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・AF BPF(RK-64)はphone用のCR定数にしたので、CW用にCR値を換えてもらってaudio peak filterぽくしてもらって良い。上側の切れ具合をop-ampでやろうとすると3段~4段構成になってしまう。投影面積ではmax295が優れている。
・先日の同期検波B案( TA7613 ベース)に2部品追加すれば改善されるようなことに、さきほど気ついた。明日、トライしてみよう。
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・JH1FCZ氏の名作のひとつに「ever-599」がある。凄いとのウワサさだがオイラは実機をみていない。それがリリースされた頃はデンソー向け基板検査ラインを設計していた。
・回路だけの印刷物が2社からでているので部品構成だけは判る。心臓部はほぼ同じ回路での量産民生品が出ていたし、CQ誌上にも使った感想がでている。さほど誉めていないのでLM567の性能を出した回路になっていない。
・メインデバイスの567は入力を上手に管理しないと、入力と出力の関連がなくなるデバイス。ターゲット周波数の1/2 または1/3にも反応しやすいので、その工夫の出来が性能を決定する。残念ながら、深慮された使い方の回路はまだない。単体計測では入力側レンジは20dBもない。だから設計上で苦しい。
ever-599を今風にして再現中。
LM567の適正入力信号に着目して2021年に基板確定した記事。
ever599よりは格段に性能が向上している基板になった。これでRK-92は確定した。
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古典的IC : LM567で同期検波できる。 下はLM567での作例。
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受信機向けのAFフィルターは
①RK-64 : PHONE 用
②RK-87 :cw用
③RK-91 :ever599 typeB
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・ダブルバランスドミクサーは、負荷条件で加算または乗算の動作になる。オイラ実験してyou tubeに公開してある。
・幾多あるDBMの解説記事にはこの事実には触れていないので、机上エンジニアが執筆していることも判明する。
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「RK-63 am/ssb rx :ta7613(tda1083)」をベースにした6m ssb 受信にトライ中だが、RF AMPで発振中。
fetのg2に電圧を掛けだすと発振した。
ピンアサインを間違えている??? と今確認中。
・追記
間違えていた。。。
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1,
LA1600より高感度なICのLA1260でつくるFM/AMラジオ。
ベースは RK-81(サトー電気で扱い中).
RK-81同様にsメーターは振れます。
2,
TA7613をベースにした同期検波。これはTA7613ラジオ+同期検波A案。
先日の同期検波B案の結果はWEBに公開済み。
中国からのshippingはlostした物も発生中。 無事日本に届くかは不明。
diode x4 による復調。
LC+ [diodex4] + 1TR(Av=40dB)
キャリア注入が120udBv.
信号が80udBv。リング回路に直注入。
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3.5MHzのコイルなので3.5MHzで確認。
信号42udBvのが復調できている。
この後段にTA7368でよいようだ。 AF部は総合80dBほどでも使えるようだ。
マルツの此れ並みの感度はでる気配だ。
front end にTSA7358を使ったらこのサイズかな?
回路は公開済み。
FRONT END ICとしては国内流通量は TA7358 >> LA1185.
市場価格としては TA7358 > LA1185。 needsが少ないLA1185が廉価。 TA7358 とLA1185の違いについて。
「クワドラチャ検波utを上手に使うと同期検波ができなくもないようだ」と独り言。
業務連絡です。
AM /FM の2バンドラジオにしました。 ICはサトー電気と若松しか扱っていません。
ベース機は これです。
AMはSメーター対応です。 FM時はtune-ledであわせです。 FM帯は日本標準式な下側ヘテロですのでLC7265対応です.PCB製造は再開中なので今週末には過去設計分もまとめて手配。
大陸ではdell pc基板もapple基板も定常生産モードに入りました。1monthで挽回する生産計画のようで、ウイグル自治区の政治犯が生産工場での強制労働モードに落とされました。 まあ、こういう時期にdell pc や apple製品を入手される方は政治犯の思いも合わせて受け取ってください。
以上。
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日本:通産省は下側ヘテロを採用しましたが その経緯は往時のパブリックコメントで公開されています。もしもあなたがラジオ少年であれば、その経緯を知らないと恥ずかしいほどの基本です。
クワドラチャ検波回路を利用すればam同期検波ができる。相が合うかどうかだ。 同期検波についての情報はここに挙げた。
7MHz用の 「ssbはプロダクト検波。amは包絡線検波。」は ここで領布中(RK-63)だ。JH1FCZ氏がこのmain ICをベタ褒めしている。実際に感度は良いし、AGC電圧はFET専用に設計したのかと思われる電圧ででてくる。AGCピンからRF AMP(FET)に結線すればほぼOKだ。
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このRK-63を50MHz対応にしたのが この基板。 RK-60(メインは LA1600)と同様にダブルスーパーになる。ベース機のRK-63が非常に高感度なので、RFampは感度面では不要だがAGCを掛けてみたかったので載せた。
プロダクト検波デバイスは CA3028(和名 TA7045).
基板は下サイズ。
作動中のRK-63にクリコンを載せただけの回路なので、FET部のパターン間違えがなければ動作する。プロトなので希望があれば対応可。 FETの到着待ち状態。
「SNが悪いDSPラジオをよく聞こえるラジオ」と誉める大人が多い。データシートでDSPラジオはSNが悪いことが公開されている。データシートを読む力のある方は、本稿を読み飛ばしてください。
データシートを理解できない方むけに、DSPラジオと LA1260アナログラジオでのSNについて確認しよう。
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SP端でのVTVM値を列記。
廉価なdspラジオで、放送局が入感しない時に、10mVレンジで4.8mV位。
0.3Vレンジで 放送局を受信してみた。100mV位。
・(S+N)/N=28dBくらい。 忖度して30dBってところか。室内loopアンテナの同調cを回してもアナログラジオのようなきびきびした入感レスポンスがないね。
・チャンピオンデータ(icデータ)では SN=40dBなので、現実はこの程度。この数字じゃ、dsp音質の評価はかなり低くなる。「これじゃ駄目だね」が感想。
・DSP ラジオ ICはクオーツ時計のcrystalを使っているのでそのn次高調波も含めて作動している。クオーツ時計のcrystalは精工舎(現epson)の開発品なことはご存じですね。時計用水晶で儲けた時期も過去あった。・3/11の震災後に統廃合が行われて水晶振動子・レンズを製造していた松島事業所はHOYAに売却された。ヒトも新棟ごと売却された。2つの旧棟のうち、ひとつは2017年に借りてが見つかった。 新棟を建てた時の松島事業所に装置打ち合わせで出入りしていたオイラは、栄枯盛衰のさまを見ている。
・恐らく黎明期のトランジスタラジオよりSNは悪いだろう。
・LA1050がデータ上でSN=30dBなので SNについてはLA1050 と廉価DSP ICと互角で悪いなあ。
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最新の開発基板: LA1260ラジオ。
放送局入感しないところでみた。 :30mVレンジで5mVくらい。
放送局受信時に1Vレンジで400mVくらい。
大まかに(S+N)/N=50dB程度。
廉価dsp ラジオより随分とsnが良い。
LA1260とLA1600のSNはどちらが良いか?
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中国からのshippingが日本に来るのかどうか全く不明な状態だ。中国共産党からは「2月9日までは休みを延長するように」との通達がでているのは既報通り。
新コロナ肺炎のdnaを確認すると 「HIVのゲノムが追加されていることが判明している」 ⇒ 既報。
、、ということは人為的生成物だとバレている。 結果、HIVの薬が効く。
論文が撤回された。さて??
ビタミンDが不足だと罹るらしいことまで判明してきた。 ソリャ、造られたものだから、対策も出来る。「免疫が出来ない」と情報があるが、hivが内包されていりゃ免疫は出来ないわね。hivの存在で既報と整合する。
「初めてみるDNA配列でなく、既知の配列にhivを押し入れた 」というのが今回のコロナ肺炎。どう捕らえるかは、当人の知的水準次第だ。
大本営発表を信じるも良し、「インド工科大学の公開情報とHIV薬の効力」から推論するもよし、己の頭脳次第だ。
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さて、新たに1回路を基板化してみた。
下段の英文字のような目的の基板だ。
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50MHzのdsb trx基板 RK-36は 祐徳電子に手持ちの全数送付した。おいおいとsiteに並ぶと想う。
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実装してこれから確認する基板。
①中波ラジオ:
②
コンプレッサー基板:
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未実装な状態のもの。
RF スピーチプロセッサー
これはKP-12Aと似た回路方式。
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これはRK-77の TX dbmをSL1641に置換したもの。txはvxo化。
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この他には
LA1260ラジオの改訂版が未着。
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・4石ラジオ(3石ラジオ)の方向性はまだ定まらず。
・AN217 受信機は 試作図完だが未手配。
・50MHz am/ssb/cw 受信機は 試作図完だが未手配。
・FCZ研のRX-504は、ご存じのように「TA7613シングルスーパーのAM専用レシーバー」だ。RF段には3SK73を使っている。 メインICは日立型番ではHA12402。東芝型番でTA7613。色々と探ると本家はTDA1083だろう。
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サトー電気で扱い中の 「AM/SSB 受信機(シングルスーパー) RK-63 」の発展形を作図した。
・メインICはTA7613.
・RK-63にクリコンが追加された図になっている。
・MIXER はSA612 . 2018年にシングルFETで乗算回路をトライしたが加算になったので、それ以来「シングル FET MIXER」はトライしていない。カスケードFET(シリーズFET ? )での乗算は周波数によってはマイナスゲインになることは確認している。
RF AMP 部にはAGCが掛かる。
サイズはこの程度。
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感度表:
RK-63は現状で上記のようにLA1600よりも高感度なのでこれに上流部SA612のようなゲインが取れるMIXERを入れるとゲイン過多になる。 ゲインバランスではダイオード採用のリング回路が良い。或いはRF AMPのゲインをAGC OFF時でマイナスにする必要があるようにも思う。
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先日、7MHzダイレクトコンバージョン(sn16913)をまとめた。
ダイレクトコンバージョン基板では5つ目になった。
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今日は、違うデバイスでdc基板を実験した。上手くいけば6番目の基板になる。
①
通電した。AF信号も出てきた。osc注入はSSG 120μdBVほどは必要らしい。
しかし、ボッ、ボツとゆくっり発振してきた。
②
RFデバイスを抜いてAFだけにした。ICはLM386がひとつ状態。
あいかわらず、ボ、ボと為る。 「AF回路はNE612 MINIとおなじ」だが、配置がすこしちがう。「LM386は部品配置に左右されて、発振もする」のはいままで3回経験した。都度ICをTA7368或いはTA7252に置き換えてきた。
・NE612MINI の回路
今回、この配置ではLM386は発振する。
AF icを変更するのが速い。 agc付のdc基板を狙ってはいるが、、、。
・LM386を3Vで使うと比較的に発振しない。LM386回路は同じでも配置が違うと発振した、これは3回経験した。9Vで使うと上流回路(ラジオIC)によっては発振する。未だに「駄目な配置」をつかみきれていない。
・pin1 とpin8をコンデンサーで結線しても、しなくても発振する。信号をpin2だけ あるいはpin3だけ、またはpin2,3差動でいれても発振する時は発振するので、「必ず発振しない」回路ってのは見つかっていない。
・プリント基板ものでは100kcマーカー基板作成時に配置による影響を深く学習させてもらった。455kcあたりにならば100kcほどの影響はなかったが、ピエゾ体が有しない妙な周波数で安定oscできることも見つけた。基板ものは回路外にノウハウがあることを充分体験させてもらっている。
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・LA1260の改訂基板は まだpic upされていない。大型連休に入ったのでpick upは2月にずれ込む。
・基板ナンバーを追記した「AM-TRX3」は羽田税関に今朝届いた。ずっと成田だったが今日は違うぞ、、。どうしてだろう??。コロナウイルス起因で着制限されている??
・ST-32の特性が駄目駄目で止まっている4石ラジオは、古典的な工夫しか思い付かない、、。
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・基板領布中のダイレクトコンバージョン受信機としてRK-50がある。これはサトー電気さんでも扱い中だ。usaのneophyte(1988年2月号)に音量調整VRを追加したものだ。前年1987年にNE602がQST誌上で紹介されている。 これ以降はNE612がダイレクトコンバージョンの主役になっている。
・ARRL reportでは 3.5MHz -118dBmでdiscernibleとある。
・下写真の実装品はオイラ手持ちのSSG 0dBv信号も聞こえる.SNは上がらないがビート音は聞こえてはくる。受信周波数と局発周波数の差分が聞えてくるので、一般的受信感度とは違うので注意。局発が強いほどビートは聞こえやすくなる上に、ビート音周波数は定められておらず、客観的な土俵では計測されていない。従って感度と呼ばれるものとは定性的概念が異なる。
・ラジオ(受信機) での局発強さと感度の関連についてはゲルマトランジスタ2SA時代から「泉 弘志」先生がまとめているので、それを読むこと。
・NE612(SA612)の設計センターが45MHzなのでHF下側でがゲインが下がっていく、455kHzではマイナスゲインになるので、455khzのプロダクト検波にはかなり不向きなデバイスではある。
・データシート記載のオーバートーン回路は50MHzでoscするが周波数がフラフラして、ちょっと使えない。HI-BANDでは結果外部oscにて使うしかない。内部OSC上限は20MHz程度にしたほうがよい結果が得られる。
・SFB455をOSCさせると周波数アバレ10Hz程度には落ち着くので、455khzプロダクト検波のキャリア源としては使える。
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小型のダイレクトコンバージョンを作図中だ。このデバイスのほうがHFではゲインが取れる。
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sメーター化にはこの数くらいの部品が必要。
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AGC化にはもう11点部品必要。 部品数がへらないかあ??と思案中。
高周波デバイスが1つなのでせいぜいAGC25dBが限度と思うが実験は進めてみる。
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・オイラが仕事で基板修理していた頃は、「クワドラチャ検波」全盛期だ。 機械設計屋になって30年超えたが、今は「クワドラチャ検波」と呼ばないことに驚いた。 「直交検波」と呼ぶらしい。 平行検波がないので不自然な用語だろう。 「直交 ⇔ 平行」のはずだが日本語が崩れてきているようにも想う。より正しく云うと明治初期に外来語を日本文字化した知的水準よりは下がっている。
・下向きベクトルは簡単なので注意。
成田税関でプリント基板が足止め状態。
27日に税関についたがまだ成田から移動できない。 ほぼ1weekロスっている。成田で2梱包停留中。 さらに本日LA1260基板がshippingされた。
新ラジオ基板の着手ができないので、AMトランシーバー基板を実装した。
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NE612によるAM生成。
how to make up '50mhz am trx' はここ。
自作派むけにこの基板を2020年1月25日から領布中。
受信のフィルター(写真)はW55H. W55Hは昨年春からRSにて扱っている。
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CFWLB455K シリーズの最上位は,下のW55I(CFWLB455KJFA-B0)。
W55Iは国内ではまだ未流通品。
W55Iだと帯域幅が4kcなのでssbよりに為ってしまう。SSB専用受信機ならばW55Iは必須になる。
サイドのカブリ対策にはAFのBPF(RK-64)で対応。
SL1641の50MHz AM波形がNE612よりも綺麗だったので、 「NE612でPCB化済みのトランシーバー基板」を SL1641でリプレースした。 ついでにVXO化もおこなった。
サイズはこの位。
出力: 800mW~1Wになると想う。mic-compにはta2011。
受信: 基板化済みダブルスーパーの回路をもってきたので、1μV S/(S+N)=10dB位にはなる。RJX-601並の感度で75x91mmならばよいように想う。
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ne612でのam トランシーバー基板。
超再生式amトランシーバー基板(rk-58)の受信部を ダブルスーパー(rk-41)にしたもの。
結果「am ⇔ dsb 」の調整は不要にするべく固定抵抗で決め打ち。
ta2011sはオンボード。
おそらくはオイラ実装する時間が作れないので、ne612トランシーバーをトライしたい方は連絡ください。
ST32は特性が悪く、ヒトの第1フォルマント再生できないことがわかったので、「使えないデバイス」にした。中華製小型出力トランスの方が周波数特性がよいので、技術面ではすでに中国 >> 日本に為っている。
st32を使った自作ラジオが多数webにあるが、その音域特性についての低周波発振器等を使った特性記述はない。随分と不思議だ。
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1, ST32を撤去して、トランジスタのエミッターにSPをつるした。
2、 電流は100mAくらい流れている。
音として聴こえてきた。音域特性はもちろんフラット。入力10mVではやや小さいので入力20mVはほしい。
トランジスタを1段前に入れるとネライの音量になりそうだ。
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まとめ。
・特性の悪いデバイス使用は諦めた。 蝙蝠さん向けデバイスとして非常に有効なので、バット△△△の製作時まではkeepしておく。
・AF部の入力では10mV~20mVほしいので、AF初段に半導体を追加する。
ST-32のSPECは、直流抵抗値60オーム(1次側)、出力0.2Wと公開されている。2次側へのエネルギ伝達を80%とすると、1次側では0.25W程度は流せる。
抵抗値60オームゆえに、オームの法則が成立するならば65mA程度流すのがST-32の使用上限値になる。
実験は使用上限近傍で行った。 トランスの設計マージンを考慮すると悲鳴が上がる使い方ではない。
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・3石ラジオの肝は、SPを1石で鳴らすことだ。
・ST-32でSPを鳴らす回路(3v 駆動)にしたが、ヒトの音声域で音がかなり出ないトランス特性だ。非常に参った。これでは笑われてしまうね。
・ST-32の音域特性が蝙蝠向き(センター値 40kHz)に為っている。
・仕方ないので、ヒト向けに1次側にマイラー334をパラ付けしてAMラジオ音域(1.2kHz)に特性ピークをもってきた。 しかしST32の2次側電圧と印加信号との電圧ゲインはほぼゼロdBにまで落ちる.
・結果、およそ10mV入力は必要な状態。
・電源3Vにしてトランジスタには70mA流している。hfeは600ほど。
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◇もともとのST32の特性 :40KHz ⇒ 上述1khz時より電圧増幅度が高い。
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・40kHzでの特性: ST32の2次側で電圧ゲイン30dBも取れる。400hz時はわずか10dB。
・つまり40KHz時は 400Hzより20dBほど音が大きい。(vtvm読み)。ヒトの可聴域から上で効率よく出力される。 これをコンデンサーでZピークを変えて平坦化したらゲインが取れなくなった。
・「蝙蝠さん寄ってらっしゃい」の特性だ。電流を10倍流して700mAにすれば負荷Zは下がるので、ほどよい特性になる可能性もある。
・蝙蝠相手ではなくヒトが使うラジオなので、冒頭のようにAMラジオの音域内にピークを持ってきた。
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恐らくはSPを振動させれるが、充分ではないだろう。ST32の特性がまともであれば充分に鳴るが、、。ST-30.ST-17等のトランジスタ用小型トランスは ハイ仕上がりで低音がでない。ここで2018年に公開ずみだ。 ワイヤレスマイクで小型トランスを採用しない理由は低音が出てこないことに起因する。つまり第一フォルマント情報が欠落して伝達されるからだ。
ヒトの音声フォルマントでは低域が重要。残念ながらst32では低域の音は出ない。
曲がりないにも「st-32の音は良い」とは云えぬ。 「このトランスを使うには、電流を500mA程度流してください。」の判断が正しいようにおもう。
オイラとしては、「Cをパラ付しても特性が尖がる割には第一フォルマントが再生されないので、使いたくないデバイス」のひとつ。
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①、cパラ付特性のまま鳴らす。
②、st-32を止めて、ダイレクトドライブにする。
③、st32を止めて IC で鳴らす。⇒ 2石+1 ICラジオ
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自作ラジオ群
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