ラジオ系情報

多種類リンク

Powered by Six Apart

« 2014年12月 | メイン | 2015年2月 »

2015年1月

2015年1月31日 (土)

ミニチュア管真空管ラジオの製作 2nd AFは 6AN5。 その2

6AN5ラジオの続きです。

005

形になったので通電してみた。

で、発振している。

006

う~ん、ピーンと音までして発振している。

6ES5周辺で信号の相が回っている。

6ES5の印加電圧を55Vに落とし、カソード抵抗に3KΩを当てたが、まだピーン音している。

IFTをピークからずらすと帰還発振も弱くなる。

レイアウトが拙いのか??

昔、6GK5をIF段に使った時には軽い帰還発振があった。

で、6ES5は諦めた。

★6AN5のバイアスは、11Vにした。IP=9mA。

6AN5の音は、自然で大人しい印象。実に素直な音。

時折、知人宅でオーラートーン 5Cからの音を聴くことがあるが、この6AN5とかなり合うんじゃないかな?

007

008

★トラッキング中。

009

1st IFは、6BD6にした。

010

RFの漏れが平均より多めにSP端で見られるのだが、さて何故だろう?

*****************************

ミニチュア管真空管ラジオの製作 2nd AFは 6AN5。

今日は、新しくミニチュア管真空管ラジオの製作を始めた。不器用なので数造って技術向上を図っている。

初めて使う球は6ES5。バリミューのVHF TRIODE。

6FQ5でも良いが手持ちの球数では6ES5の方が多いので、今回は6ES5.

6AN5は一度鳴らしたことがあるが、、、。

①今回のIFTはゼネラル製。

写真のようにコイルの外径が違う。

001

測ると2コとも1mH中心になっているので、線径そのものが異なるらしい。

②大きな部品を載せた。

002

③2nd IFはEBF80。

この球の良い処は、「IFの検波負荷⇒2極管」の信号ライン長さが5~7mmで済むこと。
(写真参照)

003

「IFの検波負荷⇒2極管」の信号ラインが長いと耳が悪くなる。

理由は「電線とシャーシ間の浮動容量」によってRFが減衰してしまうから、、

詳しくは、NHK発行のラジオ技術教科書に載っているので学習されることをお薦めする。

レフレックスラジオがBC帯の上側でぐんぐんと耳が悪くなる理由も教科書には記してある。

経験上,「IFの検波負荷⇒2極管」で7cm越えたラジオで、球ひとつ分くらい耳が悪化したことがある。

それゆえに、EBF80のような「バリミュー5極管+2極管」は重宝だ。この球のお陰で耳の良いラジオになる。

★球の構成は

ヘテロダイン検波⇒6BY6

1st IF           ⇒6ES5 (バリミュー 3極管)

2nd  IF           ⇒EBF80

検波               ⇒EBF80

1st AF           ⇒6J4

2nd AF           ⇒6AN5

004

つづく

1月31日

山際はガスっていたらしい。

 Rp004b

 

Rp007b

分水嶺はちょっと降った。

Rp010b

この2015年1月着手製作したラジオは真空管のスーパーをこれこれの2台。

去年の12月に着手して今年まとまったラジオは、これ

なんとか3台はつくれた。

2015年1月28日 (水)

1月28日

1ケ月前の記事のように、手巻きのIFTをそろそろ使ってみようと想う。

123

455にあわせるには、時間が掛かるが、ぼちぼちとやってみる。

いつものようにミニチュア管の5球のIF2段。

124

珍しい球はない。

***************************

TOP PAGE

FUJIのC同調 IFT。

FUJIのIFT。

今日のはC同調です。 キャップ付きだったので、助かる。

C同調IFTは過去に1台造った 手持ちのC同調IFTは2組。

121

PB表記が天側、GE表記が地側になっていた。

FUJIのIFTを見つつ、松下のIFTでラジオを組む。

122

IF球には6SK7,6SD7,6SG7と使ってきた。

1st AFには6C5,6J5,6AQ7,6SQ7と使ってきた。

う~ん、球どうしよう?

6SS7,6SF5,6SF7,6SR7

*******************************

TOP PAGE

ミニチュア管真空管ラジオの製作 NEW FUJI。 

え~と、new fujiのIFTラジオ。

仕上げました。

115

117

118

**************************

TOP PAGE

2015年1月26日 (月)

真空管式 FMチューナー  ビクター FU-1000  ちょっとメンテした。

綺麗にはした

え~と、回路図にないシールド線が1本ある。

チューナーには回路図は貼ってない。回路図集には載っている。

110

112

コンデンサーを幾つか換装した。

113

そこそこ綺麗にはなった。

114

球たちも綺麗にしてみた。

**********************************

つづく

TOP PAGE

2015年1月25日 (日)

ミニチュア管真空管ラジオの製作 6BY6 6BJ6 EBF80 6J4。AFの球換装。

ここで初めて6CZ5を使ってみた。

良い音でラジオが聞こえる。6CZ5の音がオイラ好みだったので、

この6AB8で鳴らしていたラジオの球を6CZ5に換えた。

バイアスは13V。IP=10mA.

105

106

本機の「6J4⇒6CZ5」のAF部のゲインは,SP端で計測してVTVM値で24dB。

普通の5球スーパーで6AV6⇒6AR5(6AQ5)だとSP端で計測して16dB~20dB。

*****************************

TOP PAGE

ミニチュア管真空管ラジオの製作 周波数カウンタ。 6BY6 EBF80 6CZ5 ラジオ

6CZ5ラジオの続きです。

周波数カウンター。これで4台目のカウンター付きラジオになる。

101

下の写真のようなLED周波数カウンターはノイズ源になって放送が聞こえない。 結果使えない。ノイズ確認記事

Plj6ledafrequencyde

このカウンターからのノイズを受信できない程度の感度ならば使っても良い。

LCDとLEDの2タイプでデジタル表示可能だが、LEDの場合1機種しか適合品がない。

LCDタイプは冒頭参照。

ラジオの周波数表示に  LEDカウンターモジュール

「ノイズ検討せずに、カウンター付けました記事」がweb上にかなりあるのでご注意くださいませ。

*********************************

う~ん。

電源トランスがいつものサイズより9mmほど大きくて、電池boxが載らない。

102

単四かなにかにすれば、解決するの??

電池boxのことは考えるとして、IFTの調整とトラッキングした。

103

このIFTはかなりサイドが切れるのだが、、、、。

ラジオ用にしては切れる。放送を聴いてのゼロインがいたって判り易い。

①このIFTは能率良く伝達されるようで、1st IF球を6BA6⇒6BD6にした。

さらに6BD6のカソードコンデンサーも外して、SG抵抗値は240KΩにまで上げた。

②加えてHEPTODE管は6BE6に落として、SG電圧は90Vまで落とした。

こんな軽い動作でもガンガン聴こえる。

③6J4は概ね2mA流した。

④6CZ5のバイアスはマイナス13V。IP=10mA。

 音は良い。6AQ5との比較では この球がオイラの好みだ。

 AFの特性は、 OUTトランスに0.001μFをパラ付けして、やや高域をもちあげてある。(3Khz 3bB)

 

104

6J4も6CZ5も良い球。

 EBF80も検波ラインのロスが至って少ない球なので耳面で良好。もっと早くから使えばよかったなあ、、。

あとは、電池BOXだ。

************************************

6BE6⇒6BD6⇒EBF80⇒6J4⇒6CZ5

第115目の製作品。

TOP PAGE

******************************************************

LED表示器を載せた2バンドラジオ

061_2

さて追記する。(2017/JAN/15)

ラジオをデジタル表示させるには、大別して3通りある。ここ参照

016

144

Lcd3

2015年1月24日 (土)

ミニチュア管真空管ラジオの製作 部品はつけた 。 6BY6 EBF80 6CZ5 ラジオ

続きです

う~ん、部品は付けた。

IFTは相が回らないように天地に留意する。⇒記事

097

098

球を探したら、6CZ5は2本だけあった。

099

通電は明日。

mt_5tube_6by6_6j4_6cz5.pdfをダウンロード

*******************************

TOP PAGE

ミニチュア管真空管ラジオの製作 IFT 。 6BY6 EBF80 6CZ5ラジオ

今回のラジオに用いるIFTは、NEW FUJI 製。

いつものように「IFTコイルの上下のどちらが、PB表記か?」を確認した。

096

天側がP-B表記なので、 COSMOSやSTARなどと同じ。

回り込みしにくい方向にしてある。

で、OUTトランスが全く手元になかったので、届いた処。

095

1st IFは手元に数多くある6BA6 か6BD6。

******************************

つづく

2015年1月23日 (金)

続いては ミニチュア管真空管ラジオの製作 6BY6 EBF80 6CZ5

先日の「1st AFに6J4を採用したラジオ」の音が良い。

3極管6J4はaudio向きの球だと想う。

2012~2013年にかなりの数の真空管ワイヤレスマイクを造った時に気ついたのだが、

マイクアンプ部でのプレート電流が少ないと音が貧弱になる。2段、3段と重ねIPが少ないと

次段にエネルギーを捕られてゲインが減ることもVTVMで確認できている。

ラジオでは1st AF、IPは1mAは流した方が音が良い。

探したら6J4が10本くらい手元にあったので、 この6J4でもう1台造り始めた。

087

1st AFに6J4ならば、次段のバイアスは13Vとか15Vになる。

よく使う6AQ5は+B=170V IP=5mA バイアスはー11Vで動作させている。

今回は不人気の6CZ5にしてみようと想う。

他励式スーパーはS/Nは良いがやや面倒なので、当面は他励式はつくらない。

heptode tubeは 6BY6。 6BE6より耳の良い6BY6

S/N面では 6BY6が6BE6より有利。

「EBF80⇒1st AF」は「6BA6(6BD6)⇒6AV6」より配線上有利。

「IFの負荷⇒検波素子」の配線長、引き回しで耳が変る(悪くなる)ので、 IF増幅と検波がいっしょの複合管は耳の点で有利。IFT⇒6AV6⇒6AR5では下手すると球1つ分ゲインが減ることも過去に経験した。

IF球は、SG抵抗の配置でも耳が悪くなるので、SG抵抗のレイアウトはちょっと注意。

6BY6やEBF80はもっと人気があるべき球だと想うけどね。

オイラは不器用だから、繰り返してつくることでレベルがあがってきた。

自作スーパーは、まだ20台とちょっと。

AVCの抵抗の配置位置によっては帰還発振するので、ラジオは奥が深い。(こんなこと教科書には書いてないぞ)

*****************************

つづく

2015年1月20日 (火)

真空管FM チューナー FU-1000 VICTOR

真空管式FMチューナーは良い音がするので 人気がありますね。

すでに PIONEER TX-40, TRIO FM-30とメンテナンスしてFM放送音を聞いていますが、

VICTORのチューナーを手に入れました。

同じFUシリーズではVICTORの最高峰はFU-3000らしいですが、11球と豪勢な球数です。

これはFU-1000。

カタログSPECでは5球2石。 感度は30dB/0.1V.

090

091

092

093

先ずは汚れ落としからスタート

************************************

TOP PAGE

2015年1月19日 (月)

ミニチュア管真空管ラジオの製作 6BY6 6BJ6 EBF80 6J4 通電した。

ミニチュア管真空管ラジオの続きです。

球を並べました。

082

まず、球を挿さずに通電させて安全確認します。 その後球を挿します。

球を挿して通電したら、強烈にザー音するので、全く???状態です。

083

6J4で発振しているのか?

6AB8で回っているのか?

色々と疑念が湧きあがりました。

下流から攻めていったら、6BY6がNGなことがわかりました。 「6BY6のNGはこういう音がするんだ」と学習した一日です。

良品な球を挿してIFT調整、トラッキングです。

084

思いのほか6J4のゲインが取れてしまって、6AB8のバイアスを深くしました。

6J4のバイアスはマイナス1V。 プレート負荷抵抗30KΩ。 IP=1.5mA

6AB8のバイアスはマイナス11V。 (本来はもっと浅い処で使う球)

6J4は良い球ですね。 ゲインが取れるのでカソード側のケミコンを外しました。

VRを絞ってのSP端でのVTVM値は0.5mVです。まあまあ低い値です。

が、周波数カウンターを作動させると1.5mVまで 跳上がります。

085

バンド上限です。

音は良いですね。6AQ5を使ったラジオよりも電源トランスが熱くならないのでメリットがかなりありますね。

6J4⇒6AB8は良好です。NFBは1dB掛けました。

086

ラジオ用周波数カウンターの製作とOSCとの結合はここを見てください。

製作上の注意点は、IFTの向きくらいです。

************************************

以上、5球スーパーの製作記事でした。

第114作品目になります。 自作真空管スーパーでは21台目です。

TOP PAGE

2015年1月18日 (日)

ミニチュア管真空管ラジオの製作 6BY6 6BJ6 EBF80 6J4

オイラの祖達はこのsiteに記してあるように、江戸時代初期には松本藩に居た。

遡れば大爺や大婆は、歴史上に名が出てくる。 学校の教科書には載らないけどね。、

NHKで前田 慶次のドラマをやるらしい。

さて前田 慶次の母親の名をご存知であろうか?

オイラ一門の棟梁は、5年ほど前まで現世をブラブラしていたのでオイラ独りの力で供養申しあげた。坊さんの世話にはなっていない。その時に梵字をオイラに授けて行った。なかなか洒落たことをする棟梁ですな。

その梵字は、現世に伝わる梵字表には見当たらないので、今度会ったらよく聴かなきゃいけんね。

大爺も供養申しあげたので、滅多なことではオイラの処には遊びに来ない。

昔々と違って、今時の坊さんに頼んでも供養するチカラがない方々が多いから大変な時代ですね。

「パワースポットが云々、、」と申される方々へ、、

普通の山々でも古木達もそれに似た波長を出していることに気づいてほしいね。

**********************************

このIFTにはシャープの印がある。

いつものように、1次側(PB表記)を確認すると天側になっていた。

077

ここで使ったシャープIFTとは真逆だ。 これでシャープには2通りあったことになった。ますます統一ルールはないことが判明した。

IFTの取り付けの際は、信号がループしにくい向きに取り付ける。

で、今回の球は、EBF80。

078

先日の「EBF80ラジオの音が良い」とのお話なので、バリミュー5極+双2極のEBF80にした。

音域特性上、信号系ラインとAVCラインを分けたほうが好ましいので、今回も分ける。

6AV6のような検波した信号を己で増幅させる複合管は内部結合によりでVRを閉じても音が絞りきれずに、微妙に音が聴こえてくる。

オイラがさほど6AV6を使わない理由は2つある。

①6AV6の3極部IPが少ないので音が貧弱ぎみ。

②6AV6の2極部で検波しきれないRF成分が、AF段でそのまま増幅されて信号が回ること。VRを上げていくと発振する傾向から逃げ出せない。発振止めでOUTトランスにCを入れると音域特性が変るので、その是非は難しいですネ。

079

5球構成。 

080

2nd AFは悩んだ。バイアスを-6v~-10vで使いたいし、mt9ピンの孔はあけてしまった.。

6CL6とは想ったがそんな深い処で使う球ではないし、6GU7や6FQ7の3極管パラだとヒーターで0.6Aも食う。

で6AB8の5極部を使うことにした。 6AB8の3極部+5極部では、ラジオ用にややゲイン不足なので、1st AFに迷った。

3極管の6AN4と6HM5は使ったので今回はUHF向けの6J4にした。UHF向けなのでノイズは高くないはず。

1st IFは6BJ6.

081

透明パネルのラジオを3台並べてみた。

通電はこれから。

6CM6や6CZ5が2nd AFによいかも。

「EBF80⇒1st AF」は「6BA6(6BD6)⇒6AV6」より配線上有利。

「IFの負荷⇒検波素子」の配線長、引き回しで耳が変るので、 IF増幅と検波がいっしょの複合管は耳の点で有利。

***************************************

TOP PAGE

今朝 風景

昨日は信濃四谷では大雪。

いつものおっさんにtelしたら、「帰宅できなるから来るな」と言われた。

除雪が追つかないらしかった。

Rp007b

上の写真、ミニカーではありません。実車ですね。

下は、栂池へのアプローチ。

Rp004b

オイラの家から川向こうの朝風景。

Rp012b

Rp007b_2

2015年1月15日 (木)

中波そして長波475Khz。GT管スーパー。

GT管ラジオ2バンダーの続きです。

動作してくれないSW帯を触っていても日時が過ぎ去ってしまう。

目先ではBC帯+LW帯で動作させることにした。

まず、BC帯でパチリ。

071

LWでは475でパチリ。

072 LWはオマケのような状態。330Khzあたりではボボボーと発振する。

一応475Khzが聴こえるラジオにはなったが実波受信はまだ、、。

073

透明感のあるラジオになった。

球の灯りを見ながら音を聞くのは心地良いですね。 ラジオは木箱に入れないほうが風情がる。

周波数表示のカウンターをみていると、意外にOSCの周波数が通電直後から安定している。

075

074

2BANDER GT RADIO 6SA7 6V6
YouTube: 2BANDER GT RADIO 6SA7 6V6

****************************

以上、第113番目の製作品でした。

TOP PAGE

出品中の商品はこちら

2015年1月13日 (火)

OSCコイルを借りてきた。

先日の132MhzでoscしてくれたGT管ラジオの続きです。

「鳴っている松下のラジオ」から短波用oscコイルを剥がしてきた。

 065_2

でもoscしてくれない。短波ではoscしてくれない。

「コイルの作り方が下手」ということではないようだ。 

自作コイルだと厳密には5mV程度は短波でOSCしてはいる。

6SA7も5本取り替えてみたが、大きな差はない。

あとは、レイアウトが悪い??

簡単に132Mhzでoscしていたのが夢のようだ。

いまは、

475khzも聴けるLW+BCの2バンド状態。

 

2015年1月12日 (月)

スーパーラジオキット TECSUN社製 2P3を作ってみた。

半導体式キットの製作は、2014年のDBR-402以来なので、8ケ月ぶりになる。

WEB上では耳が良いと評価が良い ラジオキット TECSUN社製 2P3

2013年の初秋ころから日本でも見かけるようになった2P3を半田してみた。

051

パッケージにも金を掛けていますね。好感が持てますね。

052

組み立て図が大きいので、子供さんにも向きそうです。

053

054

取り付き具合の確認。

055

IFTやケミコンから半田を始めます。

半導体は一番最後です。

NPO ラジオ少年のサイトとは基板verが違う。

2nd IFTがバーアンテナから遠い配置に変更されている。

その結果、帰還発振が起こりにくい。 キットメーカーもチカラをつけてきてますね。

凝視すると1st IFTも5mm程度スピーカー寄りになっているようだ。

IF信号が「IFT⇒バーアンテナ」に戻って発振する事象はラジオにつきものなので、部品配置は重要ですね。

でも アンテナコイルの延長上に2nd IFTが配置されているので、帰還発振具合は初期verとおおきな差はないかなあ、、。

056

ダイオードは、型式刻印を読んで間違えないように半田。

バリコン固定のビス 2本。

057

058

シールドを1N60の上から被せます。「検波しきれないIF信号が悪さをする」のを防ぐネライなのか?

真空管ラジオだと「IFT⇒検波素子」の配線ルートひとつで耳が違ってくるので、本キットのシールド化のような工夫は結構重要なんだろうな。

059

予備品でRが入っていた。

060

SGから455KhzをいれてIFTをあわせる。

061

バーアンテナの1次側コイルは2分割されていた。これは、トラッキングがし易いとともに

IFTから距離が取れるので、帰還発振から逃げれる。もちろん昔からの方法。

062トラッキング中だが、夜半なので外来電波が多くてあわせにくい。

次の休日の昼間にあわせることにする。

耳はイスペットのCR-P461Aに近い感じ。

このラジオはIFの増幅度にかなり余裕があるので、好みで手を入れて耳UPしても良い。

バーアンテナコイルの調整がpeakyなので、もう少しリッツ線の本数をあげてもらえると助かる。

063

IFが2段なので回路上格段に耳が良いわけでもなく、キットとしては普通の耳かな。AFのゲインが大きいのでそれが功を奏している感じ。部品配置がよければIF段のゲインを上げれるので,部品レイアウトが優劣をきめるのがラジオの世界。

セラミックフィルターを使っているので選局のフィーリングが違う。

ラジオキットは、イスペットのCR-P461Aがやはり優秀ですね。現行品でないのが残念だ。

1月14日追記

早めに戻れたのでトラッキングしてみた。

066_2

VRをあげてOUTをみるとVTVM読みで1Vちかくなる。1W弱でているわけだ。

トランジタ式ラジオを単三乾電池の3Vで1W近く鳴らすとボボボーとモーターボーディングするのだが、このICなのでそうならずに済んでいる。モーターボーディングの理由はわかりますよね。

ついでにAFのゲイン測定をしたくて、audio信号をVRに入れてswitch onさせた。

見事にAFが発振する。VRに接続したaudio信号ラインに何かが載ってきているイメージ。

 このラジオのAFのICはTA7368の海外版。若い頃の仕事で

TA7368の波形を1万回近くみてきたが、こんなに回るICだった記憶がない。

データシートをみると、100Khzでもあんなにゲインが取れるのね。

そりゃ455Khzでも25dBは取れるだろう、、。

ダイオードで検波しきれないIF信号が30dB増幅されりゃ、回り込み対策は必要になる。

でシールドもしたのか、、。

afのインもアウトもトランスレスなので、音の特性はフラットでよい。その反面、RF成分を減衰させられない。ダイオード後に一応CRでlow pass filは入っている。

ラジオで、inもoutもトランスを採用する理由も判ると想う。

通販や店頭で買える安価な小型TR用トランスは、Freq特性はあまりよく無い。計測した方ならご存知ですね。

067

068

インシュロックが裏蓋に当たったので寝かした。

069

緑のマジック印がOSCのトリマー側。

アンテナコイルは巻き数は変更せずにつけたが、2巻き足したほうがコイルを外側に持ってこれる。(IFTから離すことができる)

070

完成。 耳はオイラの造った「kit-9改造」とおなじくらい。WEB上の評判がよいので、多少期待したが、レイアウトなりの耳。

しかし現行市販品キットでは耳はよい。

アンテナコイル位置がpeakyなので、測定器を使ってあわせるように、、。

幾つかのラジオキットをつくったあとでこのキットをつくれば、このラジオキットの良さがわかる。

樹脂ケースの手触りがよいのだが材料のプラスチックは何かな?

********************************

 以上、第112作品目の製作記事でした。

ラジオ少年やCRkitsでも取り扱いしていたが、 現行は、祐徳さんだけ取り扱っている

TOP PAGE

**********************************

2016/Feb/14追記  最新のは4バンド(FM,MW,短波1,短波2)

KIT-006D  ⇒製作記

044

①FMも聴こえる2バンドラジオキット KIT-210

010

②FM ラジオ (LCD)

104

③真空管ラジオ

085

 

063

Takinximg600x4501499264508ugl9cz542

2015年1月11日 (日)

Heath kit GR-64   General Coverage Shortwave Receiver Kit

kitと申せばHeath kitですね。

Hi-school時代にはHeath kitやSWANが欲しいと想ってましたのでようやく手に入れました。

037

エスカッションに大きいクラックがあるので安価でした。

Ten-Tecのkitも種類が減っていて淋しいものがあります。

 Heath kit    GR-64    です。

General Coverage Shortwave Receiver Kit

JUNKで入手した記憶です。

イメージとしては「5球スーパーラジオの整流管を半導体化した4球スーパー」です。

IFが1段なので耳は期待しちゃ拙いですね。手軽にHF帯を聴くラジオですね。

heptodeなのでS/Nも期待しちゃ駄目です。

お手軽に自作してHFを受信できるキットとしてリリースされていました。

日本のトランジスタラジオキットにも設計思想が読み取れるように、

このキットの何かはこれから触ってわかりますね。

通電前に 「外目から怪しい処がないか?」を確認します。

   

埃も無く綺麗です。50年前のkitにしては綺麗。

038バリコンはギア付き。メインツマミのフィーリングは酷くはない。

適正テンションに抑えないと片支持軸の遊びが増えるので、こういうバリコンには過剰テンションは駄目。

12AQ5の手持ちがないので予備を調達しました。

コーン紙が破れてしまったようです。

039

サイズが合えば代替を探す。

045

VRの軸はきちんとDカットされている。

046

さて、通電してみた。煙もなくセーフ。ブーン音もするので良さそうだ。

が、中波バンドを聴くとバンドノイズが弱い。バーアンテナがバリコンから遠いので耳は期待しちゃいけないね。

047

 これも今日は出番がきた。

048

049

schematicはWEB上にあるので、これから見比べる。

手を加えることなく終了しそうな気配です。

1月12日追記 回路図をみての所見。

①コンバータ管の+BとSG電圧が高い。12BA7ならばこの電圧でOKだが、今回は12BE6なので+Bは180~200V、SGは上限100V程度にしないとゲイン過多で信号が回る。

コンバーターGT管も同じ傾向なので、heptode管への印加電圧には留意。

②IFの12BA6の印加電圧が回路図のような数字なら、もっとバイアスは深いはずだが、、、

SGへのセラミックコンはノイズ要因になるので、使わない。

③回路図上は、ごく普通のスーパー。英語文で多々言われているのは国民性の違いか? 実装技術に起因するものか?

***************************

TOP PAGE

ウェブページ

カテゴリ