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フォアーランド FR-603 Feed

2021年9月25日 (土)

フォアーランド fr603 : バーアンテナ部を修正

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今朝はこんな感じでいたFR603.

6035

RF部の調整は為されていなかったようで、IF=472kHzで信号が強くでてきた。

1, これ、IF段がゲイン過多でやや発振気味。IF=455とズバリあわせるとボボボっときた。

2, バーアンテナが600uHには足らず 可動部に12回ほど巻き足した。 2次側も7巻きだったので13巻きにしてみた。

6036

6037

2次側は増えている。

6038

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IF段がゲイン過多なので C7は撤去。 

バーアンテナの巻き数訂正。


YouTube: フォアーランド fr603 : バーアンテナ部を修正してみた。

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AGCレスなので追加すると程よくなるはず。

LPFが甘いので適宜 訂正のこと。

R13は47Kオームが良さそう。

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このfr603は 高度なテクニックで感度を上げている。

バーアンテナを下写真のものに換えたら感度が25dBほど下がった。

P1010008

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もともと

6035

のようにわざわざIFTの隣にコイルを持ってきており、455kHzIFTから放射される電波を正帰還で利用している。再生式検波と同じ発想で部品配置が決まっている。最近のキットだと異常発振モードに入って使い物にならないが、トランジスタhfeとの塩梅がよいようだ。調整用アンテナコイルはバー中央側にて帰還電波を沢山拾い感度upの設計だね。オイラのように左側にすると駄目らしい。

FR603の隣に室内ループアンテナを持ってきて目的ラジオ信号に合わせても、まったく感度UPが見られないので、このキットは己の帰還電波を上手に使っている。ま、発振と判らない程度でIF段を動作させるのが正しいので、ややゲイン過多の回路定数になっている。。

、、と机上エンジニアには理解できない世界を覗くのに、良いラジオキットです。現在の日本人にはもう設計できないね。オイラに、この発想での設計はできるかなあ????

見つけたら入手して手を加えてみると技術習得できますよ。

2021年9月24日 (金)

フォアーランド fr603 : af部を直してみた。

spから出てくる音が奇怪しいかったFR-603を触った。

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1, 入力が弱めだとこんな感じ。段間トランス通過直後の波形。

波形が引っ張られている。 

6032

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2,入力を増やすと、倍音が音量の主役になった。

6031

およそ20dBほど AF初段でゲイン過多。

CR結合時の定数になっているので、トランス結合用にゲインを下げる。

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6033

220オームは560オームに。

33Kは120Kに換えた。 120Kでなくて100Kでも良い。

SPは0.4Wなので0.3Wも出せば歪はじめるだろう。

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通電してみた。


YouTube: フォアーランド fr603 : af部を直してみた。

ラジオ部はIFTだけは合っているぽいが、、どうかな???。 トラッキングはズレていたので、明日トライ。

2021年8月27日 (金)

フォーランド FR-603

 

 

日本が技術立国と呼ばれていた頃の中学生向け 学習教材キット。

廃業してしまったフォアーランド製品。

廃業時に社長と話したら、基板は松本平でつくられていた口ぶりであった。

 

60301

60303

60304

 

60305

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生きていそうなので、通電して音を確認して、要修理かどうかの判断材料にする。


YouTube: フォアーランド FR-603 到着したので鳴らしてみた。

、、、と音が奇怪しい。 歪みはあるが、他にも奇怪しい。

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「音がAF部で拙いのか? RF部で拙いのか?」を診る・

AF部に信号を入れて、周波数特性、波形の歪みを診る。


YouTube: af部に低周波信号を入れて挙動をみる。

4.5KhZ近傍に特性ピークがあり、下側も上側もそこを頂点として垂れていく。

300Hzと 3kHzでは15dBほど違う。

通常は廉価な小型トランス仕様なので、その共振点の影響を受けることが多い。 今回はどうなんだろうね。

60306

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603007

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AF 初段のトランジスタ通過して、小型トランス出口で波形をみた。

INPUTトランス後で、山がある
YouTube:INPUTトランス後で、山がある。

初段の動作点も拙いようだ。「コンデンサーの容量ガー」ではなく動作点が拙いぽい。

電解コンデンサーの製造機械メーカーは日本に1社だけある。東京にある。幾度かオイラも顔を出した。

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