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トランジスタ式AMトランスミッター。トランスレス変調 typeⅡ Feed

2018年3月28日 (水)

可変インダクターでアンテナマッチング。

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MC1496AMトランスミッター基板や7石式トランスミッター基板では、アンテナとのマッチング回路を載せてある。

単にパイマッチが載っているだけだが、中波でパイマッチングさせるにはそこそこインダクタンスが必要になる。具合良いのが下写真のようなインダクタンス容量になる。 このタイプのインダクターを載せるようにしてある。お持ちでない場合は固定インダクターを交換しながら具合よいものを選定することになる。

まだYAHOOでは流通しているので、探してみてください。

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固定インダクターだと整合がいま一つの事があるが、可変タイプならカバーできる。1970年代には多数出回っていたが、もう製造もされていない。

FMステレオもIC単体で済むのでMPXコイルも流通がない。 AFのTノッチ回路にはMPXコイルが具合よいし、ダイレクトコンバージョンでのLPFとして採用された事例もCQ誌にはある。

2018年2月 9日 (金)

泉弘志先生式のトランスレス変調(AM)。変調回路は往時の復活版。 トランスミッター基板領布中。 

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AM変調項で 少し確認をしてきてたが

「加算回路で生成されたもの」は、トランジスタラジオで受信できる。

オイラは数式にはかなり弱いのだが、 「AM変調には乗算回路がMUSTではない」、「加算回路による生成されたものでもラジオ受信できる」ことは実験で確認できる。

むしろトランジスタ構成による乗算回路でのAM変調実験はAM波形にならずのままで、実験はそこで停止中だ。シュミレーションソフトと現実の整合性は謎でもある。

「DBMの増幅度」をデータシート上で眺めていくと、一桁前半のdB値の数字が載っている。公知数字と実際とは乖離することが多いので、「測定するとマイナスゲインのDBM」が結構人気があるのでオイラ的にはけっこう驚く。

雑誌等の刊行本を信用しすぎることなく実測していくことをお薦めする。 

◇6石式AMトランスミッター基板(基板ナンバーRK-04)。 これは泉弘志先生の変調方式を大凡45年ぶり復活させたもの。

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YouTube: 6石AMトランスミッター transmitter board. amplitude modulation.

◇真空管を12.6vで作動させたワイヤレスマイクをご紹介する。(基板ナンバーRK-09)


YouTube: 12.6Vで動作する真空管ワイヤレスマイク

 

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◇7石式AMトランスミッター基板(基板ナンバー RK-06)。上記の6石にbufferを追加して飛び向上を図ったもの。ver1は「LC同調負荷⇒パイマッチング回路」としたら飛びすぎた.

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◇それで、終段負荷をHFトランシーバー同様に「RFC負荷⇒パイマッチング回路」に興して飛びを抑えた。

下写真のようにRFC負荷だ。Ver1.1になる。(基板ナンバー RK-06)

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飛びはアンテナマッチング次第になる。 飛び過ぎは非合法になってしまうので、飛び過ぎはお薦めできない。パイマッチのLC値は、アンテナ線長に支配されるが、パイマッチ計算には幾つかの考え方があるので、よく調べて正しいと想う考え方で答えを求めることをお薦めする。(パイマッチについては充分には挙動解析されていないとも云える)

マッチング部の実装なしでもそこそこ飛ぶので、「ラジオ製作⇒ワイヤレスマイク製作」の王道に進めると想う。

、、と、RK-06の領布を始めます。 廻り込み対策に「FB(6穴)」と「CRによるLPF」をMIC回路に乗せてある。

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ST管の再生式ラジオを製作してみたい方の参考にどうぞ。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

2018年1月21日 (日)

LA1600 ラジオ基板(初回試作)。 同調回路でのコンデンサーQ大小を看る。

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LCR回路でQが重要なことは、よく知られている。オイラのSITEへ来られる方にとっては「常識の範囲」だろう。

試作中のLA1600基板がセパレートOSCしなかったので 実験を行なっていた。

OSCコイルを基板から剥がして、LA1600に直付けした。

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おお、波形がでた。 、、とオイラがパターンを間違えていることが判った。

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SELF OSCできたので、

次は、コンデンサーのジャケット素材(外装材)によってQの大小があるのか?

正確に云うと、「Q大小の判定に外観素材から推測できるか?」が出来ない or 出来る?、、、。

コンデンサー製造装置の歴史を垣間みることになるが、現代に近い製造装置はエポキシジャケットが主流のようだ。その分、誘導体はわりと新しい素材が使われている。コンデンサー製造装置は結構長く使われており30年前、あるいは40年前のものも実働している。市場での部品単価が低く最新鋭設備の導入に踏み切れないことが主たる要因である。

ニチコンに、とある設備を設計製作し納入した折には、「脚付タンタル?のある製造工程」を内職に出していた。

製造メーカー名が多くの場合は不明だ。ジャケットで多少とも判断できるだろうか?

秋月さんではメーカー名を公知しているのでとても良心的だ。

コイルのコアには手を触れず、コンデンサーだけつけかえてみた。

① まずは、このジャケット品。 1.2V程度のOSC強度。

このジャケットはエポキシ系らしい。

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② 秋月で扱っているSupertech (5円/1個).

上よりやや弱い。 周波数がやや上なのでそれに起因するか?

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③ 3番目にはこのジャケット品。(1円/1個)

さらにosc強度が弱い。 1.1v程度と ①に比べ1割弱い。

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◇まとめ

上記のように市販コンデンサでのQの大小が確認できた。こんなことを行なうのは、100kcマーカーの再現性に苦労したからだ。自作推奨siteではこのような事を行なっていないし、真空管ラジオ修理サイトではIFTのコンデンサー交換方法も公開しているが、そのコンデンサーのQについては述べていないのはやはり拙いだろう、、。と今回測定してみた。オシロでもQ大小は判る。 真空管用コンデンサーのQ大小をみた

受信同調回路ではQが高いと感度が高いことは大変よく知られている。それゆえに、わざわざ低いQ製品を使うことは避けようとする。エアバリコンを洗浄してQを復活させようと努力するのは、その現れだ。そのように、受信共振回路につかう部品はQを高めることに注力している。バリキャップでさえも高Qを強調して、「同調回路に使える」と公知している状態だ。左様に高Q部品が同調回路では求められている。

しかし、あえて低Q品を多用しコイルコア調整をブロードに換えることも出来る。その辺りは設計思想になってくる。ブロードにすることによりAM帯域内の垂れ下がりを低減し、HI-FI化する手法も真空管ラジオ時代から推奨されてきた。

HI-FI化するにあたり検波ラインとAGCラインがセパレートな事は、MUSTになる。LA1600ではその情報は??だ。恐らく共用しコスト低減しているとは想う。このLA1600の同調回路には低Q品を採用する設計理由は無い。

この③色ジャケット品は100kHzマーカー基板で再現性に???がついて苦労したジャケット品だ。Qの低いことが判って、オイラはその挙動に納得している。

自励式では1.2V(於7MHz)近傍なことがわかったので、他励式でのネライ値を設定できる。しかしノンヘテロダイン動作するし、通りぬけ事象を内包するので、お薦めはSELF OSCだろう、、。

 

次の実験は、S/S+Nが10dBになるSSG出力を看る。

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LA1600では51dBu近傍だ。

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このLA1600に20dBプリアンプをつけると、30dBu近傍でs/s+nが10dBになることが容易に想像できる。これはオイラのSR-7製作時実測データと整合する。

LA1600のメーカー資料によれば入力23dBuで 検波outが24mVとあるが、 上記の50dBu入力で検波outは実測0.1mVだった。キットSR-7との整合からみても実際は0.1mV程度だろう。

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当初は上記のブロック構成案だったが、「LA1600の通り抜け」事象によりセパレートOSC向きではないらしいことも判った。メーカー資料よりは検波出力されない、、。2nd AFが55mv INPUT必要らしい。算数的に1st AFは35dBほしいと想う。

MY TA7320基板ではS/S+N 10dBにするのに55dBu必要だった。LA1600を物差しとするなら、感度差はまあ誤差範囲だろう。

オイラは田舎の機械設計屋だ。人減しのマシーンを設計する。  電気エンジニアではないので、プロの電気エンジニアはオイラより上の水準だ。

2017年10月14日 (土)

6石AMトランスミッター基板を領布します。

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シルク文字の修正版が届きました。

AM トランスミッター基板です。自作派向けに領布します。基板ナンバーRK-04です。

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トランジスターは6個使います。

◇mic-amp部で3個

◇発振部に1個、被変調部に1個、変調用デバイスに1個

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YouTube: 6石AMトランスミッター

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2018年3月27日追記 開発基板は表のようになっています。

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buffer,finalと2石使いアンテナ負荷の変動を受けにくくしたMC1496 トランスミッター基板。 飛び過ぎぬように使ってください。

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YouTube: AM transmitter ,useing mc1496.

2017年9月16日 (土)

6石AMトランスミッター基板が完成しました。乗算回路は「変調トランスレス変調」

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昨日の続きです。

AF部の波形。

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6石のAMトランスミッター。 乗算回路後のRF波形が上手には観測できず、苦労中。

トライアンドエラーでCR値を追い込んだが、当初のネライ数値が一番よかった。

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この写真の状態で1mほど 飛ぶ。工夫したら2m飛んだ。

スマホを音源として、電波で飛ばして真空管ラジオで聴く。


YouTube: 6石AMトランスミッター

そこそこ使えると想う。 これにRF 増幅をつけると飛びすぎになってしまう。ラジオの隣に置くなら丁度の電波強さだ。

アルファベットを間違えた。

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回路定数の変更はないので、文字修正して終了の予定。VR近傍がやや込み入っているので、1mmほどひろげようとは想う。

MIC-AMP初段は低ノイズ品の2SC1815L(GR)を使う。これは祐徳電子さんだけが正規品を取り扱い中。

OSCコイルのコアを可変して±100kHzほど周波数が変えられる。信号源は、スマホ等小型音響機器、とりわけOCL回路向けにしてある。

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写真のように変調トランスは不使用。 JH1FCZ氏が「変調トランスレス変調」と名つけた。 このネーミングよりも昔に泉 弘志先生が雑誌発表されていたが、 「まだ名はない」ままだった。。

ALL  TRの変調トランスレスで遊んでみたい方むきです。

2017年9月 3日 (日)

AMでの乗算回路。「変調トランスレス変調」。DSB with carrier

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AMでの乗算回路を眺めていた。CQ 誌1979年2月号に「変調トランスレス変調」が記載されている。当時、特別なネーミングはないようだ。1970年~71年に公知された泉弘志先生の変調回路も「変調トランスレス変調」だが、これと云うネーミングはない。

JH1FCZ氏のFCZ誌は1976年からなので、 それが2番目の記事になるだろう。AF用ICの出力(等価回路上ではトランジスタのコレクターに相当)から電流を流して、被変調トランジスタを駆動する。これは泉浩志先生の回路と同じだ。 泉先生の回路は、トランジスタで被変調トランジスタ駆動する。共に被変調トランジスタを 半導体経由にて信号重畳した電流で駆動させる回路だ。 

DSB with carrierになる。

資料

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この記事中に通称「変調トランスレス変調」回路がある。オイラの手持ち資料ではこれが3番目に古い。

一番古いのは泉弘志先生の記事だ。(1970or 1971)

真空管6WC5での変調波形(ワイヤレスマイク)を挙げておく。7極管1本で「OSC」と「乗算」してくれる重宝なアイテムだ。

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6SA7,6BE6,7Q7も同じ波形になる。

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加算回路での変調具合。抵抗4本のブッリジ回路で「搬送波+信号」させた。受動式加算回路。

ラジオで受信できるので「変調が掛かっている」が「波形は加算回路のもの」。広義での変調。A級動作回路をトランス変調しても、この「加算回路による変調」になる。

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次に、3SK114を使った変調波形。能動式だ。雑誌記載の回路そのままで実験。明らかに 「加算回路による変調」だ。

雑誌には変調が掛かると明記されているが、広義での変調になっている。これが「変調が掛かった波形」なら上記の抵抗ブリッジによる波形も 変調が掛かった波形と強く云える。

波形からみて、「3SK114使用なのか?」

「単に結線したのか?」 の回路違いは見つけられない。

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かなりのマイナスゲインなので注意。 抵抗ブリッジによる加算回路の10倍以上ロスる。 損失大にてオイラは推奨はしない。

雑誌等ではロスの大きさについての情報はない。 

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これは、「変調トランスレス変調回路」のひとつ。 下側がクリップしている。

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タンク回路レスでの「変調トランスレス変調」。 ラジオで聴くと深い変調だ。両波でなく半波。

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過去の実験詳細はここ。アナログに興味のある方はどうぞ。

オイラの本業は省力化機器の機械設計屋だ。

2017年8月26日 (土)

amワイヤレスマイク type2. 再び試作へ。

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TRラジオ用OSCコイルでのOSCはしたが、オイラが想っていたよりOSC強度が弱い。後段がC級アンプなので、ドライブできなかった。必要なOSC強度の1/5程度だ。 回路とコイルがFITしない。

oscコイルに20pfつけてdip meterで共振点確認してもdipが浅い。40pfつけるとdipが判らない。「こんなコイルだったんだ、、。」と、手巻きの方がなんぼかマシ。真空管ラジオの短波用OSCコイルは手巻きしてきたので、巻くことは支障ないが、作業性を念頭にすると「やはり市販品で、、」と想ってしまう。

コイルにFITした回路に変えた。ごく普通のOSC回路になってしまった。パターン化しなおして再び試作。

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MIC AMP部の定数だけは定まった。

10月までにはまとめたい。

下のようにOSCコイルに回路を合わせた。

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mic-compresseor基板はshippingになった。 9月3日頃届くだろう。

2017年8月25日 (金)

AMワイヤレスマイク基盤。 変調トランスレス変調。(JH1FCZ氏のネーミング)

試作の基盤に通電中。

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OSC強度。Freqはやや高い。

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これで動作点をきめて、buffer回路の確認になる。

2017年8月22日 (火)

amワイヤレスマイク type2.

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基板が届いた。

変調トランスレス変調」になる。

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mic-amp部のゲインを確認中。

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9月22日追記.無事完成。

作動具合。


YouTube: 6石AMトランスミッター transmitter board. amplitude modulation.

2017年8月 9日 (水)

プリント基板のつくりかた。AM wireless MIC 基板をelecrowへ手配。

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先日、orderしたマーカー基板がshippingになった。この20日頃には到着する。 早ければ16日だろう。

トランジスタ式ワイヤレスマイク typeⅡも今日手配した。

少し広げた。

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プリント基板のつくり方は、

1,cadで書く。cad選定は好みも含まれるので、4~5本程 幾つかのsoftを触って決めればよい。機械系cadだと画面に部品点数で3000個程度載らないと仕事に支障があるので、それに合致するcadの選択肢はとても狭い。

趣味で基板作成するのであれば200点も載せれば足りるだろう。よく聞くsoftで支障ない。

2,手配する。

オイラが中学生の頃は、生基板に書き込んでエッチングした。溶け過ぎないように時々、基板の銅面を確認した。

◇パターン化の注意としては、ベタアースにしてよいかどうかをよく考える。ベタアースだとNGなこともある。

AF部だけの基板の場合では、cold側は一筆書きになるようにする。なるべくそうなるように配置していく。それでSNが確保できる。電子の移動を考えつつ基板にする。 

真空管のようにヒーター6.3Vを基板で流しつつ、+Bも基板に流す場合には平滑回路の一筆書きは鉄則でしょう。 メーカー製のプリント基板式真空管ラジオでSNが悪いのは、ここに理由がある。松下のラジオはその意味では反面教師になる。

2017年8月 8日 (火)

1/4W抵抗で作図した基板。

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この回路を基板化中。

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1/4W抵抗で作図した。

基板はone size上のほうがよいか、、。とも思う。

2017年8月 6日 (日)

AMワイヤレスマイク の回路。

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この土曜日にAM変調の実験を行なった。

古い回路だが乗算回路になることを体験した。 

それを受けて、ワイヤレスマイクの回路を興した。

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 入力は、ipod,スマホ、mpプレーヤーなど小型音響機器を想定。もちろんOCL回路の機器を音源にするだろうことも想定している。

1,入力回路

先般、上記音響機器を音源とするためのin-take 基板は上手く作動していることはここに上げてある。この回路をそのまま使えば良い。low noiseの2SC1815を載せた回路。

NFBも掛けてある。これは6dBくらいで使いたい。直結回路ゆえにトランジスタのばらつきにより動作点の補正が必要になる。

2,OSC回路

これは昔の自作回路から持ってくればよい。

3, 変調回路

実験のようにすればよい。

4.レベル配分

 1の入力回路では電圧で14~20dBほど不足するので、中間AMPで増幅させて変調段に受け渡す。

◇回路は仕上げたのでこれから基板化作業になる。タンク回路も載っている。

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2017年11月10日 追記

本基板は無事にまとまった。「基板ナンバーRK-04 」で領布中だ。

実装部品は用意ねがいます。


YouTube: 6石AMトランスミッター transmitter board. amplitude modulation.

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