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1R5(電池管)はいぶりっどトランスミッター Feed

2018年7月 6日 (金)

ノイズが判らない3端子レギュレータに換装した。

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過去使用経験から、3端子レギュレータは「ノイズが出るメーカー」と「出ないメーカー」に大別されると想う。正確には「ノイズが出ていても判らない製品」と呼ぶとは想う。 

「3端子レギュレータはノイズが出ない」との文字で印刷物が刊行されているが、「実測数が不足している」或いは デスクワーク派の可能性もある。 まあ、実測するとノイズ観測できるものが多い。 ノイズが出てラジオ受信に支障のある製品を誉めることは困難だ。

先ず測る。そして思考する。オイラのようなおっさんにはこの方法が似合っている。

AF用デバイスだが 電波ノイズをしっかりと飛ばすICもある。

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今年2月にまとめた 電池管1R5 トランスミッター(基板ナンバー RK-11)において、ヒーター1.4Vを生成している3端子レギュレータがノイジーなので、メーカーを変えた。

LM338を使っていたが無音声時のホワイトノイズが常々気になった。 メーカーを換えてもnoisyならばTRAPを数段重ねて、ノイズを交わしたい。

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低ノイズ(ノイズが判らないこと)での実績多数なSTマイクロ製にした。型式は317T。

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右が1R5トランスミッターに入れた信号。

左がST管ラジオから出てくる信号。

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低周波信号発生器を電源OFFしてみた。 聴覚上ホワイトノイズは判らない。 細かい波形はキャリアによるもののようだ。

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1R5トランスミッターの電源OFFしてみた。

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、、とSTマイクロの製品は今回も良好だ。可変電圧タイプでは317Tを推奨する。

推奨メーカーのひとつである。

2018年2月12日 (月)

はいぶりっどトランスミッター製作。 電池管1R5を12Vで発振させる。その2

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昨日の続になる。 「基板ナンバーRK-11」の続だ。

MIC-AMP部も実装した。 FINALは至って軽い動作。

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◇このアンテナで1mほど飛ぶ。 finalはもっと動作の強いほうが良いかも知れない。12v印加での作動中。

3端子レギュレータLM338からのノイズはやや発見しにくい。 ACラインそのものノイズが安定化電源から抜けてくる。サーミスターのノイズやらPC系のノイズが溢れる環境ではある。 LM338からのノイズはLM338出力側で0.1mV程度観測される。所謂ホワイトノイズと同じく広域で10Hz~1MHzまでは観測される。それ以上はVTVMが追い付かない。

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完成品のイメージ。はいぶりっどトランスミッター製作プロジェクトの第2弾がまとまった。

◇OSCコイルはKURA本店で売っている190円ものをそのままで使える。 千石電商のSITE品は「巻線比が103:11」と真空管のOSC用にぴったりな比である。KURAと千石電商のはOKだが、他shopのは不明だ。

◇球は1R5でも1A2でも入手性の良いものを使えば良い。 NPOラジオ少年では中古の1R5を青箱品としていたって廉価で領布中だ。 

◇mt7ソケットは,ali expressかebay または ここ

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作動具合の参考に動画を挙げた。電源電圧は発振させるだけなら8.5V。よい感じの音にするなら13V。試しに17V掛けたがLM338は熱くもならずOK.ただしLM338はノイジーなので STマイクロのLM317Tを推奨する。


YouTube: 電池管1A2実験 その2

通算239作目になる。

1R5を12Vで使った例は多くない。 ラジオ少年さんの電池管ラジオのOSCはタップドコイル使用。オイラのは88コイル同様に1次・2次の使用。

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◇本基板は、基板ナンバー RK-11になる。 電池管はラジオ少年で購入できる。7ピンソケットは生産国である中国から調達したほうが廉価だ。 国内価格の1/2程度で揃うだろう。LM338/LM317Tはかなり流通している。OSCコイルは上記のようにKURAさんで手に入る。

領布中

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基板ナンバーRK-09,RK-11の2種。

トランスミッターも音色は球種に依存する。 電池管は電池管なりの音には為る。

繰り返すがSN面では LM317Tを推奨する。

2018年2月11日 (日)

はいぶりっどトランスミッター製作。 電池管1R5を12Vで発振させる。その1

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はいぶりっどトランスミッター製作プロジェクトの第2弾です。

第1弾は、トランスレスラジオ用真空管を採用したコレ

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第2弾は、電池管にしましょう。 電池管での7極管は1R5。中国球では1A2の型番になる。この1A2は、こここ数年で半田工作を始めた方には馴染みが薄いかも知れないが、学研のラジオキットにも採用されたほどの有名な球だ。1万キット販売されたようなので、随分と広く知られている。

電池管のこれはヒーターが1.4Vなので、乾電池で通電されることが多いが、3端子レギュレーターで1.4V生成させてみた。 LM317或いはLM338で生成するのが簡便だろう。

部品を実装しながら、ステップバイステップで作動確認を進める。

①まず、LM338で1.4Vを生成した。

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OSC波形がすっきりしないが、730kHzあたりでoscできていることが判る。すっきりしないのは何かが重畳しているからだとは想うが、計測が拙いかもしれない。(後述にあるが、LM338起因の広域ノイズがLM338の出力側から出ていることが計測できた.およそ0.2mV前後)

「1R5用のOSCコイルとして、NO88コイルが開発された」ってのはWEBに上がっているんじゃないかなあ?

88コイルでなくともOSC出来る。OSCコイルは写真参照。

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ラジオで聴いても弱くてよく判らないので、やはりトランジスタで増幅しよう。

② bufferをつけた。 強くは為ったが周波数と波形がおかしい。 さて、、??どうしてなの?

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buffer部で勝手に発振していることがわかった。基板のLC成分を受けて、相が360度廻るようだ。特定の周波数で廻ることも確認できた。基板ものはLC成分の影響でだいだいこのような挙動が興る。片面基板であればもっと安全だと想う。

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トランジスタ1個で相が廻る。

④ bufferのエミッターコンデンサーを外した。 増幅度は30dBのままだが相の廻ことは止まった。コンデンサーを入れては駄目らしい。

1R5(1A2)には低周波信号を1Vほどいれている。 6BE6や6SA7など7極管は 個々のバラツキがあるが、概ね3V程度信号をいれてやる。MICゲインとしては70dBほど必要になる。 

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YouTube: 電池管1A2 実験 その1

動画のようにそれなりに音として飛んでいる。20cmアンテナで飛距離60cm。

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構成は上記のようにしたい。bufferだけで充分な気がするがfinalも載せておく。

◇7極真空管のoscコイルは、中波帯では全長の9~11%近傍にタップ点を持ってくる。 8%程度になると550kHz等バンド下側で感度不足が確認される。ST管とGT管ではタップ位置が異なるが中波は同じものでもまあ支障はない。短波帯になると露骨に差がでるのでST管用/GT管用とで別ける。

◇LM338もやはりノイズ発生源である。 波形で確認できる。たまたまヒーター回路で使ったが、ノイズ波形からすればVccには使いたくはない。

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