radio counter as JH4ABZ type.
YouTube: 「真空管ラジオAVC電圧でSメータ振らせてみた」:基板確定版
YouTube: TA7642,LA1600,TDA4001を聞き比べ。 TX側はDSB-SC.(MC1496)
YouTube: Mono band qrp am transceiver : this is on 50MHz( model RK-89) : tx-sound
トランジスタラジオでは発振コイルも外見はIFTと同じです。AITENDOでの発振コイルは赤、青、黒ペイントされていますから注意です。裏面にコンデンサーがないので見分けます。「発振コイル=赤色」と信じているならば、かなり知識不足です。チカラをつけてください。
まれに455kHzIFTのコンデンサーレスも流通してます。発振コイルは千石かサトー電気から入手するのが安全です。中波帯発振コイルは少なくとも3社の製品が流通し、発振強度が異なりますので、回路に合わせたものを選択してください。オイラはICラジオでは千石のもの。トランジスタラジオでは千石あるいはサトー電気のものを使っています。
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基本をひとつ。
低周波発振器の出力インピーダンスは600オームです。この廉価品も600Ωです。
デジタルオシロの入力インピーダンスは1Mオームです。 低周波信号の波形観測には、インピダンス600オームで観測するのが基本です。 Z=600Ωの信号をZ=1MΩでみるような間抜けなことをしてますか? 間抜けなsiteを妄信するのは勝手ですので、ご自由にどうぞ。
あなた間違っていませんか? 道具は正しく使いたいですね。
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本稿は2017年4月23日にup済みのものを要約したものだ。テストループについての時系列では
①本siteでテストループの重要性をjis引き合いして公開。2017年。
②2017年11月 祐徳からテストループを発売。
③2019年5月1日 RFワールド N0.49でテストループ自作を記事。
「アンテナ端子のないラジオの調整や感度測定に役立つ
受信機試験用標準ループ・アンテナの製作」
となっており、 ビリが雑誌である。
雑誌による「知的好奇心への啓蒙活動」は残念ながらスピード感はない。
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・MWラジオの調整について列記しておく。ラジオに係るエンジニアならば既知であるが、素人がラジオ修理して小銭を稼いでいる状況なので、JISにラジオ調整が規定されていることを紹介する。ゆえにそれら素人は、単なる部品交換作業者と見做されている。 (部品交換作業者はJISを準拠しない。またJIS規定すら知らない)。 昭和24年にはjis制定。
・部品交換作業者の手によるラジオが流通しているが、アースポイントすら間違えている。結果ハム音のするラジオが多数流通する原因になっている。日本ではハム音のするラジオを好きな人物が多いので取引市場が成立している。オイラはハム音の小さいあるいはハム音が聴こえてこないラジオを好む側であり、どうやら少数派らしい。
・AF出力をVTVM とオシロで観測できることが前提になる。
JIS C6102-2によると
「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 5 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている
・バーアンテナには「SSG+テストループ」で誘起して調整 が、JIS規定。この規定に沿ってラジオ修理している有名siteはありますか?
・6wc5時代のラジオは、「適切な擬似アンテナ回路網を使う」のがデフォルトだが、それを使って調整していますか? 有名なsiteでの「疑似アンテナ回路網」を使っている写真ありますか? 不思議に見ませんねえ、、。 「疑似アンテナ回路網」のさらなる疑似回路も実はある。
・技術水準を下げることは至極簡単。知識を得ずに身勝手調整すれば水準下げに成功する。寧ろ真空管ラジオ愛好家には技術水準の向上に其々尽力していただきたい。
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今回は受信機の磁気アンテナに誘起させ調整する方法について列記する。疑似アンテナ回路網による調整方法は、かなり過去からプロエンジニア(ただ一人)の手で公開されているので、それを参照願いたい。
道具
1, テストループ(菊水、リーダー、目黒等のメーカー品のこと).開放線付ラジオでは不要。
2,基準信号発生器。 真空管タイプの場合は周波数が正確に読める周波数カウンターも必要。
3,VTVM。出来たら2ch.
4,オシロ。(10MHzでok)
5,低周波信号発生器。
方法
AF部の作動確認をする。
・1st AFへ低周波発生器から信号を入れる。概ね10mV(VTVM計測)で入れて、SP端での波形をオシロで観測し・VTVMでの値を確認する。
・周波数特性に凸凹があると聴感ではそれが判るので、250Hz近傍~4.5kHz近傍まで低周波発生器から信号を入れて特性を確認する。6dB程度の尖り山があると聴感でも判る。 判らないなら耳がおかしい。
・計測できた特性をみてカップリングコンデンサーやバイパスコンの容量変更により対応できるようであればフラット特性に近づける。概ね±2dBに収めることを目標にする。
・所謂、残留ノイズ値とその波形を確認しておく。半導体劣化による雑音上昇の有無確認に将来使えるので値は保管しておく。
・低周波信号が強く入るようにVRを上げていき、SP端で歪出す入力値を確認する。 この時に「1st AF あるいは2nd AF どちらが先に歪むのか?」を確認する。→同時に歪出すのが理想であるが、現実的には困難なので1st AFがやや先に歪出すように動作点を変更する。(後段が最初に歪出しても耳ではわかり難いので、1stがやや先に歪むようにバイアス変更する)
IFを455.0kHzに合わせる(仮調整)
・基準信号発生器で455.0kHz(30%変調、トーン400Hz)を発生させる。55~75dBu程度。
・その信号を有線でラジオのアンテナ側に入れる。カップリングCは不要。(本調整は電波で行う。有線で入れたものと電波飛ばして調整したものでは差異が発生することが多いので、電波を受信する機器ゆえに電波で合わせる)
・SP端での波形を見て、VTVM値が大きくなるようにIFTを合わせる。コア形状に整合した調整棒を使うこと。材質は樹脂orセラミック。
ヘテロダイン部での作動確認/調整。
・SSGから有線でアンテナコイルに信号を入れる。SP端でVTVMにて値確認/オシロで波形確認。
・受信可能範囲を確認する。 OSCコイルで下限周波数/バリコントリマで上限周波数が変えられるので、MWならば530~1610kHzを受信できるようにする。
・局発の強さが感度に強く影響するので発振強度確認は必ず行う。「感度不足時に局発強度を上げるか or IFゲインをあげるか 」の判断目安になるので記録すること。耳が悪いラジオを好むのであれば強度確認は不要。
トランジスタラジオでの適正値は奥澤先生の本に数値がある。真空管ラジオではNHKの本に「どこを測ればよいのか?」「数値も記載」されている。学習するかどうかで技術向上具合は違ってくる。著作権上その数値は列記できない。
MWでのトラッキング (磁気アンテナ式:所謂 バーアンテナ式)
◇SSGからの信号を「有線→テストループ」に換え、電波で調整する。
1,SSG 70dBu近傍にて600KHz(30%変調、トーン400Hz)を電波で飛ばす。
ラジオのバーアンテナのコイル動かし最も感度が出る位置にする。コイルによっては位置差0.1mmでも感度差が明確になるので確実に追い込む。
2,1400kHzに周波数を変えて、バリコントリマーを調整して感度最大にする。
3,SSGの出力をやや下げて、上記1⇔2を繰り返す。
4, 感度凸凹が収まってきたら、SSGを455kHzにして電波でIFTを合わせる。IFTによる帯域外減衰量が455の上下でほぼ等しくなっていることを確認。
5,再び 上記1⇔2を繰り返し感度差を±3dBに収める。 可能であればレンジで4dB.100台程度調整していると稀に感度差0dBなものに遭遇する。
6,受信可能周波数上限、下限を確認する。
7,最終確認として任意の周波数(仮に800kHz)の信号を電波で飛ばして、受信周波数を合わせ、IFTコアを僅か回し感度最大点を確認する。 この時IFTによる帯域外減衰が均等なことを確認する。
8,バーアンテナのコイルがズレぬようにボンド系で固定する。(アロンアルファ もOK)。固着するまで放置。テストループもその位置で放置。
9,固着後、感度点がずれていないことを測定器で確認する。この後、測定器類は撤去。
◇注意:真空管ラジオでは信号強さによりIF球の内部Cが変化する。バリミュー管なので内部cは信号強さに追従し、結果中間周波数が揺らぐ。対応としては信号を強弱させてバランスの良好な点を選ぶこと。これを説明しているwebsite も刊行本もないので、技術水準が高くない者が主流だとわかる。
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測定器レスの場合: 50年代の雑誌によれば「放送局を信号源にした調整に1週間費やす」ことが公告されているので、かなりの根気と時間は必要。
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外部入力で真空管ラジオpuへ信号を入れる方法考
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「自作基板」 と 「市販キット」の受信感度表。
・SR-7を基準とすれば、開発基板は互角。
・ダイレクトコンバージョンでも 互角。
◇オイラの環境はノイズが大きい。ノイズとノイズの狭間でMWラジオを聞いている有様。中間周波数455の辺りも電波ノイズが確認されているので、IF=455での計測には条件が悪い。
YouTube: LA1600 nini radio with lm386
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ラジオ少年で取り扱い中のこれ(520円)。
オイラのcad図面からそのまま製品化された一品。
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このled表示器はオイラの開発品(2017年3月 基板化)。型番はRK-03.開発記事。
オイラの知らぬところで2019年9月から流通している。パクラれた??
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