初心者向けに、オールトランジスタで構成したラジオが必要だろう、、、、と。
今日はラジオアンプの確認を進めてみた。 「LTspiceで推奨値を算出し、良好かどうか?」を確認する。 つまりソフト算出値の真偽確認になる。回路は教科書から持ってきた。
ラジオ部はRK-44のままなので、AF部が動作すればラジオとしてまとまる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
トランスST-32の採用検討したが、実測すると音域特性上40kHzで特性の山になる。ヒトの音声域では40kHzにたいしてマイナス20dBはあるので、 ヒト向けのオーディオトランスでないことが判明している。ここに公開済み 。・40kHzでの特性。 ST32の2次側で電圧ゲイン30dBも取れる。400hz時はわずか10dB。周波数特性がこれほどフラットでないトランスは設計が拙い。中華製のほうがベターのように思う。
蝙蝠が放つ音波が40kHz近傍なので、コウモリ相手ならばST-32は使える。
ST-32を使用したsiteで音域特性公開されたものが存在していますか?
st-32を捨てたのでOTL化を検討している。
*******************************************************************
通電すると波形は出てきた。
供給電力に比べて 出力が小さい。一般的な回路を持ってきたが、効率が良くないがこの水準で納得して使っているんだね。凄いね。
OTLだと入力信号を吸い込んでしまうので注意。教科書には記述がないが10dBは飲まれてしまうね。信号側は600オームだが、ラジオアンプの入力インピーダンスが低すぎて飲んでしまう。元々OTLのインピーダンスが低いので前段アンプも負荷につられて下がっている。
吸い込みを嫌うならラジオ側はエミッターフォロアで出すしかない。Z=50~100がねらい。
TA7368等のAF ICはその辺りの工夫が盛り込まれた回路になっているね。
*************************************************************
6vで150mAほど流れるが、トランジスタ数の少ないOTLは効率が良くないね。
OUT波形が歪むと信号源側もつられて歪むのが見れる。 OTLはインピーダンスが低いんで判り易いね。
YouTube: OTLのラジオアンプ カットアンドトライ中
現状R値でも動作するので、8石ラジオにトライしたい方は連絡ください。
電源には単2を4本必要です。
***********************************************************
続です。
R値を変えて追い込んでみた。 この出力を超えると直線性がなくなる。
音が変わるので聴感でも認識できる。1/2倍音のようなものが混じって聞こえ始めると直線性が失われている。この歪んだ状態を、「音が豊かと 勘違いしないように」お願いします。
スピーカ端で0.1V。 オームの法則が成立するならば0.08W出力。
供給電力は 0.15A x 6 v= 0.9w.
・信号強弱では電流値の変化がわかりにくいので回路安定のためにエネルギー供給しているのが理解できる。シュミレーションソフトでもそれは数値確認できるので、常識範囲のようだ。
能率は10%程度。ecoじゃないねえ。教科書通りの回路でも相反転トランジスタで大きく電流が流れるのを再び確認した。
教科書回路であり web上でも多数みられる回路、だが、こんな非能率のものを推奨していいのかねえ? まともなトランスさえ流通していりゃ、こんな非能率ものに手を出さなくて済むんだよね。
******************************************************************
メーター回路に半導体3つ必要なんで、それを載せると11石くらいになってしまうが、、、、、
***************************************************
Rをもう少し追い込んでみた。
********************************************************
VTVM読みで0.25V程度が上限だ。オームの法則が成立するのであれば0.5Wの出力になる。
効率は50%超えた。エネルギーの変換効率は自然界のとある法則が効いて80%超えはしない。自動車では「内燃機関+伝達」の総合効率は10%ほどしかない。9割は熱と音として放出される。
***************************************************
1970年代に米国で最も売れたトランジスタラジオキット(made in japan)の回路を挙げておく。
これに準じた回路で基板化になっている。
********************************************************************
Sメーター回路実験とラジオアンプ実験の結果をうけて、まとめてみた。
1, 高周波部に3石
2,ラジオアンプに5石 (OTLだと入力Zが低くく、600Ωで入れると10dBロスるので,エミッターフォロアの低インピーダンスでラジオアンプに流してあげる)。 max0.5w
4,Sメーターに4石。(op amp 利用ならば英語圏から非常によい回路が公開されている)
この回路と同じことが、RK-34(tda1072)で行える。
*****************************************************************
去年の11月6日以来なんだが、OTLのAF アンプ動作の確認をした。
トランジスターを6個つかったAF アンプ。
・反転に1つ。
・OTLだと入力Zが低くなるので、エミッターフォロアの信号流下で1つ。
・OTLで2個。
・電圧ゲイン稼ぎに2つ。計:低周波に6石。 上述エミッターフォロア
片側が拙い動作だ。
*******************************************************
半固定VRで合わせられる範囲に動作点があった。
******************************************************
ラジオ部(3 TR)は 実績のあるRK-44と同じにしたい。
使ったトランジスタは9石に達するね。同調指針LEDのドライブに1石あるので計10石。⇒RK-114。 Sメーター回路(4石)を載せたものは別番号にします。
・単三では電流が足らないので単二あるいは単一のこと。 概ね100mA~150mA流れるので単三だと ボボボとなる。このボボボは、モーターボディングとも呼ばれるが、supply側の貧弱さによることがほとんどだ。
動作安定の為のバイアス回路(トランジスタ)が、多電流時の電源電圧低下(0.1V程度)に対して反応し、低下した電圧で動作安定させようとモガクので固定周期でのON/OFFのような動作になる。
**************************************************************
取り急ぎ 音が出ることを確認した。
RF部はもう少し感度を下げるべきな感じだ。AF部は10dBほど大きすぎのようだ。OSCコイルとバーアンテナが近くてクリチカルな調整になっている。
今日は、安定化電源から6Vを貰っているので、1000KWデジタルアンプ起因のノイズが重畳してきて、音が濁っている。
・調整箇所がややあるのでビギナーには難しいと思う。
・調整以前に、「部品数がややあるので組み立てる根気があるかどうか?」。WEBサーフィンすると100点ほどで根を上げる大人が主流なので、現代人には部品点数でのハードルが高いようです。
*****************************************************************
固定抵抗 ⇒ ボリュームに2処で変更したので、これを持って本手配にする。調整VRは計4個になる。もちろんオシロで波形確認しながら合わせこむ。
*****************************************************************
先月28日に
「固定抵抗 ⇒ ボリュームに2処で変更したので、これを持って本手配にする。調整VRは計4個になる。もちろんオシロで波形確認しながら合わせこむ。」とした
*****************************************************************
春節で遅れていた基板が届いた。
OTL部だけ実装して波形を診た。
LM386やTA7638と大きくことなるのは、Z=600のVTVMで測ると音声信号電圧がさほど掛かっていないことが判る。VTVMが壊れた??と思えるほどで2レンジは違う。DCストッパーコンデンサー上流のZが低いと、このような計測になるようだ。 AUDIOの信号を50オームインピーダンス オシロで直読みするのは、オツムが悪い証であるので、注意。
・200mW前後の音だとは思うが、最初の実験時からみると、そこそこ良い波形になってきた。
・ADJ2で上側と下側の繋ぎ点が中央になるように調整する。 ADJ1でほどよい点に合わせる。固定抵抗だとhfeのバラツキ起因で波形が歪むので、半固定にしてあります。
********************************************************************
トラッキング途中だが、聞こえ具合の確認をしてみた。
・単三電池なので音量を上げていくと電流多になり電圧がふらつく。結果モーターボデイングに至る。単三ではこの位の音量が上限。概ね150mA流れるので 6TR-STD(ラジオ少年 KIT)と互角に電流を使う。
・電源ON ⇒ OTL部に通電・バイアス安定(コンデンサーのチュージ完了)まで0.3秒ほど掛るようですね。自己バイアスの引っ張りあいによる音が一瞬きこえます。 半導体アンプ系では通電後ウエイトを置いてから音が出てくる理由を、このラジオアンプで理解しました。
******************************************************************
基板ナンバー RK-114.通算381作目。
AF部にもICを使わなかったので、サー音(ラジオノイズ)がLA1600ラジオ(RK-33)等よりも少ない。しかし感度は良い。
単二電池 x4 でお願いします。
・高周波増幅を付けない理由は、「抵抗負荷 または RFC負荷だとノイズレベルの上昇が強くSNが劣化することがオシロ計測で確認できる」からです。3連バリコンをお持ちでしたら高周波増幅をつけてください。
・安易に抵抗負荷の高周波増幅の記事が掲載されているのをみると、「SNを計測してないことがバレますね」。
・「OSC強度と感度の関連性」は奥澤先生が昭和44年代に執筆された刊行本に記載されていますので、それを読んでください。その1冊にだけ関連性が表で示されています。
・包絡線検波後のLPFがないラジオ回路も出回っていますが、帰還発振しますので注意ですね。
****************************************************************
自作9石スーパーが静かぽいので、LA1600と並べて交互に聴いてみた。
小刻みなノイズがLA1600ラジオでは聞こえる。9石スーパーでも小刻みノイズが聞えるが、LA1600ラジオよりは確実に弱くノイズが聞える。
YouTube: 「LA1600ラジオ」 と 「9石スーパー」とで聞き比べ
*****************************************************************
今日は、自作ラジオ3台並べてみた。スピーカーは皆おなじのフルレンジ品(大陸から発送してもらった)。
左は9石スーパー。中央が「LA1600+LM386」ラジオ 。右が「3石+LM386」ラジオ。
「AF部をトランジスタで構成したラジオ」と「LM386を搭載したラジオ」の聞き比べになった。
9石スーパーとRK-44のラジオ部回路は同一なので、AF部の音比較ができる。
***************************************************************
この9石スーパーは半導体ラジオにしては音が柔らかい。音が角々しくない。ホームラジオにお薦めできる音色だ。
increment agcのsメーター回路は100uAタイプならば用意し、LA1260ラジオに載っている. 対数特性はFETがベターなので、FETの世話になる。
図中22PFの後段にプロダクト検波を入れることができる配置にしてあるので、短波化しAM/SSB RX(オールトランジスタ)化も視野に入れてある。
このラジオ基板は サトー電気で扱うと思う。
***************************************************************
ラジオ工作派ならば、奥澤先生のこの本を読んででおきたいものだ。
OSC強度と感度の関連性について、グラフを用いて説明されている。
闇雲にOSC強度をあげては駄目だね。
最近のコメント