過日製作した 6AN4を使った6球ラジオより 小さいシャーシで
ヘテロダインラジオの製作を始めた。
FMラジオは、少し迷っている部分があるので、もう少し思案する。
オイラは不器用なので、数多くつくらないと腕が上がらないから、つくる。
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①シャーシは,200x50x150のS-7(リード製)
②電源トランスは、40mAタイプのBT-1V。
BT-2Vだとスピーカー空間が狭くなるので、BT-1V。
電流の余裕はほとんど無いと想う。足らないかも、、。
③IFTはYAHOOで調達した「基板用IFT」。
④ OSCコイルは、ラジオ少年領布の「OSC-220」
⑤OUTトランスは、先日届いた東栄さんのT-600。(オリエントコア)
⑥バリコンは、ラジオ少年領布品。
⑦球は複合球を2球用いる。
「バリミュー5極+双2極」のEBF80(テレフンケン)を中間周波数増幅とAM検波。
「3極+5極」の6AB8をAF段。
球の構成(予定)
ヘテロダイン検波⇒ 6BY6(6BE6)
1st IF ⇒ 6BD6
2nd IF ⇒ EBF80 (バリミュー5極)
DET ⇒ EBF80 (2極+2極)
1st AF ⇒ 6AB8 (3極)
2nd AF ⇒ 6AB8 (5極)
★EBF80は先日、3S-STDに載せてみた球。 6AB8はラジオ少年さんがお薦めしている球
先日の6球スーパーよりは小さいサイズ。
バリミューの複合管で有名なのは6AZ8。
過日オイラは6LM8(バリミュー5極)でラジオキットをまとめてある。
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松本に向かう「唯一の幹線道路」なのに、まだ除雪できていない。
まあ、オイラの住む町は、
「除雪しない町」としてこの地域一帯ではよく知られているから、
当然のことか、、、。
小谷や白馬ではしっかりと除雪車が出るのに、この町はめったなことでは除雪しない。
家の目の前の道は車幅8m、長さは500m。この町にしてはとても幅広い路。
けど、この金~日の3日間で除雪車が来たのは、土曜日の9時15分に一回だけ。
この幅広路に一回じゃ、他の道の除雪は駄目だろうね。
金~土曜日で、積もった雪はほぼ90cm。
「家から外出しないように」との役場の有線が幾度となく流れるこの町。
路がないから、車じゃ出れないけどね。 やはり徒歩だよ。最後は徒歩。
こんな事、書けるのもオイラのFamilyが除雪車のドライバーやっているからだけどね。
YouTube: はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示
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FM放送を受信するラジオの製作を始めた。
先回の、「実験的真空管4球 FM ラジオ」を技術ベースにして新製作です。
原理はWEB上にあるので、そちらを参照してください。
実験機の具合からすれば、6DK6のIFを1段入れれば耳は足りそう。
ご存知のように、6DK6はTVの映像周波数増幅用に開発された球。
gm=9800モー。
バリミューの6BA6よりも ゲインが取れて低ノイズ。球が不人気なので値段も安い。
★中間周波数増幅管の評価手法として
増幅できる帯域幅と利得を 「Figure of Merit」で表すのは、皆さんがご存知の通りですね。
式によると、
6BA6 ⇒67
6BD6 ⇒ 44
6CB6 ⇒ 150
6EJ7 ⇒ 192
6DK6 ⇒ 190
FMのIFで6BA6を使うのは往時の値段によるもの? くらいしか理由が判らない。
今は高性能の6DK6の方が安いからね。
RF+MIX で1球。
OSCで 1球。
IFは 2球。 耳具合で球は選定。IF一段だと球配列が苦しいので2球。
検波は ロックド・オシレーター。球は6GY6。(6DT6?)
AFは、6AQ5(5AQ5)。 足らなきゃ 3極管+5AQ5にする。
IFTはごちゃ混ぜ。組品でないので安価に入手。
検波コイルは、前回のものを利用。(つくり方は、前回の記事参照)
IFTが取り付くように、これからヤスリ掛け。
レシオ検波はWEB上でもよく見かけるので、そのうちにトライ。
(第3IFTは、レシオ用と同サイズなので載せかれば済む)
スロープ検波は未体験。
ラジオ造りは、枯れた技術。それゆえに古書で学ぶ。
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雪でした♪
あなたの後を♪
なんとなくついていきたかった♪
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①IFT⇔IFTの距離を、従来よりも狭くしてスーパーラジオを造ってみた。
「回り込むかな?」の見極めがしたかった。
②検波管に6AL5を用いたので、メーカーに拠る音の聞きくらべができる。
③耳をよくするためにIFは2段の6球ラジオになっている。
④AF初段に、ナンバー管「8334」をつかってみた。
6AN4のナンバー管が「8334」。
1st AFの球でラジオ音色が変るので、色々とトライ中。
いままでは 6AV6,6GK5,6N2P,6BC5,6HA5,6LM8(TRI),6DK6などで音色の確認をしてきた。
⑤もちろん、低ブーン音をねらう。
真空管アンプだと少なくとも1mVより低いのが普通。
ラジオだとIFの感度を上げていくと増えていくのも普通。
1mVなら受信時のラジオノイズに消されて聴こえないのも普通。
右は6AL5
左が、今日の製作ラジオ。
SGから信号を飛ばして、波形確認。
VRを絞って、SP端の波形。VTVMの読みだと0.7mV。
昨年末~最近製作したものは、コンスタントに1mVを割り込むようになった。
波形は、ヒーター起因のバースト波形。
IFTの中身。 2次側のピークが巧くとれないので中身を見た。
コイルの巻き数は、1次<2次。
6AL5と6AN4が明るいラジオ。
球構成
ヘテロダイン検波 6BY6
1st IF 6BD6
2nd IF 6BD6
DET 6AL5(倍電圧)
1st AF 8334 (6AN4)
2nd AF 6AQ5
音は普通。 6AV6よりは音が良い。
この6AN4(8334)は、良い球だと想う。もっと評価されてよいはず。
「6AL5で検波後、1st AFは3極管」のほうが音がよい。
6AN4は, FOR UHF TV SERVICEとあるからノイズが少ないと想う。
平滑回路は、従来同様の低抵抗の多段式。(電源断、5秒も立てば触れるのが特徴)
通常は、OUTトランスに発振防止のコンデンサー(102 or103)を配線させて、
音域特性まで変化させることが一般的です。
このラジオは、レイアウトに注意してありますので、発振防止コンデンサーは不要になってます。
素直にOUTトランスの特性の音になってます。
ブーン音は、SPに耳を密着させると、遠くで聴こえます。
★メーカー製トランス式真空管ラジオは、
スイッチONすると磁束モレでブーン音がSPからSW ONと同時にしっかり出ますね。
耳もハム音もこの自作品の方がGOODです。
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YouTube: LA1260 super heterodyne : my pcb is fitting to kit case.
上のは市販ケースにfitする基板を興して、実装した例。 la1600より聞こえます。
下のも市販ケースにfitする基板を興して、実装した例。 ラジオキット2P3より聞こえます。
YouTube: 自作 2SC1815スーパーラジオ基板をケースに入れてみた。ラジオ DIY
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HAND MADE GT TUBE RADIO
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AM /FM ラジオキット KIT-210。
ラジオ少年のキットを久しぶりに半田しました。
先日、リリースされたラジオ少年の AM /FM ラジオキット KIT-210。
値段が魅力で 購入してみた。 届いたのは2月4日。
資料は、回路図だけなので、考えながら組み立てをする。
IFTなしの3IC構成。1~2石ラジオ製作を卒業された方々むけのほぼ無調整ラジオ。
ICの向きに注意。
予想していたよりコンパクト。モバイルラジオとも呼べそう。
① 一番、最初にフラットパッケージのICをハンダつけする。
CやRが取り付くと苦労するので、最初にこのICを取り付ける。
まず、対角の2点で仮とめする。 薄く基板に「呼びハンダ」をしておくと楽。
ランドにハンダして、ソルダーウイックで吸って、薄くしてもOK。
薄く「呼びハンダ」をして、対角2点で仮固定。
②仮固定が済んだら、 「ランドに具合良く載っているか?」を目視確認する。
必要なら天眼鏡を使われたし。
③ICの脚に、フラックスを軽くハケ塗りする。
鉛フリーのハンダは、半田性が明確に劣るので、
できたら昔の半田を使うことをお薦めする。
「鉛フリーの半田性が良く無い」のは、業界の常識です。 それ故に、昔よりフラックスを
使う傾向になったです。某半田メーカーのトップページにも、その旨がUPされていた。(今もあると想う)
④ 本固定のために、半田する。コテは脚に沿ってパターン側にやや動かす。(2mm?)
脚同士が半田でつながるようなら、息を吹きかけて余計な半田を飛ばす。
30年前のフラットパッケージは
60ピンとか80ピンとかも、ヒトの手作業で基板につけていたのを思い出した。
「20~25秒で60ピンを手半田する」工数しか、大会社はくれなかった。
その会社名は言えない。TVでいまも見かける会社だ。
余談だが、ICの半田順序は「+B(Vcc)の掛かる脚を最初に半田する。」
これは不良率を減らす「量産手半田のマメ知識」。 エンジニアでも知っているヒトは少ない。
あとは普通に部品をつけていく。
LEDは、実際にケース載せて、脚長を決めて、半田する。 極性に注意。
写真ので2本の脚の高低があるので、向きが判ると思います。
乾電池の接点の向きを確認する。 ↑
アンテナホルダー ↑
バリコンにダイヤル指針をビス留め。ツマミと共締め。
動作確認中。 3端子ラジオICのいつもの波形。
BC帯は530~1640Khzまでカバーしていたので、
アンテナコイルの巻数は購入状態のままにする。
裸なので、基板を反転するだけで Freqが変る。
ケースに入れないと何をやっているのか? 判らなくなりそう。
SPは、2液性エポキシで固定。100円SHOPで売っている2液タイプ。
ロッドアンテナには、M2のタップが開いているので、手持ちのM2x4Lを使ってみた。
インチネジでなくて助かった。 ホームセンターでもM2を並べてあることが多い。
ネジ⇒ ラグ端子⇒ロッドアンテナにして、 ラグ端子を共締めする。
FM帯の確認をした。バリコントリマーを最少にして65Mhz~99Mhzだった。
35Mhzも可変できた。 このままでもFM帯はカバーしているので不都合はないが、
目盛りと整合させてやることにした。
整合させるには、OSC周波数を持ち上げる。
OSCコイルを伸ばして、インダクタンスを減少させてFreqを上げる。
上の写真のように、バリコン近傍のコイルを伸ばす。 SGで下限を74.2にしてあわせた。
ダイヤル指針を、ケースのスリットから表に出してあげた。
銘板を貼って、完成。
調整はFreqだけ。 バリコンのトリマーで上限がきまるので、それなりにあわせる。
AMは、3端子ICの音。耳も,3端子ICの聴こえかた。
FMは可変範囲が広いので、選局がやや苦しい。
価格と性能とのバランスはgood。
Freqあわせだけの、ほぼ無調整でこの値段(1260円)なら、お薦めできますね。
KIT-600と耳を比べるのは、値段からも可哀想だが、値段以上に良く聞こえる。
オイラは鉄筋住まいで、AMもFMもサテライトからは35Km以上 離れている。
FMはしっかりと聴こえる。AMもしっかり聴こえる。
屋外ならガツンガツンと聞こえる。
中国製にしては、ケース勘合もgood。このラジオキットは、かなりお薦めですね。
オイラが講師なら、薦めますね。
★FM帯の可変範囲が35Mhzもあるので、
バリコンに10pFをパラ付けしたら、可変範囲が20Mhzまで絞れた。
目盛りとは整合しなくなるが、バリコンに10~15p程度をパラ付けして
76~90近傍まで狭くしたほうが、選局はしやすくなる。
↑ 上の改造は、好みです。
名板をつけてからでも、ダイヤル指針は取り付くので安心して作業してください。
★AM帯は、「バリコントリマー」と「バーアンテナのコイル位置」で周波数合わせしてください。
インダクタンスが大きくなる(コイルをバー中央に持っていく)と同調周波数が下がります。
★FM帯は、上記のようにOSCコイルを伸び縮みさせて周波数をあわせます。もちろんバリコントリマーも触ります。
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小型スーパーラジオ基板を興しました。⇒ここ。
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2016/Feb/14追記 最新のは4バンド(FM,MW,短波1,短波2)
KIT-006D ⇒製作記
「呼び半田」は、「呼び水」と同じように「誘い」なので、
予備半田でなく「呼び半田」と呼称する。
★FM専用でLCD表示。
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YouTube: はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示
製作したラジオキットたち ⇒一覧
①超再生式FMチューナーキットも面白いですよ
超再生って知っておられます?
超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事
②短波は聞きませんか?
MW/SW/FMの3バンドラジオキット KIT-600 ⇒記事
③AM/FMラジオキット FR-7100 ⇒ 記事
④7Mhzダイレクトコンバージョンkit comet40
⑤
GT管5球式 AMラジオ ⇒ 記事
⑥サトー電気 ダイレクトコンバージョンキット ⇒記事
⑦MT管6球式 AMラジオ
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FM対応の真空管ラジオたち
①真空管のAM/FMラジオ RE-760
②真空管のAM/FMラジオ ONKYO
③シャープのAM /FM 真空管ラジオ FM-11
修理済み真空管ラジオ出品中
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雪でした♪。
あなたの後を♪
なんとなくついていきたかった♪。
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先日の4球スーパーの続きです。
通電させてみた。
AF段が、発振する。
複合管の6AB8をAFにつかったが、相が360度回って帰還発振していた。
VRからの配線とOUTラインが近くて、悪さをしている。
波形形右側には2ライン見えるので、単周波数の発振ではないことが判る。
ボリウムを上げると、波形も変るしFreqも変る。
AFを久々に発振させてしまった。 やはり、オイラは不器用だ。
で、対策は「OUTトランスの1次側にコンデンサーをパラ付けする。」
0.0047や0.01をパラ付けする。
★バーアンテナのコイルを巻いた。
使用したバリコンが290PF。コイルが 310μHで、共振点は530Khzになる。
★トラッキング調整。
sgからテストループで信号を飛ばす。
outトランスに、103がついている。
のちのちIFTを追加取り付けてもOKなスペースは確保した。
丸ダイヤルもつけた。
IFTが1段なので 1段の音。音はよい。
バーアンテナがバリコンからやや遠いので、 耳は3S-STDより落ちた。
AF球の6AB8は、6EH8に比べて10db強ゲインが低いので、VRは開きぎみで鳴らす。
スピーカーを取り付けて終了。
YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示
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先日、3球スーパーラジオキット 3S-STD(ラジオ少年)を改造した。
改造したラジオで放送を聴くと
改めて「IFTが1段」の音のよさを 思い出した。
IFTを2段,3段と入れて聴くとIFT段数の少ないほうがやはり音が良い。
突き詰めると、「RF増幅2段⇒検波⇒AFのラジオ」が音質面では良いのだが、、。
先日の真空管FMラジオ実験も、進行中。
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3S-STDはダイオード検波だったので、
双2極管検波のスーパーラジオを造ってみた。
ヘテロダイン検波 ⇒6BY6
IF ⇒6JC6
DET ⇒6AL5
AF ⇒6AB8
以上、4球構成。
DETに6AV6を使わない理由は、その音。
経験上、6AL5で検波させた方が良い音に聴こえる。
1 st AFの球種でラジオとしての音色が決まるので、 色々と試してみると面白い。
平滑回路は、いつものように低抵抗値の多段。↓
ビスの締結には、バネ座金(スプリングワッシャー)は使わない。
「緩むから使えない」と述べるのが、エンジニアとしては正しい表現。
命に係る構造体、例えば車や鉄橋には
スプリングワッシャーが使われていないのは、皆さんが知っておられるはず。
電源トランスやバリコン、ソケットなどはラジオ少年から購入。
OUTトランスは、東栄さんから通販。IFTはオークッションで調達。
IFTは、 コンデンサーを小さくした。↓
耐500Vのマイカ。
バリコンプーリーに糸掛けした。
スプリングは、先日の記事のもの。 個人売りもしてくれる。
不器用なりに形になった。
通電は後程。(明日?)
出来上がった勢いで、通電しないことが肝要だと想っている。
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氷も、張らない朝でした。
本稿は、2012年1月22日のものだが、
HEPTORD球の基本なので再UPしておく。
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3球式スーパー(2号機)3S-STDの初段球を
6BE6,6BY6,5915と変えて、ゲイン差見てみました。
それぞれモー値が異なる。
6BE6⇒6BY6⇒5915の順に耳が良くなるのが、規格表からもわかる。
「実際には、どう差異があるのか?」の確認。
SGのOUTは固定。
ラジオのVRも触らずに、元電源のON,OFFで測定しています。
RCAの6BE6↑
シルバニアの6BY6↑ バルボル値で3dbアップです。
常用は、この6BY6です。 「6BE6より安くて耳が良い」のが特徴。
5915↑
バルボルが振り切れてますね。流石5915です。これも6BE6より安いことが多い。
真空管の「規格表通りに差がある」のが、波形からも理解できます。
6BY6 >>6BE6なのですが、
人気は6BE6にあるようですね。
★規格表から モー値をpick upした。
6BE6 475μモー g3⇒Plate
6BY6 500μモー g3⇒Plate
5915 1100μモー g3⇒Plate
①6BY6は6BE6より 500/475=1.05倍 良い程度のはずですが、
実際は3db(2倍)良いですね。
②5915は1100/475=2.32倍 のはずですが、
実際は10dB(3倍)以上goodです。
heptord管ラジオで耳を良くしたいなあと想う方には、
6BY6や5915などを薦めます。
★5915は五麟貿易で購入できます。
5915をヘテロダイン検波に使って
IF段を軽い動作させた方が論理上S/Nが良いですね。
奥澤清吉先生の書かれた本(昭和42年発行)のP179に
「周波数変換の原理は、周波数が違う2つの交流電圧(電流)を混合して検波すること」とありますね。
ヘテロダインで「検波」が動作理解として正しいですね。往時は第一検波と呼称していたが今は混合或いはmixと呼ばれている。搬送波を除去することを第二検波と呼ぶ。
技術史に沿って、第一検波、第二検波と呼べるラジオ工作派は少ない。何故なら知識が無いからだ。年配者でも知識欠落者が多い。
★川面の波と違って、
差分が綺麗に取り出せるのが交流の良い処でしょうか、、
★注入レベルの強さで 耳が違ってくるのは、至って自然です。
トランジスタラジオでの適正注入量は、
奥澤先生の本のなかに、数値としてありますのでご一読されてください。
★真空管ラジオでも他励式では注入レベル量に注意して製作する。安易な自励式で製作しているだけだとスキルは伸びない。
さてハム音はどの程度聴こえるのか? webで拾った。
まあしっかりブーン音が聴こえくる。ラジオノイズだと想って聴いていたら全域で聴こえてくるので、ラジオノイズではないことが判る。 トランスレスでなく、パワートランス搭載のST管ラジオだよ。これがST管ラジオの平均点。
さて、オイラの自作ラジオ(ST管)ではこの程度までブーン音は小さくなる。 ブーン音聴こえますか? これが残留ノイズ0.7mVの世界。メタル管ならこの半分のノイズ値。
YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?
このレベルまで静かになると3端子レギュレータ起因ノイズの有無がわかる。6WC5,6D6D,6Z-DH3A,42と同じのST管構成だがハム音がまったく違う。これが技術力の差。ハム音のするラジオで繊細な音の聞き分けできないだろう。感度はオイラの自作ラジオの方がメーカー品よりも20dBほど優れている。
加えて、デジタル表示の自作ラジオはAUDIO用SP BOXで鳴らしているゆえ、60Hz,120Hzなどの低域はしっかり音としてこの程度に聴こえている。 安価なラジオ用SPだとさらにハム音は聴こえない。
「ハム音のするラジオ」vs「ハム音のしないラジオ」 、製作するならばどちらにしますか?
右側、上部に情報は集約してある。
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★スーパー式真空管ラジオで耳を上げる方法としては、
6BY6或は5915に差し替えるのが、とてもはやいですね。
★5915は性能の割に人気がありません。6BE6より安いことが多いですね。
★ゲインUPするので、IFT周辺の配線の見直しが必要の場合もあります。
真空管の挙動をまとめた「基礎実験 のまとめ」も一読ください。
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真空管ラジオキットの3S-STDは、ホームラジオとして十二分に鳴っています。
原回路ですと、耳がもう一つですので、IFのカソード抵抗は換えることを薦めます。
⇒記事
YouTube: Lafayette Explor-Air Mark V Receiver :VR絞るとハム音聞こえないんです。
6AV6のゼロバイアス回路です。
普通の修理技術者だとこれがハム音標準です。これより聞こえるのは実装が下手です。
ハム音の原因を列記。
「実装する技術の優劣が判る」のがハム音。
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Q: 真空管ラジオ、真空管アンプ のハム音について教えてください。
1、
球ラジオを100台超えて製作しVTVMでノイズ観測した結果では、ゼロ電位側(アース側 あるいは 接地側)が、渡配線(わたりはいせん)だとハム音が強い。
電子の移動に対しては、整列した平滑回路がmust。
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2000年頃から公開されている情報だが、ラジオ工作派(ラジオ整備派)でも知らぬお方があまりにも多い。基礎知識不足のままだと「部品交換作業者」に為ってしまうだろう。オツムを使わない部品交換作業者には子供でも為れますね。
ST管の6Z-DH3Aの「ヒーター・ピンはどちらの方をアースすべきか?」が先達によって書籍化されていますので、ご一読をお薦めします。
「球から出るハムの対策」⇒ここ
市販品ですら間違っているのが、そのままに今も多数流通している。往時の技術水準は高くない。 真空管ラジオを手に入れたら、まずヒーターピンの確認してみることを推奨する。
真空ラジオではアンテナに誘起した0.1mV前後の信号を1W程度には増幅する。 真空管アンプでは100mV前後の入力信号を30W程度には増幅する。 つまりラジオの方がアンプより増幅度が1ケタ大きいので、アンプより技術ハードルが高い面がある。 audio ampで1kwなんてのはレアだが、無線では5kw,10kwはざらざらある。 オイラからみると真空管アンプはゲインがかなり小さくて技術ハードルは高くなさそうにみえる。
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yahoo等では「ハム音のしっかりと聴こえるラジオが取引されている」上に、「ラジオ修理者らもハム音に無頓着ぽいお方が非常に多い」。次の動画はWebで拾った。
まあしっかりとブーン音が聴こえくる。これは電源トランス式だが、かなり聴こえてくる。トランスレス?と想ってしまったほどだ。ラジオノイズだと想って聴いていたら全域で聴こえてくるので、ラジオノイズではないことが判る。このくらいのハム音ラジオが取引平均点。 配線ルートに注意すれば、これよりハム音が 下がるが、そこまで深く技術追及している修理者はweb上では見かけない。(測定器も持たないお方が圧倒的多数なので、煙も出ずに音が出ればOKのようだ)
オイラもハム音が10dBほど小さくなるように追い込んだ修理ラジオを出していたが、「ハム音の聴こえないメーカー製ラジオ」の市場ニーズが無いので辞めた。SNで10dBほど改善したメーカー製ラジオだが、市場では要求がないことも判明した。
さて、オイラの自作ラジオこの程度までブーン音は小さくなる。 ブーン音聴こえますか? これが残留ノイズ0.7mVの世界。上と同じく6WC5,6D6,6Z-DH3A,42。SNは10dBほど改善されている。
IF2段式だ。6D6を2本載せているので上記ラジオより20dBほど感度は良い。「感度良くて、ハム音が小さい」。これが技術の差。メタル管ならこの半分のノイズ値。
YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?
このレベルまで静かになると3端子レギュレータIC起因ノイズの有無がわかる。
ラ ジオの残留ノイズは0.3mVまでは比較的簡単に下がる。ソレノイドアンテナ仕様だと雑多なノイズを多々拾うが、バーアンテナではそうならぬ。結果SNが 良い。 1KW中継局から35Km離れた鉄筋住居でラジオ放送を受信している。SPは「3wayのオーディオ用」を使っているので、60Hzや120Hzは 「安価なラジオ用SP」よりもしっかりと音が出る。
往時の16cmスピーカならばもっと低域は聴こえない。
audio用3way SPで聴いて、このレベルのハム音だ。
電源トランス搭載ラジオで、無受信時にハム音がそこそこ聴こえるのはかなり論外。自作では、「ハム音は、ラジオノイズに隠れて聴こえない」水準でまとめることが出来る。
トランスレスラジオなら、ハム音がそこそこ聴こえるのはまあ普通。 ハム音の大小は測って数値でみること。ハム音が大きい或いは小さい等の表現は感性によるものゆえに、少しも科学的ではない。科学的な電気品を評価するには、測定値での優劣評価が普通。
ラジオ修理しているのが素人多数だから、カスを掴むことも多々あるだろう。残留ノイズ値に言及しないのが素人。(言及出来ないからダンマリ状態)。修理者モドキによるラジオが市場を寡占している。
★「中間周波数増幅が2段のロクタル管ラジオ」の残留ノイズが、0.3mV程度。メーカー製ラジオよりSNは20dB良い。
通常、デジタル表示器はノイズ源に充分なるが、この表示器はノイズ源に成らない稀有なタイプ。
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ハム音を減らすための基礎情報を中心に記してあります。
性急に答えだけを探す方には不向きです。ラジオ工作は、経験を積んで会得する世界ですので、悪しからず。「教えて君」向けには記述していません。
経験上、ラジオのSNはバーアンテナ >> ソレノイドコイルなので、電波雑音少なく聴きたいかたはバーアンテナ化してください。
ブーン音の大小の目安にどうぞ!
トランスレスラジオのブーン音は上の動画程度。これより大きかったら「技術のあるプロにお任せ」を推奨します。
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真空管ラジオのハム音を減らす方法としては幾つかの方法がありますが、
★ハム音は、ラジオメーカの実装技術に依存する処が大きいですね。
(局所集中アースになっていない実装が目につく⇒それゆえ、手直しした方が良いですね)
整備品と称して高ハム音になるようにヒーター配線してあるラジオもyahoo出品されていますので看る側の知識と技能が必要な時代です。出品者に残留ノイズ値を問いて確認すれば早い。(オイラはお尋ねしたことがある。回答が得らねぬまま、ブラックリスト入りしてしまった。)
★加えて、12AV6(6AV6)を使うとVRを絞っても球内部の結合により音が絞りきれないので、その対策に7ピンに100PF~200PF程度を吊るしてある。これがLPFを形成して高域が弱まり低域が強調されてブーン音が耳につく回路になっている。この100PFをつけたり外したりしてラジオを聴くと,結構高域の違いが分る。(機種によっては1000PFがついていた)
また、AVC定数と音声負荷が同じ経路なので、時定数のCRが信号ラインに吊り下がる。
もっとフラットな音域特性に改善した方が好ましいとオイラは想う。(そこまでこだわる製作者はweb上では皆無に近い)
フラットな音を望む方は、手を入れた方がよい。(高域が垂れ下った音が好みならばそのままでok. 鳴ればokとするuserが多いのが実態らしい)
ラジオで使う小型OUTトランスは特性がフラットでなく山谷があることが多い。それも含めて200Hz~3kHzで3dB以内にはまとめたいと想う。
音の歪み面からみると、AVCと音声出力が同じ回路だと不利。 音質的には別回路が好ましい。(50年前の先達の記事にも書いてある)
(オイラの6AV6、6SQ7を使った自作ラジオは、AVCと音声出力は別回路)
★トランスレスラジオであれば、+Bのリップルをオシロで実測して対応を考えます。無闇に+Bのコンデンサーを増やすことは薦めません。トランスレスラジオの+Bリップルが200mV程度であれば配線の引き直しで、ハム音がかなり下がります。
「分る方には分る」文面で申し訳ないです。ブーン音を下げるにはオシロとVTVMは必須です。(測定器の示す数値を見ながら追い込む)。低周波増幅初段の真空管のヒーターピンの2本中、接地すべきピンが接地されているかを確認する。メーカー製でも誤っているのを入手した経験をオイラにはある。
電源トランス搭載の真空管ラジオ(メーカー製)で、出力トランスと電源トランスが接近していてブーン音がでてくるラジオも体験した。
メーカーでも、ブーン音対策完璧と言う訳ではない。
★真空管ラジオの+Bラインを印加せずに、 ヒーターラインだけ生きている状態にさせてみたことありますか? その時にスピーカーからブーンがどの程度聴こえますか?
その音量が、現部品レイアウトでの到達可能な最少ブーン音であろう。
なぜなら 球の増幅度はゼロであるから、、、、、純粋なブーン音を聞くことができる。
配線だけ手を加えても、ブーン音はこの状態(ヒーターラインだけ)より小さくは成らない。「電源トランス⇔出力トランスの配置」を換えると増えたり減ったりするので、レイアウトに依存している。
★VRを絞ってのsp端でのVTVM読み。(パワートランス式の所謂、残留ノイズ)
これは、オイラの自作ラジオ(IF2段)だと0.3mVくらいのVTVM値になる。(自作当初は1mVを下回らなかったが、20台超えたあたりから数値が低くなった).
2バンドにしてバリコン周辺の配線長が長くなると0.6mVくらい。稀に2バンドタイプでも0.3mVに納まる。 高一レフレックスだと0.1mV.
IFが1段しかないラジオだと0.3mVより少なくて普通。0.7mV超えるようなら実装が下手だろう。(稀に球がノイジーなこともある)
自作したラジオでは、80年代のステレオ用の3waySPを鳴らしているので球種による音の違いも聞き比べています。
★トランスレスラジオでは12AV6のヒーターピンを確認。接地しているピンNOを確認する。
12AV6の低ハム側ヒーターピンが接地されていればOK.
(差があるのは当然ご存知ですよね,知らぬなら学習されたし)
★平滑回路の段数を3段にする。⇒RADIO.ERX氏に記事あり。tnx to radio.erx.
5~10段平滑も実験したが、電源トランス搭載ラジオでは3段で充分。トランスレスラジオは3~4段。(+Bが下がるので様子を見ながら決める)
TR式リップルフィルターは教科書通りには成らず。⇒メリットは薄い。
★配線ルートを直す。(局所1点接地化)。VR外装の接地はnoisyになる傾向が多い。
★「ブーン音を減少化したメーカー製ラジオ」を時々出品していましたが、ニーズが無いので止めました。(yahoo上では、ハム音の聴こえないメーカー製ラジオを求めていないのが判った)。 減ブーン音化することなくメーカー製ラジオ整備出品します。悪しからず。
ブーン音で手に負えないようでしたら、ご相談ください。代わって治します。
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スイッチング電源はノイズを周囲に電波で撒き散らすので、当然使えない。(撒き散らしても気に留めないお方はどうぞご自由に)。100vラインにもがんがんと重畳して行くので何十m先で減衰するのかは実測してくださいな。
ハムのブーン音も定量に測ると面白いですね。
①メーカー製トランスレスラジオのSP端では、ハム音が6mV~30mV出てますね。
基板タイプの真空管ラジオは概ねハムノイズが高めですね。
下の写真は、VRを絞ってSP端で計測してます。
上の写真は、メーカーさんの市販ラジオを測ったもの。
SP端でVRを絞っての、波形。VTVM読みで8mV程度ありますね。
みごとにACの波形。
AC100Vの波形によく似てますね。
ヒーター起因のリップルが僅かですが見ることができます。
メーカー製のトランスレスラジオは、だいたいこんな具合です。
配線ルートがよくない場合には30mVくらいのブーン音がしてますし、そういうラジオも修理済み良品として流通してます。
配線ルートを変えて4mV程度まで下がるラジオも、実際にあります。
②トランスレスでメーカー製真空管ラジオに手を加えて2.5mV~3mVに下げたラジオ。
下げる意志があれば、ご自分の努力でブーン音レベルは下がります。
対策方法は本site上にはupされています。お調べください。
③下の写真はオイラの自作MT管ラジオ。0.7mVくらいです。(電源トランス搭載)
ヒーター起因のバースト波形です。
「メーカー製ラジオ」と「オイラの自作ラジオ」では、
波形が異なるのが判りますね。
④これもオイラのMT管ラジオ。(電源トランス搭載)
0.35mVくらいです。
電源トランス搭載の自作ラジオを製作し始めた2011年頃は、1.5mVくらいありましたが
最近は1mVを軽く切るように実装できてます。
★真空管のラジオやアンプを造っていると、いろいろな波形に遭遇して面白いものがありますね。
↑非通電時の電源トランスの2次側です。
ACコンセントにプラグを挿すだけで、この程度のリップルがトランスの2次側に出てきますね。
電源SWはONしてありませんよ。AC100Vは、もっと綺麗な波形ですね。
この波形はバーストしてますね。そこそこの電圧になっているのが、オシロから読めます。
長らく真空管に携わっている方は、この事象にみんな気づいているはずですね。
皆さん、どう対策されているのでしょうか、、。気になりますね。
このバースト波形の対策をした自作品は、今のところは、これとこれだけです。
「非通電状態でのバースト波形」の理由は、判りますよね。
★下の写真は、
ヒーター電圧をシリコンブリッジでDC化を狙ったのものです。
6.3Vにたいして、リップルが0.1VもあってDCとは言えませんが、
平滑回路の定数は、標準的なものです。⇒記事
リップル率は、0.1/6.3x100%=1.6%もあります。(実際には、0.1V/5.1Vx100%なので2%です)
AC6.3Vを整流しても、平滑抵抗の値が高く取れないのでヒーター波形はこんな波形になります。
整流回路では、 整流ダイオード相当分の電圧が下がるのは、ご存知ですね。
シリコンブリッジだと0.6x2=1.2vほど低下しますね。
半波整流でも0.6V低下するので、ヒーター電圧6.3Vのトランスに整流ダイオードを入れてしまうと6.3ー0.6=5.7Vになります。6.3V球を5.7V駆動させると動作が弱くなって全体の耳が大幅に悪くなります。 耳を大幅に犠牲にできるならば、採用できます。
6.3V端子にシリコンブリッジを入れて6.3ー1.2=5.1Vにするとで5V球で構成できて具合がよくなりますが、真空管に5BD6や5BE6がないので ヒーター端子6.3Vに整流素子を入れるのはかなり困難です。
それゆえに、「10Vとか12Vとかの電圧を掛けて、6.3Vまで下げて使う」ならヒーターDC化もよさそうですね。
★もう一つ、AFに6AW8を用いて,
オシロでの波形をUPします。⇒過去記事
突き詰めると、「球に起因する」ってことですね。
OUT側にリップルを出しにくい球を使うことがベストですが、
これは実測するしかありません。
★+Bの低リップルもそれなりに効果あります。
下の写真は自作6球ラジオの+Bラインのオシロ実測です。
シリコンブリッジ整流の120Hzが見えません。
この程度まで低リップルするとSP端でのハム音は静かになります。⇒記事
「どの程度までリップルを下げるか?」は、「どのていどの残留ノイズにしたいのか?」に関係してますが、自作ラジオであれば+Bリップル2~3mV程度には下げておいたほうがよいですね。
★0.1mVの残留ノイズでも
スピーカーに耳を密着させてると聴こえるので、ヒトの耳は凄いですね。
★概ねラジオではSP端で1mVを割れば、受信ノイズに消されるのでOKだと思います。
オーディオだと0.3とか0.2mVあたりまで下げないと苦しいだろうと思います。
★市販のトランスレスラジオのハム音を下げる方法は、この記事中にあります。
★電子の移動方向は「マイナス⇒プラス」なのはご存知だと思います。
経験上、ハム音は、マイナス側の微小電位差に起因していることが推測できます。
「その微小電位差が測定器で測れるか?」は、全くの謎です。
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で、真空管のゲイン測定をしてました。
↑6EW6です。この球で、この回路だと25dbでした。
別の球で、別の回路では33db取れてました。
↑6DK6です。この球で、この回路だと28dbでした。
球のIpが少ないと後段にゲインを吸われてしまいますね。
6BA6は、6DK6よりゲイン取れませんね。 バルボルの読み通りです。
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半田工作の実装基本だけど上げておく。
①6Z-DH3A(6AV6)のヒーターピンはどちらを接地するか?
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