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マイクコンプレッサー基板(自作) AN829 Feed

2019年6月 9日 (日)

マイクコンプレッサー基板が完成しました。AN829 for amateur radio.

大人のマイクコンプレッサー AN829をキットにしました。

comp音を聴くと、mic-comp用ICとは違いがあります。

AN829前段には2石直結アンプを入れ,NFBを掛け低歪化している。この前段アンプのゲイン小だとCOMPレンジが増えるが、使いにくくなるのでサジ加減が必要。

An82921

An82922

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「ジャパ~ン」と叫びたい方には、SSM2166,TA2011,NJM2783をお薦めします。

深くて良い変調でQSOを楽しむならば、このAN829をお薦めします。

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この位のMIC信号でCOMPスタートにしてみた。

An82911

入力が30dB増えても出力はそのまま。 13番ピン電圧は2V前後。

COMP量は30dB近い。

COMP量はマイクゲインとのトレードオフになる。

An82912

・9V乾電池駆動だと、13番PIN電圧が2V辺りでAN829が歪み出すので注意。12V駆動の方がよいように想う。

・an829前段の増幅度は24~27dBくらいがよさそうだ。 

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YouTube: mic-comp using an829,panasonic

落ち着いてphoneの音を楽しむ方向けです。 comp作動時の違和感が弱く随分と自然な感じです

Ans01

・パイルアップを突きぬけるには、音が尖っていることが重要です。歪が耳に付くので識別しやすいです。常時音としては全く駄目ですが、突き抜けるには歪も考慮します。

・本コンプレッサーはNFBが20dB以上掛かるので、パイルアップ用途ではありません。

2019年6月 7日 (金)

自然な感じのマイクコンプレッサーになった。RK-56

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AN829基板を今日も通電確認してみた。

この位のMIC信号でCOMPスタートにしてみた。

An82911

入力が30dB増えても出力はそのまま。 13番ピン電圧は2V前後。

COMP量は30dB近い。

COMP量はマイクゲインとのトレードオフになる。

An82912

・9V乾電池駆動だと、13番PIN電圧が2V辺りでAN829が歪み出すので注意。12V駆動の方がよいように想う。

・an829前段の増幅度は24~27dBくらいがよさそうだ。 

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an829は若松に在庫あり。yahooにもあった記憶。


YouTube: mic-comp using an829,panasonic

落ち着いてphoneの音を楽しむ方向けです。 comp作動時の違和感が弱く随分と自然な感じです。

2019年6月 5日 (水)

自作のマイクコンプレッサー基板。パナソニック AN829。 作動OK.

mic-comp an829の基板サイズ。

An82903

◇compした音。


YouTube: mic-comp using an829,panasonic

ラジオの外部入力に入れた。ラジオ側はおよそ100dBのAFゲインがあるが、ブーン音はしない。コンプレッサー基板のSNは良好だ。

an829の入力上限は0.1V前後になる。それより大きいと出力波形が歪む。

vogaのようなcomp音とは異なる。効いていないように聴こえるが測定器でみれば掛かっている。

このボリュームICは音色にこだわるSSBerが愛用するCOMP DEVICEのひとつだ。なるほど、違和感がかなりない。

3級、4級ライセンスでDXCC追い掛けるSSBer向きではなく、落ち着いた大人むけの掛かり方をすることが判った。それは自作して判った。

お決まりのcompメーターにも対応。

An82902

・聴感だけでは調整不能。 測定器は必須。従来のcomp基板はほぼ無調整だが、これはサジ加減で違いがでるコンプレッサー。

・入力上限がおよそ0.1VなAN829なので、前段MIC-AMPとしては20dB前後がよいと思う。24~27dBくらいが良い。

1.5mVインを15mVアウト(20dB)にしてCOMPスタートで、15mV ⇔100mVの16dBほどが使い易いだろう。MIC-AMPのゲインが大きいとCOMPレンジが小さくなる。

仮にMIC-AMPのゲイン10dBならば1.5mVインで4.8mVアウト。4.8mV⇔100mVの26dBが使える

概ね30dB近くCOMPできた。ここ。

「使用者の使い勝手」を入れることのできるコンプレッサーになった。

・HAM JORNAL NO,11のJA1BLV関根OMの記事を一読後に作成のこと。

An82901

通算292作目。

RK-56.

2019年6月 4日 (火)

自作のマイクコンプレッサー基板、回路。 第5弾。AN829

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SSM2166,TA2011,NJM2783,SL6270に続く第5弾。

スピーチプロセッサーは1機種ある。

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本基板が届いたので実装し通電した。

1.5mV信号で COMPが掛かりだすようにした。

これはMJM2783等と同じ設定。

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20dB信号が増えても出力変らず。

所謂COMP状態になる。

ここまでマイクロフォンからの出力は無いので、COMPスタートはもう少し早くてもよい。

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上側: 入力波形

下側: 出力波形

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多少鈍る。0.03msほど鈍る。AN829の13番ピンコントロールにコンデンサーが吊り下がっているからだろう。

明日はSNの確認。

2019年5月26日 (日)

松下電子のAN829: マイクコンプレッサー試作

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電子ボリュームICを使ったマイクコンプレツサーの続になる。 松下電子のAN829。9Vで使ってみた。

製作記事原典は、JA1BLV関根OMの寄稿記事だ。 原典はBBD使用の正負電源だったので、オイラはBBDなしの単一電源にしてAN829制御はトランジスタにしてみた。

試作基板が届いたので実装してみた。

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無信号時のAN829:13番ピン電圧は、4.5Vほど。

13番ピン電圧を下げると増幅度が低下するボリュームICだ。

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この電圧まで下げることが出来た。 1.60V前後だ。 

これ以上COMPさせると出力波形が歪んだ。 電源電圧を上げると改善される。

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上記、13番電圧時の波形。

出力3mVにまでCOMPできる。 およそ50dBほどのCOMP量になる。 3mV出力では小信号過ぎるのでバッファーが必要だ。

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出力を15mVに固定できるCOMP量は30dB弱だ。原典はAN829からの直接出力なので、この位のコンプ量を上限としていたようだ。

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まとめ。

AN829の性能確認できた。

COMP量は10dBもあれば良いと想う。 

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参考にAN829のデータシートの写し。

1.60V近傍だと70dB近く COMPできるICだ。実測はここまではないが50dBはある。60dBに近い。

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VCA ICの後発に「三菱M5283P」があるが、24v電源(正負12v)が求められる。コンプ量も100dBほど取れるが、肉声信号に対してはCOMP量は20dBもあれば充分のように思う。COMP用として、M5283Pはオーバースペックになるように思う。 COMP量よりも時定数が設計の肝。

JH1FCZ氏のダイオードクリッパーだと10dBもクリップさせると歪が酷い。ガサガサ云う。5dBならばほぼ判らない。

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データが取れたので 基板を本手配する。

nhkのアナウンサーで音声強弱が40dB前後らしい。 素人なら60位だった記憶だ。 COMP量はmax 20dBもあれば良いと思うが、af outに10dBバッファーを入れた。

2019年5月11日 (土)

マイクコンプレッサー回路。

自民党のおかげで、賃金の統計が下がって好景気になってる。

K8g8yx9

自民党に感謝する階級は、上級国民だけだろう。

忖度、忖度。

極め付きは、「実態は正社員数減少、パート労働者数は上昇。これは、正社員が低賃金のパートに置き換えられているだけ」

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予想していたよりは電圧制御が難しい。 

「すでに公開されている回路では、どの電圧まで下がるのか?」が謎であるが、目下2.6v近傍までは下げれた。 特性グラフでは-40dBの辺りになる。粗計算ではcomp量は40dBとれるぽい。

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上のように回路を直して 第二回プロト基板手配になる。

2019年5月 6日 (月)

 VOGA: デバイス単体に通電してみた。

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さてデバイス単体(AN829)に通電してみた。AN829がja ham radio向けに紹介されたのは1977年。

①丁度20dBゲインが取れている。カタログSPECではmax17dBの明示ゆえに、それより3dBほどgoodだ。

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「入力 VS 出力」の相確認中。

上が入力。下が出力。

ほぼ180度異なる。単に反転作動ぽいが、データシートを読みながら落ち着いてこれから確認する。

180度丁度でなく2~3度速い(遅い?)のが波形から判る。

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外部からの電圧をコントロール端子に加えると 出力が下がるらしい。 制御端子電圧が低いほど増幅度が下がるしくみだ。

突き詰めるとALC作動のデバイスにトランジスタを使うかFETを使うかで 出力曲線が違ってくる。「制御デバイス」の選び方でCOMP性能が違うのだが、大方の製作記事は無頓着だ。しかしCQ誌に1回だけその辺りの特性図が公開されている。 ただ1回だ。

制御端子電圧のコントロール方法に苦慮中。JA1BLV関根OM寄稿のような正負電源を使った回路は多数公開されているが、正電圧の9vまたは12vで使いたい。ダイオード整流式だとCが入ってレスポンスが遅くなる。、、と思案中。

2019年5月 5日 (日)

フィード・フォワード型 VOGA  : マイクコンプレッサー考

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mic-compを新しい方式で開発を始めた。既にmic-compはssm2166,ta2011,njm2783,sl6270,speech processor の5種類を公開済みだ。

このデバイスan829がham radio 向けに初登場したのは1977年刊行 ham journal no11。JA1BLV 関根OMの執筆による「フィード・フォワード型 リミッター・アンプ」

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Hi-技術のJA1BLV氏が提唱するように、論理面ではこの冊子中の方式がおそらくベストだ。オイラごときではJA1BLV氏には追い付きもしないし、影も踏めない。

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上記記事をリアルタイムで読んだのを覚えている。熊さんと遭遇する田舎住まいなのでデバイスの入手がわからず往時は諦めた。 通信網が整備されて50年前、60年前製造終了になったデバイスも入手できる昨今だ。42年後に挑戦できることを嬉しく想う。

JA1BLV関根OMに感謝候。bbdレスでan829の挙動確認目的で基板化してみる。 その後にbbd搭載。

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webで見ると焼直して造られた回路が散見できるが、原典はJA1BLV 関根OM 執筆のham journal。

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・VOGAによるMIC-COMPはTA2011,NJM273,SL6270等で製作済み

・speech proccesorは 今春製作済み。

・JA7SSB氏のハーモニック スピーチプロセッサーは37年前に製作・評価済み。

・まず オートVR ICだけのCOMP基板をまとめる。その実績を受けてBBD素子を使ったVOGA 基板にする。(2段階)

、、、とAFでの主たる制御方式での作動確認が取れる。

あとはRFスピーチプロセッサー (KP-12A同等)もサトー電気にて基板配布中。

・試作中のRFスピーチプロセッサーTYPE Bはこれ

・ユニークな方法のはこれ

・BBDによるVOGAは開発中

、、、と計10種類になる予定。

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COMP-AMPもので残るテーマは「デジタルでの圧縮」。このメリットは音飛びしても前後データから補いが出来る。つまり脚色複成できるので、オイラとしては好かん。 商用のデジタル再生と同じことをさせるが、 ラジオ工作のおっさんにはまだまだ早い。

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