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「真空管ラジオのレストア品、整備品」の謎。「大半がアースポイント間違い」の低スキル。

 

・yahoo オークッションを眺めていると「レストア品」、「整備品」「整備済み」の真空管ラジオに多々遭遇する。webを「真空管ラジオのレストア品」で検索すると「プロ??のサイト」 と 「プロのサイト」の2通りがある。 

・電気工事屋が測定器なしにラジオ修理を行うのは無謀だろう。「jis規定のラジオ調整が出来るかどうか?」、まずトラッキングは出来ないと思う。何故なら、電波を飛ばす道具を所有していない。ラジオ調整の道具はここに紹介済み。yahooの出品者達に幾度と質問したがまともな回答は出てこなかった。

・コイル位置を0.01mm単位でラジオ感度最良点に追い込めますか?。 オイラがみる限り修理プロは、皆個人請けだ。それも3個人だけ。ラジオ修理のプロ法人は無い。 

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・アース側がloopしている整備品も多数あるので、半田工作の知識がないんだろうね。アースポイントが間違っている整備例

結果、ブーン音が下がらない。商用電源周波数の音を楽しみたい方は、どうぞ。

Ng_2

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・磁束漏れをpick up中の出力トランス ⇒ audioマニアから失笑される水準。

Ng_3

5

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3極管グリッドに正側直流を流し込んだ事例。カソードからみてプラス電流を注入中。

6z-dh3aはグリッド電位をプラス側で使う球でしたか?

Dc

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・まあ外観は時間と労力を掛ければ充分に美品に仕上がる。あえて歳月の重みを好むことも重要だと思う。

製作後60年経過品がニス塗り立てのピカピカだと腰が引けるね。オーバーレストア品は日本だけで人気だけらしい。歴史的価値を見出すコレクターならオーバーレストアは避けるだろう。

 

・ブーン音(商用電源の周波数音)を下げるには、アース点が極めて重要なんだが、ラジオ工作者はaudioマニアよりは随分と無頓着なことをyahooオークッションで確認できる。

ラジオ工作派には技術upに貢献していただきたいね

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さて謎を幾つか発見した。

1,説明★VRを上げて音量を大きくすると音が割れます。

 ⇒奇怪しいね。「バイアスを見直してレベル配分見直し」が基本。見よう見真似で部品の交換しか出来ない技術水準だとこうなる。

2,説明トランスレスラジオですが、音質重視です

  ⇒音質重視ならブーン音はきこえちゃダメ。 トランスレスラジオはどう足掻いてもブーン音が小さくなるだけで、必ず聴こえる。

メーカー製トランスレスでは残留ノイズ4mV~30mVを実測している。電源トランス式では3mv~6mVなので、SN重視/音質重視ならば電源トランス式ラジオになる。

   回路的には、AVCと信号ラインを分離することがmust.  グリッドリークバイアスだと音歪みぱなしなので要回路変更だよ。(メーカー製回路のままだと,音質面では100%駄目だよ)。 歪んでいるのが聞分けられないなのかなあ???。

3,説明★重要なので調整は丁寧にやりました。 

 ⇒おいおい当たり前だぞ。当たり前のことを主張しなきゃならないなんてどういう水準かな?

4,説明★真空管ラジオ特有のハム音があります。

 ⇒ブーン音が聴こえてこない真空管ラジオも世間にはあるぞ。知らないのかな?。恥ずかしいなあ。残留ノイズを0.5mVより下げるとラジオノイズに隠れることが多いよ。SNを向上させるのが技術者だよ。

   VTVMが写真に映っているので数字で示せるはずだが、数値表記できないほど強いハム音かな?   測定器があるのにあえて測定しない意図は何かな?

 ⇒メーカー製ラジオでもハム音が強くなるようにヒーター配線されたものを頻繁に見かけるので、必ずVTVMで計測確認すること。 メーカーの技術力を信じては駄目。

 

5,説明★配線はやり直しました。

 ⇒ハム音が強くなるように配線改悪されているが、どうしてかな?。 遣り直して音質を悪くすることはeasyだよ。

  ⇒局所集中アースにしないのは何故? もっとブーン音減るのにね。 ノイズ測定/リップル測定していないことが充分わかりました。

6,説明★長いアンテナ線にすると発振します。

 ⇒「検波できないRF成分の廻込み」を理解していない水準ですね。もっと古書を読むように、詳細な対策も公開されています。

 ⇒相が廻りにくいようにIFTの向きを並び替えること。AVCラインからの輻射(電波放射?)を含めて対策すること。

7,説明★調整済みです。

 ⇒JISに準拠して「適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加する」方法で調整した写真映像が無いぞ。 JISとはかけ離れた「身勝手な調整」ではないのか?

 

8,説明★audioのようにヒータラインはツイスト線で引き回ししました。

 色々と不具合が発生するのだが、経験が乏しくて未体験かな?

  局発がヒーター線に載るので、接地レスだと発振モードに突入する。軽傷でも同調ハムのような動作になる。だから接地して逃がすんだぞ。 局発強度を下げると感度低下して駄目ラジオになるよ。

  その辺りの単独接地する理由が古書に記述あるよ。先達が切り開いた技術を書物で読んだ方がいいよ。オイラがやると「ヒータの片側接地で残留ノイズ0.2mV~0.4mVと低ノイズ」になるよ。

9,説明★ヒーターラインを3端子レギュレータでDC化。

 ⇒6.3Vを5Vに落して働きを悪くしてどうしたいのだろう?

  3端子レギュレータは強力なノイズ源になり電波で撒き散らすのだが、SNを悪くしてどうしたいのだろう? 説明文に3端子レギュレータのノイズレス選別した記述もない。

10,説明この当時のラジオはアンテナでかなり左右しますので知識のある方の入札をお願いします。ガリ音はエアースプレーで清掃してなくなりました。
このラジオの特性で電源トランスがないため、長く使用すると部品を痛める様ですが未だに修理が可能とのことです

⇒そうだったのか、VRのガリガリはエアースプレーで対応できるんだ。舌片接触面カーボン消耗(物理的消耗)が復活するんだ、ノーベル賞相当の発見だぞ。トランスレスラジオは部品を痛めるのか??、間違った伝聞を情報としてあげてるね。

11,説明★スピーカー線には脱着しやすいように、ワニグチクリップを接続

⇒接触が不安定になるね。通常はモレックスの2P あるいはAMPのコネクターを使うぞ。カシメ工具を持たない素人だね。オイラですらモレックス使用だぞ。

12,説明★全て分解後、金物の大半を再メッキしました。

⇒シャーシの下地処理が甘くて、もともとの錆による凸凹が判るのはかなり不思議。鍍金屋に下地処理の指示しなかったね。 本来なら、ショットピーニングして亜鉛白鍍金するべきでしょうね。

13,説明★受信能力が十分に発揮できるよう、全バンドでメモリ合わせと感度の最適化が行ってありますのでご安心ください。(特に、SWはスプリアスが多いため局発波数と信号波数の両方を見ながら合わせてあります。)

⇒short wave(sw)のスプリアスって何だろうか? ラジオからスプリアスがあるならば適法(合法)認定をうけなきゃならんな。電気工作における「波数」って何??     見様見真似で作業していてラジオ基礎の理解できていないね。

14,説明★ipod,iphone,スマホ等小型音響機器が接続できます。

⇒近年の小型音響機器はD級アンプが多数ある。スマホ系はAB2動作ICが多い。直流が外部へ流れ出るOCL回路が主流。ドライブ能力が0.02W/32Ω 等ゆえに、真空管ラジオのauxへ繋ぐにはかなり非力。非力すぎて真空管のg1抵抗にかなり吸われてしまう。ラジオ側へどの程度の信号電圧が掛かるかを測れば吸われ具合もわかる。インピーダンス以前のお話で実測すら行なっていないね。

そのまま繋いでも非力ゆえに真空管をドライブできないので何かの工夫が必要だ。 工夫レスだと音量がとても小さい。あの小音量で恥ずかしくないのかなあ?

 その工夫を能動的には「真空管で行うか?」or「半導体でおこなうか?」。   

   受動的には 「チープなトランスを入れるか?」or 「音響用トランスを入れるか?」 。

「メーカーでDCが流れ込む」と下のように公開している。ご丁寧に電圧まで公開している。これに接続しても大丈夫な工夫が 真空管ラジオ側で必要だ。

Direct_drive

Direct_drive2

・「どの程度のDC電圧がSPに印加されるのか?」では、VohとVolから算出される。、、と云うことで直流がそのままスピーカーに掛かるICが今は主流。 このICで0.5W程度の出力。

・昔「直流を流し出す音源」対応策として記事にしたが、直流がそこそこの電圧ででてるICがかなり主流で往時無かった型番も目にするので、真空管ラジオのPUと繋ぐ時は注意。

おそらくコスト面でこれが廉価だ。サトー電気にて基板扱い中。

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もっと水準を上げないと多分恥ずかしいね。朽ちた部品を新品に換装することは中学生でもできる。

日本国内の真空管ラジオでは「IFTの方向についてのルールは無く、3通りある」ことはここに記されている。オイラが気ついた。平成以降 ラジオ修理雑誌が多数出版されているが、出版物にはIFTルールについて考察したものは近年無い。論理的思考が見られるラジオ技術系書籍は昭和のものだけだろう。

ST管ラジオ時代は電解コンデンサーが高価だったので、回路設計も電解コンデンサーの数量が少なくなるようにまとめられている。 +Bのリップル200mV以下(できれば10mV以下)になるような平滑回路に改良することをお薦めする。(オイラの真空管ラジオのリップルは写真参照).  写真のようにオシロでみて1mV以下のリップル。まあ、見よう見まねじゃリップルは下がらん。

おそらく、「ブーン音がするラジオで聴いてもSNが悪くて楽しくない」と想うよ。

手に入れる側も「見る目」が求められる。真贋入り乱れる古美術品と同じや。


YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?


YouTube: 12Z-E8 マジックアイ RE-860

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