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自作 真空管 FMワイヤレスマイク 1号機 2球(6EW6+6AQ8) Feed

2012年8月12日 (日)

自作ワイヤレスマイク6AQ8の回路図(FM帯)と実装写真

真空管でつくるfmワイヤレスマイク基板 :RK-31

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DCは27V。

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自作の2球式FM帯真空管ワイヤレスマイクの続きです。

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真空管を使ったFMワイヤレスマイクの自作記事は、

①電池管 FM帯3球ワイヤレスマイク 3A5  ⇒自作記事

②真空管+TR ハイブリッドFMワイヤレスマイク 3A5 ⇒自作記事

③真空管+TR バリキャップ変調 FMワイヤレスマイク ⇒自作記事

④真空管 FM帯3球ワイヤレスマイク  6EW6+6EW6+6GU7 ⇒自作記事

⑤真空管 FM帯2球ワイヤレスマイク    6BK7+6GU7    ⇒自作記事

トランジスタワイヤレスマイクは

①4石FMワイヤレスマイク(バリキャップ変調)⇒記事

②5石AM ワイヤレスマイク(トランス変調)  ⇒ 記事

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★真空管に交流信号(音声等)を入れると,勝手にリアクタンス変化してくれるので、

 発振回路にもうひとつ真空管を入れるだけでFM変調器は、まとまります。

↑理由は、「製作開始」に記してあります。

正統的に学びたい方は、古書を読んで知識を深めてください。

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自作できるFM変調は大別して、

①バリキャップに位相変調

②リアクタンス管による変調 にわかれると思います。

バリキャップを使ったリアクタンス変調の方が、変調は深めにできると思いますが、

今回はオーソドックスに「真空管でリアクタンス変調」にしました。

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↑RFCチョークは10Kボビンに巻いて,同調点を90Mhzにしました。

発振コイルはTR式と同じで、コイル直径8~12mm。6~7タ-ンです。

タップは下から2ターン。(3ターンでも問題なし)

★発振管+変調管は、手持ちの6BK7と6AQ8で、それぞれ行いました。

6AQ8だとやや電波が強いので、使う場合は注意してください。

(三極管ならば どれでもokです)

★現時点では、変調が浅めです。

★電源トランスへのRF回り込みあります。(グランド側からも)

   アンテナの整合を取ると、飛びすぎで電波法に抵触しますので、

 アンテナマッチングは出来ませんね。

 で、不整合による反射波が戻ってきて色々と悪さしているイメージです。

★↑電池での駆動を薦めます。(電池管の出番です)⇒1T4+3A5で造りました

★仮に+Bが100Vで、変調時の発振管に1mA流れると

 100x1mA=0.1W入力にもなってしまいます。(電池管で低圧使用を薦めます)

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202

FM帯ワイヤレスマイクの回路です。雑誌で見かける「標準的回路」です。

ハートレイは、その回路特質で

リップルノイズに弱いので、、後々苦労しますが、、、。

実験される方へは、乾電池での駆動を薦めます。(トラブルの要因がありません)

USA のRT-70は、バリμコイル変調らしいので、その回路にとても興味があります。

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2012/Aug/15追記

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少し手を加えて、最初に比べると、かなり良い波形にはなりました。

変調は浅いです。

036

大きいケースで 追実験です。(普通に使える波形になりました?)

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048

↓6GU7でも発振します。(3極管ならOK状態です)

Cgpの差の分だけ、発振Freqが下がりますね。

049

以上、FMワイヤレスマイク1号機の自作でした。

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1号機の反省を生かして2号機を製作しました。

ここです。

完成度があがったFMワイヤレスマイクの3号機です。↓

008

3号機の製作記事です。⇒ここ。

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2012年7月29日 (日)

真空管式 FMワイヤレスマイクの製作開始 6AQ8

「真空管  FM   ワイヤレス」で検索すると、オイラのページが上位に引っ掛かるのです。

(真空管を使ったFM ワイヤレスマイクは、製作していませんでしたね)

ワイヤレスマイクのキットは、今までに2つ製作しました。

BC帯6BE6のTX-1、FM帯は秋月のICキットだけですね。

それじゃ、「FM帯の真空管式ワイヤレスマイクを造ろう」ってことになりました。

簡単に発振しました。電波も9mは飛びました。

2球にしてあります。

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「電池管1T4+3A5」のFMワイヤレスマイク⇒ここです

変調度を改善した「トランジスタ+電池管3A5」のFMワイヤレスマイクここです

RF回り込み対策を少しだけした真空管式FMワイヤレスマイク⇒ここです

091

発振に使った真空管が、リップルノイズに敏感で、思案中です。

平滑を4段にしてますが、BCラジオと異なって効果なし。

↓(経験上、球を換装すると直ること多いです)

092

↑左が受信波形。 右がワイヤレスマイクへ印加した波形。

普通にリアクタンス管で変調させてます。

ハム音まじりのワイヤレスマイクなので、まだ本稿は実験中です。

(トランスレスラジオのハム音より、ややひどいです)

★FM帯で「お遊びで飛ばしてみる」なら、この水準でOKになるかな、、。。

★ワイヤレスマイクとは申しても、簡単なVHF送信機の範疇です。

色々と解決すべき課題があって、なかなか面白いです。

(雑誌で製作記事が少ない理由もわかりました。これは長期な技術戦になりますね)

★そこそこ電波が飛んで、リップルに鈍感な球種を、探してます。

(飛びすぎはアカンです)

★電源部を見直すと、このサイズには収まらないので、要検討。

093

↑受信機はFR-7300

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追記

発振球のB電圧にチョーク入れてみました。ラジオ少年のCH-5 100Hです。

095

オーバーシュートの山が小さくなって、カイゼンされています。

(決定打ではありません)

追実験される方は、電池管を使って乾電池で駆動することを薦めます。

Cgpの大きい球のほうが、リアクタンス変化させやすいです。

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真空管(MT管)の実験で幾つか判っていること

(セラ球は、触ってないのでわかりません)

①「入力レベルに応じてバイアスが深くなったり浅くなったりします」⇒実験記事

②↑バイアスが動的変化しているので、球に流れる電流も動的変化し、

電源側からみたインピーダンスも 動的に変化しています。

③IFTの同調点も、「入力レベルに応じて変化して、数回転は違います」

これは、Cg1が大きく動く感じです。P側も動いてますね。

④真空管は容量性も抵抗性も持ち合わせていますので、

上記内容を別表現で表すと 「リアクタンス変化するのが真空管。」ってことでしょうか、。

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★リアクタンスは、交流回路につきものですね。

★真空管に交流信号(音声等)を入れると,勝手にリアクタンス変化してくれるので、

 発振回路に、もうひとつ真空管を入れるだけでFM変調器は完成です。

★真空管はFM変調しやすいので、50~60年代の雑誌記事をみると

AMワイヤレスマイクの製作記事に、「FM変調しやすいAM回路」も参考として載ってますね。

3極管のほうが、リアクタンス変化させやすい感じです。(後記あります)

続きです。

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追記

50年代の技術書を読むと、容量性リアクタンスの文字がかなりありました。

「入力の大小で、球内のCも動く」のは、真空管に携わる方の基本知識のようです。

オイラは実験を通じて学習しました。知識から入った方がeasyかな??

で、真空管ラジオの調整では、

「IFTのベストポイントを、どの入力レベルに合わせるのか?」がスキルになりそうですね。

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2012/Sep/9追記

電池管3A5を用いたFMワイヤレスマイクが上手く動作しました。⇒ここです。

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