ST管スーパーラジオの製作 その2。残留ノイズは0.5mVより小さい。
松下電器の真空管ラジオでsp端をVTVMで観測すると3mVから6mVほどのノイズ(ハム音)を確認できる。
オイラの自作ラジオは 0.5mVほどの値なのでメーカーよりも随分低い。およそ5分の1、或いは10分の1になる。これは12dB~20dB SNが良いことになる。
ハム音の小さいラジオにするための工夫は、写真参照。オイラはどこにでも居る田舎のおっさんだ。
0.5mVよりも小さいノイズ。
通算265作目。
松下電器の真空管ラジオでsp端をVTVMで観測すると3mVから6mVほどのノイズ(ハム音)を確認できる。
オイラの自作ラジオは 0.5mVほどの値なのでメーカーよりも随分低い。およそ5分の1、或いは10分の1になる。これは12dB~20dB SNが良いことになる。
ハム音の小さいラジオにするための工夫は、写真参照。オイラはどこにでも居る田舎のおっさんだ。
0.5mVよりも小さいノイズ。
通算265作目。
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ST管ラジオはここまで進んだ。ノイズレベルがメーカー製よりも10~20dB低いので、SN良いラジオになる。
概ね、残留ノイズは0.3~0.5mVにまとまる。(audio水準に近い)
SN良いラジオ製作のノウハウは ここに公開済み。
年間5~6台はラジオ自作の予定。
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「スマホを音源にして真空管ラジオの外部入力で鳴らしたい、、」について検討する。
音源としてのスマホは、
1、まず非力。
2, 直流が流出してくる。 (そのままだと下流に音響機器接続は無理)
、、と良いことは無い。上記2は、真空管アンプ(ラジオ)は直流を流し込める回路になっていないので、苦しいものがある。
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また、真空管ラジオは受信機なので無線機と同じ考えかたにより、高域は出ないAF特性になっている。3kHzあたりから上の音域では垂れた特性が多い。 出力トランスの特性は悲しいかな平坦では無いのでオーディオ機と比べては駄目だ。この事は基礎知識だ。頑張ってもまあまあの音でしか聞こえないが、聴く方法を検討する。
「音が判る人は、D級作動品を音源として選択するのかどうか?」の疑念はある。オーディオの世界での音源はA級 悪くてもAB1作動だ。時間遅れの信号でオーバードライブすることをNFBと呼び、それを音が良いと思ってしまう聴感を持つので、一般的にヒトの耳はさほど良くない。
「オーディオ機器によって脚色済みの音が良い音」とされる風潮も根強くあることを忘れてはダメだ。余計な色付けしない音を聞いてみることを、最初に推奨する。
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とりあえず鳴らしたい場合の対策では、受動式、能動式に大別される。
・2017年5月からオイラは、外部入力ありのラジオを製作している。(それまでは純粋にラジオ機能のみ)
オイラは対策2のように、in-take ampを内蔵させている。 (通算106号機から 内蔵)
・対策1による市販品は2017年8月から店舗市販され、今も流通している。簡単に手に入る。特性上、お薦めし難い。
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・対策2で用いた 「in-take amp」はNFBを3~5dB掛けたトランジスタアンプ。「スマホからの信号受け」だけ工夫した回路。
・スマホからのLR出力に見合った入力にしてある。
、、と スマホ音源への専用基板です。これが内蔵されています。
音域特性は過去にUP済み。
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ローカルのJBL エベレストが2本置いてある喫茶点には時折出かける。 システムだけで1000万円らしい。 そこでの音を聴くと、「色付けされない音が希少で、絶滅寸前」だとよく分かる。
オイラの自作ラジオが低ノイズなのは、よい音を聴く経験からきている。
・スマホから真空管ラジオへ直接続しますと、スマホはダイレクトドライブですので電流が真空管ラジオへ流入します。これはスマホに搭載されているicのデータシートに明示されています。
・偶々微小電流ですので大事には至りませんが、ラジオ修理者が知識レスの場合には直接続が横行しています。よく知られているスマホ回路では、次段グリッドにDCが流れ込む結線になっています。
・「知識レスのラジオ修理者:向上心のないラジオ修理者」 の面倒をみることは非常に困難ですので、このsiteからお帰りください。
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この7月に 通算120号ラジオを製作したので2.5ケ月振りになるが、スーパーを製作開始した。
メーカー製ラジオで非常に良く見かけるグリッドリークバイアスでは、歪が多すぎてお話にならない。このことは昭和30年前半の雑誌等に見かけるが、昨今忘れられいるようで、技術面で随分と後退していることが判る。
オイラが一貫して「グリッドリークバイアス」を使わないのは、歪むからだ。 音の聴き分けができるならば、「グリッドリークバイアスは採用できない」のは当然だ。
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LED表示器用の電源基板(2017年春から使用中。LC7265、JH4ABZ式 ともに対応)
・LED表示器からの漏れ出るノイズをストップさせる回路になっている。 LC7265表示器では電源ラインへの漏れは0.1mVもないが、 PIC式だとLED点灯周期ノイズが電源ラインへ流出する。このことは、ダイナミック点灯起因のノイズとして30年以上昔から広く知られている。(雑誌にも記事があるよ)。
エンジニアにとってノイズ観測は基本行為のひとつであるから、深く理解しているエンジニアほどノイズ・ノイズとは騒がない。
・ダイナミック点灯周期が既知であれば、その周波数に合わせてCR定数を変えて対応する。たまたまダイナミック点灯ではJH4ABZ式を常用しているので、その周期にあった定数になっている。 この基板のお陰でノイズ増加は無い。(オシロとVTVMで計測確認済み)。ノイズ減衰量は概ね50dBだ(実測済み)。
ここに紹介済み。
この基板は、祐徳電子さんには昨夏に送付済みだが、1年経過したがどうもキット化の予定は無いようだ。
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