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2019年5月26日 (日)

松下電子のAN829: マイクコンプレッサー試作

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電子ボリュームICを使ったマイクコンプレツサーの続になる。 松下電子のAN829。9Vで使ってみた。

製作記事原典は、JA1BLV関根OMの寄稿記事だ。 原典はBBD使用の正負電源だったので、オイラはBBDなしの単一電源にしてAN829制御はトランジスタにしてみた。

試作基板が届いたので実装してみた。

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無信号時のAN829:13番ピン電圧は、4.5Vほど。

13番ピン電圧を下げると増幅度が低下するボリュームICだ。

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この電圧まで下げることが出来た。 1.60V前後だ。 

これ以上COMPさせると出力波形が歪んだ。 電源電圧を上げると改善される。

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上記、13番電圧時の波形。

出力3mVにまでCOMPできる。 およそ50dBほどのCOMP量になる。 3mV出力では小信号過ぎるのでバッファーが必要だ。

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出力を15mVに固定できるCOMP量は30dB弱だ。原典はAN829からの直接出力なので、この位のコンプ量を上限としていたようだ。

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まとめ。

AN829の性能確認できた。

COMP量は10dBもあれば良いと想う。 

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参考にAN829のデータシートの写し。

1.60V近傍だと70dB近く COMPできるICだ。実測はここまではないが50dBはある。60dBに近い。

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VCA ICの後発に「三菱M5283P」があるが、24v電源(正負12v)が求められる。コンプ量も100dBほど取れるが、肉声信号に対してはCOMP量は20dBもあれば充分のように思う。COMP用として、M5283Pはオーバースペックになるように思う。 COMP量よりも時定数が設計の肝。

JH1FCZ氏のダイオードクリッパーだと10dBもクリップさせると歪が酷い。ガサガサ云う。5dBならばほぼ判らない。

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データが取れたので 基板を本手配する。

nhkのアナウンサーで音声強弱が40dB前後らしい。 素人なら60位だった記憶だ。 COMP量はmax 20dBもあれば良いと思うが、af outに10dBバッファーを入れた。

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