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NF型Tone コントロール付き真空管ラジオ 18号機 Feed

2019年5月 2日 (木)

5球スーパーラジオ自作。実装の肝 その1。平滑回路は3段

5ケ月ぶりに1台製作を始めた。

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オイラは「半導体での整流派」であり、もっぱらブリッジタイプを使っている。

整流ダイオードの型式・メーカーによって音色が異なることはオーディオ雑誌で40年の長きに渡り紹介されてきている。 その音色を聞分ける耳も必要である。

オイラなりの真空管ラジオの製作上のポイントを少し記する。おそらくオイラの真似をすれば残留ノイズが低いラジオになる。 概ね残留ノイズは0.3~0.6mVの範囲に収まる。まれに良い真空管に当れば0.1mVになったこともある。真空管の出来で0.3mV程度は変ってくる世界。

①整流デバイスは、 新電元N1SB60。

オイラは新電元の製品を使っている。その理由は仕事で新電元のソレノイドを多数使うが、営業が他社と比べて非常にまともだからだ。中企業にしては社風が良い。他社も見習うべきだ。 仕事柄、取引会社の質も見極めることも重要だ。

はずれのメーカー品だとスピーカーから聴こえてくるノイズが高い。 いわゆるメーカーの技術差もわかるデバイスがシリコンブリッジだ。

②平滑回路は3段。(低い抵抗値での多段式)

330オームの3段平滑回路。330の直列なので計990オーム。 +Bに1Kオームも入っていれば十分。

コンデンサーは22uFでも33uFでも49uFでも良い。

低抵抗多段式平滑回路なる。  高抵抗の3段とか4段を狙う記事は頻繁にみるが、逆に低抵抗にする。抵抗が消費するエネルギーは無駄になるので、無駄を少なくする発想。 その無駄が減ると電源トランスにしてみれば軽作動で随分と楽になる。

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写真のように、 上流⇒下流に向かって10uF+ 39uF +39uF +39uF。

YAHOOで値段優先で手にいれたら39uFだった。やや太いので33uFの方が良い。このケミコン容量大小によるハム音への影響は確認できないほど小さい。 容量大小よりも平滑回路段数と配置が効いてくる。

平滑回路通過後の+Bは180~210Vが具合良い。230Vも掛かると7極管がノイジーになるので注意。過電圧でSNを悪化させて悦に浸ることは避けたほうが良い。 SNが良い電圧範囲で6WC5等を使うこと、これはmust。

③6Z-P1のSG抵抗配置

6Z-P1(UZ-42)のSG抵抗も一緒にラグ板に載せる。値は22kオーム。値を下げて行っても動作点の変化が見られなかったのでこの値にしている。

これは結構効いてくる。

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 ④アース母線。

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⑥in-take amp

外部入力受けの半導体基板。 (オイラの開発品) ⇒ 作動動画

「秋月で販売しているようなトランス受け基板」だと、600Hzあたりから下が20db近く垂れるので、小型トランスは薦めない。良い市販品は皆無なのでトランス必要ならば入力トランスを自作すること。音が聞き分けられないならば、小型トランスでも何でもよい、オイラは引き留めない。

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今週中には完成させたい。

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その2.出力トランス。


YouTube: 「レフレックス+再生」式 単球ラジオ。

2019年5月 3日 (金)

5球スーパーラジオ自作。実装の肝 その2。出力トランス

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その1(昨日)の続。

⑦電源トランス

仮に250Vもの高圧が出てくると下げるのに苦労するので、7極管がノイジーにならない電圧(180V~210V)のトランスをお薦めする。市販品ではこれが使い易い。

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ラジオ側でカソード抵抗電圧を実測し換算すると 計60mAには少し余裕がある。

6WC5 12mA. 6D6 10mA,6D6 10mA, 6Z-DH3A 2mA, 6Z-P1 12mA

◇夏季室内気温28度にて朝9時から夕刻6時までラジオを連続鳴らして、トランスの温度は48度前後。温度具合からすれば全く過負荷でない。

⑧出力トランス

写真のこれを使っているが、。

ラジオで使うと、共振点が可聴領域にある。400Hz前後で10dB以上 特性が持ち上がるので、それをかわす技が必要になる。 1次側にコンデンサーをつけて455kHz成分を吸収していることが要因だ。

専用検波管(6H6,6AL5等)を使うと上記コンデンサーは不要になる。 コンデンサー装着は複合管を採用する宿命とも云える。音色重視ならば専用検波管ラジオに辿り着くことは事実だ。

・RF成分が漏れて下流流出することは昭和20年代半ばからラジオ製作では公知の事実。刊行物が結構ある。理由も刊行物に明示されている。 もしも知らぬならば学習不足。

・「300Vほどの電圧で駆動すれば共振点がどうなるのか?」は興味あるが、 真空管ラジオがSN良い200V近傍では、C影響もあり残念ながらフラット特性では無い。

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上記写真のように7極管の+Bライン側にC+Rが入っている。 これ割合に効果ある。局発信号の電源ライン側流出に効果ある。この回路はオイラのオリジナル。雑誌等での既存回路にはこの回路は載っていない。

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発振防止にIFTの向き


YouTube: 自作6球スーパラジオ。 6BY6,6BD6,6BD6,6AL5,6688,6AQ5

5球スーパーラジオ自作。実装の肝 その3。 IFTの方向性

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その1, その2 の続。 大方、まとまってきた。

⑩OSC信号の貰い方

周波数表示器を使うにあたり局発信号を貰ってくる必要がある。ここに公開済み

写真のようにツイスト線によるC結合で貰ってくる。この方式だと短波帯もOK.

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⑪トラッキングは0.1mm位毎に。テストループは必須です。

バーアンテナのコイル位置で感度が左右される。

0.1mm程度づつ移動させるのがノウハウ。

本業が機械設計屋なので、仕事では位置会わせにpick testerを使いながら組み付け位置 0.005mm程度には追い込むのが当然。それに比べると、バーアンテナ調整は随分と楽ではあるが誤差範囲0.1mm程度に入れたい。

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⑫IFTの方向性

過去公開済みのように方向性はJIS等での定めは無い。「家電メーカー 対 部品メーカー」の市場優位性において争いがあったようで、方向は互いに真逆だ。

帰還発振が最も起こりにくい「山中電気」式にするのが正しい。

、、とマジックアイの確認も出来た。

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magic eye はロシア製はかなり駄目だ。綺麗な扇にならない。色合いも弱い。良いものがある割合は3割程度。

テレフンケンの6BR5がベスト。 ロシア球の倍以上の価格だが質が良い。

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YouTube: スマホでラジオauxへ入れる

in-take amp 内蔵の自作ラジオ。

2019年5月 4日 (土)

5球スーパーラジオ自作。実装の肝 その4。 ツマミ軸。完成。

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⑬テンションスプリング: 線径は重要。

プーリーを購入すると付属はしてくるが、線径が細い。

下のok品は線径0.45mm。 

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線径は0.45~0.5mmにしたい。

糸長が長いほどbufferinngがますます必要になるので、糸長に合わせた吸収代が求められる。諸処確認してみると糸の伸び率を1~2%にしてその伸びが吸収できる「バネの伸縮量」にするのが良さそうだ。

糸長250mmであれば4mmほどはバネで吸収したい。

最近はsotecでネット販売しているので、それを推奨。

⑭ツマミ軸:

これは 既報のようにオイラの設計品。オイラのcad図面通りに出来ている。

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⑮ 残留ノイズ波形:

sp端でのVTVM値は0.7mV。 やや高いのはOSCからの漏れが強いようだ。 OSCはもう少し弱いほうがgoodらしい。波形の凸凹は真空管を載せかえる度に多少異なってくる。

ことミニチュア管ではシャープ製真空管が最も低ノイズだ。人気は無いが性能高いシャープ真空管。

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トーンコントロール付きst管ラジオが完成した。

⑯OSCコイル。

ラジオ少年、祐徳電子から販売されている。2011年製造のコイルと現行販売品ではOSC強度がかなり違うので注意。

 現行品の発振強度分布からみて、バンド低域側での強度低下が強い。結果、低域側での感度が劣る。この劣りを補正する技が必要になる。具体的にはOSCコア回して感度がピクンと上がるコア位置が520~528kHz近傍で存在するので、そこを受信下限にする。測定器必須だ、

オイラが真空管ラジオを触り出した頃のものは、低域の垂れがかなり弱い。現行品のタップ位置がやや外側だと推測できる。この事象は、製造側は気ついていないし、無頓着に製造しているようだ。部材購入の折に連絡したが無返答だった。

発振強度分布重視であればoscコイル手巻きしかない。

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通算287作目。

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