はいぶりっどトランスミッター製作。 電池管1R5を12Vで発振させる。その1
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はいぶりっどトランスミッター製作プロジェクトの第2弾です。
第1弾は、トランスレスラジオ用真空管を採用したコレ。
第2弾は、電池管にしましょう。 電池管での7極管は1R5。中国球では1A2の型番になる。この1A2は、こここ数年で半田工作を始めた方には馴染みが薄いかも知れないが、学研のラジオキットにも採用されたほどの有名な球だ。1万キット販売されたようなので、随分と広く知られている。
電池管のこれはヒーターが1.4Vなので、乾電池で通電されることが多いが、3端子レギュレーターで1.4V生成させてみた。 LM317或いはLM338で生成するのが簡便だろう。
部品を実装しながら、ステップバイステップで作動確認を進める。
①まず、LM338で1.4Vを生成した。
OSC波形がすっきりしないが、730kHzあたりでoscできていることが判る。すっきりしないのは何かが重畳しているからだとは想うが、計測が拙いかもしれない。(後述にあるが、LM338起因の広域ノイズがLM338の出力側から出ていることが計測できた.およそ0.2mV前後)
「1R5用のOSCコイルとして、NO88コイルが開発された」ってのはWEBに上がっているんじゃないかなあ?
88コイルでなくともOSC出来る。OSCコイルは写真参照。
ラジオで聴いても弱くてよく判らないので、やはりトランジスタで増幅しよう。
② bufferをつけた。 強くは為ったが周波数と波形がおかしい。 さて、、??どうしてなの?
③
buffer部で勝手に発振していることがわかった。基板のLC成分を受けて、相が360度廻るようだ。特定の周波数で廻ることも確認できた。基板ものはLC成分の影響でだいだいこのような挙動が興る。片面基板であればもっと安全だと想う。
トランジスタ1個で相が廻る。
④ bufferのエミッターコンデンサーを外した。 増幅度は30dBのままだが相の廻ことは止まった。コンデンサーを入れては駄目らしい。
1R5(1A2)には低周波信号を1Vほどいれている。 6BE6や6SA7など7極管は 個々のバラツキがあるが、概ね3V程度信号をいれてやる。MICゲインとしては70dBほど必要になる。
動画のようにそれなりに音として飛んでいる。20cmアンテナで飛距離60cm。
構成は上記のようにしたい。bufferだけで充分な気がするがfinalも載せておく。
◇7極真空管のoscコイルは、中波帯では全長の9~11%近傍にタップ点を持ってくる。 8%程度になると550kHz等バンド下側で感度不足が確認される。ST管とGT管ではタップ位置が異なるが中波は同じものでもまあ支障はない。短波帯になると露骨に差がでるのでST管用/GT管用とで別ける。
◇LM338もやはりノイズ発生源である。 波形で確認できる。たまたまヒーター回路で使ったが、ノイズ波形からすればVccには使いたくはない。
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