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4石スーパーラジオ Feed

2022年8月 6日 (土)

3石トランジスタオーディオアンプ。SEPP:3Vでスピーカーを鳴らす。

サンスイST-32は 既報のように 蝙蝠向けの特性になっている。

3V供給でのトランスレスアンプは 結構苦しいものがあり、もたもたしてしまった。

いきついた先は1970年の超古典回路。

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3v供給の SEPPで鳴らせた。

音量の割にはpower計が振れない。 「オームの法則が提言された時代には存在していない」交流なので、「dcのルールがacに及ぶのか?」はいまも謎であり、かなり及んでいないようにもおもう。

3transistor
3transistor amp :sepp . doing well as supply dc 3V.

P1010007

 

 

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トランジスタ3個、 3V供給でこの音量。 input 30mV前後で反転部が歪む。増幅度と印加電圧からそうなる。


YouTube: testing sepp amp: DC 3V.

通算437作目。 

 
 
 
 

直流において オームの法則は、電気回路の2点間の電位差が、その2点間に流れる電流に比例することを主張する[1]。 電流が I で電位差が V であるとき

 
 

入力信号はZ=600の50mVとすれば オーム則に準じる入力エネルギーは0.0042mW(0.00000042W)

これが0.025Wに増幅されるので 電力増幅度は6000倍 (power gain 37.7dB)。

 
 

 
 

LA1600からのAF出力が10mV~100mVなので、VRmaxにすると過入力状態になったりする。

自作の2SC1815スーパーラジオの検波出力は10mV~250mVなので、これもVRmaxだと過入力状態になったりする。 ノントランス・ノンICの3Vラジオの道ができた。

消費電流計測は  にて。

2020年2月22日 (土)

1石+sepp

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AF部を 1石+seppで組んで見た。

3V供給ではこの程度。 正直ゲインが不足で音が小さい。

5mVも入れてこの程度。 このままではラジオには使えない。

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3.2V供給にしたら5dBほど増えた。

検波後に信号10mVあれば そこそこの音で出てくる。

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色々とトライしたが 3V~4.5V供給でAF部を3トランジスタで組んで充分な音を出すには 段間トランス使用しかないだろう。半導体黎明期からの手法だが、それが正解だ。

仮にSEPP回路でまとめるならば4石は欲しい、3石では非力だと判明した。

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ST-32は過去公開のようにコウモリ向けの周波数特性になっているので、オイラの興す回路では使わない。使えないと云うべきだろう。

まとめ: 段間トランスを使わない4石、5石ラジオは形になるが、田舎のオイラには実用性ゼロ。

2020年1月11日 (土)

4石スーパー:ST-32 特性の続。音質は蝙蝠向け。ラジオでも使えない。

La1600zx14


YouTube: ラジオ工作 段間トランス  6GX7 レフレックスラジオ


YouTube: 12Z-E8 マジックアイ RE-860

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 ・サンスイ小型トランス ST-32の周波数特性をみたら、蝙蝠さんの会話周波数(43kHz)で最も能率よく出力してきた。 ヒト向きの設計品でないことを確認した。 そこでST-32をゴミ箱に捨てて 2石アンプをトライしてみた。  2石 AF アンプはdirect driveにしたら、周波数特性が1000kHzまで平坦だった。IF=455kHzなので検波しきれないIF(中間周波数)がそのまま 増幅されてしまう。 ダイオード検波だと90%台後半の能率なので、数%は455信号のままでおよそ電力ゲイン53dBも増幅されると、 はいIFTに飛び込んで帰還発振します。

 これが前回までの到達点。

・WEBをあちこちST-32確認したが「特性計測しない。性能確認はしない」のが主流。端に「何も考えずに使っている」ようだ。「己の頭で思考しない」とは非常に現日本人らしいね。指示待ち人間だから トランス特性に興味がないんだろう。 あるいは 耳が悪くて聞き分けできないんだろう。

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ST-32は廉価でないので、もうone chance を与えようと 通常の回路で新しく配線した。ST-32はコレクター側につるした。

右がアンプへのIN.

左がスピーカー端の波形

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少しさげて250Hzにした。 おっと出力の相が可笑しい。う~ん、拙いね。 周波数を下げるともっと酷くなるね。ラジオは多数触ってきたが、一番酷いと思う。参ったね。

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まとめ。

・やはり駄目ぽいね。ヒトの音声域では使えないね。皆、よく使っているねえ?? 「赤信号、皆で渡れば怖くない」の世界のようだね。

・耳が悪くて聞き分けできないヒト向けなんだろうなあ。

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スピーカーにDCを流した場合のムービングコイルの動きを診た。 電位差は0.3V。 市販アンプの保護回路の作動下限より随分低い。ムービングコイルが動くことにより逆起電力も生じるが、アンプのパワー計測では逆起電力が生じない状態で測るのが主流だ。 現実と計測とでは乖離しているが、それでいいのか???

ミツトヨので計測して 最大1μm動く。

コーンの弾性があるので、コンタクト式では実測しにくいが何度みても最大で1μm動く。ウエイトキャンセラーを付けて測定するのが正しいが、コーン張力も数値で捉える必要がある。これをやるには装置ぽくなる。オイラの本業の世界に為る。

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コーンのフォームで、レーザー測量は無理。 画像でも計測無理。HDDのmoving head ギャップはおよそ1μmだが、それとて画像検査はスキルが必要だ。

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「3V駆動でゲインの取れる2石アンプ」を諦めると進むが、工夫を思案中、。

DCがSPに流れる使い方の例。dc電流で駆動する。7642での作例なので早30年経過している。

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2020年1月10日 (金)

4石スーパーをトライ中。AF 特性。

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信号が帰還して発振するので、とりあえずoscを停止させてssg455kcを入れてみた。

SSG端で70udBVだとこれだけしっかり聴こえてくる。OSC停止中なので「455KC信号を増幅後、ダイオード検波 ⇒ AFアンプ の構成」 。高一ラジオの455kc版みたいな状態。

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・AF部がBC帯まで例えば1000kHzまでゲインがあると拙い。なぜならスピーカーからの1000kHzが電波となって受信アンテナに入り、発振モードに突入してしまう。

・AFアンプに使われる LM386では1kHzで45dB, 100kHzで40dB,1000kHzで10dBの電圧ゲイン、、、。1000kHzでは35dBほどゲインが下がる。

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この2石アンプの周波数特性を診た。

6.7kHZ

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1000kHz超えてもゲインは同じ。

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、、と云うことで 1MHzより上まで平坦特性だった。 

「検波されないIF成分を50dB近く増幅すれば、RFが廻って発振モードに突入した」状態だった。検波直後のLPFは入ってはいるが1MHzで60~70dBも減衰はしない。

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まとめ。

・この2石アンプは平坦特性が1000kHzまではあるので、audio趣味の方は興味を持たれるかもしれんが、ラジオ用途には無理。

・もともとサンスイST-32の特性が蝙蝠向きだったので、ヒトの可聴域でのdirect driveを狙ってみた。

・音扁平なST-32等小型サンスイトランスの採用は避けたい。 すこし考えてみる。 

2020年1月 9日 (木)

4石スーパーをトライ中。

RK-44ラジオを4石化したものをトライ中。

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電源電圧3V時

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電源電圧4.5V時

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出力が7dBほど増加

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4石ラジオでAF部確認。

OSC+MIXで1石。

IFは1段で1石。

AF部は2石。このAF部はある意味、眉唾ものだが音は出てくる。

・電源電圧4.5V時, 10mV in(600Ω)  ⇒  2石アンプ ⇒ VTVMの読み換算で0.00125Wの音量。

・電力換算で56dBほど。この数字は、3Vの2石アンプならば悪くない。(4.5V駆動ならば63dBになる)

・この2石アンプに20~30mVくらいは入れる必要がありそうだ。 ラジオIC :TDA1072では70~100mVほどの検波出力があるので、TDA1072の下流につるせばそこそこ音が出そうだ。

・過去、LA1600では30mV前後しかでてこなかったことを公開してある。

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IF一段でゲインを取ろうとやや苦戦中。IFT ⇒IFTの帰還があってゲインをあげ辛い。

2石アンプ(ゲイン56dB)に入れてそれなりの音にするには、検波後に30~40mVはほしいが、アンテナ端に1mV掛かれば,「OSC+MIXで1石,IFは1段で1石」でもなんとか為るか???

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2020年1月 8日 (水)

スピーカー駆動

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先日のst32レスラジオの続になる。周波数特性がヒト向きないデバイスの使用あきらめた。

電源電圧3vにしてはあまり使われない回路でスピーカー駆動してみた。

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入力10mVでまあまあの音量にはなる。

2019年12月28日 (土)

ST32を撤去した。

ST32は特性が悪く、ヒトの第1フォルマント再生できないことがわかったので、「使えないデバイス」にした。中華製小型出力トランスの方が周波数特性がよいので、技術面ではすでに中国 >> 日本に為っている。

st32を使った自作ラジオが多数webにあるが、その音域特性についての低周波発振器等を使った特性記述はない。随分と不思議だ。

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1, ST32を撤去して、トランジスタのエミッターにSPをつるした。

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2、 電流は100mAくらい流れている。

音として聴こえてきた。音域特性はもちろんフラット。入力10mVではやや小さいので入力20mVはほしい。

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トランジスタを1段前に入れるとネライの音量になりそうだ。

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まとめ。

・特性の悪いデバイス使用は諦めた。 蝙蝠さん向けデバイスとして非常に有効なので、バット△△△の製作時まではkeepしておく。

・AF部の入力では10mV~20mVほしいので、AF初段に半導体を追加する。 

2019年12月27日 (金)

3石ラジオ :AF部 ST-32の音域特性を診た。 第1フォルマントが再生されない特性。

ST-32のSPECは、直流抵抗値60オーム(1次側)、出力0.2Wと公開されている。2次側へのエネルギ伝達を80%とすると、1次側では0.25W程度は流せる。

抵抗値60オームゆえに、オームの法則が成立するならば65mA程度流すのがST-32の使用上限値になる。

実験は使用上限近傍で行った。 トランスの設計マージンを考慮すると悲鳴が上がる使い方ではない。

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・3石ラジオの肝は、SPを1石で鳴らすことだ。 

・ST-32でSPを鳴らす回路(3v 駆動)にしたが、ヒトの音声域で音がかなり出ないトランス特性だ。非常に参った。これでは笑われてしまうね。

・ST-32の音域特性が蝙蝠向き(センター値 40kHz)に為っている。

・仕方ないので、ヒト向けに1次側にマイラー334をパラ付けしてAMラジオ音域(1.2kHz)に特性ピークをもってきた。 しかしST32の2次側電圧と印加信号との電圧ゲインはほぼゼロdBにまで落ちる.

・結果、およそ10mV入力は必要な状態。 

・電源3Vにしてトランジスタには70mA流している。hfeは600ほど。

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◇もともとのST32の特性 :40KHz  ⇒ 上述1khz時より電圧増幅度が高い。

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・40kHzでの特性: ST32の2次側で電圧ゲイン30dBも取れる。400hz時はわずか10dB。

・つまり40KHz時は 400Hzより20dBほど音が大きい。(vtvm読み)。ヒトの可聴域から上で効率よく出力される。 これをコンデンサーでZピークを変えて平坦化したらゲインが取れなくなった。

・「蝙蝠さん寄ってらっしゃい」の特性だ。電流を10倍流して700mAにすれば負荷Zは下がるので、ほどよい特性になる可能性もある。

・蝙蝠相手ではなくヒトが使うラジオなので、冒頭のようにAMラジオの音域内にピークを持ってきた。

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恐らくはSPを振動させれるが、充分ではないだろう。ST32の特性がまともであれば充分に鳴るが、、。ST-30.ST-17等のトランジスタ用小型トランスは ハイ仕上がりで低音がでない。ここで2018年に公開ずみだ。 ワイヤレスマイクで小型トランスを採用しない理由は低音が出てこないことに起因する。つまり第一フォルマント情報が欠落して伝達されるからだ。

ヒトの音声フォルマントでは低域が重要。残念ながらst32では低域の音は出ない。

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曲がりないにも「st-32の音は良い」とは云えぬ。 「このトランスを使うには、電流を500mA程度流してください。」の判断が正しいようにおもう。

オイラとしては、「Cをパラ付しても特性が尖がる割には第一フォルマントが再生されないので、使いたくないデバイス」のひとつ。

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①、cパラ付特性のまま鳴らす。

②、st-32を止めて、ダイレクトドライブにする。

③、st32を止めて IC で鳴らす。⇒ 2石+1 ICラジオ

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自作ラジオ群


YouTube: レフレックスラジオ 2sc1815+ta7368


YouTube: 「レフレックス+再生」式 単球ラジオ。


YouTube: 同期検波(自作ラジオ)でnhkを聴く

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