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ステレオアンプ AMP MINI (6AB8) Feed

2013年8月31日 (土)

ステレオアンプキット AMP-MINI  (6AB8) 製作 その1

盆は墓参りに行く時間も取れなかった今夏です。

ようやく今朝、大婆大爺の皆々に挨拶に行ってきました。もちろん棟梁にも礼を申しあげた。

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ラジオ少年から領布されているアンプキットです。ステレオアンプキットです。

AMP-MINIが型式です。

真空管式FM/AMチューナーが手元にあるので、このチューナーに繋げるAMPを造ります。

もちろん価格優先で選びました。
リーズナブルな価格でリリースされておられて、感謝しております。

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パーツ類↑

球は、カソード共通の複合管の6AB8です。

 カソード共通の球は、過去に6EH8や6GX7でラジオを造ってきています。

カソード共通球で、ボボボと発振した場合は、
カソードに吊るすケミコンを470~2200μまで大きくすると安定動作します。

3極が初段、5極部が出力段になります。。

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穴を4コ追加しました。↑

今回は、平滑回路の段数を増やしてみます。

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ニブリング加工で開いてる穴が、やや小さいです。↑

やすりで広げて、対応します。(左右其々、6mm広げました)

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配線中↑
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平滑回路を配線中↑。

ラジオだと+Bのリップルは100mVくらいでもOK(リップル率で表すと0.05%)ですが、

オーディオ用だと もう少し数値が良いことが必要なはずなので、なるべく多段の平滑をネライます

過去には、+Bのリップルを0.0013%まで下げた実験もしました。

平ラグも追加しました。
手持ちの680μFが収まったので、取り付けます。

ハム音の原因は、
ヒーター起因のバースト波形の方が、オシロでの波形上も支配的ですが
これは真空管固有の特性なので、、、、、、、、、。

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2連VRは、外で半田附けしてシャーシに取り付けます。

シールド線の外皮(アミ線)でノイズが増えることも多々経験してますので、

今回は単線で配線します。

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ヒーターラインは、ツイストにしてみた。

過去の経験では、ツイストにしない方がよかったことも数度あって、

ヒーターラインのノウハウはまだ掴めていないです。(真空管ラジオ20台程度では、実装技術はまだ未熟で,すみません)

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470μFが2コ↑
手元に1000μFが無かったので、470μF。

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トランスの線長は、のちのち転用できるように長めにします。

ウッドパネル2枚は、ラチェット式ドライバーでネジ締めできそうなので

一番最後にします。 ビットヘッドを手回してもOKですね。

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形になったぽいので、リフレッシュ後 通電します。

「半田終了の勢いでは、通電しない」ことが大切だと想ってます。



電源トランス容量と球の消費電流のバランスを見ながら

3極部に掛かる電圧を決めていきます。 回路中の10kΩは18kΩにしてみました。

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2013年9月 1日 (日)

ステレオアンプキット AMP-MINI  (6AB8) 製作 その2

ラジオ少年のキット、

ステレオアンプキットの続きです。

①ええっと、ディスチャージ用の抵抗を付け忘れていました。

②POWER SWのE端子の結線を忘れてました。



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通電して、 SP端での波形をオシロで確認します。

VRは絞っておきます。

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いつものようにヒーター起因のバースト波形が観測できます。

LチャンネルはRチャンネルのmV設定に追従させているので、
Rchの球の方が良くないことが波形からも確認できます。

バースト波形の値はバルボル読みで、1.5mVほどになっています。(SP端での観測)

ラジオ造りの経験から、
この値は格段に悪いのでもなく、良いわけでもなく、平均的だと想ってます。

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左右の波形の大きさが同じなので、増幅は良さそうです。

で、計測中に「ボン」と音がして、アンプが瞬停したので ちょっとびっくりして

すぐにコンセントブレーカーをOFF。

当初、球なしで通電したら、ボンと音がして何か光ったように見えたのですが、

一見悪い部分が見えなかったの続行してました。

さすがに2回目なので、 怪しいそうな処を探ります。

,

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この2コが、駄目でした。

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ケミコン同士の対向面が 凹してます。液漏れしていません。

電解液の匂いもしません。 ただ、凹しています。

「狭い間隔で配置するな!!]ってことですね。

  密接しているので、 「局所的にハイインピーダンスになって絶縁が負けた??」

写真のように凹しているので、外気に比べて内圧が下がったことが判ります。(真空度が上がりました)

ケミコンは、大気圧環境で封止しているので、製造初期のケミコン内部圧は、大気圧とイコールです。

ケミコンの極性まちがえると、電解液からガスが発生し内圧が高まり、破裂しますね。

劣化しても,ガスが発生し内圧が上がって膨らんで、最後は破裂します。

今日のは、破裂(劣化)の逆なわけで凹していて興味深いですね。

単体で配置するよりは並べて配置すると、活性化して内圧が下がったようです。

平行ビニール線に200Vや250Vの高圧を掛けて遊んだことありませんか?

机の上では、セーフなのに「鉄板の上に置くと、ビニールが燃え上がる」ので面白がって遊んでいました。ええ、高校生の頃でした。

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数を3⇒2に減らして修復しました。↑

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+Bのリップル具合を確認します。

 シリコンブリッジ整流なので60hzx2=120hzのあばれを確認します。

スケールが1msなので 1000hzで計測中です。

1000÷120≒8回のアバレらしいものを、見つけます。

ノイズが重畳していますが、リップルが2mVより低いことだけは判りました。

(スケール読みすると+Bのリップルは1mV前後です)

このように、CとRだけの平滑回路でリップルが1mV程度には収まります。

もっとも半導体のリップルフィルターにすると、経験上多々ノイジーになるし、

CR平滑回路よりも、リップルが高いので 

オイラはTR式リップルフィルターを使って懲りました。

真空管式ワイヤレスマイクと比べて、いとも簡単に低リップルになっているので

出力トランスの負荷効果は大きいと感じています。

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片CHの波形のIN⇒OUTを見てました。

よさそうですね。音も普通です。

SP端での電圧ゲインは15dbでした。

OUTトランスによる降圧を考えると概ね40dB強は6AB8で稼いでいそうです。

規格表から推測すると最大46dBのようです。

周波数特性は、ラジオ用OUTトランスより良好です。

詳しくは書きませんので 特性は己で測定してください。

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PIONEERの真空管式チューナーをつないでみました。

AM放送を受信中。↓

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一応聞えています。 同調具合がやや変なので、チューナーのCとRを点検する予定です。

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FM帯の波形↑

FMらしいノイズで一安心。 少しだけFM局がきこえてましたが、音がやや変です。

チューナーのTX-40に、致命傷はないようです。

メンテして、元気に鳴るようにしますね。

このチューナー向けアンプとしては、 もう10~15dbゲインが必要です。

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9月1日 追記

電解液の成分に、窒素化合物が含まれているのがわかりました。

ケミコン3個を接近して配置したので、真中の1個が 特に活性化したようです。

車のバッテリーでは劣化するとガスが発生しますね。

今回は凹しているので、劣化とは全く逆の現象ですね。 

今回は活性化して窒素N2を電解液が取り込んで、内圧が下がったようです。

この電解液が、「コンデンサー内(封止状態)の窒素(大気中比率78%)を吸い上げて

内圧がさがった」と見るのが正しそうです。

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ステレオアンプキット AMP-MINI  (6AB8) 製作 その3

雨が降って、やや涼しいですね。

ガソリンはまだまだ上がるようで、 物価上昇を目指すアベノミクス政策と
見事に符丁があいますね。

「正社員の人数が減って、アルバイト要員が増えただけ」が過日公表された政府統計でもわかりますね。

今世紀の新植民地主義のもとで、「日本は 誰に尾っぽを振っていくのか?」が気になります。

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ステレオアンプの続きです。

サイドパネルをつけました。

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ラチェット式を使うこともなく、取り付きました。

SPから聞えるヒーターハム音は、前記のように1.5mVとごく普通です。

(電源トランスからの誘導が出力トランスに届いていますが、、。)

気にする方は球を選別して、低ヒーターハムの球を挿してみてください。

或は、6EH8に換えるとヒーターハムは下がります。

このキット、かなりお薦めですね。

IN 0.5Vくらいで フルパワーになるようです。

チューナー側が いまのところ、その0.5VもOUT-PUT出来ないです。
載っている球数からすれば、0.5Vは出そうなのですが、、、。

オリンジナルからの変更点は、平滑回路の段数だけです。
加えて、680μFを1コ使ってます。

あとは、「アースをどこの一点にするか?」ですが、

平滑回路、最下流のケミコン(680μF)に、グランド線を集めました。

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以上、AMP-MINIの製作記事でした。

下の写真は、ヒーター電圧をシリコンブリッジで整流した波形です。

60hzx2=120Hzの波形になっています。

リップルで0.1vはありますね。⇒記事

024

ST管はお好きですか?


YouTube: はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

 
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2016年1月31日 (日)

エーユーエックス端子  TONE  AUX alternate switch

AUX端子を「エーユーエックス」端子と読むのが主流になってきているようだ。

上記ルールのように、アルファベット直読みならば、

TONEを「トネ」或いは「テーオーエヌイー」と呼んでいるはず。

「テーオーエヌイー」

でヒットしてこないが、 TONEは中学生の英語水準だからか、、。

auxをエーユーエックスと呼んでいる方は、

ぜひ同じ呼称ルールに基づいて「TONE⇒テーオーエヌイー」と呼ぶようにお願いします。 

お馬鹿なオイラは、 AUXはオックスとしか読めない。

alternate switchをアルテネートスイッチと読むと御里が知れる.

オルタネート‐スイッチと読むように。

間違って読みblogに上げていると「御馬鹿宣言」している状態だ。

オイラのように不器用、御馬鹿宣言している仲間かな?

まあ、オイラが世話になっている会社では、基準点を「origin」でなく 「base hole」と表記させるからね。そのルールに従うとbase ballは「基準球」になるね。

エーユーエックス端子と呼称する貴方に、問う。

CATをどう呼称します?

CATをシーエーテと呼んでこそ呼称ルールが一致します。

一つの頭脳にルール2通りは無理ですよ。

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12月29日朝追記

youtubeに 「aux meaning」があった。


YouTube: Aux Meaning

ポピュラーな読み順に発声していると想うが、

英語圏の方は、「△△」と読むようだ。

仕事で米国人と接触した折には、「エーユーエックス」とは呼称していなかったナ。

AUX (for AUXiliary)


YouTube: EOB Meaning

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国の調査では、

高3対象の英語力調査公表

 7~9割が中学卒業レベル以下

とのことでまともな力を有するのは2割り前後らしい。

そりゃ、基準点をbase holl と呼ぶわな。

auxは読めないし発音できないわけだ。 

そもそも中学卒業レベル以下ってのは、中学1年生レベルなのか? そんれより低いのか?

2016年10月 4日 (火)

ラジオの調整の基本。  標準信号発生器からの信号。

SSGからの信号を電波で飛ばす方法についてお問い合わせをいただいたのでご紹介しておく。あちこちのwebを見ると修理する側のクオリティが落ちているようなので、基本すぎるがあえてupしておく。

昭和35年の雑誌広告を撮像した。概ね56年前のことので当時10代のラジオ少年だったならば当然知っている内容だ。 現在30代ならば覚えておいたほうがよい。

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①まず、三和無線測器研究所の広告。昭和35年の雑誌から。

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標準信号発生器(SSG)とセットでループアンテナを使う。これは往時のラジオ技術者の基本。オイラも20代時代に教えられて使ってきた。(業務でラジオ修理)

「何故セットなのか?」は、画像の説明文を読めば理解できると想う。

50KC~なので455KCを飛ばせる。

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と説明通りにSSG値を直読できる。無線電波を受信する機器に有線で信号を入れるのは不自然だよね。

オイラのは、目黒。商品名「テストループ」の文字が読める。

「ラジオ調整 テストループ」で検索すると、オイラのように「業務用テストループ」を所有するsiteが2人だけ見つかる。お一人はエンジニアだった方。もう一人は現プロ。他は無さそうだ。やはり、修理する側のクオリティがかなり落ちている。

ラジオ修理をしてyahoo出品する圧倒的大部分が「業務用テストループの所有はない」ようだな。

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75ΩなのでNコネクター。 この頃は測定器VTVMもNコネクター。(現代はBNCだが)

3つ上の先輩のM氏も同僚のS氏も テストループで時折ラジオ調整しているといまも聞く。

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「テストループを所有し使っているか?」 or 「持っていない」が、修理業務経験者と素人との違いだろう。

現在の入手方法は、年1回ていどみかけるYAHOO出品をgetするしかない。

見様見真似でラジオ修理を始めるのは当人の勝手だが、修理業務経験者なら半導体ラジオで1万台程度は軽く修理しているので、修理経験の桁が大幅に違うだろう。(2桁?3桁?)これだけの台数を趣味では治せない。(趣味では総時間が不足。)

「プロとアマチュアとは決定的に違う。どこが違うか?」 。プロは数をこなしているので、仕事が安定している。

これとか これも参考になるだろう。追加でこれ

ラジオ修理業務では、「標準信号発生器+テストループ」はmust。

②不幸にして「標準信号発生器+テストループ」でない場合にはJISC6102-2に準拠のこと。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「自己流の好き勝手な調整方法」になってしまうので注意。

この「好き勝手な調整を行なう」のは知識不足に加えて民度も低い証になるので、ご注意されたし。

JISはここから読める。

開放線アンテナのない「市販ラジオ」では、標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることになる。 このためにテストループは必須であり、プロエンジニアはそれを使っている。受信機の磁気アンテナに誘起させることがポイント。

yahooで「ラジオ調整します」のようなものが出品されているが、それがJISにどのくらい準拠しているのは知りえない。プロエンジニアがJISを知らぬとは考えにくい。自称「プロ」の可能性もある。

③おまけに、松下電器からFMラジオキットが販売されていた写真。

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ラジオ工作派なら、手に入れてみたいものだ。⇒半年後だが手に入れることができた

2017年6月5日 追記

雑誌で、春日二郎OMが「模擬回路の さらなるダミー回路」に言及されていた。

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2016年11月 3日 (木)

「ラジオのノイズ」考

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「ラジオのノイズ」考。

耳で聞いて文字で表現すると「ノイズ」の表記になってしまうが、

ブーンと聴こえてくるのは、電源100vの50ヘルツ あるいは60ヘルツの交流分が聴こえてくる。全波整流していると、倍数の100或いは120ヘルツで聴こえてくるのは、皆様がご存知の通り。

さて、SP端子にオシロとVTVMを接続し、真空管ラジオのVRを絞り、周波数ツマミを触って受信周波数を変化させてみよう。 周波数変化に伴ないオシロ上での波形の大きさが変わることが体験できる。VTVMの値の変化をメモしよう。

VRを絞っているのに、何故信号の変化具合がオシロで判るのか?

ラジオはRF部を持っているので、VRを絞ってもRF部信号がコールドから入ってくることはオシロを眺めていれば誰でも判るほどの基本だ。電子はマイナスからプラスへ流れることは中学物理で教わってきたね。

オシロを眺めていると、「RF部の漏れなのか?」は上記のように判断できる。

  真空管によっては、オーバーシュート波形(オシロ上)が出る球もある。この場合はその球を交換する。

電源回路の平滑回路の段数が不足かどうかは、+Bのリップルをオシロで見る。20mVくらいのリップルならば平滑回路の段数は足りている。 5mVまで下げれば good.

コンデンサーの容量よりも、段数の効果があることは先達が発表された表を見れば理解できる。

ST管IF2段スーパーでの波形を参考にUPしておこう。

6Z-DH3Aの1番ピンは接地する。理由はここにある

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間違っても6Z-DH3Aの6番ピンを接地したり、 平滑回路の接地側引き回しをしくじらないこと。修理済み品(ST管、ミニチュア管)をYAHOOで見かけるが、かなりの割合で配線が間違っている。

メーカー製ラジオ(ST管、ミニチュア管)では、だいたい平滑回路の接地側が下手。その結果ブーン音が強い。真空管ラジオ(ST管、ミニチュア管)を手に入れたら、まずは配線と接地ピン番号を疑うことからのスタートをお薦めする。

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  「330+330+330Ω」の3段で、だいたいこの程度になる。計990Ω。1目盛りで20mVゆえに、レンジで5~6mV程度だ。1KΩの1段より格段に良い。

+Bの5~6mVは出力トランスのOUT側で「幾つの数字になるか?」は、中学生算数の範囲だ。

その計算が出来たなら、+Bのリップルが200mVの場合は、どうだろう?

まれに3端子レギュレーターを採用した製作例があるが、それが起因になるノイズ(電波)はすでに ご紹介した通りだ

オシロを眺めて ノイズ対策されることをお薦めする。

2016年12月26日 (月)

真空管ラジオの外部入力の使い方(PUまたはPHONO)

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ラジオの外部入力の使い方

1,電蓄(電気蓄音)は蓄音器式スタイルがスタンダードであったが、ラジオ(真空管)の登場により蓄音式電気再生方式(電気蓄音)にシフトしていった。

電気の力により音を再現する(再生する)のはラジオが最初の大衆道具だろう。

これによれば「ラジオ放送開始の5年後の1925年から電気録音、真空管増幅器とスピーカによる再生の歴史が本格的に始まった」と記述がある。岡部館長殿多謝です。

電蓄、現在ならアンプなどの音響機器の回路原点はラジオになるだろう。

さて、真空管ラジオには外部入力がついていることが多い。これは電蓄対応ゆえにPUと表記されていることが多い。PUの意味は中学生英語の範囲。輸入品だった電蓄が国産化され、LPレコードの普及した1955年ころから一般家庭にも電蓄が普及していく。

真空管ラジオの回路図を見れば入力インピーダンスは検討がつく。どうみても数オームにはならない。100~500KΩ程度になる。

歴史上、後に登場してくる真空管式プリアンプの入力インピーダンス具合は このサイトが参考になる。Web master殿に感謝いたします。

いま流行のiphoneの出力インピーダンスは情報が錯綜してはいるが、1~4Ω程度とスピーカーと同じかそれよりも低い。 試しにFMラジオのイヤホンジャックからの音を 真空管ラジオにつなぐとどうなるか?

インピーダンスが1万倍以上は違うので,???の音になる。 この音を聞くとインピーダンス整合がどうしても必要になることが体感できる。

オーディオマニアならFMチューナーからの信号をアンプにつなぎ王道に沿って音出してしてくるが、「真空管ラジオをお持ちの方の場合、FMラジオのイヤホンジャックから入力端子へ接続するする 或いはiphoneの低インピーダンス出力を入力端に接続する」と常道を超えた使い方をしてくるのを見聞きする。

仮にiphoneの出力が100mWで4Ωインピーダンスとすれば、E=IR,W=EIによりiphoneの負荷側には5mA流れ込むことになる。 6石トランジスタラジオでも500mW程度は音声出すのでiphoneも500mW近くは出るだろう。

「iphone⇒真空管ラジオの外部入力」と結線してしまう場合、ラジオ側の初段球(3極管)のグリッドに5mAが流れても不思議ではない。まだ実測したことがないので近々にトライしてみよう。う~ん、電圧増幅の3極管グリッド電流を5mA流してよいのかどうか?

真空管の動作説明をよく読めば、グリッド電流5mAが流れることの事の良し悪しが理解できると想う。

2,インピーダンス整合は、「昇圧トランス」あるいは「ヘッドアンプ」による。MCカートリッジのようにインピダンスが数十オームのものを昇圧させることはaudio系では普通である。「mc カートリッジ ヘッドアンプで検索すると回路は多数あるので自作は難しくない。

また、「1000円程度で手に入る周波数特性が良好な小型トランスは残念ながら市場に無い」ので数千円出費して特性が良いものを入手することを推奨する。そのトランスがラジオ内に格納できるかどうかも検討する必要がある。磁束漏れを拾うpick upに成らぬように留意することは当然のこと。「音質に目を瞑りトランジスタ用トランスを使う」ことは至極アマチュア的である

上記2通りの対応策があるが、選択権は己にあるので熟慮するように。

3. これは真空管ラジオの常識だが、出力トランスの1次側にコンデンサーが付いている。この理由は、ラジオ工作者ならば知っているので改めては記さない。3極管のプレートの100pFも音域特性に結構効いている。

このコンデンサーのお陰で4kHzや8kHzなど高域ではラジオの出力特性がかなり垂れ下がっている。また隣接放送波の耳障りなシャリシャリ音を減らすためにもラジオでは、AF部で積極的にHi-cutにし、通信向けの音にする。 audio系の音域特性とは全く異なる。

測れば一目瞭然だが、測定器なしで外部入力で鳴らせば高域の伸びがないのですぐに判る。高域の垂れに無頓着ならば、真空管ラジオで外部入力を鳴らせばよいだろう。大半の電気工作者はHi-cutの通信向けの音よりhi-fiを好むと想う。

  「SP端から、音が出れば満足」の水準で支障なければ真空管ラジオの高域垂れ特性に依存して、音を楽しむこともある。

音が判るお方は、外部入力を真空管で楽しむ為にラジオでなく真空管アンプに移行していると想う。

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まあ、オイラ的にはラジオとaudioでは音域特性の設計思想が異なるゆえ、目的に合うもので音を楽しむが王道だ。

「ラジオでは、あえて高音伸びないように工夫がされている」(通信向けの音)と繰り返し申し上げておく。

音の聞き分けができるならば、真空管ラジオの外部入力で音を楽しむことは困難なことに気つくと想うが、近年は聞き分けが出来ないuserが多いらしい。

1月3日追記

実験をした。続きます

真空管ラジオの外部入力(PU,PHONO)への音源考。 ちょっと粗い実験。真空管を痛めないために一読をお薦めする。

5月27日追記

ipod等のdirect drive speakersで、電流が次段に流れ込む機器に接続する廉価方法をupした。

ipod 系は100mWも出ないようだ。えっと想うほどドライブパワーがないことも判ってきた。 オイラは所有していないので情報収集中だ。思い切ってin-take ampのバイアス0.05Vにして実験するのも一考だ。

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