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2013年11月24日 (日)

音の良い真空管スーパーラジオを造ろう  その1 (ヒーター配線 6AL5,6AR5)

今朝は霜も、それなりだった。

セルを廻しタコメーターが落ち着くのを待つまでの時間が長く思える季節になった。

いつものように北に向かう。

分水嶺を越えると、そこでは雪が迎えてくれた。

「先日の残り雪か、、、、、今年は早い」

虫達が木々の高き処に棲みかを構えるのも、道理だ。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

6D6+6Z-DH3A+6Z-P1の音

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球の灯りが恋しくて、またひとつ手掛け始めた。

定規を使って線を引き、大雑把に配置してみる。この大雑把ゆえにのちのち困ることもある。

真空管ラジオ製作のポイントを幾つか文面にしてみた。

081

IFTとOUTトランスは、↓ここから剥がした。

082

「GT管にするべきか?」 暫らく、無言で見つめていた。

電源トランスが60mAなので、今日はミニチュア管にした。

6BY6で10mA

6BA6で10mA

6AR5で7mAと勝手に推測してみる。

083

このラジオの基本思想は、

「帯域の広いIFT(ラジオ少年製)を使って、なるべく良い音で放送を聴く」

そのためには、耳をよくすることやハム音が小さいことが求められる。

①このラジオも、今までと同じように中間増幅を2段にてゲインを稼ぐ。

IFTと球outが近いと回りこむので、球out⇔IFTの間隔は離れていたほうが有利なのは当然のことですね。

②過去BLOGで申しているように

「バリコンとバーアンテナは近かいほうが、耳がよい」ので、近いなるように配置を検討します。

③ご存知のように

バリコンもアルミシャーシから、浮かした方が耳がよくなるので、

今回は60mmほどシャーシから離すことを狙います。

④ハム音も、オシロで確認するとヒーターリップルの波形と近似形なので

色々と注意します。

084

今回のラジオ部品は

電源トランスは、BT-2V    (ラジオ少年で領布)     60mA流せる

出力トランスは、東栄のT-600。 真空管ラジオでは定番。

013

バリコンは、 親子バリコン290pF+120pF (ラジオ少年領布)

OSCコイルは、 OSC-220   (ラジオ少年領布)

バーアンテナは、 300μH程度のもの。

014バーアンテナは長い方が空間占有体積が増えるので、耳がよいのはご存知ですね。

今回は手持ちのコイルを使いましたが、新規に手配されるようならBA-380が安いです。

検波は双2極管の6AL5

085

アース母線を張ります。スズメッキ線のΦ0.8~Φ1.0くらいで引き回します。

ソケットのセンターピンはアース母線に落します。

★ヒーターラインは

「トランス⇒最初のヒーターピン」までは、線材を拠り合わせ、ツイスト線で配線します。

ヒーターラインは、渡り配線でつないでいきますが、

トランスのヒータタップから、「どの工程の球に配線するか?」がキーポイントになります。

一番最初に、検波後の球につなぐとハム音に効果があります。

ヒーターラインは、一方通行になるように、渡り配線していきます。

1,ヒーターが2出力ある場合

1st AF⇒中間増幅⇒局発の順に廻します。

2nd AFは、単独にヒータタップから持ってきます。

2,ヒーターが1出力の場合

2nd AF ⇒1st AF⇒中間増幅⇒局発の順に廻します。

 オイラは、1st AFで分岐させて、ハム音で??になった経験があります。

★一番最初のヒータポイントで、 片側をソケットのセンターピンに落します。

(グランドにおとします)。渡り配線は、より線でなく単線になります。

グランドに落さずに、より線のままヒーター配線をおこなって

鳴らしたスーパーラジオを2台つくりましたが、 局発(6BE6や6SA7)の信号の漏れを拾って

ぜんぜんアカンでした。(過去のBLOGに、漏れ波形の写真もUPしてあります)。

ヘテロダインでラジオを製作される場合は、ヒーターは必ず片側をグランドに落すことを薦めます。

その2に続きます。

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