JH1FCZ氏が1985年ころに言及していた 超変調(AM)。
往時 ピコ虎を手にしていたのであれば既知であろう。 オイラはpicoシリーズに興味を持つことなくラジオカセットの修理をしていた。工場労働者Aであった。
先日、アーカイブをパラッとみたら AMの変調度向上のテクニックとしてヒント記事があった。原典はJAなのか Wなのかはこの瞬間は判らん。
理解が追い付いていないが、コリンズ 32V-3への回路が付属しており、真空管TXであれば工夫することなくばそのまま使えるのは事実。
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下のは1948年公開の超変調回路。 日本人が紹介した回路とは結構違う。
超古典なsepp ampの回路。Nelson Jones氏の考案。
1970年3月の月刊本に公開されている。ten watt ampと紹介されている。
ご本人はclass_Aと主張。
発展形が Nelson Jones Ultra low-Distortion Class-A Amplifier のようなので、先々経緯を深くみていきたいね。
クロスオーバー対策として current dumper 技術が入りだした頃ですね。
往時のpdf :sepp2.pdfをダウンロード
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class_ABとして紹介されている 1970年7月号。
set current 次第で歪率が変わってくる。 「ダイオードを数本いれた回路よりは音色は柔らかいのが抵抗式の特徴。」。 ダイオードにするとエッジがたつ音に変わるので、音楽の嗜好によってダイオード回路 あるいは 抵抗回路に決める。
「ダイオードにするとエッジがたつ音に変わる」のは1990年代半ばから云われ続けている事実。
部品メーカーごとの音色優劣よりも簡単に判る 「diode vs resistor 」。定電流diodeが人気なので硬めの音になる半導体アンプが主流ですね。
パワーゲインは15dB. 15watt amp. 20W時には歪んでペケ。
「真空管アンプでも、ダイオード(1n4001)経由でsg電圧を掛けるとメリハリがついた音に変わる」のと同じ。
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biasを変化させた時のsepp 動作具合も公開されてた。
、、と設計時のネライ値も判ってくるね。
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1972年に公開された741の等価回路
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自己バイアスでのclass_A と紹介された1972年。deviveとしてはClass_Bであるが全体としてはABだろう。 dumpperって呼ぶことも判った。(cq出版の刊行物をみてもそんな意味での説明はないと思う)
「ネルソン氏が考案し 1970年3月にこの月刊誌上にて発表」と経緯記述がある。つまりこの月刊誌に往時トップエンジニアが寄稿していたことが判る。
発展させたのが Nelson Jones Ultra low-Distortion Class-A Amplifier のようなので、先々経緯を深くみていきたいね。
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op amp booster:1974年
novel社の製品回路。出力は30W。回路説明にはclass_Bとある。
cq出版等では回路説明されていない図は紹介されてはいるので、英語による回路説明を読むと学べる。 国内出版社の水準も伺えるね。
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SSM2210,2220と同じ思想製品が1973年には登場していたわけですね。
「有名なアンプ製品の回路」と紹介されてるね。
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これも アンプとして成立する
上のは、 Quad 405の回路(1975年月刊誌にて公開された)。
current dumper .
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纏め
1970年から1975年でガツンと回路は鮮麗になっている。
回路学習するのであれば、この発展期だろうね。海外から輸入された知識なので原典を視るのが基本ですね。
1957年12月に実験放送が認可されて始まったFM放送。国内第一号はNHKである。この時に「upper ヘテロダインにするかlowerヘテロダインにするか?」のヒアリングが誌上で行われた(電波技術 or 無線と実験 のどちらだっか?)。
「 nhk tv 3chに影響が在りすぎるので、lowerヘテロダイン 」にまとまった経緯が雑誌を読むと判る。 黎明期の認可帯は80MHz~90MHz.
・FMステレオ放送免許はFM東海が国内初。
・2番目には 1962年6月1日に実験免許交付のNHK.この時点では76MHzからまで引き下げられていた。(放送局増加による割り当て余白が無くなり、申請書却下を懸念した郵政省の判断)
国策のnhkがステレオ放送になるまで4年7ケ月を必要とした。郵政省は「 遅い!!!」と思っていただろう。
wikiをみてもこれら経緯は触れていない。
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この4冊で1958年~1967年までカバー。
501回路図集もあれば万全。
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トーンコントロールの大方は回路あり。
Lafayette Radio Electronics Corporation
1931年から1981年に存続した会社。
オイラはHA-600Aを1台だけ持っている。
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今日は、HA-90 を手に入れたので通電してみた。
SONY がマイクアンプで使ってその音で有名になった6AU6でosc.
bufferに6AQ5の構成。整流デバイスはシリコンダイオード。
OSCも出来た。Z=50のオシロ読みで8Vほどになる。
随分安定している。1ヘルツ台はゆっくりと変わっていくが100Hz台は微動だにしない。1980年代登場のアルインコ無線機より数倍安定している。
FMのチューナーは数台メンテナンスしたきた。回路理解は基本だと思う。
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愛読書をご紹介申し上げ候。
①TRIOのFMチューナー「FM-108」は往時6,500円(1963年1月 価格).
このチューナーは頻繁にYAHOOで見かけるのでお持ちのお方も多いだろう。
いまもYAHOOで見つけられるね。
本社と札幌出張所の住所が記載されている。TRIO商事の文字もある。
上位機種がFM-105.
1957年に日本初のFMチューナーを開発したTRIO.
1958年にはAF-10(トライアンプ)は発売されている。往時は「家庭用Hi-Fiアンプの決定版」として売り出されていた。
春日二郎氏がアキュフェーズを興すのが1972年。おおよそ14年の間にaudioは飛躍的に前進した。
②真空管FMチューナーのAFCの原理について
原理まで理解してFMラジオ修理しているのは何人いるだろうか?
繰り返すが、基礎知識はWEB上にはほぼ見当たらないので、書物を手にいれて学ぶことをお勧めする。
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