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2013年12月 7日 (土)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  その4 (感度調整 6BY6 ,6BA6,6AL5,6AR5)

この続きです。

「なるべく良い音で放送を聴くラジオ」を目指します

 ①ハム音が小さいこと

 ②IFTは広帯域用を使う。(入手しにくいので通常品でOK)

 ③耳が良い事

 ④検波は真空管を使う (経験上、ダイオード検波だと硬い感じに聴こえます)

     ミニチュア管なら検波は双2極管の6AL5。 

  ⑤ 検波後の1ST AFに音の良い球を使う。6AV6は薦めない。

   6J4,6AN4などは良好な球。

 ⑥2nd AFも 音の良い球を使う。入手難だが6CZ5はお薦め。

加えて

★歪みを低減させるには

 1,NFBを掛ける

2,AVCと信号ラインは別々にする(歪み面で有利)

上記2点は、耳でわかるほどの差があるので興味のある方は実験してください。NFBは2.5dBも掛ければ足ります。

オイラはGT管の音が好きだナ。

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バーニア機構をつけました。

SPもラジオ少年製のSPスタンドで取り付けてみました。

022

フルレンジのSPに替えれるように、SP背面は空間を確保してあります。

通常は、陸軍端子から3wayのステレオspに接続して鳴らします。

023球は、東芝の6AR5です。 バイアスは14Vで動作させてます。

最初は、IF段のゲインを確定させます。

カソード抵抗やSG抵抗(SG電圧)を絞り込んできめます。

軽いSG電圧とやや深めのバイアスで動作させておいてから、

ゲインが取れるようにバイアスを浅くして行きます。

下の写真は、IFが発振している波形です。

夏と冬では、室内温度の差により電源トランスの、通電初期の抵抗値が異なるのはご存知だと想います。

冬は温度が低い分、投入時に電流(電圧?)が夏より流れますね。

で、電源投入後15分程待って電源トランスの温度均衡が取れてから動作点を触ります。

028

発振波形↑。 これはIFのゲイン過多です。SG電圧を下げるかバイアスを深くします。

Qダンプは、折角のIFT特性がだれるので、お薦めしません。

029正常な動作にします。↑

ヘテロダインラヂオは、調整している時が一番楽しいですね。

OSCコイルでBC帯の下限をあわせます。

OSCのコアの入り具合で耳が良くも、悪くもなるので、耳を確認しつつBC帯の下限をあわせます。

024

今回は、oscの耳ピークが532Khzだったので、数pfをOSCに並列入れて528Khzあたりまで受信できるようにします。

普通は、、デップドマイカーの1pFか2pFをパラづけしますが、

025

今回は、黄色の線材を巻きつけてコンデンサーを形成させました。巻付長は2cmです。

この方法は1950年代の雑誌の記事中にあるスタンダードな方法です。

目安は2pF/1cmとの情報が頻繁に載っています。(オイラの過去の記事にも何度かupされてます)

パラ付けするコンデンサーは、セラミックコンはノイジーなので使用不可です。

027

トラッキングの上側の耳も、バリコン付属のトリマーだと、容量が1pfほど足らなかったです。

5pfのトリマーをバリコンに後つけしてます。 

真空管のスーパーラジオでは、

バリコン付属のトリマーだと「やや容量が足らない」ことが頻繁にあります。

配線の浮動容量が多いと、おそらく付属トリマーで足りるのだろうと想います。

030

構成

ヘテロダイン⇒ 6BY6

1ST IF ⇒ 6BA6  バイアス1V

2ND IF⇒6BA6   バイアス1.1V

検波⇒6AL5  倍電圧

1ST AF⇒6N2P   片側使い バイアス1.1V

2ND AF⇒6AR5     バイアス14V

031

VRを絞ってのSP端のVTVM読みは先記のように0.7mVです。

VRをMAXにして放送を鳴らすとVTVMで4V近く振れるので 1.5Wは出ていそうです。

検波に6AL5を使ったので、ダイオード検波より柔らかい音で鳴ってます。

6AV6を使ったラジオよりも、良い音ですね。 もっと6AL5は人気があっても良いはずですね。6AV6より「6AL5+6N2P」を薦めます。

オイラの嫁も音の違いがわかるようで、「良い音だけど、何が違うの?」と聞かれてしまいました。

真空管のヘテロダインラジオは10台以上、つくりましたが

このラジオが一番 音が良いです。(後につくった 6AL5+6AN4もとても良い音です)

AMラジオの音の良さを再確認しています。

回路はごくごく普通です。

出力トランスの1次側(12KΩ)には、本来コンデンサーは不要。

このこのラジオにはつけていない。

レイアウトが下手だと発振するので、コンデンサーをつけて発振を回避する。

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「TVの芸能人格つけ番組」で高い楽器と、安価な楽器との音が聞き分けられるかたなら、

高グリッド抵抗リークの6AV6を使わない理由は楽に判ると思います。

バーアンテナのコイル換え⇒記事

以上、6球スーパーラジオの自作記事でした。

2013/Dec/20 追記 

2014/Feb/20 加筆・訂正

IFTの外装を外して、巻きコイルを見た方ならご存知の事ですが、

1次側コイル⇔2次側コイルの間隔がながいと、スカート特性の尖がりが緩くなるので

帯域が広がります。

その結果、IFTによる増幅度は下がるのはご存知だと想います。

広帯域のIFTは、増幅度が低いので、球側でゲインを稼いでください。

IFTは LCによる共振回路の複同調で成り立っています。

①1次側と2次側の結合を高めると、双峰特性が取れる領域で動作させれます。

1次側と2次側の結合を低くすると、単峰特性の領域になります。

③、上記 2つの領域の境目の結合を臨界結合と呼んでいます。

1次側と2次側の結合は、トランスですので磁界による結合。 

あるいは、RやCによる結合もできます。Lによる結合も充分できるだろうと思います。

1次側と2次側コイルを近づけて、色々と実測するとインダクタンスも変化してますね。

ではLC共振回路(単同調)で

HI-L共振 とLOW-L共振 では、ピークから3dB落ちた帯域幅は同じになるのか?

前から述べているように、オイラはお馬鹿なので、この帯域を求める計算式は知らない。  電気エンジニアではないのだが、高校で学ぶ理科学ならばまだ覚えている。

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コメント

初めまして。
真空管ラジオのwebを探してここにたどりつきました。

さて
>1次側コイル⇔2次側コイルの間隔がながいと、スカート特性の尖がりが緩くなるので
この部分ですが、逆ですね。
1次コイルと2次コイルの距離を離してもピークが小さくなるだけで帯域幅は変わりません。(帯域幅はピークから3dB小さくなる周波数の幅です。)

双方のコイルを遠くから近づけていくと、帯域幅は変わらぬまま、ピークがだんだん大きくなってゆき、ある距離でピークが最大になります。(この位置を臨界結合点という)そこからさらにコイルを近づけるとピークが2つになります。(双峰特性)
この双峰性を利用して広い帯域幅を得るのです。

下記URL先をご参考になさってください。(直にURLを書くとはじかれる恐れがありますので頭のhを除いてあります。)
ttp://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H17/html/H1708B03_.html
ttp://www.rf-world.jp/dls/fujihira/pdf/Fujihira-radio-s08.pdf
ttp://radio.eucaly.net/siryou/kikaku/chinaIFT.html

こんばんは。
ご指摘ありがとうございます。

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