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メンテナンス 真空管 FM/AM ラジオ 音響  Feed

2014年7月18日 (金)

大阪音響 真空管FM / AMラジオのメンテナンス その1

FMも聴こえる真空管ラジオを手に入れた。

「コードつないでも電源入りません。」
しっかりとジャンク出品されていた。

今回は、真空管ラジオのレストアでご高名なお方と競い合ってしまった。

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過去に松下のRE-760RE-860の修理は行なっている。

下の写真のように埃が沢山。

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シャーシ締結のクッションゴムも悲しい。

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本来は、

076 上のゴムパーツの単価は20円未満の記憶。

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上の写真のようにそれなりの埃。

明日ガソリンスタンドへ行って、7気圧で飛ばそう。

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写真のようにトランスレスラジオ。

ブロックコンのコールド側がシャーシに接地されているが、

トランスレスタイプはフローティングさせなくてもOKだったのかなあ??

ブロックコンは生きているようだ。

ヒューズが断しているので、その理由は何だろう??

クリーンにしてから、着手。

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その2に続きます

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2014年7月20日 (日)

大阪音響 真空管FM / AMラジオのメンテナンス その2

地元のラジオで、「新田次郎」のコーナーが毎土曜日にあって

これを楽しんで真空管ラジオで聴いている。

映画の富士山頂もなかなか良かった

その1の続きです。

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7気圧で、埃を吹き飛ばした。

少し錆ていたので、紙ヤスリ#800番で錆落し。

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ACコードを外して、配線をやりなおそうとしたら、下の写真状態に気ついた。

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ヒューズが最下流で、端はシャーシに落されている。

ACコード(100V)⇒整流ダイオード⇒平滑回路(真空管へ+B)⇒電源SW⇒ヒューズ⇒シャーシの順に通電される構造。

ONKYOさん、ヒューズが最下流なのですね。

う~ん、平滑回路のブロックコンが短絡した場合には,ヒューズは飛びません。

では、何故ヒューズが切れていたのか??? 。謎ですね。

ヒューズは、寿命ぽい切れ方していたので、セーフかな、、。

球は

17EW8,12BE6,12BA6,12BA6,12AV6,35C5。

音響なので、球は当然、東芝製。

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ACコード⇒ヒューズ⇒電源SW⇒平滑回路の並びに変更した。

「35C5のソケットが熱に負けている」のがわかりますか?

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35C5は通電しながら適正なSG抵抗値を探る。

12AV6は、高グリッドリーク抵抗によるバイアスだったので

カソードバイアスに換えた。

ブロックコンは使えそうだが、やや軽いので,??状態。

 通電してみた。

バンドSWは、BC帯。

AF段が50Khzくらいで発振している。

35C5のプレート⇔カソード間の300PFが入っていた理由はこれか、、。

可聴域でないので、この音は聞こえない

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 放送を受信してみた。

普通に聴こえるが、「上の波形+音声信号」なのがよく判る。

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 とりあえず、メーカーが施行したように

35C5のプレート⇔カソード間に300PFを入れてみた。

う~ん、止まらないですね。

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OUTトランスに472をパラづけした。

SGで信号を飛ばした。

すっきりした波形になった。 測ると、ブーン音がSP端で10mVでている。

(他メーカーのトランスレスラジオも実測すると6mV~30mV)

トランスレスのブーン音は、+Bのリップルよりもヒーターラインに起因しているように想う。

OUTトランスにCをつけて、ラジオAF段の超音波発振を回避する理由として

1、まず、この位の大きさの小型OUTトランスはその特性上、超音波領域にゲインピークがあることが多く 可聴範囲では、けっこう垂れていることが多い(測ればわかる)。こういうOUTトランスを使うと「超音波増幅器」 になってしまうので、やや注意。

2, トランスはL,C,Rで構成されているので、Cをパラつけしてインピーダンスを変化させ、

 発振している周波数でさほどゲインが取れないようにしむける。結果、音はどこかが強調された特性になる。

 

 

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BC帯には、テストループ必要。⇒まれにYAHOOに出品あり。

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⑧ 次はFM帯の確認。

FMノイズも聴こえない。ブーン音のみ。

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SGからFM信号を入れると,出てきた。

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チューナーパックが動作していないのがわかる。

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このチューナーパックは、 バリL仕様

上の写真に似たアルプスさんの説明をみると

特徴は「AM専用バリコン軸を使って同調を取れる」とある。

多くの会社から、チューナパックがでていたようで、

カタログには「ゲインは35dB以上」の表記が見れる。

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今日はここまで、、。

TUNER PACKを外すのは、やや困難。

その3に続きます。

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2014年7月26日 (土)

大阪音響 真空管FM / AMラジオのメンテナンス その3 

さて、その2の続きです。

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tuner packは、このアルプスさんのチューナパックに似ていて、もっと部品が少ない。

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上の勝手違いぽいのが、ラジオに載っている。

AFC用ダイオードも載っているらしい。(AFC用配線が検波段からきている)

パックを外した。

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17EW8の6番ピンに、緑マーキングした。

OSCされていないならば、

①「緑マーキングの半田面⇒細線サブコイル」で10PF~15PFを足す(現行のCにパラ付け)

②「6番PIN⇒グランド」でCを入れる。  (OSCでよく見かける方法)

③「6番PIN⇒OSCコイル」でCを入れる。 (OSCでよく見かける方法)

3通りの解決策がある。

113 上のように、①案は、コテが入らないのでかなり困難。

114 で、③案で対応。⇒もちろん、周波数が動くので注意。

 OSCコイルに直附けで「C+L」を吊るすので、しっかりFreqが変る。

のちのち手に負えないなら、②案にする。

本当は、①案がベスト。

★SGで84.0MhzFM信号をいれてみた。

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普通にでてきた。

FM用IFTであわせこむと、初段IFTの地側がどうも生きていない。

コアを回しても変化がない。ピークが不明。

チューナーパック単体のゲインは30dBはあるので、性能はカタログ通りですね。

まあ、FM帯で鳴る状態にはなったので、周波数合わせと耳の確認が残っている。

おいおいとIFTを覗いてみる。

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その4に続きます。

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2014年7月27日 (日)

大阪音響 真空管FM / AMラジオのメンテナンス その4

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上の写真は、「FACEBOOKでは即消される」と評判らしい。

大評判のようなのでUPしてみた。

オイラ,FACEBOOKは門外漢。

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その3の続きです。

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FM初段のIFTをばらしてみた。

116スタンピングで、10.7Mc。 455kcとある。

天側が10.7Mhz.

地側が455Khz.

2バンド1パック上下は回路図ではよく見かけるが、実物は初めて。

次段とは500PFのC結合。

★外したIFTを復活させて、FM局を受信してみた。

下の写真のように聴こえてくる。IF段のゲインが少々不足。

もっとゲインを取るには、パターンカットする必要があるので、

IFT段は原形のままにする。

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★2バンドIFTの455Kc側は、ディチューンで使われていた。

感度ピークに合わせると、ボボボときた。

でボボボ発振しない位置に戻した。

★下の写真は、VRを絞ってのSP端波形。

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 VTVM読みで3mVくらい。

トランスレスラジオにしては上々。

前記のように平滑回路は3段にしてある。

あとはネオン管がNGなので、これから調達してみる。

ここまできたら、ほぼ完了状態。

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その5に続きます。

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2014年8月 1日 (金)

大阪音響 真空管FM / AMラジオのメンテナンス その5 FM チューナーパック

onkyoのラジオメンテの続きです。

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電源投入ランプ(ネオン管)が切れていたので、

サトーパーツ製のネオン管に換えた。

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放送を受信中。

013 やや耳が悪いが、FMチューナーパックの10.7Mhzコアの結合が浅いからだと想う。

もう少しチューナーパックを触ってみる。

8月2日 追記

10.7MhzコアをC結合にしたら、耳が悪くなった。

元の回路に直して、FMチューナーパックの調整していったら、耳が普通になった

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VRmaxで、SP端のVTVM読みで3Vを越えるようになった。

ワット換算すると充分な感じ。

BC帯でも同じく計測すると3Vなので、FM帯としてはOKだ。

あとは、ケースに戻して終了。

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FM/AMともによく聴こえる。

さて、置き場所に困った。どうしよう?

出品中の商品はこちら

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以上、メンテナンス記事でした。

「チューナパックのバリL方式」は割合に珍しいです。往時は2社からバリLのtuner packがリリースされていたようです。 このバリL方式は、他のtuner packより耳は良いのでお薦めです。

FM-820もバリL式チューナーパック採用です。

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2016年11月 3日 (木)

「ラジオのノイズ」考

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「ラジオのノイズ」考。

耳で聞いて文字で表現すると「ノイズ」の表記になってしまうが、

ブーンと聴こえてくるのは、電源100vの50ヘルツ あるいは60ヘルツの交流分が聴こえてくる。全波整流していると、倍数の100或いは120ヘルツで聴こえてくるのは、皆様がご存知の通り。

さて、SP端子にオシロとVTVMを接続し、真空管ラジオのVRを絞り、周波数ツマミを触って受信周波数を変化させてみよう。 周波数変化に伴ないオシロ上での波形の大きさが変わることが体験できる。VTVMの値の変化をメモしよう。

VRを絞っているのに、何故信号の変化具合がオシロで判るのか?

ラジオはRF部を持っているので、VRを絞ってもRF部信号がコールドから入ってくることはオシロを眺めていれば誰でも判るほどの基本だ。電子はマイナスからプラスへ流れることは中学物理で教わってきたね。

オシロを眺めていると、「RF部の漏れなのか?」は上記のように判断できる。

  真空管によっては、オーバーシュート波形(オシロ上)が出る球もある。この場合はその球を交換する。

電源回路の平滑回路の段数が不足かどうかは、+Bのリップルをオシロで見る。20mVくらいのリップルならば平滑回路の段数は足りている。 5mVまで下げれば good.

コンデンサーの容量よりも、段数の効果があることは先達が発表された表を見れば理解できる。

ST管IF2段スーパーでの波形を参考にUPしておこう。

6Z-DH3Aの1番ピンは接地する。理由はここにある

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間違っても6Z-DH3Aの6番ピンを接地したり、 平滑回路の接地側引き回しをしくじらないこと。修理済み品(ST管、ミニチュア管)をYAHOOで見かけるが、かなりの割合で配線が間違っている。

メーカー製ラジオ(ST管、ミニチュア管)では、だいたい平滑回路の接地側が下手。その結果ブーン音が強い。真空管ラジオ(ST管、ミニチュア管)を手に入れたら、まずは配線と接地ピン番号を疑うことからのスタートをお薦めする。

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  「330+330+330Ω」の3段で、だいたいこの程度になる。計990Ω。1目盛りで20mVゆえに、レンジで5~6mV程度だ。1KΩの1段より格段に良い。

+Bの5~6mVは出力トランスのOUT側で「幾つの数字になるか?」は、中学生算数の範囲だ。

その計算が出来たなら、+Bのリップルが200mVの場合は、どうだろう?

まれに3端子レギュレーターを採用した製作例があるが、それが起因になるノイズ(電波)はすでに ご紹介した通りだ

オシロを眺めて ノイズ対策されることをお薦めする。

2016年12月26日 (月)

真空管ラジオの外部入力の使い方(PUまたはPHONO)

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ラジオの外部入力の使い方

1,電蓄(電気蓄音)は蓄音器式スタイルがスタンダードであったが、ラジオ(真空管)の登場により蓄音式電気再生方式(電気蓄音)にシフトしていった。

電気の力により音を再現する(再生する)のはラジオが最初の大衆道具だろう。

これによれば「ラジオ放送開始の5年後の1925年から電気録音、真空管増幅器とスピーカによる再生の歴史が本格的に始まった」と記述がある。岡部館長殿多謝です。

電蓄、現在ならアンプなどの音響機器の回路原点はラジオになるだろう。

さて、真空管ラジオには外部入力がついていることが多い。これは電蓄対応ゆえにPUと表記されていることが多い。PUの意味は中学生英語の範囲。輸入品だった電蓄が国産化され、LPレコードの普及した1955年ころから一般家庭にも電蓄が普及していく。

真空管ラジオの回路図を見れば入力インピーダンスは検討がつく。どうみても数オームにはならない。100~500KΩ程度になる。

歴史上、後に登場してくる真空管式プリアンプの入力インピーダンス具合は このサイトが参考になる。Web master殿に感謝いたします。

いま流行のiphoneの出力インピーダンスは情報が錯綜してはいるが、1~4Ω程度とスピーカーと同じかそれよりも低い。 試しにFMラジオのイヤホンジャックからの音を 真空管ラジオにつなぐとどうなるか?

インピーダンスが1万倍以上は違うので,???の音になる。 この音を聞くとインピーダンス整合がどうしても必要になることが体感できる。

オーディオマニアならFMチューナーからの信号をアンプにつなぎ王道に沿って音出してしてくるが、「真空管ラジオをお持ちの方の場合、FMラジオのイヤホンジャックから入力端子へ接続するする 或いはiphoneの低インピーダンス出力を入力端に接続する」と常道を超えた使い方をしてくるのを見聞きする。

仮にiphoneの出力が100mWで4Ωインピーダンスとすれば、E=IR,W=EIによりiphoneの負荷側には5mA流れ込むことになる。 6石トランジスタラジオでも500mW程度は音声出すのでiphoneも500mW近くは出るだろう。

「iphone⇒真空管ラジオの外部入力」と結線してしまう場合、ラジオ側の初段球(3極管)のグリッドに5mAが流れても不思議ではない。まだ実測したことがないので近々にトライしてみよう。う~ん、電圧増幅の3極管グリッド電流を5mA流してよいのかどうか?

真空管の動作説明をよく読めば、グリッド電流5mAが流れることの事の良し悪しが理解できると想う。

2,インピーダンス整合は、「昇圧トランス」あるいは「ヘッドアンプ」による。MCカートリッジのようにインピダンスが数十オームのものを昇圧させることはaudio系では普通である。「mc カートリッジ ヘッドアンプで検索すると回路は多数あるので自作は難しくない。

また、「1000円程度で手に入る周波数特性が良好な小型トランスは残念ながら市場に無い」ので数千円出費して特性が良いものを入手することを推奨する。そのトランスがラジオ内に格納できるかどうかも検討する必要がある。磁束漏れを拾うpick upに成らぬように留意することは当然のこと。「音質に目を瞑りトランジスタ用トランスを使う」ことは至極アマチュア的である

上記2通りの対応策があるが、選択権は己にあるので熟慮するように。

3. これは真空管ラジオの常識だが、出力トランスの1次側にコンデンサーが付いている。この理由は、ラジオ工作者ならば知っているので改めては記さない。3極管のプレートの100pFも音域特性に結構効いている。

このコンデンサーのお陰で4kHzや8kHzなど高域ではラジオの出力特性がかなり垂れ下がっている。また隣接放送波の耳障りなシャリシャリ音を減らすためにもラジオでは、AF部で積極的にHi-cutにし、通信向けの音にする。 audio系の音域特性とは全く異なる。

測れば一目瞭然だが、測定器なしで外部入力で鳴らせば高域の伸びがないのですぐに判る。高域の垂れに無頓着ならば、真空管ラジオで外部入力を鳴らせばよいだろう。大半の電気工作者はHi-cutの通信向けの音よりhi-fiを好むと想う。

  「SP端から、音が出れば満足」の水準で支障なければ真空管ラジオの高域垂れ特性に依存して、音を楽しむこともある。

音が判るお方は、外部入力を真空管で楽しむ為にラジオでなく真空管アンプに移行していると想う。

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まあ、オイラ的にはラジオとaudioでは音域特性の設計思想が異なるゆえ、目的に合うもので音を楽しむが王道だ。

「ラジオでは、あえて高音伸びないように工夫がされている」(通信向けの音)と繰り返し申し上げておく。

音の聞き分けができるならば、真空管ラジオの外部入力で音を楽しむことは困難なことに気つくと想うが、近年は聞き分けが出来ないuserが多いらしい。

1月3日追記

実験をした。

真空管ラジオの外部入力(PU,PHONO)への音源考。 ちょっと粗い実験

真空管を痛めないために一読をお薦めする。

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