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6石オーディオアンプ Feed

2021年9月17日 (金)

6石ラジオアンプ :2SC1815+2SA1015のSEPP :トランジスタアンプ

ラジオ用アンプの話題です。トランジスタアンプです。

元来ラジオ工作派ですので、メインアンプ、プリアンプのターゲット入力値の変遷を理解しえていない。FM/AMチューナーからの出力100mV時代が青春期だったので、昨今のチューナ出力500mV時代には設計思想が追い付かないですね。

 スマホ、MP3プレーヤーのAF AMPはICが使われおり出力36mW,72mWが目立つ。ヘッドフォーンの入力は40mW,100mW,300mWとラインナップされている。300mWなんてのMAX POWERで聴くと耳が壊れて医者の世話になる。鼻から血がでると思う。難聴になりたければ大入力で鳴らすこと。  スマホは2.6V battryが内蔵されているので、USBからの5V供給で充電できる。

トランジスタ式ミニワッター part2 では フルパワーは790mW .それに必要な入力は660mV。供給エネルギーの音への変換効率は16%もある。 8割は熱として捨てている。それゆえにアンプ製作siteでは 変換効率の話題はタブーだ。

スマホからの出力をVTVMでみるとMAX 10mV前後であり、VRセンターだと概ね5mVくらいだ。スマホ出力Zは8オームから32オーム(内蔵されたICに依存する)なので、VTVMをドライブできないのも事実だが、世界標準計測器のひとつにVTVMがある。BELL研究所がZ=600と主張し現在に至る。

この数値を入力標準としてsepp ampを製作してみた。 所謂 ミニワッターが入力0.5v~1Vを前提にしているので、本回路は「プリアンプ+ミニワッターの構成」になる。ミニワッターより小信号入力で考えてある。

ラジオでは検波出力が10mVで考えることが多く似た入力値なので、オイラはラジオアンプと呼んでいる。

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先日のラジオアンプの量産基板が届いたので、確認した。音源はスマホ。音源でのVRは5分ほどにして直にいれる。

6石ラジオアンプ :鳴らしてみた1


YouTube: 6石ラジオアンプ :鳴らしてみた1

6石ラジオアンプ :鳴らしてみた2
YouTube: 6石ラジオアンプ :鳴らしてみた2

6V駆動なので出力は280mW前後。自室でのBGM用にほど良い音量になる。「2SC1815+2SA1015のSEPP」でこの音になる。2SC1815は優れたTRだ。

仮に9Vならば0.6Wは出るが石を変えないままだと焼損直前の動作になると思う。4.5V駆動ならば130mW前後。3V駆動ならば70mW前後となるので、供給電源には6Vは必要。 設計電圧と異なる電圧での使用時にはバイアスを変更のこと。 3Vで500mW出力にするにはトランジスタを多数配置するしかないが、そりゃICで回路化した方が小型になる。

SEPPは電圧が低いと電圧の壁?によって制約がでてきてしまう。これは「実用トランジスター回路図集」のプロエンジニアからの説明を読めば理解できる。そういう技術面のことを抜け落としたwebが主流なので、恐らくは古書を読んでいないと推測できる。「3行しか文章理解できない層が1/3」なので、論理レスのものが持て囃されて、結果はお馬鹿だけの群れになる。

 

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ミニワッター用のパワー計をつくってみた。
YouTube: ミニワッター用のパワー計をつくってみた。

測定上限は1.5w。 8オームsp端の電圧が生じるので、交流に対してオームの法則が成立する前提で、回路化した。オームの法則は直流しかない時代の産物。「交流にたいして成立するか?」を学校で学んできましたか?

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6石ラジオアンプキット(トランジスタアンプキット)  :電源は6V.

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・入力値 15mv(600オーム)なので オームの法則が成立すればinput powerは0.000000375W (0.000375mW)と算出される。これが増幅されて280mW出力になれば、power gainは59dB(約70万倍).(計算を間違えている????)

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下の回路で実測280mW前後と図示されている。

Sepp

「東芝のラジオ RP-80 」 が300mW出力なので、一般的には300mWだせれば充分。TA7613もそれなりの出力だ。

2021年9月11日 (土)

古典的sepp について

昨日、ラジオアンプ動画をUPした。

そこで歴史的に回路を振りかえってみた。、、と云うのも先人の構築した回路を学習していないと推認されるsiteが多いので、 温故知新してみた。

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古典的な電子工作回路のひとつにseppがある。

下図はオイラの持つsepp回路では3番面に古い。1969年刊行物

Dsc_0006

往時はZのことまで考えがおよんでいない。「負荷が8オームにて、上流までその影響は及び2SC486の入力Zも低くなることが抜落ちた回路」になっている。オイラ的には2SC733の後段にインピーダンス合わせの工夫がmustだと思っている。 Z合わせが必要なことは、通電しりゃすぐに判明する。

ブートストラップ容量の大小により周波数特性に山ができる。 実測するとcの大小により山が異なる。 図中のCだと150Hz近傍に8dBほど山ができるはずだ。C=2200ufにして逃げる 或いは c=22uf程度に留めて周波数の山が判らない工夫が求められる。

シュミレーションソフトは まったく事実と異なる解になることを公開済み。使えないltspiceの解群はここ

盲信しないことをお薦めする。

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オイラが持つsepp回路で最も古いものは1959年刊行であり、およそ62年前からの公知である。したがって今更SEPP、、、とのご意見もあるだろう。時流は「直流ストッパーコンデンサーレス時代のど真ん中」である。DCストッパーコンデンサーレスはオイラが持つ回路では1979年には公知されている。 デジタル化がさらに進むとDCストッパーコンデンサーレス回路が半導体使用時の設計標準、自作標準になる。

1959年刊行本では、6V駆動で280mW出力とあるが、理論値だ。どうやら往時は理論値で通用したようだ。 能率60%としての机上理論による出力になる。RF AMPで共振回路負荷でも能率(効率)60%だ。audio ampでは 非共振負荷なので現実としては効率が随分と低い。 実測すると効率30%弱。

また刊行本中では電圧の壁について触れている。電圧の壁があるので3V駆動だと実測40mW程度の出力になる。

出力とのバランスで6V駆動のSEPP回路にした。 終段をカスケードにした場合の出力実験基板は手配した。 

3Vでガンガン鳴らすにはトランジスタを多数採用するしか道がないのは、AF ICが示している。

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9V印加のSEPP.

どのくらいの出力になるか?

基板は手配した。

Mini2

上ほどの半導体でなくても済むかどうか、、、

Mini

9V供給だと実測250mW出力になった。歪ませると0.5W程度は出る。

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科学史的には、理論は後からついてくる。「ワクチン接種すれば抗体ができ感染しない」と信じている方が主流だが、東大の2021年7月15日公開論文では、「自然感染による抗体 と ワクチン接種による抗体は、質が異なるので、 ワクチン接種は役立たず」となった。 ワクチン信者は、どう理論的に反論するか???

2021年8月30日 (月)

sepp 出力回路。

先日の6石ラジオアンプ(RK-142)はseppになっている。

オイラが持っている古い回路は次写真になる。1969年刊行本にて公開されている。

Sepp

6v駆動で実測280mW出力と記載されている。オイラの6石ラジオアンプも300mWは出ないので、6V駆動だとやはり250~280mWに落ち着く。

仮に3Vだと70mW程度になる。シンプルなSEPPを3V駆動しても小さい音になる。

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LM386はトランジスタが10個入っているのであれだけの音がでる。

3V印加だと2SC1815トランジスタで15dB程度が増幅度上限。

2021年8月27日 (金)

6石ラジオアンプ。 2石ラジオの後段に。

ラジオ用のアンプ基板。

1石ラジオ、2石ラジオは部品点数が少なくラジオ工作の入門時に多用される。 しかしスピーカーを鳴らすエネルギーが1石ラジオ、2石ラジオでは流下させれない。

そこで、2石ラジオの後段につけるラジオアンプ基板を興してみた。電源は6V 120mA。単四を4本で6Vになる。もし9V時にはR値を変えてほしい。

本回路は9石ラジオのAF部とイコールになっているので、上流がラジオICでもOKだ。


YouTube: 6石ラジオアンプ (OTL):自作

Rk14201

Rk14202

Rk14203

Rk14204

上流には2石ラジオ、3石ラジオを想定しているが、LA1600からAF信号を貰ってもよい。

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通算398作目。

RK-142.

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