Powered by Six Apart

メンテナンス S-106 クライスラー Feed

2015年8月 9日 (日)

クライスラー(CRYSLER)のST管ラジオ。 レストア?  S―106 その1

Maxresdefault

 

F0009381_063278

**************************

クライスラー(CRYSLER)のラジオ。

キャビネットメーカーらしい。中身の仕上がりをみるとキット品なのが判る。

結構な数が、YAHOOにある。

020

021

IFTも電源トランスも良い物を使っている。

バリコンサホートブッシュが経年変化しているのが、残念。

往時の石油化学製品なので50年は持たない。

電源トランスに、29-05のMag刻印があるので、昭和29年以降の製作のようだ。

概ね65年前のことになる。

022

このまま直しても、オイラの環境ではラジオ局はほぼ聴こえない。「標準5球スーパー」+「室内ループ」でRS33程度でNHKが1局だけ聴こえる。民放は100%聴こえない。(屋外にアンテナ線を張れば聴こえる)

標準5球スーパーは近距離用ラジオなので、決して感度が良いわけではない。

高一中ニで遠距離用ラジオ、中ニで中距離ラジオになる。

「6石スーパー」並にラジオを聴くには「バーアンテナ式高一中ニ」が必要。

ST管ラジオの音を楽しむには、

①アンテナコイルをバーアンテナー or スパイダーにする。

②IFは2段にする。(中ニ化して中距離用にする)

などの改良が必須になる。

2015年8月10日 (月)

クライスラー(CRYSLER)のST管ラジオ。 レストア? S-106 その2 6WC5

「戦争に行きたくない」って訴えているグループらが幾つかある。

「戦争に行きたくない」ってのを「利己的だ」と批判する輩がいるが、

まったく戦前と同じだね。

「戦争に行きたくない」者を非国民と呼び蔑んだ。

現日本もその流れが復活しつつある。

さすが、明治憲法を復活させたい方々の力は強い。苦節70年を経て復活中である。

Cmmof5cukaa4lqzthumb520xauto1527

*************************************

続きです。

メインパーツは外して、溶けたバリコンブッシュを落とした。

023

024

バリコンの脚も綺麗にした。

このキットでは、電源トランスの+Bは350v側を使っていたが、6WC5はそんな高圧で動作させる球ではない。適正電圧(+B)に下げてくるのに苦労する。

6WC5は、感度がPEAKになる g1が先人達の実験から導かれているので、Eg1をそれに合わせればok。

2015年8月13日 (木)

クライスラー(CRYSLER)のST管ラジオ。S-106 レストア? その3 マツダ製IFT

Kphotonormal20090807017_l

20070918132558s_p

******************************

続きです。

starのIFTが載っていたが、

このIFTを使うと、

「通電端子とシャーシとのギャップ」がXY平面で1mmしか確保できない。

Z方向を加味しても1.4mm程度なので

250V印加にはかなり不安が残る。(シャープエッジ部に当るので安易に放電する)

それゆえにシャーシを下の写真のように鑢掛けした。

031

1穴をヤスリ掛けして、マツダ製IFTなら無加工で載ることに気ついた。

032

455IFTを開けて中身の確認。

1st IFTは、1次側が天側になるように載せる。

2nd IFTは「1st IFTとは逆相」で載せる。              ⇒ IFTの方向性

036

下の写真のように、無加工でもXY平面で2mm程度ギャップが取れた。

030

033

真空管ラジオ工作のknow how

034

035

市販のアンテナコイルの手持ちが無かった。

2015年8月14日 (金)

クライスラー(CRYSLER)のST管ラジオ。S-106 レストア? その4  通電した。

********************************

クライスラー(CRYSLER)のラジオS-106の続きです。

通電した。

この電源トランスから生成される+B電圧と、各球への印加電圧のバランスをまず見る。

適正と想われる印加電圧になるまで、平滑回路のRを付け替えては、電圧測定をする。

使い慣れた電源トランス型式なら、この作業は不要。

 

+Bは210Vにした。6Z-P1の動作点は-10Vにした。この時のIPは10mAになった。

未知の電源トランスを載せる度に、結構な時間をこの作業に費やす。

6W-C5のOSC具合をテスターで確認する。

g1抵抗の電圧を測る。12vレンジでみた。もう少しOSCが強いほうがgood。

041_2

6W-C5の元気がないと、テスター指針の振れが弱いので、良品/不良品を判別できる。

 30Vレンジで測ると、下の写真のようになる。 レンジを切り替えると示す値が異なってくるので注意。(理由はわかりますよね)

042

概ね、30Vレンジで16~18v程度のosc具合にラジオは合わせている。 

VRにAF信号を入れてみた。

043

普通に出てきた。

IFTを455khzにあわせた。

044

あとはトラッキング。

iftのグリッド線からの信号が飛んでいるので、注意深く作業をする。⇒明日実践

今日は、6wc5が1個 完全にNG

6Z-DH3Aの元気のないのが1個居た。 チェッカー良品を入手してはいるが、ST管NG品の発生頻度は極めて高い。

2015年8月15日 (土)

クライスラー(CRYSLER)のST管ラジオ。S-106 レストア? その5 残留ノイズ

*******************************

ST管スーパーの続きです。

2nd IFTのグリッド線から放出される455Khz電波が悪さをするので、

アンテナ位置を換えた。

046

「バーアンテナ側の電界?」と「2nd IFT グリッド線の電界」の重なりを減らす向きにつけた。

トラッキングした。

045

所謂、残留ノイズは1mV(3mVレンジでの読み)。

取りあえず、聴こえるラジオにはした。 サランの張替えをする予定なので、

本完成までもう少し。

TONE VR と MAIN VRは共にNGだったので、新品に換装してある。

6WC5,6D6,6D6,DH3A,6Z-P1

2015年9月14日 (月)

フィールドコイル(励磁)式スピーカー 

7d71c0eb293bd0353352f0bf699a77bc_2

*****************************

先日の昭和20年代ラジオキットの続きです。

スピーカー付属の出力トランスが断線していたので、

急遽、東栄トランスを載せた。ラグ板でかわした。

フィールドコイル(励磁)式なので、 +Bの設定をやり直す予定。

同じサイズのsecond hand OUT トランスも ちょっと探してみる。

034

2015年9月17日 (木)

フィールドコイル(励磁)式スピーカー 続き

14424650760001

「第3次アーミテージリポート・日本への提言9項目(2012年8月)」通りに、自民党&国家公務員は進んでいる。

植民地のままの日本だね。

***********************************

pioneerの

フィールドコイル(励磁)式スピーカーの続きです。

電源トランスタップは250V。820Ωの3段平滑回路だったので、

初段抵抗を外して、フィールドコイルにつないだ。

出力トランスの+B電圧を確認した。

041

230V近傍のようだ。

バラック状態ではブーン音もせず良好。

042

ウッドケースに入れた。

マグネット式スピーカーと異なり、

電源トランスからの磁界モレもフィールドコイル(励磁)式スピーカーは拾ってくれる。ブーン音が遠くで聴こえるようになった。

まあ、ラジオノイズにかき消されるから判り難いが、球が暖まって音が聴こえてくるまでの

秒数間にブーン音が遠くで聞こえる。

043

マジックアイのグリーンも綺麗。

これで、ST管ラジオのメンテナンス終了。

近距離用ラジオ(5球スーパー)では無く、本機はIF2段ラジオなので中距離用ST管ラジオ。

**********************************

2016年4月30日 (土)

LED 1個を 100Vで点灯させる。⇒ラジオのパイロットランプの置き換え案

90fba601871917f6b05b54

********************************

ラジオの2.5Vパイロットランプで 「GT管:真空管ラジオ」のWEB MASTERが苦労されておられるようなので、ささっと実験する。

LEDはlight emitting diodeの略なのはご存知ですね。 日本語では発光ダイオードと呼称されている。

電流を流し過ぎると瞬時にお亡くなりなるので、 流れる量に注意することが基本。

①メーカー推奨の電流値があるので、正式な型式とランクがわかっていれば、データシートを事前に眺めておく。

LEDは電流値と輝度で分類器にかけて、ランクを自動分類をしている。(オイラは昔、そういう装置の設計屋だった)

で、LEDに掛かる電流を絞る直列抵抗を電流制限抵抗と呼ぶ。

151

②上の写真のように、

とりあえず470kΩ、150kΩ、56kΩの2w抵抗とシリーズにそれぞれLEDをつけた。

オームの法則から、それぞれ流れる電流値が違うことは小学生レベルの計算でわかる。

③さて交流100VをON。

152

153

56KΩと直列のLEDがもっとも明るい。そりゃ、3個の中では電流が沢山流れるからね。

まとめ

問題なく点灯する。流したい電流に合わせた抵抗値にすればOK。 抵抗に掛かるワット数はオームの法則から導きだされる「その値」。

56KΩだと2mA弱流れる。掛かるワット数は100V印加として0.2W弱。

安全率10倍で2W抵抗にする。

これで口金タイプのLEDに、流したい電流にあった抵抗を吊るせば よさそうですね。

2016年9月17日 (土)

ガラスの6SK7。 (6SK7-GT)

さて少し考えてみよう。

 6SK7-GTの1番ピンの接地の必要性は、動作点に依存する。 至って軽い動作なら浮いていても支障はない。しかるに「mustで接地」ではない。実際に電子が飛びかうエリアは格子形状の金属で覆われてはいるが、目視で確認できるようにそれは接地はされてはいない。フローティング状態でどの程度の遮蔽効果があるかは、田舎者のオイラにはわからん。

教科書的思考しか出来ないタイプには、理解できない分野になるかも知れんな。

DATA SHEETによれば、6SK7のno,1ピンはshell。 6SK7-GT/Gの場合はbase sleeveに結線されている。

6SK7-GTではno,1ピンは管内結線されておらずbase sleeveに管外結線されている。base sleeveは英語を学んだお方ならベーススリーブと楽に読めるはず。先達への敬意も含めて「ベーススリーブ」と正しく呼称することが後人の取るべき道である。間違った呼称するのは勝手だが、日本語まで亡ぼしては駄目だ。

マツダの日本語データシートによれば、base sleeveはベーススリーブの日本語になっている。やはりメーカーのエンジニアは正しく呼称している。「ベーススリーブ」以外の名をつけているとすれば明確に歴史に反する。

ghost in the shellはオイラも好きな映像だ。shellはそういう意味だ。

 6D6を銀紙で包んで実験すれば遮蔽具合の傾向はぼんやりと判るとは想う。

どなたかの実験挑戦を希望する。

*************************

ST管の6Z-DH3Aの「ヒーター・ピンはどちらの方をアースすべきか?」が
先達によって書籍化されていますので、ご一読をお薦めします。

「球から出るハムの対策」⇒

http://fomalhautpsa.sakura.ne.jp/Radio/Other/6ZDH3A.pdf

2016年9月30日 (金)

JBLのEVEREST DD66000。。レコード盤ジャズ 。  M-gate

7月の松本、JBL4343でジャズを聴いて紅茶してきたが、

今日のtea time にはJBL DD66000でレコード盤ジャズを聞いて、コーヒーしてきた。LRで600万円のスピーカー。

店内を流れる癖の無い音が心地好い。久々に癖のない音を聞かせてもらった。

アンプは、パス・ラボ製。型式名版をよく見てこなかった。 来週にでも見ておこう。低出力でも好い音が出るアンプで少し驚いた。


レコードプレーヤー⇒JBL SPまで1500万ほど掛かっているらしい。

「よい音癖のない音」とオイラの耳では聴こえてくる。

JBL4343は4343の音。

EVEREST DD66000は、その音。 若い頃聞いたパラゴンのオーナーは元気だろうか?

耳が肥えていると想う方はどうぞお寄りください。M-gate 松川村

真空管工作していると判るが、音はどうしても、アンプで脚色され、SPで脚色されてしまう。だから脚色されていない癖の無い音が至高だと想う。

******************************

身近な6AV6ラジオで、

「カソードバイアスの音」VS「グリッドリークバイアスの音」の違いを

聞き取れることができなきゃ

スタート位置でだめだね。

2016年10月 4日 (火)

ラジオの調整の基本。  標準信号発生器からの信号。

SSGからの信号を電波で飛ばす方法についてお問い合わせをいただいたのでご紹介しておく。あちこちのwebを見ると修理する側のクオリティが落ちているようなので、基本すぎるがあえてupしておく。

昭和35年の雑誌広告を撮像した。概ね56年前のことので当時10代のラジオ少年だったならば当然知っている内容だ。 現在30代ならば覚えておいたほうがよい。

***********************************

①まず、三和無線測器研究所の広告。昭和35年の雑誌から。

010

標準信号発生器(SSG)とセットでループアンテナを使う。これは往時のラジオ技術者の基本。オイラも20代時代に教えられて使ってきた。(業務でラジオ修理)

「何故セットなのか?」は、画像の説明文を読めば理解できると想う。

50KC~なので455KCを飛ばせる。

011

と説明通りにSSG値を直読できる。無線電波を受信する機器に有線で信号を入れるのは不自然だよね。

オイラのは、目黒。商品名「テストループ」の文字が読める。

「ラジオ調整 テストループ」で検索すると、オイラのように「業務用テストループ」を所有するsiteが一人だけ見つかる。他は無さそうだ。やはり、修理する側のクオリティが落ちている。

013

75ΩなのでNコネクター。 この頃は測定器VTVMもNコネクター。(現代はBNCだが)

3つ上の先輩のM氏も同僚のS氏も テストループで時折ラジオ調整しているといまも聞く。

014

「テストループを所有し使っているか?」 or 「持っていない」が、修理業務経験者と素人との違いだろう。

現在の入手方法は、年1回ていどみかけるYAHOO出品をgetするしかない。

見様見真似でラジオ修理を始めるのは当人の勝手だが、修理業務経験者なら半導体ラジオで1万台程度は軽く修理しているので、修理経験の桁が大幅に違うだろう。(2桁?3桁?)これだけの台数を趣味では治せない。(趣味では総時間が不足。)

「プロとアマチュアとは決定的に違う。どこが違うか?」 。プロは数をこなしているので、仕事が安定している。

これとか これも参考になるだろう。追加でこれ

ラジオ修理業務では、「標準信号発生器+テストループ」はmust。

②不幸にして「標準信号発生器+テストループ」でない場合にはJISC6102-2に準拠のこと。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「自己流の好き勝手な調整方法」になってしまうので注意。

この「好き勝手な調整を行なう」のは知識不足に加えて民度も低い証になるので、ご注意されたし。

JISはここから読める。

開放線アンテナのない「市販ラジオ」では、標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることになる。 このためにテストループは必須であり、プロエンジニアはそれを使っている。受信機の磁気アンテナに誘起させることがポイント。

yahooで「ラジオ調整します」のようなものが出品されているが、それがJISにどのくらい準拠しているのは知りえない。プロエンジニアがJISを知らぬとは考えにくい。自称「プロ」の可能性もある。

③おまけに、松下電器からFMラジオキットが販売されていた写真。

015_2

ラジオ工作派なら、手に入れてみたいものだ。⇒半年後だが手に入れることができた

***************************************

2016年11月 3日 (木)

「ラジオのノイズ」考

******************************

「ラジオのノイズ」考。

耳で聞いて文字で表現すると「ノイズ」の表記になってしまうが、

ブーンと聴こえてくるのは、電源100vの50ヘルツ あるいは60ヘルツの交流分が聴こえてくる。全波整流していると、倍数の100或いは120ヘルツで聴こえてくるのは、皆様がご存知の通り。

さて、SP端子にオシロとVTVMを接続し、真空管ラジオのVRを絞り、周波数ツマミを触って受信周波数を変化させてみよう。 周波数変化に伴ないオシロ上での波形の大きさが変わることが体験できる。VTVMの値の変化をメモしよう。

VRを絞っているのに、何故信号の変化具合がオシロで判るのか?

ラジオはRF部を持っているので、VRを絞ってもRF部信号がコールドから入ってくることはオシロを眺めていれば誰でも判るほどの基本だ。電子はマイナスからプラスへ流れることは中学物理で教わってきたね。

オシロを眺めていると、「RF部の漏れなのか?」は上記のように判断できる。

  真空管によっては、オーバーシュート波形(オシロ上)が出る球もある。この場合はその球を交換する。

電源回路の平滑回路の段数が不足かどうかは、+Bのリップルをオシロで見る。20mVくらいのリップルならば平滑回路の段数は足りている。 5mVまで下げれば good.

コンデンサーの容量よりも、段数の効果があることは先達が発表された表を見れば理解できる。

ST管IF2段スーパーでの波形を参考にUPしておこう。

6Z-DH3Aの1番ピンは接地する。理由はここにある

005

間違っても6Z-DH3Aの6番ピンを接地したり、 平滑回路の接地側引き回しをしくじらないこと。修理済み品(ST管、ミニチュア管)をYAHOOで見かけるが、かなりの割合で配線が間違っている。

メーカー製ラジオ(ST管、ミニチュア管)では、だいたい平滑回路の接地側が下手。その結果ブーン音が強い。真空管ラジオ(ST管、ミニチュア管)を手に入れたら、まずは配線と接地ピン番号を疑うことからのスタートをお薦めする。

004

  「330+330+330Ω」の3段で、だいたいこの程度になる。計990Ω。1目盛りで20mVゆえに、レンジで5~6mV程度だ。1KΩの1段より格段に良い。

+Bの5~6mVは出力トランスのOUT側で「幾つの数字になるか?」は、中学生算数の範囲だ。

その計算が出来たなら、+Bのリップルが200mVの場合は、どうだろう?

まれに3端子レギュレーターを採用した製作例があるが、それが起因になるノイズ(電波)はすでに ご紹介した通りだ

オシロを眺めて ノイズ対策されることをお薦めする。

2016年12月26日 (月)

真空管ラジオの外部入力の使い方(PUまたはPHONO)

14829955100001

***********************************

ラジオの外部入力の使い方

1,電蓄(電気蓄音)は蓄音器式スタイルがスタンダードであったが、ラジオ(真空管)の登場により蓄音式電気再生方式(電気蓄音)にシフトしていった。

電気の力により音を再現する(再生する)のはラジオが最初の大衆道具だろう。

これによれば「ラジオ放送開始の5年後の1925年から電気録音、真空管増幅器とスピーカによる再生の歴史が本格的に始まった」と記述がある。岡部館長殿多謝です。

電蓄、現在ならアンプなどの音響機器の回路原点はラジオになるだろう。

さて、真空管ラジオには外部入力がついていることが多い。これは電蓄対応ゆえにPUと表記されていることが多い。PUの意味は中学生英語の範囲。輸入品だった電蓄が国産化され、LPレコードの普及した1955年ころから一般家庭にも電蓄が普及していく。

真空管ラジオの回路図を見れば入力インピーダンスは検討がつく。どうみても数オームにはならない。100~500KΩ程度になる。

歴史上、後に登場してくる真空管式プリアンプの入力インピーダンス具合は このサイトが参考になる。Web master殿に感謝いたします。

いま流行のiphoneの出力インピーダンスは情報が錯綜してはいるが、1~4Ω程度とスピーカーと同じかそれよりも低い。 試しにFMラジオのイヤホンジャックからの音を 真空管ラジオにつなぐとどうなるか?

インピーダンスが1万倍以上は違うので,???の音になる。 この音を聞くとインピーダンス整合がどうしても必要になることが体感できる。

オーディオマニアならFMチューナーからの信号をアンプにつなぎ王道に沿って音出してしてくるが、「真空管ラジオをお持ちの方の場合、FMラジオのイヤホンジャックから入力端子へ接続するする 或いはiphoneの低インピーダンス出力を入力端に接続する」と常道を超えた使い方をしてくるのを見聞きする。

仮にiphoneの出力が100mWで4Ωインピーダンスとすれば、E=IR,W=EIによりiphoneの負荷側には5mA流れ込むことになる。 6石トランジスタラジオでも500mW程度は音声出すのでiphoneも500mW近くは出るだろう。

「iphone⇒真空管ラジオの外部入力」と結線してしまう場合、ラジオ側の初段球(3極管)のグリッドに5mAが流れても不思議ではない。まだ実測したことがないので近々にトライしてみよう。う~ん、電圧増幅の3極管グリッド電流を5mA流してよいのかどうか?

真空管の動作説明をよく読めば、グリッド電流5mAが流れることの事の良し悪しが理解できると想う。

2,インピーダンス整合は、「昇圧トランス」あるいは「ヘッドアンプ」による。MCカートリッジのようにインピダンスが数十オームのものを昇圧させることはaudio系では普通である。「mc カートリッジ ヘッドアンプで検索すると回路は多数あるので自作は難しくない。

また、「1000円程度で手に入る周波数特性が良好な小型トランスは残念ながら市場に無い」ので数千円出費して特性が良いものを入手することを推奨する。そのトランスがラジオ内に格納できるかどうかも検討する必要がある。磁束漏れを拾うpick upに成らぬように留意することは当然のこと。「音質に目を瞑りトランジスタ用トランスを使う」ことは至極アマチュア的である

上記2通りの対応策があるが、選択権は己にあるので熟慮するように。

3. これは真空管ラジオの常識だが、出力トランスの1次側にコンデンサーが付いている。この理由は、ラジオ工作者ならば知っているので改めては記さない。3極管のプレートの100pFも音域特性に結構効いている。

このコンデンサーのお陰で4kHzや8kHzなど高域ではラジオの出力特性がかなり垂れ下がっている。また隣接放送波の耳障りなシャリシャリ音を減らすためにもラジオでは、AF部で積極的にHi-cutにし、通信向けの音にする。 audio系の音域特性とは全く異なる。

測れば一目瞭然だが、測定器なしで外部入力で鳴らせば高域の伸びがないのですぐに判る。高域の垂れに無頓着ならば、真空管ラジオで外部入力を鳴らせばよいだろう。大半の電気工作者はHi-cutの通信向けの音よりhi-fiを好むと想う。

  「SP端から、音が出れば満足」の水準で支障なければ真空管ラジオの高域垂れ特性に依存して、音を楽しむこともある。

音が判るお方は、外部入力を真空管で楽しむ為にラジオでなく真空管アンプに移行していると想う。

*************************************

まあ、オイラ的にはラジオとaudioでは音域特性の設計思想が異なるゆえ、目的に合うもので音を楽しむが王道だ。

「ラジオでは、あえて高音伸びないように工夫がされている」(通信向けの音)と繰り返し申し上げておく。

音の聞き分けができるならば、真空管ラジオの外部入力で音を楽しむことは困難なことに気つくと想うが、近年は聞き分けが出来ないuserが多いらしい。

1月3日追記

実験をした。

真空管ラジオの外部入力(PU,PHONO)への音源考。 ちょっと粗い実験

真空管を痛めないために一読をお薦めする。

カテゴリ