実験的FMラジオ その1 ロックド・オシレータ検波 ⇒ 6DT6+検波コイル
実験機も、僅かながら進んでいます。⇒この続きです。
B電圧は170V。ソケットは4個。
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AFが回り込むのでOUTトランスは表に出した。
やや改善されたが、まだ回り込む。 AFの回り込み対策はのちほどにする。
球構成は 6AK5⇒6BE6(6BY6)⇒6DT6⇒6GX7。
球に6DT6を使う⇒FM検波になる。
先の記事にあるように、これは実験機。
①6DT6の使い方の習得。⇒動作点を知りたい。
②バリコンとコイルの確認。 ⇒バリコンへの補正コンデンサーの容量を知りたい。
③6BY6の変換具合の確認。⇒FM帯の発振具合を知りたい。
先ず、実践。
理論はWEB上にあるので、実践。
IF&検波の6DT6↓。 検波用コイルの造り方は、先日の記事参照。
自作の検波コイルなのでやや不安。
SGを10.7MhzにしてFM変調信号をIFTに入れた。
上の写真のように、音になってでてきた。
20pFトリマーを廻して、感度ピークに合わせる。トリマーもピーキーでなく、合わせやすい。
Hi-Lにしたつもりだが、コイルの巻き数は、たまたまよかった。
これで、検波はできた。一安心。(もっと巻き数のある方が、よい気配)
6DT6+検波コイルをつかった検波は、「ロックド・オシレータ検波」と呼ばれている。
WEB上に、理論もあるので、詳細はそちらに譲る。
★バイアスを浅くするとOUTも増加するので、通常の動作点でよさそうだ。
とりあえず、g1バイアスは,0.9Vにした。
★試しに、AM変調を入れてみると音になってでてくる。
10.8Mhz近傍を入れると最も、音が大きくなった。⇒6DT6の動作点をいじっていたら、最後はAM検波しなくなった。
次は「局発が動作して、変換できるか?」
BC帯スーパーラジオと同じイメージでいたが、OSCしてくれない。
ワイヤレスマイク製作での、
「B電圧が低いと高い周波数では発振が苦しい」経験が脳裏を横切る。
B電圧170V程度じゃ苦しいようだ。 先人達の回路を見ると250Vは掛かっている。
どちらにしても発振の切っ掛けが弱く、OSCできていないので、
切っ掛け用コンデンサーの容量を、0.1μF⇒3.3μFにした。
同時、Dip Meterでコイルと、バリコン補正コンデンサーはあわせた。
78~90Mhzのバンド幅にした。
で、通電した。さきほどとは音が違う。ラジオぽい音になったのが耳でもわかる。
OSCした。が、局発コイル端で波形が取れなかった。
波形は、g2端で取れた。(OSCのアノード)。コイル端で取れない理由は不明。
★発振強度は、 真空管FM帯ワイヤレスマイクが概ね0.3V~0.5Vなので、ほぼ並状態。
過去のFM帯ワイヤレスマイクで、3極管は25Vも掛かればOSCすることがわかっている。
50MHZでよければB電圧12Vでも楽にOSCすることも、過去実験でわかっている。(記事あり)
念のために、信号を6BY6にいれてみた。AM変調でいれた。FM変調だと聴こえてこなかった。
一応検波されてOUTされてくるが、 えらく弱い。
変換部でマイナスゲインになっているのが判る。
+Bが高いと多少は違うのか?
動作はするが、「使える」にはまだ遠い。
「検波できただけでも由」と想う。
目的の①、②は確認したが、6BY6のOSCが弱い?。
3極管OSC+3極管MIXだと、普通すぎるから、
6BY6使ったんだけど、いまのところ苦しいのが実情。
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