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自作 中波帯 GT管式AMワイヤレスマイク 19号機 Feed

2017年12月10日 (日)

真空管の製造出荷許容範囲について。 1966年6月製造の真空管でAM変調する。

真空管、半導体デバイス、抵抗、コンデンサー等には許容誤差がそれぞれ設定されている。公差でなく誤差ゆえに、あくまでも同一メーカー内での誤差だ。製造メーカーが異なれば、使用測定器の型式が変るので、同じ容量表記でも互換性は??になる。 厳密には、ケルビンコンタクトのことまで考えるが、オイラ達半田工作派にはそこまでは知りえない。

コンデンサーの誤差分類については、先日記事にした。 発振回路ではコンデンサー容量の誤差影響を受けない工夫が必要になる。

真空管の製造出荷品内の誤差についての情報がかなり少ない。audio愛好家も多数居られるので、誤差内でのセンター品、中央値品を入手する努力をしているはずだが、どう工夫をしているのか?

真空管の出力が±20%の誤差範囲と仮定するならば、3段増幅の場合では、

①中央値 1.0x1.0x1.0=1.0

②上限値(20%増)  1.2 x1.2x1.2=1.728

③下限値(20%減)    0.8x0.8x0.8=0.4096

上記のようにバラツク。 

製造許容内のバラツキを往時で確認すると、例えば日立製作所だと出力許容は±30%なので、 実際には上記数値より暴れる。

ラジオでは真空管を換装すると、製造許容品でも上記のような差が発生するので再調整は必須になる。不幸にしてここまで考慮された記事にはなかなか巡りあわない。

往時の製造出荷許容範囲のヒストグラムがあれば、資料としてほしいと想う。RCA辺りは許容差(±10%)と記載されたデータシートを見かける。

真空管を換えるとノイズ量も変ることは、基礎知識の一つ。ゆえに選別品を使う手法もある。

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AMトランスミッターを自作してみた。今年の4台目のAMトランスミッターになる。

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◇写真のように

6SQ7は 日本電気製 1966年6月

6J5は日立製作所 1966年6月

6SA7は、TEN(富士通). 国産のNOS3球で揃えた。

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オイラも6SQ7はあと1本だけだ。 調達する必要がある。 ロクタル管の7Q7はebayでも枯渇していた。

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◇ 550~1500kHzほどの間でバリコンにより周波数が変えられる。

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◇スマホを音源にしてみた。スマホのボリューム100%だと確実に過変調になる。65%ほどの音量調整時での信号ピークでほぼ100%変調になる。

スマホなどOCL機器対応になっている。

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◇変調波形。 教科書で見かける乗算回路の波形そのもの。 50mV入力で100%変調になる。 これは往時、FMチューナーの出力が100mV標準だったので、その数値にあわせてある。

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通算234作例。

回路図情報はここにある。

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