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2016年8月 8日 (月)

平滑回路のCOLD側とブーン音。いわゆるハム音。

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WEBを眺めていたが パワートランス(センターあり)と平滑用ブロックコンデンサーのCOLD側結線がまずい真空管ラジオが幾つか目についた。

①ブーン音が強くてもOKな方はそのままでも良い。

②ブーン音が聴こえないラジオを目指すなら手を加える必要がある。

上記の①或いは②を選ぶのは好みによる。何故ならそれを拘束する法規はないからだ。

オイラは②の「ブーン音が聴こえないラジオ派」なので、手に入れた真空管ラジオは極力ブーン音をへらしてきた。

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COLD側の処理だけは注意すること。パワートランスの2次側+BのCOLD側は、近傍接地はせずに平滑回路の上流まで配線をつれていくこと。そして最下流で接地のこと。

パワートランスの2次側+BのCOLD側をトランス脇で接地してしまい「ブーン音が強いのは部品配置が悪い」などと、文句を垂れている御仁も世間には居る。

メーカー製ラジオの部品配置は上手くない。自作のお手本になるような配置はレアだ。IFTの向きも上手くない。+Bのリップルも高いのがメーカー製ラジオだ。

低抵抗多段式の平滑回路は、もう5年近くオイラが推奨しているだけのようで他サイトにはちょっと看ない。 RADIO KITS式平滑回路と呼んででもしまおうか?

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discharge 用の高抵抗(1MΩ)は感電対策として必要。

RADIO KITS式平滑回路の特徴は、電源OFF後の放電が速いので5秒後くらいしたら手で触れる+Bになっていることだ。 加えて低抵抗値なので2W程度の抵抗でも発熱が判らないことだ。

+Bのリップルは段数に大きく依存しているので、パワートランス式でも3段はほしい。リップルは0.2V以下にしたい。 欲を望むなら5mV以下にしたいが、聴感では両差がわからない。

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上の写真のようにディスチャージ抵抗は、平滑回路の末端にいる。 平滑回路末端のCOLD側から黒線で接地。その接地点にはヒータライン(黄色)が接地されている。

これでSNは70dB近くとれる。

このような平滑回路実装だとIF2段ラジオで、VRを絞ってのSP端でVTVM値は0.5mV~1mVになる。入力をAUXにして測るとVTVM値は0.3mV程度になるので、平滑回路実装としては上出来だと想う。

平滑回路の引き回し写真は140回以上UPしているが、注意深くながめていたのかどうか?

この記事は、今宵から9日宵まではUPしておく。

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