ナショナルの真空管ラジオ CM-615 その4 奮闘中
改造中の5球ラジオの続きです。
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①切れていたOSCコイルを手巻きで補修してみた。
しかし、局発してくれない。
それならばと、予備品の松下ラジオの局発コイルを持ち出した。
OSCしない理由は不明。+Bが低い位しか思いつかない。
②札幌のラジオ少年のOSC-115を載せた。
OSCはした。
③AF段のゲインをSP端で測ると4dB。
SP端で測った場合、AF部は「14~20dB」確保できるので、
「10dB以上足らない??」と想って、6AR5バイアスを測るとマイナス25Vだった。
カソード抵抗は2.2KΩなので、I=E/Rから Ipは11mAらしい。
動作点がマイナス10V近傍になるように、カソード抵抗は換えた。
結果14dBにはなったが何か怪しい。この動作点ならば,いままでは20dB近かった。
④SGから信号を入れて追い込んでいくが、おかしい。
IFのゲインが足らない。通常 1st IFの SG電圧が70V。 2nd IFのSGが70Vならば、
ゲイン過多で廻りこむのだが、今回はそうならない。
SG電圧を110Vまであげると、6AV6で検波しきれないRF成分?がVRラインで悪さをする。
「AFの発振か?」ともおもったが、IFのゲインをあげてくると発生するので
RF成分が6AV6から抜けてくるようだ。VRの配置が悪いと想う。音質調整もついてあり結構不利。
全体で20~30dbゲインが足らない。 球一つ分足らない。
IFゲインを充分にしても耳がでてこない。何か変や。
つくり掛けの2BAND GT管ラジオでも触ってみる。
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その5に続きます。
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