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真空管ラジオ GT管 5球スーパー 01号機 Feed

2014年6月22日 (日)

真空管GT管 5球式スーパーヘテロダインラジオの製作 その1 6SK7,6SQ7

カソード共通の6GX7でスポットリーに耳が悪くなる挙動は、

改善されない。 目的信号が吸い取られているイメージ。

6GH8に換装して鳴らしている。

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いままで製作したGT管ラジオより、小振りのGT管ラジオを製作しはじめた。

ラジオ製作は、繰り返して製作することで技力UPできる。

回路図で表現されていない実装技力がUPする。

これは、習い事と同様だ。不器用なオイラもようやくここまで来れた。

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上の写真のように、これから作るのはケースサイズを1つ落した。

LEADのS-6にした。S-6にしたので5球しか載らない。

前作は、6SA7.6SK7,6SK7,6H6,6C5,6V6の「中間2段増幅+専用検波管」。

耳がほしいので、IFの2段は必要。

となると専用検波管の採用は諦めて、2極+3極の複合管を載せる。

球としては6SQ7が有名。

★主要パーツたち

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①電源トランスは ラジオ少年のBT-2V。

60mA流せるので、これで足りる。定価1800円。

②バリコンもラジオ少年の領布品。 

③OSCコイルは、OSC-220

④OUTトランスは、東栄トランスのT-600。

⑤IFTは、信頼のSTAR製。

⑥球はYAHOOで調達。GT管はそれなりに高い。

6SK7はかなり見かけなくなった。

★STARのIFTの中身を確認。

077 チタコンも綺麗。1次側が天側の配置。

いまのところ、1次側が地側なのは、松下と三菱。

相が回るとIF発振するので、要注意。

後記にあるが、このSTAR  IFT はキレが良い。

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良い音でラジオを聴くためには、

①ブーン音が聴こえないことが必須。⇒+Bのリップルは低い方が良い。

平滑回路は、低抵抗の多段式。

 平滑回路が3段だと、VRを上げた折にボボボとくることがあるので、5段にする。

②アース母線を貼る。

 ヘテロダイン式ラジオではヒーターの片側は必ず接地すること。

さもないと局発の漏れ(電波)がヒーターラインに来て、苦労する。

③耳をよくする。⇒バーアンテナを使う。

SG抵抗の配置具合でIF段のゲインも異なってくるので注意。

アンテナとバリコンの距離で耳も違ってくるので注意。

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「2極+3極管」の6AV6や6SQ7は、

AVCと信号ラインを別々にしないと音がおかしくなる。⇒記事

★50年代の雑誌を見ると

「6AV6,6SQ7のような双2極3極使う場合は、

ニ極管プレートと三極管プレートとの結合がついて回るので信号の素通りは避けられない。」

と書いてある。

実際に、その通りである。

VRを絞っても、受信ノイズが6H6並には低く下がらない。

(後記ありますが,所謂残留ノイズは0.9mVくらいでした。

6H6ですと0.5mVくらいでした)

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その2に続きます。

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2014年6月28日 (土)

真空管GT管 5球式スーパーヘテロダインラジオの製作 その2 6SK7,6SQ7 回路図

6SQ7を使った5球ラジオの続きです

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結線したので、通電してみた。

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普通に調整する。

①AF段の確認。

 VR端にAF信号を入れて、SP端で15dB~20dB(電圧)増えていればOK。

次にIF段は、「軽いSG電圧と深いバイアス」状態から、

ゲインを上げて行く。 信号源は、SSGで455Khz。

③OSC回りの調整。

 いわゆるトラッキング。⇒あちこちに情報が沢山ありますね。

信号源は、SSGで テストループにて空中に電波を飛ばす。(これが重要)

飛んだ電波をラジオのアンテナコイルでキャッチ。

テストループは、現瞬間YAHOOに出品されているので、必要な方はチェックのこと。

(もう4月前から出されているが、必要なヒトは居ないのか?)

調整したら、+Bのリップル具合を確認。

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局発球を抜いて、確認。

60Hzの揺れが見える。 

シリコンブリッジ整流なので120Hzの揺れがリップルなのだが、

判らないのでリップルはok.

⑤ VRを絞ってSP端の波形を見る。(所謂 残留ノイズ)

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ピンボケだが、0.9mVよりも低い。

6SQ7や6AV6は、その構造上どうしても漏れてくるので、この位になる。

前作(6H6)は0.5mV。

SPに耳を密着させればハム音は聞こえる。 0.2mVのレベルでも聴こえるので

ヒトの耳の性能はとても良い。

メーカー製トランスレスラジオの実測値が概ね6mV~10mVです。

経験上、自作ラジオとしては、1.0mVを割り込めばよい。⇒受信ノイズのほうが支配的。

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STARのIFTなので、サイドがバサっと切れる。

とても具合が良いIFT。松下あたりとは比較にならない。

混信に強いので、このラジオは手元においておきたい。

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回路図⇒5tube_super_6sq7.pdfをダウンロード

ごく普通の回路。

①多段平滑回路の実力は上記の如し。

②6SQ7へRF信号を渡すコンデンサーは47PF。

 「大きいと高域がカットされる」と数式入りで古書に記載があった。

③AVCとAF信号は別系統にする。

④6SQ7のRLは今の処30KΩ。IPは0.2~0.7mAを狙う。

 ゲインを稼ごうと欲張ると、IPが少なくなるので注意。最低0.2mAは流したい。

 このRLが大きいとハム音も上がってくるので、要調整。

 IPが小さいと 音も痩せるので注意。

⑤6SQ7は高グリッドリーク抵抗でなく、 カソードバイアス。

 カソードバイアスの方が音が良いように聞こえる。

 

⑥やや高域不足だったので、OUTトランスに472をパラ付けして

 高域補正を掛けてある。

 ⇒低域補強の場合は、この記事参照

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以上、製作記事でした。

第101個目の製作になりました。

2014年7月6日 追記

今日は、連続12時間鳴らしてみた。異常なし。

1週間の間、毎日2時間づつ鳴らしたので、慣らしは終了。

2015年1月1日追記

6SQ7は多めに電流を流すと音が奇怪しくなる。

データシート上では1mA近くながせるのだが、実際には上限は0.5mA止まり。

0.7mAも流してしまうと音が鼻詰まり?音になる。⇔工作経験者しかわからない世界。

ご自分でお試しあれ。

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2014年7月11日 (金)

6SK7と6SQ7のメタル管にしてみた。

先日の5球GTスーパーの球を換えてみた。

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メタル管があったので、6SK7,6SQ7をメタル管にした。

黒いので見た目は、ガラス管よりよくなった。

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鳴らしてみたが、問題なく普通に聴こえる。

メタル管でも毎日3時間づつ1週間の慣らし鳴らしした。

メーカー製5球ラジオと比べると格段によく聞こえる。

オイラのような田舎住まいだと、中間増幅は2段必要。

VRを絞ってのSP端では1mVを下回るので、ラジオとしては良好。

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6V6と6SA7のメタルは稀にしかみかけないのだが、

オールメタルにも憧れる。

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造るのが趣味なので、充分に慣らしたあとは,

いつも置き場に困る。

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2014年7月21日 (月)

6SQ7⇒6J5にしてしまった。

今日は、ワンワンの床屋さんの日だった。

あまり半田工作に時間を費やことができなかった。

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GT5球ラジオの音がやや歪んで聴こえるので、「何でだろう??」と探っていた。

SGで波形を入れる分にはそれなりなのに、音楽が掛かると歪む。

アナウンサーの声は問題なさそうに聴こえる。

6SQ7はあまりIPが流れない球なので、それに由来するのか?

+Bが170VとGT管用電源として低めなので、苦しいことが多い。

色々と細工したが、音がすっきりしないので

「ダイオード検波+6J5」にしてしまった。

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写真のように、倍電圧検波。

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6J5は、6SQ7より音が良いと想う。歪み感も無くなった。

ダイオード検波+6J5もなかなか良い。 6H6+6J5よりも、はっきりくっきり聴こえてくる感じ。

SG電圧や+Bに整流ダイオードを入れると音が硬くなるよう(人によっては輪郭がはっきりする)に、ダイオードを使うと音が硬め側に倒れる。

「ダイオード検波+ミニチュア管」だと音が硬くなりすぎるが、

GT管だと丁度よく聴こえる。⇒オイラにとっては、発見だ。

GT管ラジオなので、ミニチュア管ラジオとは音の趣きが違う。

並べて聞き比べているオイラは、お馬鹿です。

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5tube_super_6j5.pdfをダウンロード

2014年8月10日 追記

本GT管5球式ラジオは、YAHOOオークッションにて都内の方にQSYして行きました。

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短波ラジオを自作しませんか?

他励式 短波スーパーラジオ3.5~7MHZ

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2016年10月 4日 (火)

ラジオの調整の基本。標準信号発生器からの信号。JISに準拠して調整。

SSGからの信号を電波で飛ばす方法についてお問い合わせをいただいたのでご紹介しておく。あちこちのwebを見ると修理する側のクオリティが落ちているようなので、基本すぎるがあえてupしておく。

昭和35年の雑誌広告を撮像した。概ね56年前のことので当時10代のラジオ少年だったならば当然知っている内容だ。 現在30代ならば覚えておいたほうがよい。

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①まず、三和無線測器研究所の広告。昭和35年の雑誌から。

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標準信号発生器(SSG)とセットでループアンテナを使う。これは往時のラジオ技術者の基本。オイラも20代時代に教えられて使ってきた。(業務でラジオ修理)

「何故セットなのか?」は、画像の説明文を読めば理解できると想う。

50KC~なので455KCを飛ばせる。

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と説明通りにSSG値を直読できる。無線電波を受信する機器に有線で信号を入れるのは不自然だよね。

オイラのは、目黒。商品名「テストループ」の文字が読める。

「ラジオ調整 テストループ」で検索すると、オイラのように「業務用テストループ」を所有するsiteが2人だけ見つかる。お一人はエンジニアだった方。もう一人は現プロ。他は無さそうだ。やはり、修理する側のクオリティがかなり落ちている。

ラジオ修理をしてyahoo出品する圧倒的大部分が「業務用テストループの所有はない」ようだな。

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75ΩなのでNコネクター。 この頃は測定器VTVMもNコネクター。(現代はBNCだが)

3つ上の先輩のM氏も同僚のS氏も テストループで時折ラジオ調整しているといまも聞く。

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「テストループを所有し使っているか?」 or 「持っていない」が、修理業務経験者と素人との違いだろう。

現在の入手方法は、年1回ていどみかけるYAHOO出品をgetするしかない。

見様見真似でラジオ修理を始めるのは当人の勝手だが、修理業務経験者なら半導体ラジオで1万台程度は軽く修理しているので、修理経験の桁が大幅に違うだろう。(2桁?3桁?)これだけの台数を趣味では治せない。(趣味では総時間が不足。)

「プロとアマチュアとは決定的に違う。どこが違うか?」 。プロは数をこなしているので、仕事が安定している。

これとか これも参考になるだろう。追加でこれ

ラジオ修理業務では、「標準信号発生器+テストループ」はmust。

②不幸にして「標準信号発生器+テストループ」でない場合にはJISC6102-2に準拠のこと。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「自己流の好き勝手な調整方法」になってしまうので注意。

この「好き勝手な調整を行なう」のは知識不足に加えて民度も低い証になるので、ご注意されたし。

JISはここから読める。

開放線アンテナのない「市販ラジオ」では、標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることになる。 このためにテストループは必須であり、プロエンジニアはそれを使っている。受信機の磁気アンテナに誘起させることがポイント。

yahooで「ラジオ調整します」のようなものが出品されているが、それがJISにどのくらい準拠しているのは知りえない。プロエンジニアがJISを知らぬとは考えにくい。自称「プロ」の可能性が非常に高い。

③おまけに、松下電器からFMラジオキットが販売されていた写真。

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ラジオ工作派なら、手に入れてみたいものだ。⇒半年後だが手に入れることができた

2017年6月5日 追記

雑誌で、春日二郎OMが「模擬回路の さらなるダミー回路」に言及されていた。

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2017年11月11日追記

ここで取上げたように磁気アンテナ(バーアンテナ)のラジオ調整にはテストループがMUSTだ。日本工業規格がそう定めている。半導体ラジオ・チューナーには必須だ。

テストループは90年代には製造されていたかどうかも妖しい。 オイラのは1970年代後半の製造品。

目黒も松下も大松も標準信号発生器用テストループの製造は2000年には終了していた。販売在庫品も底をついた。現行流通品はゼロ状態だった。

さて、そのテストループが数十年振りに製造された。 祐徳電子さんから販売開始された。

自称「ラジオのプロ修理技術者」もこれが入手できるとホっとするだろう。プロエンジニアは会社の業務でラジオ調整(JIS)について教育され知識として身につけている。しかし、プロの修理業務経験のない方は、好き勝手に非JISな方法でラジオ調整する。 JISに非準拠ゆえに、自称「ラジオのプロ修理技術者」と呼ばれる。

031

◇箱を開けた

BNCケーブルも付属していた。

「パイプベンダーの曲げ型をよく見つけたなあ!!」と驚く。昨今、このような小さい直径の金型は市場にないと想うがどこで見つけてきたのか?

033

◇支柱は「円筒研磨加工後、ハードクロムメッキ処理」と加工プロ仕上げ。日本の会社よりメッキ処理が上手い、こりゃ驚いた。インローに拘って丸研してある。

通常は「ミガキ棒のままニッケルメッキ」が加工費としては安価。

下の写真のように、ハードクロムメッキ処理は国内では2000円以上の鍍金費用になる。

機械設計屋のオイラからみて「贅を尽くした」と想える。

032

◇スタンドベースは「電着カチオン塗装」。

「ここまで手間掛けるの?」が率直な感想。 今の時代なら黒染めで安価に済ませて終了だろう。

034

035

◇さて電波を飛ばしてみる。

正常、受信中。

036

037

◇ HF仕様だが、2mまでは信号を入れて確認してある。

 

038

6m,2mでバーアンテナを使うかどうか?

039_2

祐徳電子の社長さんは、松下電器の元エンジニア。 ラジオ系のエンジニアだ。 それゆえに良く判っている。

よく現代に復刻(復活)させたものだと感動し、感謝します。

復活の切っ掛けは、「数人の自称ラジオのプロ修理者」がテストループの必要なことをオイラのblogで知って、祐徳さんに、中古品/新品の捜索依頼を掛けたことがが起因。テストループの内部構造と材質はオイラからも情報提供は行なった。

ある意味で、自称「ラジオのプロ修理技術者」に感謝すべきだね。

機械設計屋が作るともっと手間を省いた安直なものになるだろう。

入手希望者は、祐徳さんに問い合わせのこと。

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2017年11月10日 (金)

ラジオ工作の必需品、「標準信号発生器用テストループ」が数十年振りに販売開始された。by 祐徳電子さん。

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以前、ここで取上げたように磁気アンテナ(バーアンテナ)にはテストループがMUSTだ。

テストループは90年代には製造されていたかどうかも妖しい。 オイラのは1970年代後半の製造品。

目黒も松下も大松も標準信号発生器用テストループの製造は2000年には終了していた。販売在庫品も底をついた。現行流通品はゼロ状態だった。

さて、そのテストループが数十年振りに製造された。 祐徳電子さんから販売開始された。

自称「ラジオのプロ修理技術者」もこれが入手できるとホっとするだろう。

031

◇箱を開けた

BNCケーブルも付属していた。

「パイプベンダーの曲げ型をよく見つけたなあ!!」と驚く。昨今、このような小さい直径の金型は市場にないと想うがどこで見つけてきたのか?

033

◇支柱は「円筒研磨加工後、ハードクロムメッキ処理」と加工プロ仕上げ。日本の会社よりメッキ処理が上手い、こりゃ驚いた。インローに拘って丸研してある。

通常は「ミガキ棒のままニッケルメッキ」が加工費としては安価。

下の写真のように、ハードクロムメッキ処理は国内では2000円以上の鍍金費用になる。

機械設計屋のオイラからみて「贅を尽くした」と想える。

032

◇スタンドベースは「電着カチオン塗装」。

「ここまで手間掛けるの?」が率直な感想。 今の時代なら黒染めで安価に済ませて終了だろう。

034

035

◇さて電波を飛ばしてみる。

正常、受信中。

036

037

◇ HF仕様だが、2mまでは信号を入れて確認してある。

 

038

6m,2mでバーアンテナを使うかどうか?

039_2

祐徳電子の社長さんは、松下電器の元エンジニア。 ラジオ系のエンジニアだ。 それゆえに良く判っている。

よく現代に復刻(復活)させたものだと感動し、感謝します。

復活の切っ掛けは、数人の自称「ラジオのプロ修理技術者」がテストループの必要なことをオイラのblogで知って、祐徳さんに、中古品の捜索依頼を掛けたことがが起因。テストループの内部構造と材質はオイラからも情報提供は行なった。

機械設計屋が作るともっと手間を省いた安直なものになるだろう。

入手希望者は、祐徳さんに問い合わせのこと。

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