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2014年1月

2014年1月26日 (日)

実験的FMラジオ その3 検波球は、6GY6に変更。 OSC+MIXは6BK7

アベノミックスの効果で、物価上昇中ですね。

政策通りに、インフレが進んでいます。

もともとが、「給料を上げる政策ではない」のは,過去の報道通りです。

「物価が上昇すれば、副次的に給料があがるだろう」との都合良い解釈の政策です。

円安でも輸出金額がぜんぜん増えていないのは、最近の報道でもありました。

むしろUSAから中国への輸出が増加中で、政策のネライはここにあるようですね。

アベノミクス以降、

「正社員数の増加非正規雇用の増加」も 報じられている通りです。

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先日のFMラジオの続きです。

平滑回路の段数を増やしたら、+Bが10V弱低くなって、

バリコンを廻すとOSC球の6BY6がOSCできたり、OSCできなかったりして

挙動が安定しませんでした。

FM帯で6BY6を使うには 、250Vトランスは必要な気配です。

①ソケットを7ピン⇒9ピンに変更しました。(OSC球を換装します)

②検波球は、6DT6⇒6GY6に換えました。

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FM帯でのOSC球は、6AQ8が有名ですが、

双3極管ならばどれでもOKです。 今回は6BK7にしました。

FM帯ワイヤレスマイクの場合、過去記事にあるように6GU7がgoodです。

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OSC波形。 0.2V程度なので、OSC強度は普通。

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で、SGでFM変調をMIX部(6BK7)に入れてみた。

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しっかりとOUTしてきた。

6BE6の折りは、変ったバズ音?が強かったが、

6BK7でOSC+MIXさせたら、いたって普通のFMの音。

双3極管でOSC+MIXをさせる回路が好まれる理由も、これで体験できた。

耳も格段に良くなった。 6BE6(6BY6)ではマイナスゲインになっていたのが、よく判る。NO

6BE6(6BY6)の短波帯での挙動を含めて考えると、6BE6の使用上限は3.5Mhzどまりだろう。 7Mhzは3極管の方がよいと勝手に予想中。

★6DT6⇔6GY6の耳の差は、SG読みで10dB。

もちろん6GY6の方がモーが高くてゲインが取れる

★RF増幅の6AK5に60dB入れると、音が聞こえてくるので 

RF増幅の6AK5も15dB程度は取れている気配。 

ここまで取ると回り込むので10db弱でgood。

★鉄筋コンクリート住まいのおじさんの環境では、 まだFM局が聴こえない。

もっとも室外アンテナは無いし、3mほどのビニール線でFM局を聴くには、もう1球必要。

ここは、 FM局サテライトから37Kmほど離れている。

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+Bのリップル具合↑。シリコンブリッジ整流の120Hzが見つからない。

平滑回路の段数は、これでok。

細かい重畳は、ロックド・オシレーターの漏れ。

60Hzノイズは、1次側のACラインから拾っている。(電源トランスより上流の配線)

この実験機で、基礎情報は取れたので、

次は本製作です。

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OSC強度の比較をしておく。

TRIOのFMチューナー FM-30 のOSC波形。⇒記事

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FM帯の下限で0.4V弱。上限では0.2V弱。

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2014年1月22日 (水)

実験的FMラジオ その2 ロックド・オシレータ検波 ⇒ 6DT6+検波コイル  

ロックド・オシレータ検波の続きです。

最初は、先日後回しにしたAFの回り込み?発振の原因を調査。

レイアウトに起因するなら、またシャーシ加工せにゃならんです。

★まずは、事象確認。

①VRを3部ほど廻すと、「ボッボッボッ」と発振する。

②AF段のゲインを下げると、 VRをもっと廻せるが、やはり「ボッボッボッ」とくる。

★+Bのリップルを見た。

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上の写真のように、120Hzのリップルが0.1v近くあった。

今回は平滑は3段なので、まあ仕方がない。

★VR直前の結合コンデンサーでの波形をオシロで見た。

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見慣れたバースト波形。60Hzも120Hzも。

6DT6はヒーター波形が、つよめにOUTされることが判った。

⇒検波コイルのグランド側を配線しなおす必要あり。

★ VRを廻して、「ボッボッボッ」させた。(6DT6のOUT側でみている)

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AF段の発振というよりも、電源が負けているイメージ。「ボッボッボッ」は10Hzなのか、、。

⇒平滑回路のCを増やす必要あり。

★平滑回路を修正した。↓

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上の写真のように、低抵抗値の6段にした。

「ボッボッボッ」は止まってしまった。 

検波コイルのグランド側も配線しなおした。 

★6BE6後のIFTをC結合にした。

冊子を見ると6BE6をつかったFMラジオの初段IFTは、どれもC結合になっている。

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波形はでてきた。AM変調だと、何も出てこない。FM変調のみOUTしてくる。

先日は気にとめなかったが、バズ音?がやや気になる。

SGの入れ具合からすると、RF(IF)であと30~40dB位は、必要な気配。

放送局(サテライト)近郊なら 「6BE6+6DT6+AF」で聴こえるだろう。

★ 真空管ハンドブックで6DT6を見ると、もっとSG電圧を掛けて使用している。

★検波コイルは、もっと巻き数があっても良い気配。

★RF用のソケットに球を挿すのは、のちほど。

 

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続きます。

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2014年1月20日 (月)

実験的FMラジオ その1 ロックド・オシレータ検波 ⇒ 6DT6+検波コイル  

実験機も、僅かながら進んでいます。⇒この続きです。

B電圧は170V。ソケットは4個。

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AFが回り込むのでOUTトランスは表に出した。

やや改善されたが、まだ回り込む。 AFの回り込み対策はのちほどにする。

球構成は 6AK5⇒6BE6(6BY6)⇒6DT6⇒6GX7。

球に6DT6を使う⇒FM検波になる。 

先の記事にあるように、これは実験機。

①6DT6の使い方の習得。⇒動作点を知りたい。

②バリコンとコイルの確認。 ⇒バリコンへの補正コンデンサーの容量を知りたい。

③6BY6の変換具合の確認。⇒FM帯の発振具合を知りたい。

先ず、実践。

理論はWEB上にあるので、実践。

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IF&検波の6DT6↓。 検波用コイルの造り方は、先日の記事参照。

自作の検波コイルなのでやや不安。

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SGを10.7MhzにしてFM変調信号をIFTに入れた。

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上の写真のように、音になってでてきた。 

20pFトリマーを廻して、感度ピークに合わせる。トリマーもピーキーでなく、合わせやすい。

Hi-Lにしたつもりだが、コイルの巻き数は、たまたまよかった。

これで、検波はできた。一安心。(もっと巻き数のある方が、よい気配)

6DT6+検波コイルをつかった検波は、「ロックド・オシレータ検波」と呼ばれている。

WEB上に、理論もあるので、詳細はそちらに譲る。 

★バイアスを浅くするとOUTも増加するので、通常の動作点でよさそうだ。

とりあえず、g1バイアスは,0.9Vにした。

★試しに、AM変調を入れてみると音になってでてくる。

10.8Mhz近傍を入れると最も、音が大きくなった。⇒6DT6の動作点をいじっていたら、最後はAM検波しなくなった。

次は「局発が動作して、変換できるか?」

BC帯スーパーラジオと同じイメージでいたが、OSCしてくれない。

ワイヤレスマイク製作での、

「B電圧が低いと高い周波数では発振が苦しい」経験が脳裏を横切る。

B電圧170V程度じゃ苦しいようだ。 先人達の回路を見ると250Vは掛かっている。

どちらにしても発振の切っ掛けが弱く、OSCできていないので、

切っ掛け用コンデンサーの容量を、0.1μF⇒3.3μFにした。

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同時、Dip Meterでコイルと、バリコン補正コンデンサーはあわせた。

78~90Mhzのバンド幅にした。

で、通電した。さきほどとは音が違う。ラジオぽい音になったのが耳でもわかる。

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OSCした。が、局発コイル端で波形が取れなかった。

波形は、g2端で取れた。(OSCのアノード)。コイル端で取れない理由は不明。

★発振強度は、 真空管FM帯ワイヤレスマイクが概ね0.3V~0.5Vなので、ほぼ並状態。

過去のFM帯ワイヤレスマイクで、3極管は25Vも掛かればOSCすることがわかっている。

50MHZでよければB電圧12Vでも楽にOSCすることも、過去実験でわかっている。(記事あり)

念のために、信号を6BY6にいれてみた。AM変調でいれた。FM変調だと聴こえてこなかった。

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一応検波されてOUTされてくるが、 えらく弱い。

変換部でマイナスゲインになっているのが判る。

+Bが高いと多少は違うのか?

動作はするが、「使える」にはまだ遠い。

「検波できただけでも由」と想う。 

目的の①、②は確認したが、6BY6のOSCが弱い?。

3極管OSC+3極管MIXだと、普通すぎるから、 

6BY6使ったんだけど、いまのところ苦しいのが実情。

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続きます。

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2014年1月19日 (日)

3S-STD。 IF球は、6KT6(18,000μモー)。 ⇒3球スーパーラジオキット。  改造図UP

IF球を6KT6(9ピン)にした3S-STDの続きです。

6KT6のSG電圧は110V。耳は以前のIFに6DK6をつかった時より、良い。

モー値の違いが耳に反映している。

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アンテナコイルも手巻きして、トラッキングした。

コイルの体積(表面積)が増えることによって耳は良くなる。

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+Bをオシロで見た。

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シリコンブリッジ整流なので、60HZx2=120HZのあばれを確認する。

オシロにラインをたてて確認。120Hzはよく見えない。平滑回路の段数とR値は充分OK。

60Hzノイズが20mvていど見れる。

60HZノイズは、バーストしていないので6.3Vヒーター系ではない。

100Vの電源コードからの漏れのように思える。

スパイク波形は局発のもれ。6BE6や6BY6のグランドからこいつはやってくる。

ハム音の謎⇒記事

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6BY6(6BE6)のSG電圧を測る。82V近傍。

電源トランス容量がokならば、90~105Vで使うのがgood。

忘れ防止のために、本機の回路図もUPしておく。

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penのg1抵抗が絵落ちしています。製作時には追加してください。

平滑回路が,低抵抗値の多段回路。信号系は見慣れた標準回路。

3tube_super_6kt6.pdfをダウンロード

6EH8は、あまり見かけなくなってしまったのが残念。使い易い球なのに、、、、。

それでも、ときどきは見かけるので、見つけたら買い。

6BY6のSG電圧は82V位。(電源トランス容量からみると この数値近辺がgood)

6KT6のSG電圧は110V。バイアスは-0.9V。 IP=9mA.

6JC6や6JD6は YAHOOでも見かけるので、6KT6より入手性は高いと想う。

これらも見つけたら買い。

★手持ちのバリミュー管たち ⇒記事

★IFの回りこみはない。過去の6DK6時代より、快適に耳がよくなった。

6BY6のSG電圧をもう10~15V上げるとさらに良くなるが、

トランス容量と相談してみてください。

★耳は、トランスレス5球スーパー(ボビンコイル)より圧倒的に聴こえる。

4石レフレックスラジオと同じ程度には聴こえる。

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突き詰めると,

配置が性能を左右する世界。それがアナログの世界。

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改造記事でした。

超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事

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中波・短波ラジオ

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③中波GT管5球ラジオキット ⇒記事

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④3.5~7Mhz短波

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2014年1月18日 (土)

EBF80は「バリミュー5極+2極+2極」。⇒3S-STDの改造 3球スーパー

この土曜も仕事。 3S-STDの改造の続きです。

ディスチャージ用抵抗を付け忘れていた。

9ピンソケットには、「IF増幅+2極管検波」ができる球を載せます。

写真のように、2極管部での検波は、

信号ラインとAVCラインは別々にするほうがgoodです。

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球は複合管のEBF805極+2極+2極。 5極部はバリミュー

「IFの終段用の球」ってことですね。 規格表では、2200μモー。6BD6と同じイメージです。

いままでのIF球が、6DK6(9800μモー)なので概ね1/4くらいに増幅度はさがります。

マイナス10db程度は覚悟で載せてみます。

★今宵は通電してみた。信号ラインは、ALL TUBEになった音を聞いた。

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EBF80は、ややノッポさんです。

★本来ならば、2極管検波する球にトランスからのヒーター線のfirst pointを持ってくるのが

正しいのですが、 本機はそうなっていないので ヒーターハムで信号が揺れてます。

★EBF80の使い方も判ったので、 これは終了。

オイラの環境だと2200μモーの1段IFでは耳がやや苦しい

 自作機にEBF80を載せてみるつもり。⇒ラジオつくりました

★IF球を換えたら、バーアンテナの感度ピーク位置も6mmほどずれた。

★3S-STDを2極管検波で聴いて、信号ラインのALL TUBE化したい方は、

このEBF80かEBF89,6DC8を使ってください

EBF80は6BD6,

6DC8は6BA6と同じμモーです。追実験される方には、6DC8をお薦めします。

先日9ピンソケットに換装したので、

配線を換えてEBF80の代わりにバリミューの6JD6を載せてみたいと想った

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6JD6はピンアサインが9PMなので、6JC66KT6も載る。載せ換えて遊べます。

6JD6は14000μモー。

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IFTの同調を追っていくと、コアをこれだけ抜いてもピークにならない。

仕方ないので、IFTを解体して同調用コンデンサーの容量を減らすことにした。

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左がラジオ少年製。コアがしっかり抜けている。

右が手持ちの455Khz用IFT。

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手持ちのIFTでコンデンサーを150pF⇒100pFにしてみた。

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コアが抜けきることもなく、同調はgood。球はバリミューの6KT6

この6KT6は規格表で18,000μモー。

上のEBF80より7倍ほどゲインが取れてるはず。

ハイミュー球を使ってみたい方には お薦めします。

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AVCの配線で留意することは、AVCのCとRはなるべく上流側に近づけないこと。

高周波成分が回るので、注意。

6BY6(6BE6)のSG電圧の余裕があるので、もう少し耳をよくしてみたい。

球の構成は、6BY6⇒6KT6⇒6EH8

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2014年1月17日 (金)

改造中⇒ 3球スーパーラジオ 3S-STD 1号機

2011年に製作した3S-STDを眺めていた。

オイラにとって、この3S-STDは真空管ラジオの世界に誘ってくれたラジオキットだ。

「平滑回路は軽い抵抗で多段にする」のも、このキットが教えてくれた。

真空管のスーパーラジオの初号機ゆえに、大切なもの。

テプラで「2011,June」とあるから、2年半前のことだ。

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あまり綺麗にできているとは、言いにくい。

オイラは不器用だから、仕方ないんだけどね。

で、ちょっと剥がしてみた。↓

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剥がした後、復旧(改造???)の作業中。↓

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少しだけすっきり。

「3S-STDはダイオードの倍電圧検波」だが、 

「ダイオード検波」を使わないように改造中。

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7ピン⇒9ピン⇒9ピンの構成。

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2014年1月15日 (水)

少しは進んだ。

少しは進んだ。

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2014年1月14日 (火)

発振子。トリマー。

中々、寒い一日だった。

明治初期の頃の田舎写真を見ると、

現代日本人よりも明らかに、人物が毛深いのだが、、。

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455Khzの発振子?を買ってみた。

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トリマーも買った。スーパーラジオにはトリマー必要。500V耐圧とのこと。 

見つけたら買い。

2014年1月11日 (土)

自作 GT管6球 スーパーラジオ 6SA7,6SK7,6SK7,6C5,6H6,6P6 その5

GT6球スーパーラジオの続きです。

SPを載せました。

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バリコンの取り付け板は、換えました。

IFのゲイン調整VRをつけました。

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+Bのリップルをオシロで見ました。

シリコンブリッジで整流なので60Hzの2倍の120Hzが見えるはずですが、、、

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120Hzにラインを出して確認します。

ラインと合ううねりがないので、okですね。

+Bにのっているノイズは2mV程度です。

スパイク形状の波形は、局発からのもれです。(20mVくらいあります)

SP端での波形は、前の記事の通りです。

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トランスがやや非力なので、平滑回路のRは通常より軽くしてあります。

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出力トランスの1次側(12KΩ)には、本来コンデンサーは不要。

このGT管ラジオにはつけていない。

レイアウトが下手だと発振するので、コンデンサーをつけて発振を回避する。

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以上、製作記事でした。

スプレッドバリコン式ラジオ

これの作業を再開しますね。

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2014年1月 9日 (木)

自作 GT管6球 スーパーラジオ 6SA7,6SK7,6SK7,6H6 その4

GT管スーパーラジオの続きです。

1ST AFはメタル管6C5を挿しておいた。

供給電圧が低いので、負荷抵抗を加減してもIP=0.65mAまでしか流れていない。

やはり、電源トランスは換装したい。

★バリコンにプーリーを取り付けてみる。

減速比は、直径の逆数になる。

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プーリーは、バリコン軸に「押し子」を使って取り付ける。

★加えてアンテナコイルをいつものように、手巻きする。

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今のコイルを測ると278μH近傍のようだ。

巻いてみたのが下の写真。

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引っ張りバネ(丸線引っ張り)は、

バネ係数が、0.10N/mm~0.20N/mmのものが使い易いと想う。

オイラは、バネはSOTECだと想っている。

名が知れているところでは、KSSやアキュライドもあるが、

オイラは仕事でもSOTECを好んで使っている。

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トラッキングも済ませて、バーアンテナのコイルは固定中。

球構成

ヘテロダイン検波 6SA7

1st IF            6SK7

2nd IF           6SK7

DET              6H6 (倍電圧検波)

1st AF           6C5

2nd AF          6P6(中国球  6V6同等)

★音はナチュラルに聞こえる。1st AFのIPが少ない割には、ナチュラル。

通電して30分ぐらいから、音が大きくなってきた。球に元気が戻りだしたようだ。

★ST管用IFTなので、1次コイル⇔2次コイルが離れており、

結合性がMT管用より落ちるので、ゲインは期待できないが、音質は良い。

★残留ノイズも0.4mVなので、アース配線はこの方法でよいようだ。

 ミニチュア管ラジオは0.7mVだった。 

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2014年1月 5日 (日)

自作 GT管6球 スーパーラジオ 6SA7,6SK7,6SK7,6H6 その3 残留ノイズも測った。 

通電してみた。

先ずは、IFTの調整。

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波形は普通。

①6SA7は+B 170V。SG電圧96Vにした。

②6J5はトランスの電圧が高くないので, ちょっと苦戦中。

いまIp=0.5mA。巧く電流を流せていないので、電源トランスは換えたい。

この6J5には150V程度掛けないと1mA流れないようだ。(トランスOUTで240~280V位は必要)

球を換えることにする。5極管にしてしまうかも、、。

③耳はいま調整中。 6SA7にもう少し電圧を掛けたほうがよい気配。

 ST管用IFTなので、1次コイル⇔2次コイルの距離が、MT管用に比べて離れている。

それゆえに、IFTでのゲイン増がMT管用ほどは取れない。が、帯域が広めになるので

音質としては良い方向に働く。

★次にVRを絞ってのSP端のバルボルの値。

本機は、0.4mVくらい。低い数値で、goodです。

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電源トランスは、220Vタイプに換装したい。

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その4に続きます

自作真空管ラジオ一覧

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自作 GT管6球 スーパーラジオ 6SA7,6SK7,6SK7,6H6 その2 回路図

先日のGT管ラジオの続きです。

GT管 6球スーパーラジオの回路図をCADしてみた。

検波は双2極管の6H6。(倍電圧検波)

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6J5のバイアスは、これから通電してきめる。

6SK7のSG抵抗も。通電してこれから決める。

出力トランスの1次側の発振止めコンデンサーは、

IFTから遠いと不要なことが経験で判明している。(レイアウトに左右されるので、注意)

最近、作ったラジオにはついていないが、オーデイオの周波数特性を見ながらCをつけて特性補正することもある。

これは、先達が推奨するようにAVCと音声が別ライン。低歪みのメリットがある。

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VR直前の高周波バイパスの100pFも、可能ならもっと低容量でOK。
(実際には22PFを吊るしているが ゼロpFでもOK)

gt_6tube_super_old.pdfをダウンロード

「なるべく良い音で放送を聴くラジオ」を目指します

 ①ハム音が小さいこと

 ②IFTは広帯域用を使う。(入手難なら、通常品)

 ③耳が良い事

 ④検波は真空管を使う (経験上、ダイオード検波だと硬い感じに聴こえます)

  ⑤検波後の1ST AFに音の良い球を使う

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その3に続きます。

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2014年1月 4日 (土)

自作 GT管6球 スーパーラジオ 6SA7,6SK7,6SK7,6H6 その1

先般も外注設計の水準が低くて、オイラとても困ったです。

上長のご指示で、そこへ頼んだのだが、、、、。

オイラなら3日で終わらす程度の図面に4週間も費やして、、、ほとほと参った。

それなりに支払なきゃならんので、 赤字ですいね。

「CADで直線が引けて画が書ける程度」で、

機械設計屋だと自称する方々が多いのも、FA業界の特徴ですね。

「設計屋の能力差は5倍ある」のが、よく知られていますね。(「機械設計」に何度か、この数字が登場してますね)

名刺に「機械設計」の文字がある方々の間でも、

オイラの経験では6~8倍は、能力差があるね。

会社から貰うギャラは5倍も違いますか????

(機械設計屋で年1500万円も 貰えてますか?、、 田舎だと400万前後だよね)

同じ年齢の公務員様の半分だよね。県職員なら1000万円超えだから、県職員の40%程度の評価なわけですね。日本のモノ作りを支えても、評価は公務員様より落ちるんですな。

まあ労働対価に合わないよね。だから、日本のモノ作りは衰退しているんだよね。

対価に釣り合わないギャラじゃ 後に続くものが生まれないものね。

技術系を目指す方には、「技術を磨くなら中企業」「待遇なら大企業」をお薦めします。

まともな設計屋が独立するのは、至極普通のことですね。

勘違いして独立するのも、多いけどね。

★FA業界では、「素人向けの商品が売れ筋」のも事実。

性能の良いものが売れないのも事実。

値段がほぼ同じなら、素人向けのイージーなものが売れている。

まあ業界全体でレベルが下がっているから、

腕の良いエンジニアはそのうち駆逐されてしまうよ。

「悪貨は良貨を駆逐する。」ってのは、グレシャムの名言だよね。

オイラは、お馬鹿だけどね

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GT管のスーパーラジオの製作を始めました。

先日完成した6球スーパーのGT版です。

真空管は3極管、4極管、5極管,7極管の順に雑音が増えていくのは、

数式でも表現されている通りです。(この数式を知らない方は,居ないはず)

3極管でMixさせても7極管ほどは、ゲインが取れないことも、古書に記事がありますね。

オイラが幾度か3極管Mixを実験しても、7極管には全く及びませんでした。(古書通りでした)

それゆえに、ラジオでのMixはもっぱら7極管を使ってます。

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IFTは、ST管用のものを手にいれた。 新品ならば、NPOラジオ少年で揃えられますね。

バリコン、OSCコイル共に、ラジオ少年から購入したものです。

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OUTトランスは、東栄さんから購入。

電源トランスは、60mA流せるBT-2V(ラジオ少年から購入)。

200V~220VのOUT電圧タイプの方が、goodです。

ソケットは、「オムロンのリレーソケット」 或いはGT管ソケットです。

YAHOOで、「オムロンのリレーソケット」を探すのが一番安いですね。

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ケースは、S-4にしたが、やや大きめ。

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バネ座金(スプリングワッシャー)は、使いません。

工学系のかたなら、「ネジ締結」についての知識は持っておいでだと思います。

鉄橋や車両にバネ座金が使われていますか?

命に係る構造体には、バネ座金は不使用です。

緩む原因となるバネ座金は、使用していませんね。

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平日の夜中にゃ、孔明け加工は無理だから、

休み中には 加工だけでも終わらしておく。

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その2に続きます。

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2014年1月 2日 (木)

真空管用IFTの中身を見た。(FM用)

2013年,真空管のスーパーヘテロダインラジオは、

キットで5台、自作で1台まとめただけだった。 ともにAMを検波するラジオだった。

中波・短波の2バンドのラジオは、3台。

いま製作途中のがまとまると、2バンドラジオはプラス1される。

★メーカー製品で修理したものは、①松下     RE-760

                     ②YAMAHA  CT-R1

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BC帯用でない IFTの中身を 

飽きもせずに眺めているオヤジが一人。

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右の2個は、10.7Mhz用なので FMの中間周波数用。

コンデンサーの容量が50PFとか150PFとかで、

LOW-インダクタンスで使って、IFT調整しやすくしているのがわかった。

左の2個は ??

16mHは、浮遊容量で10.7Mhzに合うが、そういう使い方をしていたのか????

100mHは、L・R分離用だというのは判る。 

オイラは、お馬鹿だからね

★コイルを巻いてみた。

芯はベークライト棒。トリマーコンデンサでFreqはあわせる。

この巻き数と23PFで10.7Mhzになる。 市販より、Hiインダタタンスになっている。

あわせにくいから、多分巻き数を減らすと想う。このコイルは、検波用。

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「6個で1000円」で手にいれたケース。もちろんIFTでは無い。

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球は4球。

検波確認の実験機です。

続きます。

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