音の良い真空管スーパーラジオを造ろう その1 (ヒーター配線 6AL5,6AR5)
今朝は霜も、それなりだった。
セルを廻しタコメーターが落ち着くのを待つまでの時間が長く思える季節になった。
いつものように北に向かう。
分水嶺を越えると、そこでは雪が迎えてくれた。
「先日の残り雪か、、、、、今年は早い」
虫達が木々の高き処に棲みかを構えるのも、道理だ。
YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示
6D6+6Z-DH3A+6Z-P1の音
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球の灯りが恋しくて、またひとつ手掛け始めた。
定規を使って線を引き、大雑把に配置してみる。この大雑把ゆえにのちのち困ることもある。
真空管ラジオ製作のポイントを幾つか文面にしてみた。
IFTとOUTトランスは、↓ここから剥がした。
「GT管にするべきか?」 暫らく、無言で見つめていた。
電源トランスが60mAなので、今日はミニチュア管にした。
6BY6で10mA
6BA6で10mA
6AR5で7mAと勝手に推測してみる。
このラジオの基本思想は、
「帯域の広いIFT(ラジオ少年製)を使って、なるべく良い音で放送を聴く」
そのためには、耳をよくすることやハム音が小さいことが求められる。
①このラジオも、今までと同じように中間増幅を2段にてゲインを稼ぐ。
IFTと球outが近いと回りこむので、球out⇔IFTの間隔は離れていたほうが有利なのは当然のことですね。
②過去BLOGで申しているように
「バリコンとバーアンテナは近かいほうが、耳がよい」ので、近いなるように配置を検討します。
③ご存知のように
バリコンもアルミシャーシから、浮かした方が耳がよくなるので、
今回は60mmほどシャーシから離すことを狙います。
④ハム音も、オシロで確認するとヒーターリップルの波形と近似形なので
色々と注意します。
今回のラジオ部品は
電源トランスは、BT-2V (ラジオ少年で領布) 60mA流せる
出力トランスは、東栄のT-600。 真空管ラジオでは定番。
バリコンは、 親子バリコン290pF+120pF (ラジオ少年領布)
OSCコイルは、 OSC-220 (ラジオ少年領布)
バーアンテナは、 300μH程度のもの。
バーアンテナは長い方が空間占有体積が増えるので、耳がよいのはご存知ですね。
今回は手持ちのコイルを使いましたが、新規に手配されるようならBA-380が安いです。
検波は双2極管の6AL5
アース母線を張ります。スズメッキ線のΦ0.8~Φ1.0くらいで引き回します。
ソケットのセンターピンはアース母線に落します。
★ヒーターラインは
「トランス⇒最初のヒーターピン」までは、線材を拠り合わせ、ツイスト線で配線します。
ヒーターラインは、渡り配線でつないでいきますが、
トランスのヒータタップから、「どの工程の球に配線するか?」がキーポイントになります。
一番最初に、検波後の球につなぐとハム音に効果があります。
ヒーターラインは、一方通行になるように、渡り配線していきます。
1,ヒーターが2出力ある場合
1st AF⇒中間増幅⇒局発の順に廻します。
2nd AFは、単独にヒータタップから持ってきます。
2,ヒーターが1出力の場合
2nd AF ⇒1st AF⇒中間増幅⇒局発の順に廻します。
オイラは、1st AFで分岐させて、ハム音で??になった経験があります。
★一番最初のヒータポイントで、 片側をソケットのセンターピンに落します。
(グランドにおとします)。渡り配線は、より線でなく単線になります。
グランドに落さずに、より線のままヒーター配線をおこなって
鳴らしたスーパーラジオを2台つくりましたが、 局発(6BE6や6SA7)の信号の漏れを拾って
ぜんぜんアカンでした。(過去のBLOGに、漏れ波形の写真もUPしてあります)。
ヘテロダインでラジオを製作される場合は、ヒーターは必ず片側をグランドに落すことを薦めます。
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