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2012年11月 7日 (水)

6AQ8真空管  リップルフィルタ。⇒FMワイヤレスマイク 2号機

100Vトランス式 FMワイヤレスマイクの続きです。

前記のようにCRでの平滑回路でのリップル率が

リップル率=(リップル電圧/定格電圧)x100(%)=0.0012V÷90V=0.0013%

なので、「もっと改善できないか?」 とトライしました。

後記にありますように、

トランジスタ式ではリップル率0.03%と、CR方式よりも1桁以上改悪になりました

+B回路を剥がして、再構築中。

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波形がすっきりしない理由も、なんとなく推測できたので再トライ中

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トランジスタ式リップルフィルターで実験してました。

①整流回路+100Ωの状態の波形(測定点①)

ブリッジ回路なので60Hzの倍数120Hzになっています。

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↑頭はトンガリくん

リップルフィルターを通過した波形

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③トランジスタを追加してダーリントンにしたリップルフィルターを通過した波形

教科書には、「hfe1 xhfe2で効果がある」らしいが実際は、そのようには成らなかった。

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④もう1段追加して、2段リップルフィルターを通過した波形

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効果なし。「どこかの本に OUT側のコンデンサー容量を増やすとその分TRが怠ける」と書いてあったが、その通りでした。

↓こんな波形も撮影してました。

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リップルフィルター後に、CとRで平滑を3段 追加したけどもこれも当然効果なし。

測定点①にCを追加してリップル減らしても、「OUT波形は0.1V」だってので

IN側のリップル波高値は、予想より影響せず。(INもCを追加すると怠けるイメージ)

「1k+180k」~「39k+400k」、「52k+820k」まで試したが、

回路図に示した抵抗値がベスト。

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現状は、0.1Vより下がらない。(後段に回路追加しても下げられない)

リップル0.1Vは、 CR回路だと「180Ω+33μF」の平滑4~5段で得られます。

真空管ラジオとしては、0.1Vリップルは良い方ですが、トランスミッターとしてはアカンです。

シリコンブリッジ直後のCはそこそこ効果あり。

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3Vリップルが0.1V位にまで下がったので、倍率としては0.03倍

↑(30dBの減衰量)

33μFを2個に増やしても差異がよくわからない。

リップル率=(リップル電圧/定格電圧)x100(%)=0.1/165V=0.06%

 

★リップルフィルター後にCR回路を多段追加しても効果はないので、

TR一発で決めるしかないですね。(教科書のような効果はちょっと、、、。)

★「リップルを小さくして入れると、それに応じてOUTもリップルが減る」ことは

実験上ないので、教科書とは違うなあ、、。

 

★CとRだけで平滑回路造ってリップルを減らしたのが下写真なので、

TRのリップルフィルターの実力は、「過度に期待するな」ですね。TR式だと概ね30dbしか減衰しません。

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上の写真2枚は、CとRでリップルを下げた波形です。 TR式よりも1桁良好です。⇒記事

CとRなら確実にリップルが減少しますね。

雑誌等ではさほど触れていないが、ツェナーダイオードはホワイトノイズ発生器のノイズ源としても使われることが多々ある。

↑ という事は、ツェナーダイオードのノイズ量が少ないものを選別して回路を組む必要がある。

安易に選ぶとノイズ増幅器になりかねない。

オイラのラジオにはツェナーを使うのは止めた。

①ノイズ選別する測定器をつくるのが面倒

②CR 回路より低リップルにならない。  以上理由。

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11月7日追記

ベースのケミコン33μF⇒680μFのケミコンにしてみた。20倍UPさせた。

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結果は効果なし。

むしろ+BラインにRFの信号を吸い込んでいる。

「このRFがトランジスタに起因するものか?」を調査する気になれない。

CとRの平滑回路の方がまともにリップルが下がる。

よい勉強をした。

週末に、従来回路に戻す。

トランジスタ式リップルフィルターはかなり???ですね。

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★次の写真は、真空管ラジオで低抵抗多段式平滑回路の波形です。

リップルの計測が難しいほど良好です。ラジオなどにgoodです。

 記事です。⇒ここ。

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