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ラジオ周波数表示器(LC7265)。ラジオカウンター Feed

2018年11月 7日 (水)

JH4ABZ式表示器の電源基板キット。ノイズ減衰量は25dB。乾電池レス化に、、。

時間軸で整理しておく。

・LC7265 ラジオ周波数表示器発表は 2017年4月 :キットも告知。

・JH4ABZ式 表示器告知 2017年7月

 
 
 
 

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お問い合わせ多数だったJH4ABZ式表示器の電源基板を領布します。 キットにて。

「ダイナミック点灯」はその周期に呼応するノイズが発生します。 ノイズ強のものは電波でもノイズを撒き散らします。 ノイズ弱のものは電源ラインへ漏れ出ます。

本基板はJH4ABZ式の周期に対応しています。 中華製LED表示器には周期が合いません。ノイズ減衰量はおよそ25dB~30dBです。

電波ノイズを飛ばす表示器には、全く適応しません。(シールドBOXに収納すること推奨します)

Spp01

Spp02

オイラはこの基板でLC7265表示器を作動させています。 in-take ampの電源基板でもあります。

ヒーター 6.3Vから供給してください。

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この基板を開発した記事を再掲載する。(初稿  2017年3月13日 )

トラップの減衰具合をバラックにて机上確認。

★まず挿入に拠るロスは3dB程度。

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周期ノイズと同じ100Hzを入れてみる。 減衰量は30dBほど。

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◇現状を確認する。 pic式ラジオカウンターからの「電源ラインへの周期ノイズ漏れ」(電池端)の波形。

矩形だね。およそ70mVほど漏れる。「FMチューナーは100mV OUT」で設計されているので、この70mVってのはわりと大きい数字だ。

このまま、ラジオに内蔵し、ヒーター6.3Vで供給してしまうと音で聴こえてくる。実際聞こえてくる。だから乾電池使用が推奨されている。

その音を取り去るための「基板」になる。

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◇TRAP効果の確認。

乾電池⇔ラジオカウンター の間にいれて、「乾電池⇒トラップ⇒ラジオカウンター」の順に電気が流れるようにする。電気供給元(乾電池端)で, 漏れてくる波形を見る。

この矩形のトラップ通過した波形だ。

25dBほど減衰している。

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◇次は、実際にラジオで確認。

基板を実装してみた。 ヒーター6.3Vを整流した直後の波形。

電気の質として、60Hz±0.4Hzが要求されている。59.91と優秀な値だ。中電さん凄い。

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◇次に、ラジオカウンターを取り付けて、トラップ終端で確認。

電気は、ヒーター6.3V⇒整流ダイオード⇒トラップ⇒ラジオカウンター の順。

ラジオカウンターからの漏れが見れるような無いような。

ここで見たような矩形が見えないのでOKだろう。 ここは60Hz地域なので、周期ノイズ(およそ100Hz)のとはタイミングが異なる。周期ノイズを止められないならば、オシロで2つの周期が見えるはず。

見えないね。

035

これでヒーター6.3Vからエネルギー供給してもOKなトラップの確認もできた。

実際の音は改善されている。周期ノイズは聴こえない。オシロで確認した通りに効果がある。

乾電池消耗を気にすることなくラジオカウンターを真空管ラジオに載せれるようになった。

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波形確認しても周期ノイズが見えなくなる優れものです。 

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2018年4月29日 (日)

バックライト式 「ラジオLCD表示器」。

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SC3610を使った表示器はLCD式になる。

以前のこれ

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◇一昨年からずっとバックライト式LCDがリリースされていたので、試作を始めてみた。

上のLCDとは天地逆にLCDを取り付ける必要がある。

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発光色はケルビンが高いらしく青白い。

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◇FM帯はupper IFなので欧州向けのIC. upper だと日本国では「NHK 教育」の周波数に近接するのでlower IFに定まった経緯がある。 分科会で審議されたことが古書にあったように記憶している。政府記録も公開請求すれば出てくるだろう。或いは通達で出ていると想う。

「受信周波数+10.7MHz」でfmラジオを製作販売(対価交換)すると拙い。この辺りは70歳以上の方ならご存知。 

と云うことで このICは「OSC-455KHz」と「OSCー10.7MHz」で使う。

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ICでの設定は下記になる。日本国内メーカーのFMラジオには、このdisplay ICは搭載無理。

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輸入販売されているFMラジオはupper IFなので、それには使える。

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 ラジオカウンターへの信号供給は、LC7265のでは この記載のように過小でも過多でもダメだ。ICのデータを見ることもなく半田実装する蛮勇者もかなり存在するらしい。

実装前にICデータを見ることは、基礎の範疇だと想う。

◇SC3610では

これは信号過多。

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これは適正入力。

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此れは信号強さが不足。

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概ね120~128の範囲が適正。 レンジで10dB弱ほどだ。

バックライトの電流制限は固定抵抗⇒可変抵抗に換えたほうがよさそうだ。

、、と基板を修正中。

2018年4月13日 (金)

作動確認中なのがこの5桁LED表示機。三菱のIIL M54821Pを使った周波数カウンター。

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今、作動確認中なのがこの5桁LED表示機。三菱のIIL。亜土電子からもキットが出ていたらしいが、その頃はオイラは電子工作に興味がゼロだったので、「キットがあった」程度の記憶。

周波数カウンター向けのIILなので、外部にプリスケーラICを必要とする。「57MHzまでのプリスケラー」と「50~250MHzまでのプリスケラー」をそれぞれオン ボードさせると、「廉価な周波数カウンターの完成」になる。

データシート指定のプリスケラー M54408Pをのせてみた。

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一応表示は出たので、細部を確認中だ。感度はLC7265やJH4ABZ式と同じく0.2VRFで表示してくる。

M54821Pは国内に300個以上あった。 IILで表示器作成したい方には朗報だ。電流計によれば160mAほど流れる。

① 上写真でも判るが、一桁上でも薄く点灯するので、そういう仕様かどうかを確認。

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オシロを使うと正確な比率で確認できるが、桁上へダイナミック点灯信号が出ているのがわかる。

2桁上には出ていないこともわかる。

「三菱さんがどう工夫をしていたのか?」に興味を持った。

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LED輝度を下げていくと判かりにくくは為るが、本質的な解決策ではない。

余計なON信号が出ている。

② 電波ノイズはやや強力だ。

LEDを無にすると無ノイズになるので、「LEDをONさせる強さ」に関連して工夫が必要。ノイズを弱くしていくと表示に影響があったので、いま立ち止まっている。

表示が 0⇒1に変わるとノイズ音も変わるので、10文字x5桁分のリフレッシュ作動で固有音があるらしい。

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データシート指定のプリスケラー M54408Pを使うと上のようになる。廉価な周波数カウンターとしては使えるが、ラジオ組み込み用には難がある。

しかし、「亜土のキット」はM54408Pを使っていない。 このM54408Pレスだと点灯は良好らしい写真が多数見つかる。 確かにM54821Pの製作記事(本)が3本あるが、どれもM54408Pレスだ。ここらに解決策があるようにも思う。

PIC式しか知らない方には、「既存ICでの周波数カウンター製作」は珍しいかも知れないが、技術史をトレースしているオイラだ。

今年中にはまとめたいな。

このM54821Pは、ラジオのIF周波数455と10.7をオフセットできる。オフセットゼロにすれば実周波数を計測できる。ラジオ組み込み用にしてはノイズ数値が大きいので、「ラジオ調整用」が主たる用途かもしれん。

2018年4月 2日 (月)

9R59向けラジオカウンター製作の試み。 5桁でトライ。

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4桁表示のLED DISPLAYでは、動画のタイプがある。これは2016年12月に基板化したものだ。


YouTube: RADIO COUNTER

さて2018年は、5桁表示にTRYしてみた。

5桁LEDは昨年夏にALI-EXPESSで販売している様だったが、実際の製造実績はゼロでカタログに掲載だけされていた品だった。 長崎の裕徳電子さんのプッシュで「限定数の製造」に持ち込み、昨秋から販売中。事実上は開発品に近い。左様な経緯で、日本国内での5桁LEDの取扱いshopは、裕徳電子だけだと思う。

①50MHZ帯も表示した。

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②OFFSETもできた。

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まあまあだと想う。今年中には仕上げたい。

ダイナミック点灯式だが、チラつかない。 PIC式ダイナミック点灯だとチラつくがこの方式はチラつかない。両者の差はオシロで確認済みだ。(ノウハウとして取得できた).お金と時間を費やして得たノウハウなので、、、、「教えて君」には不向きな表示機だろう。

中波~50MHzまでokなので9R59向けに良さそうである。50MHzでも1khzもズレない優れものだ。

出品中の商品はこちら

2018年3月 3日 (土)

LC7265表示器への適正な信号量。yahoo出品にmy LC7265 表示器が採用されていた。

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昨日は、中国での電子部品市場について祐徳電子さんから色々とお教えいただいた。

多謝、祐徳電子殿。

LC7265表示器キットでは、まだまだ半田付け不良による問い合わせがあり、やや梃子摺ることがあるらしい。コネクターピンと ICとの導通確認をテスターで行なえば非導通を発見できる程度の半田付けが時折あるようだ。

フォアーランドの社長さんも往時、「作動不良にて学校から送られてくる教材キットで、その原因の9割は半田付け不良だ」と申されていた。「技術科の教員すらまともな半田付けを知らない」と嘆いていた。

◇「通電確認の実装済み品(¥3,000)をラジオに取り付けても、上手に動作しない」との謎の問い合わせがごくごく稀にあるらしい。

 SSGで確認OK品が作動しないのは、100%ラジオ側の要因である。入力過多でも過小でも正常入力値外であれば、動作しない。適正入力値についてはLC7265のデータシートで公開されている。 過大入力ならば焼損してICは壊れる。

◇そのデータシートも読まずに半田工作キットを組み立てている不逞の輩は居るまい。

以下の写真はデータシートの写しjpegになる。

FM帯ではLC7265に5V程度の電圧を掛ける必要があり、AM帯ではそれよりも低い3V未満でも作動するらしいことが判る。 データーシートは別称チャンピンデータと云われているように、実挙動とは異なることが多い。

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上のようにLC7265への信号量のグラフが公開されているので、 概ねこの値以下でLC7265に信号を受け取ってもらう必要がある。

信号の供給過多は駄目ですね。そのためにグラフが公開されています。このように適正な信号量の情報はメーカーから公知済みであるからして、データシートを読まずにLC7265を使おうとする蛮勇者はおるまい。

データシートが読めないなら、LC7265表示器を使うにはまだ早い。6WC5の発振強度を確認せずにLC7265表示器を使おうとするのは、手順が可笑しい。

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◇◇◇◇

yahooにmy LC7265表示器(青色LED)が採用されていたのを見つけた。

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オイラはチタコンでの結合は非推奨だ、、、、。

祐徳電子さんが販売元として紹介されていたね。(オイラが基板化後、7ケ月のちに祐徳さんからリリースされている。     マイクコンプレッサー基板、la1600ラジオ、ダイレクトコンバージョンのデータと基板を提供したがこれらの興味はどうも無いようだ )

平滑回路の2段ではハム音は残る。100uFの容量は必要ないので、22uFの3段の方が効果ある。「容量より段数だ」って英字で記事があったと想う。所謂、「低抵抗多段式平滑回路」を推奨します。

、、、と「低抵抗多段式平滑回路」の良さを昔に公開している。オシロで捕らえられないほどのリップルなら悪影響はないだろう。

◇LCD表示器(基板ナンバー RK-01)も 信号過多だとちらつく。

開発済みの「真空管ラジオ用 周波数カウンタ は 5種類」紹介 (all my 基板)。キット品はyahooにて。

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2017年9月 7日 (木)

LC7265のKIT (blue)が発売されました。 ラジオ自作派 向け。

FM/AM の2バンドをデジタル表示するKITが、裕徳電子さんから 今日発売されていた。

測定器無の自作派向けで、「半田つけして終了」のキットだ。

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全世界とは大げさだが、FMはOSC に+10.7 または-10.7を ジャンパーで選ぶ。

AMは OSC-455の固定。

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欧州に限定すれば このLCD表示器。 ICはいまや欧州からebayで購入できる。 

2017年7月28日 (金)

今日の半田工作。 

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今日の半田工作は先日届いたAM/FM LC7265表示器基板。 

初回ロットではFMはlower ヘテロダインだけだったが、欧州ではupper ヘテロダインなので、lowerもupperも選択できるように変更したのが今回。

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upper,lowerの文字が読めると想う。

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FMラジオで日本がlowerヘテロダインに決めた理由は、往時の雑誌等に載っているのでご存知ですね。

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このLC7265表示器は 祐徳さんで取り扱い中。

2017年7月 3日 (月)

AM/FMラジオ用LED周波数表示器(実装完成品)。祐徳電子さんから販売されました。

初稿: 2017年7月3日

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自作ラジオでの苦労は「周波数表示の方法」だと想う。ダイヤル指針を自作してもよいが墨入れをどうする?。シールで作成してもテカリをどうする? など工夫がつきまとう。

LEDデジタル表示なら,見栄えが良いが、国内では市販品がまだない。そこで自作してみた。 過去このように幾つか表示器を紹介した。

SANYO IC,LC7265を使った自作ラジオ用表示器が祐徳さんからリリースされた。aitendoですら このLC7265を売っていないので入手は苦労したのだろう。

ICが製造終了品なので、まとまった数量の入手にはかなり苦労したらしい。

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と向こうの様子だ。「電波ノイズが飛んでいないことは確認済み」と聞いている。中華製周波数カウンターだとノイズ多々で使えなかった実例がある

自作ラジオ派が増える事を希る。

ラジオ工作の基本もあげてある。

オイラは田舎のおっさんだ。

2017年6月29日 (木)

LEDラジオカウンター用、電源基板です。1

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LED表示器用、電源基板です。

今は積層9Vで動かしている。相手はPIC式ラジオカウンター。

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下写真のように置けないかなあ、、、と。

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通電した。12Vと表示された。既報のように倍電圧回路である。

丁度2TRも作動させているので、消費アンペアは16mA程度だろう。

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LC7265ラジオカウンターは実測80mAだったので、倍電圧回路には荷が重い。

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このLC7265ラジオカウンターは外部から4.8V程度掛ければ作動する。5.2V掛かれば正常に作動する。

外部入力モードで、入力補助に2~4石程度のアンプ回路を作動させる12V15mA程度は流せる。ラジオモードに切り替えてnon-pic表示器を作動させる。 そんな使い道を想定している。

もちろん、pic式ラジオカウンターでのフレッシュノイズ流出防止回路も載っている。1000μfのケミコンが実際にはやや大きかったのでプリント基板をこれで修正する。

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追記

訂正した。これならokだろう。

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2017年6月26日 (月)

SANYO LC7265のラジオカウンター(non-pic式)。

有名になった「日本会議」さんです。忖度とか、忖度ですね。

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yahoo でkit品、このsiteで 「プリント基板+lc7265+lb3500」を領布してきました。

概ね1.5ケ月ほどでしたが基板があと2枚で終了です。完成品 1個。kit 1個で終了です。

上手にお使いくださいませ。。

2017年6月 7日 (水)

LED式周波数表示器ラジオと乾電池。

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    LED式周波数表示器ラジオで「乾電池の電源は、ヒーター電源を整流して使用出来ないでしょうか? 」。

まず、LED周波数表示器は大別して3通りになる。(received frequency display)

①カウンターICを利用したタイプ。

  現時点ではICの入手が少し困難である。

②専用ICタイプ。(記事参照。)

下の表示器は80年代IC使用。往時の半導体ラジオに使われていたICで製作。いわば復刻版。

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オイラの自作品。

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   deta 検索すると received frequency display ICは日本メーカーの 2種類だけのようだ。30年前製造の流通在庫が多少あるだけらしい。

③PIC等マイコンでダイナミック点灯(記事参照)

  近年主流。

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JH4ABZ氏設計のものをご承諾いただき省サイズ化した。

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まず電波としてノイズ放出しないこと。

次にクロックノイズの漏れ。 3端子レギュレーターのノイズ流出。 この2点に留意すればヒーター6.3Vからエネルギー供給ok.

乾電池駆動なら電波ノイズにだけ注目すれば良く、ノイズ流出には目を瞑ることができるのでビギナーは乾電池駆動がよいだろう。

検索でHITした本サイトだがweb logゆえに、過去記事を読むと上記の意味が判る。

上記それぞれの周波数表示器は出品中。

出品中の商品はこちら

参考

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2017年6月 6日 (火)

ノイズに為らない3端子レギュレータ。電波ノイズレスのレギュレータIC。

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この冬には、3端子レギュレータを数種類購入して、個々のノイズ発生具合を眺めていた。その結果、ノイズ発生がわからない3端子レギュレータに巡りあった。紹介記事

幾許かのお金と時間を投資して、成果を得た。

時折、「ノイズに為らない3端子レギュレータ」を教えてほしいとのメールが届く。見知らぬ人間からである。善人とは限らぬ。警察署内で保管現金の紛失事案が発生する日本である。上記のようなone way(身勝手)の要求思考が、民度を下げていることまで思考が至らぬようである。

部材費は、タバコ代程度の金額だ。その位の小銭も無いから、要求してくるのかなあ、、、。

答えだけをペーストして卒論を仕上げるのが流行る日本であるから、左様な厚顔的要求も彼等の脳裏では日常の行為らしい。

「オイラが労した時間の対価」及び「部材代」をくださるなら、等価交換になるだろう。それなら応じよう。

技術を軽んずる日本だから、もうエンジニアは死滅した。本業のFAではそれをつくづく感じる。

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ヒントとして、

全ての商品が電波ノイズあるいは電源ライン流出にならないメーカーはないように思う。

「このメーカーの、この型式なら何V用だけはOK」 と云うことだ。

もっと云えば、複数ラインで同じ商品を作っているはずなので、印刷(レーザー、転写)まで深くみるとスキル向上になる。

7月3日追記

祐徳電子さんからのリリース品は、 ノイズ源にならないことを確認してもらっている。その意味ではヌカリは無い。

2017年5月23日 (火)

DISPLAY IC LC7265。  FM/AMラジオをLED表示させる専用IC。

LED表示するFM帯ラジオをつくるにはこの表示器しかないだろう。

日本のSANYO が昔、AM/FMラジオ用に開発したICなので ICからの電波ノイズは皆無。

PIC式ダイナミック点灯はチラつくが、このLC7265ではそれは無縁。

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sanyo LED DISPLAY IC LC7265を作動させて、電源側(電池側)への漏れを確認した。

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1mVレンジのVTVMで0.2mVほど出てくる。至って弱い漏れだ。電波ノイズは皆無。表示専用ICだからノイズ源になってしまうとお話にならない

時間軸を最も遅くしてこれだから10Hzくらいか? そんな低い音を再現するスピーカーは持っていないよ。

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菊水のオシロでみたが、電化製品のノイズが多くて明確には判らんほど弱い漏れだ。

中華製カウンターのようなノイズ発射カウンターには為っていないので安心だ。

聴感上はノイズが判らない。測定器でみても微小すぎてようわからん。

2017年5月16日 (火)

AM/FMラジオ用LED表示器(non-pic式)。 「2枚基板+2IC」でラジオ工作派に。

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elecrowからプリント基板(最新版)が届いた。 前作はfm帯のoff setをジャンパーでプラス方向、或はマイナス方向に設定したが、最新版は日本向けの固定off set(下側ヘテロダイン用)だ。

欧州ではfm帯も上側ヘテロダインが王道のようで、ややこしい。

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最新版に部品をのせて基板確認は行い、okだった。non-pic式なのでチラつかないことが特徴。

LC7265の残数が3pcsだが,「2枚基板+LC7265+LB3500」で限定3setで領布開始。

基板の領布はこの頁lc7265.pdfをダウンロード

LC7265は国内大手SHOPにはない。。

追記

6月16日18:00時点で 残2set.

6月30日10:00時点で 残ゼロ.

7月3日 祐徳さんでの取り扱いが始まった。

2017年4月19日 (水)

SANYOの display IC LC7265でラジオ受信周波数を表示させる。ラジオカウンター. integrated circuits

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さきほど届いた修正版7segLED基板。

AMとFMの2バンド表示する。もちろん自作ラジオ用にオイラが興した基板だ。公知の推奨回路そのままだ。

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LC7265の33番PINがパターンから落ちていたので、単線にてフォローした。

実装して確認。AM帯は オフセット-455KCしたのでOK.

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FM帯はどうかな?

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ドット表示も来た。 う~ん、オフセット方向をまちがえたな。(欧州仕様にしてしまった)

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この点を修正して、本基板の手配になる。

ラジオに使えるカウンターのご紹介

PIC式、LCD式、このNON-PIN式と3種類my基板で揃えることが出来たね。

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4月21日追記

試作基板はジャンパーにて訂正した。2箇所。

5月16日 追記

本基板が届いた。

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オフセット-10.7MHzもパターン落ちしていた。ともにジャンバーにて対応。

これで本基板の手配を行なう。

告候

本基板到着後(5月下旬)に、

「基板2枚(1セット)+LC7265+LB3500」のセットにて、領布予定(数量は10setのみ,追加増刷予定はない)。 詳細はここに記しておく。

告候2017年6月25日

プリント基板の残数が2になったので、そろそろ配布終了になる。

6月30日 配布終了になった。

告候2017年7月20日

復活リクエストが多いので、組立キット20set分で部品調達した。

告候 2017年9月1日

祐徳電子さんからKITにて販売開始された。 半田実装品も販売されている。

ラジオ工作派には朗報だろう。

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中華製周波数カウンターだとノイズ多々で使えなかった実例がある。ラジオゆえにノイズ源になるものは駄目でしょう、、。。もともと市販品が駄目だからこの基板を興した。

LC7265からのクロックノイズは至って弱く0.1mV程度だ。電波として飛ぶには弱い。真空管ラジオの+Bリップルは松下等のメーカー品は10~100mVあるので、それに起因するハム音が圧倒的に強い。

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これだけ低ノイズだと安心して使える。もともとトランジスタラジオ(半導体ラジオ)用に開発されたICゆえに低ノイズ化は考慮されて、設計されている。

2017年3月 8日 (水)

ラジオ周波数表示器:受信機の発振回路部に影響が出ないように信号(電波)を貰う」

アイテンドーってとこが2021年からLC7265を扱いだしたね。 遅いねええ。

以下2017年3月から公開済み。LC7265表示器キットはYAHOO等にて。

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実装済みのLC7265タイプは祐徳電子さんで販売中。(LC7265表示器はオイラの開発品)

・青色キット品LC7265は祐徳電子さんで販売中。 緑色LEDタイプはオイラがYAHOOに出品中。電源基板キットもある

・LC7265基板化後から2018年3月末で140枚ほど国内に出荷された。自作真空管ラジオにもっぱら使われている。

・裏技で50MHzも対応。下写真は50MHz用ダブルスーパー基板。 RJX-601並のAM感度

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JH4ABZ式キットはYAHOOに出品中。(開発はJH4ABZ氏)

M54821表示器(5桁で80.000MHzまで)は オイラの開発品。基板のみ領布中。サトー電気でも扱い中。

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2015年1月からラジオカウンター搭載の真空管ラジオを自作してきた。 その累計数は90台を超えている。オイラのラジオをお持ちの方は実際に見れば 「How  to pick up the osc signal」はお分りなっているでしょう。

基本すぎて、「こんなの常識でしょ」と結線方法は記さずにいた。 製作記事中には写真にて上がっているので目聡い方は十二分に知っておられる。

ラジオカウンターをラジオ(受信機)に付加するには、影響を与えないように信号をもらう必要がある。

仮にわざわざ信号を10PF等のコンデンサーで引き出だしてしまうと、OSC強度が変化する。場合によっては受信周波数範囲も下がってしまう。短波帯なら目も当てられないほど変化する。

真空管ラジオにラジオカウンターが実装されているWEB記事をみるとカソードから引き出しているのが多数見つかる。「何故、OSC回路の敏感な部分からコンデンサーで取り出す」のか? 「この敏感点から引き出す技術思考」がオイラには理解しにくい。

カソードは局発コイルのタップ点と接続されている。 MT管とST管ではタップ位置が違うことはラジオ製作者なら体験していると思う。受信感度に影響する重要ポイントゆえ、手を加えることなくラジオ製作をしたいものですね。

以下

1、信号は「引き出す」のでなく優しく「貰う」。

  電波で飛んでいるものをキャッチすればよい。 中華製のGY560はその良い例だ。

2,どこから貰うのか?

  OSCラインの配線から貰えばOK.

3,コンデンサーで結合させるのか?

  いいえラジオ回路には手を加えません。

4, 参考写真等はあるのか?

はい。

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緑色の線がよじれていますね。

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 5、ツイストにするのか?

 はい。

 「2cmで1pF相当」と古書には幾度か書かれているのを見ました。現実1pFにするにはもっと巻きます。

6,巻き数は?

 ラジオカウンターの入力レベルに依存します。 オイラが興した基板だと6cm程度。C容量としては2PF~3PF相当。

線長があるのならばOSCバリコンラインに這わせてもOK.

7,ラジオカウンターからのノイズは無いのか?

 3端子レギュレータが電波ノイズ源になることがとても多いので、良いものを選定してください。

 中華製のようにクロックノイズが漏れるようなら、乾電池駆動にする。それでもクロックノイズ流出ならそれは捨てる。

 「ノイズにならない3端子レギュレータ型式」を指示して、キット品(祐徳電子さん)になっていますので、これを推奨します。

8,ラジオカウンターの流通品は在るのか?

 メーカー品は無いと想います。ラジオ工作愛好家たちが製作したラジオカウンターは流通しています。オイラが興した基板はこれです

Radio counter.

Received frequency display for radio receivers.

◇ICの能力に基づく適正な信号量がある。例えばLC7265であればその値はデータシートで公開されている。

007_3 データシートも見ずに超過大な信号をLC7265に伝えると場合によってはLC7265は焼損し不動になる。そのような勇気をお持ちの方は少ないとおもうが、LC7265の入力値についてのメーカーからの資料が公開されている。

001 上のように公開されているので、「過大入力でIC破壊する使い方」はお薦めしていません。壊さないようにご注意ください。

 

Ans01

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