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「真空管ラジオのレストア品、整備品」の謎

yahoo オークッショを眺めていると「レストア品」、「整備品」「整備済み」の真空管ラジオに多々遭遇する。

まあ外観は時間と労力を掛ければ充分に美品に仕上がる。あえて歳月の重みを好むことも重要だと思う。

製作後60年経過品がニス塗り立てのピカピカだと腰が引けるね。オーバーレストア品は日本だけで人気だけらしい。歴史的価値を見出すコレクターならオーバーレストアは避けるだろう。

さて謎を幾つか発見した。

1,説明★VRを上げて音量を大きくすると音が割れます。

 ⇒奇怪しいね。バイアスを見直してレベル配分見直しが普通の手順。

2,説明★重要なので調整は丁寧にやりました。 

 ⇒おいおい当たり前だぞ。当たり前のことを主張しなきゃならないなんてどういう水準かな?

3,説明★真空管ラジオ特有のハム音があります。

 ⇒ブーン音が聴こえてこない真空管ラジオも世間にはあるぞ。知らないのかな?

   VTVMが写真に映っているので数字で示せるはずだが、数値表記できないほど強いハム音かな?   測定器があるのにあえて測定しない意図は何かな?

 ⇒メーカー製ラジオでもハム音が強くなるようにヒーター配線されたものを時折見かけるので、必ず確認すること。 安易に信じては駄目。

 

4,説明★配線はやり直しました。

 ⇒ハム音が強くなるように配線改悪されているが、どうしてかな?

  ⇒局所集中アースにしないのは何故? もっとブーン音減るのにね。

5,説明★長いアンテナ線にすると発振します。

 ⇒「検波できないRF成分の廻込み」を理解していない水準。もっと古書を読むように。

 ⇒相が廻りにくいようにIFTの向きを並び替えること。AVCラインからの輻射(電波放射?)を含めて対策すること。

6,説明★調整済みです。

 ⇒JISに準拠して「適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加する」方法で調整した写真映像が無いぞ。 身勝手な調整ではないのか?

7,説明★audioのようにツイスト線で引き回ししました。

 ⇒色々と不具合が発生するのだが、経験が乏しくて未体験かな?

  単独接地する理由が古書に記述あるよ。

8,説明★ヒーターラインを3端子レギュレータでDC化。

 ⇒6.3Vを5Vに落して働きを悪くしてどうしたいのだろう?

  3端子レギュレータは強力なノイズ源になり電波で撒き散らすのだが、SNを悪くしてどうしたいのだろう? ノイズレス品の選別記述もない。

9,説明この当時のラジオはアンテナでかなり左右しますので知識のある方の入札をお願いします。ガリ音はエアースプレーで清掃してなくなりました。
このラジオの特性で電源トランスがないため、長く使用すると部品を痛める様ですが未だに修理が可能とのことです

⇒そうだったのか、VRのガリガリはエアースプレーで対応できるんだ。舌片接触面カーボン消耗(物理的消耗)が復活するんだ、ノーベル賞相当の発見だぞ。トランスレスラジオは部品を痛めるのか、、間違った伝聞を情報としてあげてるね。

10,説明★スピーカー線には脱着しやすいように、ワニグチクリップを接続

⇒接触が不安定になるね。通常はモレックスの2P あるいはAMPのコネクターを使うぞ。カシメ工具を持たない素人だね。オイラですらモレックス使用だぞ。

11,説明★全て分解後、金物の大半を再メッキしました。

⇒シャーシの下地処理が甘くて、もともとの錆による凸凹が判るのはかなり不思議。鍍金屋に指示しなかったね。 本来なら、ショットピーニングして亜鉛白鍍金するべきでしょうね。

12,説明★受信能力が十分に発揮できるよう、全バンドでメモリ合わせと感度の最適化が行ってありますのでご安心ください。(特に、SWはスプリアスが多いため局発波数と信号波数の両方を見ながら合わせてあります。)

⇒short wave(sw)のスプリアスって何だろうか? ラジオからスプリアスがあるならば適法(合法)認定をうけなきゃならんな。電気工作における「波数」って何?? 

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もっと水準を上げないと多分恥ずかしいね。朽ちた部品を新品に換装することは中学生でもできる。

ST管ラジオ時代は電解コンデンサーが高価だったので、回路設計も電解コンデンサーの数量が少なくなるようにまとめられている。 +Bのリップル200mV以下になるような平滑回路に改良することをお薦めする。

おそらく、「ブーン音がするラジオで聴いても楽しくない」と想うよ。

手に入れる側も「見る目」が求められる。真贋入り乱れる古美術品と同じや。

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