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2010年12月 2日 (木)

イスペット 6石トランジスタ ラジオ キット CR-P461A

日本がモノ作りにチカラを注入していた時代の

学習用教材を半田してみました。

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この金曜日にyahooを見ていたら
イスペットのキットが出品されていました。

ご存知のように、
この型式はもう生産・販売していません。

で、慌てて落札しました。
cherry のCK-606と並べてみました。

取説を見ると、「MODEL CR-P461A」になっています。

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部品はこんな感じです。↑

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ささっと半田付けです。
2SC1815Y⇒2SC1815Y⇒2SC1815Y⇒
2SC1815Y⇒2SC2120x2の構成です。


回路は、トラブルに遭遇しないように、よく考えられています。


バーアンテナの感度調整は、ブロードでピークがはっきりしませんでした。

これは、バーアンテナコイルの設計が上手い証です。

ヘタなコイルは、ピーキーになりますね。


IFTは出荷時に微調整してあるようで
1/8回転もズレてはいません。

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歯車のバーニア機構がついていて、同調は楽です。
感度は、 過去のキットより goodです。
1番耳良く聞えますね。
耳の良さに感動しました。

ACEのラジオも若い頃作ってきましたが

このキットが市販ラジオキットの中では耳が一番ですね。

スピーカーも大きいし、音も良いです。
VRは2/5ほどで五月蝿く鳴っています。

中国、韓国産のキットとは別格です。

往時の教育関係者の意気込みが感じられます。


お薦めのラジオキットです。

ICラジオだと 波形が歪んでいることが多いし、

経験上,

感度も不十分なことが多いですね。

自作派には、トランジスタラジオを薦めます。

好みでゲインも触れますし、波形を見ながら歪みの少ない動作点にあわせられます。

本キットは、電波の弱い場所向きです。(メーカーのCDラジカセより聴こえます)

アウトドアで活躍してくれます。 

現行の市販品でないのが残念です。「YAHOOで売りに出ていたら」、買いですね。WEB上での製作記はこの記事が一番古い。キットを多数製作した経験から、このキットは優れ物と言える。

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電池交換のことまで考えてありますね。

今のラジオキットでは、ここまで考えられていませんね。

追記2011/Nov/26

写真upしました。↓

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追記2011/Sep/22

製作したトランジシスタラジオキットの中で、

唯一の「改良が不要なキット」です。

 「未使用 6石トランジスタラジオ 組立式」の名称で

オークション > 家電、AV、カメラ > オーディオ機器 > ラジオ > アンティーク に出品されていることが多いです

これは、「見つけたら、買い」です。

★2014/Apr/5 追記

yahooでも年1回程度は見つけられますので、探してみてください。 

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★BC帯トランジスタラジオ キットの現行品は、

ヘテロダイン式⇒FR-7026TR-STDKIT-9CK-606KM-88などがあります。

レフレックス式⇒CK-411,KIT-12

★FM帯も聞えるラジオキットは、ICラジオになります。

FR-7100

FR-7300

KIT-600

HR-200BXなどがあります。

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超再生式FMチューナーキットも面白いですよ

超再生って知っておられます?

超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事

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AM /FM ラジオキット KIT-210

074

短波が聴こえるラジオキット KIT-600

075


YouTube: ハム音の比較にどうぞ

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コメント

こんばんは。初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いています。
子供の頃は良くACEやHOMERのラジオキットを作って(壊して?)いました。
こちらの記事を見て私もオークションで落札してしまいましたイスペット6石ラジオ。
まだ組立ていませんが、現行のCherryのキットなどと比べて随分豪華というかしっかりしていますね。
往年のクーガ7を彷彿とさせるデザインです。
メーカーの郵便番号がまだ7桁ではないので少なくともそれ以前の製品のようですがこんなのが中学校の教材だったんですね。

早く時間をみつけて組立てたいです。

お邪魔しました。

はじめまして。
イスペットのこの「ラジオキット」は、よく設計できていると思います。

音も感度も、今手に入る「ラジオキット」の中では、一番でしょうね。
回路設計がきちんと行われているので、「どこか大手のエンジニアのOBが担当したのかなあ」とも想ってます。

出来上がりが楽しみですね。

こんばんは。今日早速製作に取りかかったのですが…

入出力トランスが入ってませんでした(泣)

高周波部分を組み立て終えて気が付きました。

手持ちのCherryの6石が発振しまくるのでここから移植して再度トライしてみようと思いますが、オリジナルで組めず残念です。

左様ですか、残念ですね。

橋本(サンスイ)トランスも安くないので、
同じ方が出しておられる「ACT3」を部品取りとして引っ張るのも
1案です。 ほぼ同じのサイズのIN.OUTトランスが入ってます。
1~2mm大きさが違うでしょうか、、。
2個のトランスを新規に買うよりは安いです。


>手持ちのCherryの6石
発振は止まるので、部品取りにはすこし勿体無い感じです。

こんばんは。度々お邪魔致します。

トランスは出品者の方に送って頂けました。
とても親切な出品者でした。

…が、組み立てはしたものの鳴りませんでした(泣)

低周波部のダイオードの品番・形状が違っていたり、
出力トランスが基盤では黄(実際は赤)となっていたり細かな部品が基から?違うようです。

写真にあるストラップも付属してませんでした。
ダイヤルもあんなに擦るような感じなんでしょうか?

中学生で完成できるのでしょうか?(私が単にダメなのかも)

もう一度部品の点検もしてみます。

鳴ったら確かに音が良さそうなんですけどね。

ロッドアンテナとストラップは、付属していないと思います。
商品のグレードが違うようです。

トランスは、私の写真のように、アオとアカのトランスだと思います。
ダイヤルとケースとが擦りあうことは、ないですね。
ダイオードは「手持ちの何か」で代用してください。

波形が見れる測定器があると、後々楽です。

こんばんは。はじめまして。イスペットCR-P461Aで検索をかけてこちらにたどり着きました。よろしくです。
私もヤフオクで落札しました。組み上がり、スイッチを入れて2秒後に沈黙し焦りましたが、経年劣化でパンクと思われる電解コンデンサ(ツェナーと並列の220uF)を取替えたところ、元気良く鳴りだしました。
感度・音質・質感も良く、大変良くできたラジオだと思うのですが、ひとつだけ気になることがあり、投稿させていただきました。
赤いアウトプットトランスの発熱がすんごいです。数分で火傷しそうなほど熱くなります。ウラ蓋を閉めた状態ではそのあたりだけ明らかに熱くなっているのですが、皆さんのはいかがでしょう?

はじめまして。
80年代後半でしたでしょうか、
日本のコンデンサーは液材が良くない期間が数年ありましたので、
どこのメーカーでも良くない時期の製品があります。(経年変化以前の、質の問題ですね)

さきほど実機のoutトランスを確認しましたが、温度上昇はしませんでした。
モーターなどのコイル物は70度まで上昇することがありますが、
信号用トランスでは常温だろうと思います。

正常ぽく無いようですので、何か対応した方がよろしそうですね。

トランス線の絶縁が妖しそうですね。
ACT3のトランスを使うのが早いかな、、、。

是非、上手に対応してくださいませ。

こんばんは。早速のレスありがとうございます。
正常に動作はしている(ような)のにトランスが熱い、しかもかなりの高温ってことで、今までの乏しい経験にはない症状でしたので、先回投稿させていただきました。
ご指摘いただきましたとおり、1次と2次が導通してました。(テスタで計ったら1.5kΩくらい。)これでは熱くもなりますよね。そこでサンスイのトランスを30数年ぶりに購入。記憶の中の価格の約4倍!に目が点になりましたが、今でもまだ製造していることに感謝し、ST-81と迷いながら、結局ST-83に600円ほど投資しました。おかげさまで発熱はなくなり、長時間聞ける健康なラジオになりました。ありがとうございました。

サンスイのトランスは「200円前後のものが多かった」記憶が、自分もあります。
田舎住まいなので、サトーさんから郵送にて購入していました。(宅配便より昔の話です)

無事に治って、よろしかったですね。
腰を落ち着けて、ラジオを聞くことができますね。


ご無沙汰しております。あれからなかなか手を付けられずにいますが、時間を作って間違いがないか点検などしたいとおもっております。

コンデンサーの劣化もあるのですか。
これは困りました。部品が間違いなく付いていてもこれでは鳴りませんよね。

前も書いたと思うのですが、低周波部のダイオード(検波用ではないもの)が説明書とは違うものが入っていて(所謂ダイオードな円柱形のやつと球形のものの二種類)が品番もなく勘で付けたのでこれがまずいのかもしれません。
球形のものは極性もイマイチわかりませんのでこちらも勘で付けました。

何とか頑張らねば…

お忙しいようで何よりです。


部品の不良率は、今どの位なのかなあ、、、。
10万個中の3個程度はあると思います。
電解コンデンサーは、全てチェッカーで通電検査して、
袋詰め orテーピングされてますね。
袋詰めが、自重落下方式なので、
数量カウントにノウハウが必要な装置でした。(体験談)

通電検査の分野は、
日本産の測定器が、USA産に追いつかない分野ですね。

喩えるならば
「日本産の測定器は、物差し。(mm単位でしか測れない)
海外製の測定器はマイクロメータ位の差があります。」

追加で写真upしておきました。

画像拝見しました。
ダイオードの種類を思いっきり逆に付けてました。

時間を見つけて付け直そうと思います。(鳴ってくれよ…)

こんなイージーミスとはトホホです。

画像ありがとうございました。とても助かりました。

早めに鳴らしてあげてください。キット君も、待ち望んでいると思います。


YAHOOのおかげで、
オシロも2000円台で手に入ります。1台あると色々と便利ですね。

こんばんは。いつもお世話になります。

今日、教えて頂いた画像の通りダイオードを付け替えたところ、無事鳴りました!
本当にいい音ですね。低温が良く出ます。
バーアンテナが大きいせいか遠距離の局も受信出来ます。

こちらのブログを見なければこのキットに出会う事もなかったし、完成させる事も出来ませんでした。
本当にありがとうございました!

今は高い周波数が若干発振気味なのでもっと調整を追い込んで行くつもりです。

他の記事のキットも入手可能なら是非トライしてみたいです。

鳴りましたね。良かったです。 
このキットは、バーアンテナの選定も良いです。
これを超えるキットは、現行品ではありませんね。


回路定数を変えたりするには、
ラジオ少年の「KIT-9」や「6TR-STD」が面白いです。

真空管では、
「2R-DC 2球再生式 電池管ラジオ」が感電の心配がなくてお薦めですね。

私はケース加工が苦手なので部品集めて作るのがダメですね。
図書館に行くと古い電子工作の本とかがまだあって部品が調達出来れば作るのも楽しいかなと思うのですが、やっぱりキットになってしまいます。

妄想かもしれませんがICラジオではなくトランジスタラジオはアンテナで電波を受信して検波して増幅してみたいな部品の息づかいみたいのが感じられるところがいいんです。
なので電池管のラジオというのも楽しそうですね。

そういう意味でも今電気屋で売ってるようなラジオはあまり好きではありません。

今手持ちで鳴らないHOMERの2石レフレックスがあるのですがこちらでコンデンサの不良もあると知りましたのでその辺りも疑って再度挑戦しようと思ってます。

ラジオは、家電なので、外観も大切ですね。
それゆえにTR系はキットに成らざるを得ませんね。

TUBEだと、「シャーシ」+「バリコンの取り付け」なので
こちらの方が精神的には楽ですね。
「電池管のキット」は球数の割には、耳良いですよ。

テスターだけではラジオは直せないので、
腰を落ち着けて道具を揃えてみてください。

こんばんは。最近ISUPET CONION(組立済)を手に入れました。ロッドアンテナ付です。正面と裏蓋を開けた写真をリンクします。
正面=http://photozou.jp/photo/show/2992834/230622025
裏蓋を開けた所(電解コンデンサは新品に交換済)=http://photozou.jp/photo/show/2992834/230622036
ロッドアンテナの有無の他に、当ブログで拝見した裏蓋を開けた画像との違いは、
・ポリバリコンの違い(トリマの位置が違う)
・バーアンテナの長さ(当方のモデルは長く、14cmあります)
・スピーカーのメーカー(当方のはFosterの7.7cmが使われていました)
他は違いは無さそうです。
ロッドアンテナは伸ばすと80cmくらいあります。遠距離受信をするとき、伸ばせば感度が上がります。
入手後は、電解コンデンサの交換と調整をしただけですが、感度・音質とも素晴らしいラジオキットだと思います。

金子さん、こんばんは。

結構レアですが、入手できて運が良いですね。
ええ、よく考えられた良いキットだと想います。 

このラジオキットは感度が良いのでつくった実感が湧きましたし、ラジオ工作にのめり込む切っ掛けを与えてくれました。

大切に可愛がってあげてください。

どうもありがとうございます。お礼と共に情報を。

私の手に入れたCONIONは、トランジスタが当ブログにある内容と違っていました。
2SC930(周波数混合)→2SC930(IF増幅)→2SC930(IF増幅)→2SC930(低周波増幅)→2SD400×2(電力増幅)という構成です。全て三洋電機製ですね。
2SC930は汎用の2SC1815とは異なり、FM/AMの周波数変換、RF/IF増幅用。fTは170~300MHzと2SC1815の2~4倍です。AMラジオキットにこのようなfTの高いトランジスタを使っているのは見たことがなく、それは感度良いはずですわと(笑)。

改良ですが、Q1を2SC1923-Y(fT=550MHz)に変えると感度が上がりました。2SC1815仕様モデルでも、Q1~Q3を2SC1923に交換して再調整すれば、感度は上がる可能性があります。脚の配置は同じですし、2SC1815と同じ東芝製です。
また私のは低周波増幅部にも2SC930を使っているのはちょっと合わないかな?と思ったので、Q4を2SC1815-Yに交換しています。
それでは、失礼します。

金子さん、
おはようございます。

TRの情報ありがとうございます。

このキットは、終段IFTがバーアンテナコイルから遠めのキットですので、MIX,IF段でゲインを上げても帰還発振しにくくなっていますね。

後々,tryしてみます。
多謝です。

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