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CW トランシーバー基板 Feed

2019年12月19日 (木)

mixer + filter +neophyte。 TX回路をのせてトランシーバーにしよう。

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昨日、受信部の回路も定まった。CRK-10よりは選択度が向上している。

・送受の切り替えはリレーで行いたい。 半導体を採用して送受切り替えした場合には、そこそこ損失が発生する。実際に弱い信号が聞こえなくなるので、これは避けたい。

・サイドトーンはTRIOのように移相発振回路でもよいし、昨今流行りのtwin tでもよい。ともに領布中の基板で採用している。

・基板サイズは67x62位になると思う。 tx-oscの負荷で「 LC共振 vs  RFC」が悩みだ。波形の美しさではLC共振が有利だ。しかし投影面積が110mm2ほど必要になる。

2019年12月18日 (水)

mixer + filter +neophyte。CRK-10A kit.

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「入門用のダイレクトコンバージョン受信機 NE612-mini」を進化させてみた。

NE612-miniはneophyteに音量調整VRをつけただけのものだ。

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・CW あるいはSSB受信時の混信除去として簡便なラダー型フィルターをneophyte前段に入れてみた。mixer + filter +neophyteの構成になり、作例は多くない。近年の作例ではここに公開されている。

・「サイドのキレがどの程度になるのか?」は配置の影響もやや受けるが、 easy to make の考えでトライしてみる。

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・水晶振動子を2連にして粗い実験を実施した。 ssgとオシロで行なった。かのCRK-10も2連だ。

・水晶振動子のように固有振動を利用するデバイスでは、信号の入れる向きによって特性が違う。これは固有振動物を使う際の基本だ。昔ならば「抵抗溶接機でリード線を振動子に溶着」だが、1990年頃からはレーザーに為っていると思う。 その溶接位置によって振動現象が随分と違うので、もしも選別したいのであれば、水晶振動子等では必ず両方向から信号を入れてそれぞれを計測することを薦める。 もちろんケルビン式が必須。

・自作サイトでは、ケルビンプローブでの共振点計測を行っていないようだ。1pf,2pfの計測線の影響まで考慮されたサイトは随分と少ない。その割には良い測定器を所有したりして不思議だ。

・プロユースの自動計測ラインを仕事として設計してきたオイラは、「個人じゃあんな測定環境は整えられない」と理解しているので、水晶振動子の選別を行うつもりは無い。 

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ノイズが計測されるのでスカートの下側が妖しいが、2kHz離れると35dBくらいは2連でも減衰した。3連にすればそこそこになると予想できた。より帯域幅が狭くするために上記写真のCは、CRK-10Aの回路定数よりも大きい67PF。(下の折れ線)。公開されたCRK-10A回路だとここまでは狭くないので注意。

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実験で判明したこと:

・2連水晶振動子を採用したフィルターでは、CRK-10A KITが昔リリースされていた。あの定数では随分と広いCW用帯域幅になる。SSB/CW兼用ならばC11はあの値がベスト。

・CW専用であれば、CRK-10AのC11の値として120PFは必要。200PFもOK.

・上記写真回路のcはdishalの計算式でB3db=5khzとほぼ同じであるが、特性はdishalより随分とシャープなので、彼の提言するマッチングよりはベターらしい。 ⇒ 出回っている情報を盲目的に信じることなく、実験で確認していきたいものだ。

・本業はFA機器の機械設計ゆえに、弱電系はやや苦手である。チップ抵抗/チップコンデンサー/チップインダクターの自動計測ラインは幾つか設計してきてはいる。 水晶振動子の製造ラインも何ラインかの図面を描いた。それらは九州に納入された。

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YouTube: 小型自作ラジオ:RK-44。


YouTube: PWM変調の中波ワイヤレスマイク:タイマー 555②

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