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真空管ラジオのゲルマ検波化 (改造) Feed

2013年12月11日 (水)

ゲルマニウムダイオード倍電圧検波の真空管ラジオ  1 (ベース機は、CX-555)

松下さんのトランス式5球ラジオ CX-555を入手した。

球の配置やもろもろのノウハウを知りたくて、入手した。

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ちょっと割れている。

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球を外しはじめた。6AV6だけがシールドされていた。

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066 CRはこんな感じ。程度は良好。

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上の写真のように、IFの6BA6と6AV6が隣合わせになっている。

信号は、6BA6⇒IFT⇒6AV6の順に流れるので、

経験上、この配置(距離)だと恐らく回り込む。

「回り込み回避策として、6AV6をシールドしている」としか、お馬鹿なオイラには思えない。

6BA6の7番ピン⇔2nd IFTのoutは360°の同相になるので、

2nd IFから6AV6へ上手に持ってこないと、6BA6の7番ピンに正帰還しますね。

で、正帰還の配線が、6BA6の7番ピンラインから30mmの距離だと、ほぼ発振してくれます。

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お馬鹿なオイラは、CRを剥がしてしまった。 

さてこれから、どうしよう、、、。

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スピーカーも8インチ?で大きい。

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改造を始めた。

ソケット数が5個なので、中間周波数増幅が2段のラジオができる。

アンテナ系も、バーアンテナに換えるとオイラの環境でも聞こえるラジオになる。

付属の6AV6で検波させても良いが、この球さんあまり良い音で鳴らないので

「ゲルマダイオード検波+3極管」にしてみる。

(過去blogにあるように 「ゲルマ検波+3極管」のほうが、明るい音で鳴る。)

余裕があれば、「6AL5+3極管」のほうがもっと音が良いことは、前記事の通りです。

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平滑回路は5段。470+330+330+330+330オーム。

IFT調整していたら、割れそうになったので解体して

接着材で硬化中。 固まったら調整を再開します。

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 経験上、この丸筒タイプのIFTは、回り込みに強い。

「円筒ゆえに、コイルから均等にシールドできる」からだと、オイラは勝手に推測中。

 

部品の配置

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IFTが固まるまで、我慢なのだ、、。

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くれぐれも、お馬鹿なオイラの真似は薦めません。

2013年12月14日 (土)

ゲルマニウムダイオード倍電圧検波の真空管ラジオ  2 (ベース機は、CX-555)

この続きです。

壊れかけたIFTも復活できてました。

 もともと塗料でロックしてあったので、外部からみえた塗料は剥がして調整ネジを廻したのですが、塗料が軸ベークに入っていたのが、原因です。

もうひとつの方を分解してみて、往時の工程がわかりました。

①往時の作業工程として、調整ネジを上部端近くまで持ってくる

②塗料を塗る。

③乾く前に、調整ネジを締めこんでIFT調整する。(濡れた部分がベーク軸で固着できる)

④乾いて終了。

の流れのようですね。 

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SGからテストループで信号を入れます。

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いつものように、波形ででてきます。

局発6BE6は、+B 205V。SGは95Vにしてあります。

あとは、1st IFと2nd IFのバイアスをきめて、SG電圧も決めます。

IFは6BA6の2段

検波はゲルマダイオードの倍電圧。

AFは6GK5(3極管)+6AQ5.

★2nd IFの負荷は、4mHチョークの2段(写真参照)

2段の効果は、この記事

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上の写真は、1st AFのバイアス点を測っている処です。

1ST AFは6GK5にしました。

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0.87Vと表示されました。カソード抵抗が300Ωなので

流れる電流は0.87V/300Ω=2.9mA

6GK5のIP 2.9mAです、 バイアスとしてはもう少し深いのが一般的です。

まあ、のちのち修正します。

ボリウムがガリガリ申すので、こちらの対応に意識がいってます。

083 バーアンテナのコイルを換えてみました。

コイル長が伸びているのが判ると想います。手巻きです。(最近、手巻きしてます)

換装すると、この耳の良さがわかります。210μH近傍の値です。

言葉にすると、「BCバンド上側での感度だれが少ない」から「全体の感度が上げれる」って

イメージです。

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放送を受信してみた。 うん、うん、鉄筋住まいでもガンガン聞こえる。

あとはボリウムのガリガリ君。

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いつものように、VRを絞っててのSP端の波形。

VTVM読みで1mV。

波形に 局発の漏れが重畳しているのがわかる。

6BE6の近傍に平滑回路があるので、こういう波形になる。

ラジオ電波はそのままでは耳に聞こえないので、無害ですね。

放送局のKW出力で体に害がないので、SP端のこれは些細なもの。

メーカー製ラジオでは、ブロックコンがバリコンの際にあったりするので

こういうOUT波形が観測できると想う。

ガリガリ君は、明日対応してみる。

今宵はこれで寝ます。

回路図

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くれぐれも、お馬鹿なオイラの真似は薦めません。

2013年12月15日 (日)

ゲルマニウムダイオード検波の真空管ラジオ  倍電圧回路図 (ベース機は、CX-555)

まとまりましたのでUPです。

073木箱に入れたら、BC下限528khz⇒515KHzと いきなり10khz以上も下がったのだが、

「ウッドケースなのに、こんなに影響あるんだ!!」と体験した。

もちろんアンテナ感度ピークも取り直しした。

コイルで1ターン減らした。

こりゃ、いままでのcosmosキットも アンテナ感度は合わせ直ししなきゃならんです。

やはり、オイラはお馬鹿だ。

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ごく普通の回路です。

もし特徴があるとすれば、

①チョークは2段

②ダイオードに50KΩが釣り下がっている。

 この抵抗の有効性は、実装すれば判ります。

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PDF版⇒5tube_6gk5_super.pdfをダウンロード

セミリモート球へのSG信号の強弱で、IFTの同調点も微妙だが移動するので、

巧くあわせてください。

 IFTの同調点が動く理由は、わかりますよね。 

ええっとボリュームのガリガリ君のお話です。

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松下さんのボリュームは、2体に分れます。

松下で販売していたボリュームを製造していた会社(もちろん下請け)が、

この田舎に2社あったことを知っている人は、もう鬼籍ですね。

★オイラの基板職場の隣部屋では、松下ボリュームをどんどん製造していたんです。

抵抗溶接機やカーボン塗布機をさらっと見た記憶があるのだけど、

その頃は機構部に興味がなかったので、今はもう詳細は想いだせません。

飲み助のデンスケ氏と、あったら質問してみようと想うが

30年前のこと覚えているかな?

★ガリガリ君は、接触子をカボーンの綺麗な処に持っていくだけでOKです。

不器用なオイラにも出来ました。

★今時のVRとはローレットの深さとパターン数が違うので、元々のツマミを利用するなら

VRの再生は必要です。

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くれぐれも、お馬鹿なオイラの真似は薦めません。

2014年5月20日追記

置き場所に困っていたオイラは、

このラジオを知人に差し上げました。

直すのが趣味ですので、 知人たちには結構な台数がいってます。

2016年9月25日 (日)

プレート検波。グリット・リーク検波。 2極管検波。 検波考。歪み率。

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同調回路のQ プレート検波で検索すると、深い情報も見つかる。

オイラのような機構設計者が、弱電検波回路に言及するのは身の丈を超える。プロの電気回路設計者が数値式で、プレート検波を解析してくれると想う。

繰り返すが 先達の本を読むように、、。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

上の動画は再生式ラジオで受信周波数をデジタル表示させたもの。今のところ日本では初めてらしい。

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昭和30年代のとある「初心者向けtext」からごく僅かお借りしてきた。 初心者向けなので、お馬鹿なオイラにも理解できる。

歪み率に注目しよう。

①プレート検波

「一部では音が良い」との記事も見かけるが、「真実はどこにあるのだろう」と初心者向けtextで確認した。

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上記図のように,歪み率はほぼ10%以上。よい処で8%。 この歪数字で音が良いと言われるのは、流石に腰が引けてしまう。

入力を1.5~2.5Vで使うと8~10%の歪みに納まりそうだ。

球で増幅している分、outは出る。

1V 入力ならば20V出力なので 電圧は20倍(26dB)と,ずばり球1個分の増幅度。

②グリット・リーク検波

再生式ではポピュラーな検波方式。

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注目の歪み率は、プレート検波よりも小さい。半分というか1/3というか確実に歪みは小さい。

入力を0.2~0.4Vとし、グリット検波使うと歪み率は2~4%。プレート検波では歪み率10%。あなたはどちらを使いますか?

0.1V 入力ならば1.5V出力なので 電圧は15倍(24dB)の増幅度。プレート検波よりやや増幅度が落ちているが定数次第だろう。

③2極管検波

スーパーラジオでお馴染の回路。

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1Vも入力させると、歪み率は1%以下になる。 プレート検波、グリッド検波より1桁以上goodだ。

入力10Vでも3Voutゆえに入力レンジは 他の回路より広い。

2極管検波の信号を25dB程度増幅すれば、出力レベルはgoodになる。

  試算すると、           

★1   2極管検波+6AV6増幅  1v入力+25dB増幅 ⇒ 出力20v 歪み1%

★2  プレート検波         1V入力    ⇒ 出力20v 歪み9%

どちらを選ぶかは、お好みによるが、歪みの多いものを選択するゆとりはオイラには無い。

初心者むけTEXT」には基礎情報が載っているので、入手し読むことをお薦めする。

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複合管の登場以前ならば、グリッド検波 VS プレート検波で回路検討するのだろうが、6Z-DH3Aや6AV6のような複合管が市場登場したので、「2極管検波+3極管増幅」が歪み率と音量面からもgood。

以下、ラジオ工作の基本だが

①加えて、検波回路とAVC回路は其々別にすること。 

②IFTの直後に検波素子を入れるとIFTのQが下がる

③6AV6,6Z-DH3Aのヒーター・ピンはどちらの方をアースすべきか? ここ。

オイラのサイトの訪問者は上記3点 ご存知のはずだね。

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