彼女は、そうか歌手なのか、、。
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中波+短波(Hバンド)の2バンドラジオなので、
バンド切替周りを配線中。
⊿fには、多回転VRを配置してみたが、普通のVRでも足りるかな?
⊿fさせる目安としては、VRの開閉角270度で0.3~0.5PF。
1PFも変化すれば多すぎるので、Cを直列に入れて値を制限する。
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BC帯の部品だけ載せて通電した。
①まず最初は+B電圧の確認。 使い慣れた型式の電源トランスであれば、確認するほどの事はないが、 平滑回路のR値を決定するために、試行錯誤する。
+Bは230V近傍にした。 平滑回路は、2.2KΩの3段になった。
②6SA7のG2電圧。
6SA7のG2電圧は丁度100Vにした。 この時、6SA7の+Bは195V。
6SA7からの局発の漏れが+Bに載る量を減らす目的で、6SA7にはドロップ抵抗を入れている。今回は3.3KΩ。
③6SA7の発振具合。
G1抵抗端で計測する。R=20KΩなので、かなりgoodな値。バンド下限でこの強度なので、
感度は良好になることが充分期待できる。
IF段動作を軽めにすることが必要だと想う。
④SGから電波を飛ばして確認中。
アンテナコイルのターン数が4巻きほど多いようだ。
短波帯のアンテナコイルを載せてから本調整。
⑤残留ノイズを確認。
まず、メタルの6SQ7で確認。 0.8mV程度だ。
ガラスの6SQ7では、どう?? 1.2mVほどだね。
見てくれのよいガラス管の性能って、それなり。
S/N良く聴きたければメタルの6SQ7。
もれが多い6SQ7や6AV6より、専用検波管6H6,6AL5のほうがS/Nは圧倒的にgood.
短波用oscコイルをこれから巻く。明日からまた仕事。オイラ、「休日出勤しないと嫌味を言う会社」で働いている。
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続きです。
表示部は ご高名なJH4ABZ氏がリリースされているカウンター。
今回はご要望があり、東京の知人から送っていただいたもの。
注入レベルは0.3V程度にしてみた。
①バンド下限
バンドSWを短波に切り替えると、下限は3.5Mhz近傍。
②バンド上限
③外部入力
RCA PIN ⇒VR。カウンターはOFF 状態にした。
電源LDEが点いているので、動作中だということがわかる。
VRは貴重なCOSMOSの新古品を使ってみた。数ケ処で、軽くザリザリ言う。
⑤周波数の表示確認。
SGと整合するので、IFTの455もOKのようだ。
⊿Fは50Khz/VRの回転角220度。(バンド上限近傍)
もう少し、⊿F量は少ない方が同調させやすい?
しばらく鳴らしてみて、考える。
★マジックアイはお疲れなので、さほどグリーンにならない。
★IFTのキレは秀逸。さすがSTARのIFT。この型式は、サイドがスパッと切れる。何度、採用してもキレの良さに惚れ惚れする。
通電して鳴らし中。
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真空管式スーパーラジオとしては59台目か60台目。
第144番の作品。
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昨年秋製作のGT管ラジオがメンテナンスに戻ってきた。
特別に悪い処はない。LED表示部が白色だね。これを見ると白色も具合よさそうですね。
真空管6E5の代わりに、JH4ABZ氏製作の「なんちゃってマジックアイ(R)」が眩い。
「なんちゃってマジックアイ(R)」は2005年3月頃にはすでに先駆者の力で登場していた。
オイラがラジオ工作を始めたのが2011年なので、実物を見るチャンスがなかった。(このblogは2011年にスタート)
実に良い出来だ。 オイラも所望したい。
マジックアイをON⇔OFFしてもノイズレベルは変化ゼロ。
クロックノイズ、3端子ICノイズも皆無。見事な出来栄え。LEDカウンタも含め、よく判って製作していると重ね重ね想う。往時はキット品もリリースされていたね。
「なんちゃってマジックアイ(R)」に似たLEDマジックアイが再び流通しはじめているが、そりゃ2番煎じ。
先駆者たちの想いに感謝。
さて少し考えてみよう。
6SK7-GTの1番ピンの接地の必要性は、動作点に依存する。 至って軽い動作なら浮いていても支障はない。しかるに「mustで接地」ではない。実際に電子が飛びかうエリアは格子形状の金属で覆われてはいるが、目視で確認できるようにそれは接地はされてはいない。フローティング状態でどの程度の遮蔽効果があるかは、田舎者のオイラにはわからん。
教科書的思考しか出来ないタイプには、理解できない分野になるかも知れんな。
DATA SHEETによれば、6SK7のno,1ピンはshell。 6SK7-GT/Gの場合はbase sleeveに結線されている。
6SK7-GTではno,1ピンは管内結線されておらずbase sleeveに管外結線されている。base sleeveは英語を学んだお方ならベーススリーブと楽に読めるはず。先達への敬意も含めて「ベーススリーブ」と正しく呼称することが後人の取るべき道である。間違った呼称するのは勝手だが、日本語まで亡ぼしては駄目だ。
マツダの日本語データシートによれば、base sleeveはベーススリーブの日本語になっている。やはりメーカーのエンジニアは正しく呼称している。「ベーススリーブ」以外の名をつけているとすれば明確に歴史に反する。
ghost in the shellはオイラも好きな映像だ。shellはそういう意味だ。
6D6を銀紙で包んで実験すれば遮蔽具合の傾向はぼんやりと判るとは想う。
どなたかの実験挑戦を希望する。
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ST管の6Z-DH3Aの「ヒーター・ピンはどちらの方をアースすべきか?」が
先達によって書籍化されていますので、ご一読をお薦めします。
「球から出るハムの対策」⇒
http://fomalhautpsa.sakura.ne.jp/Radio/Other/6ZDH3A.pdf
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以前、ここで取上げたように磁気アンテナ(バーアンテナ)にはテストループがMUSTだ。
テストループは90年代には製造されていたかどうかも妖しい。 オイラのは1970年代後半の製造品。
目黒も松下も大松も標準信号発生器用テストループの製造は2000年には終了していた。販売在庫品も底をついた。現行流通品はゼロ状態だった。
さて、そのテストループが数十年振りに製造された。 祐徳電子さんから販売開始された。
自称「ラジオのプロ修理技術者」もこれが入手できるとホっとするだろう。
◇箱を開けた
BNCケーブルも付属していた。
「パイプベンダーの曲げ型をよく見つけたなあ!!」と驚く。昨今、このような小さい直径の金型は市場にないと想うがどこで見つけてきたのか?
◇支柱は「円筒研磨加工後、ハードクロムメッキ処理」と加工プロ仕上げ。日本の会社よりメッキ処理が上手い、こりゃ驚いた。インローに拘って丸研してある。
通常は「ミガキ棒のままニッケルメッキ」が加工費としては安価。
下の写真のように、ハードクロムメッキ処理は国内では2000円以上の鍍金費用になる。
機械設計屋のオイラからみて「贅を尽くした」と想える。
◇スタンドベースは「電着カチオン塗装」。
「ここまで手間掛けるの?」が率直な感想。 今の時代なら黒染めで安価に済ませて終了だろう。
◇さて電波を飛ばしてみる。
正常、受信中。
◇ HF仕様だが、2mまでは信号を入れて確認してある。
6m,2mでバーアンテナを使うかどうか?
祐徳電子の社長さんは、松下電器の元エンジニア。 ラジオ系のエンジニアだ。 それゆえに良く判っている。
よく現代に復刻(復活)させたものだと感動し、感謝します。
復活の切っ掛けは、数人の自称「ラジオのプロ修理技術者」がテストループの必要なことをオイラのblogで知って、祐徳さんに、中古品の捜索依頼を掛けたことがが起因。テストループの内部構造と材質はオイラからも情報提供は行なった。
機械設計屋が作るともっと手間を省いた安直なものになるだろう。
入手希望者は、祐徳さんに問い合わせのこと。
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EBAYでは往時の未使用品(日本製)が、日本円で7~10万円弱で取引されている。 往時のものを必要とするならEBAYにて調達をお薦めする。不思議なことに、テストループアンテナは日本製しかEBAYでは見たことがない。
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