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2016年12月

2016年12月30日 (金)

往時のラジオで見かけるトーンコントロール回路。ボリューム・エキスパンダー

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 戦後ラジオドラマの名作「君の名は」を、そのまま貰ってしまった作品が人気らしいが、これって著作権かなにかに抵触するだろう。

教養ある人ならばパクリはしないと想うがね。 パクリ容認の国民性ならばokだろう。

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①ラジオではお馴染の回路だがupしておく。

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VRでHi-cut(高域)点が移動するトーンコントロール。隣接放送局のカブリ(シャラシャラ音)から逃げる手法のひとつ。

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②部品点数が少ない方式。高域と低域の増減量を同じにする工夫が必要。

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③ この用語「 ボリューム・エキスパンダー」に久々に遭遇した。60年前にはすでにあった。まだまだ学習が足らないや。

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audioを聴くには、これは重宝するようだ。 オイラはラジオ工作派なので「ボリューム・エキスパンダー」には深入りしない。

2016年12月29日 (木)

「パワートランス」vs「フィールドスピーカー」

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今日は仕事納めだった。夕刻にVEからTELが来た。 打合せしていたらどっぷり日が暮れた。

雪が少なくてスキー場は、降雪機がフルパワー運転中。

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木箱は形にした。

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シャーシーは新しくして、「パワートランス」vs「フィールドスピーカー」の距離を稼ごうと想う。

ブーン音がどこまで小さくなるかなあ?

2016年12月28日 (水)

TRIO と TORIO 正しい表記はどちらですか?

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YAHOOで修理・転売屋さんを見ていた。

トリオなのにTORIOで出品されている。 ご丁寧にはSPにTRIOの4文字がある。

元はこれ、4300円。 2016年12月21日終了だから輸送を考えると手元には23日着。出品が28日だから5~6日くらい手元で暖めただけだ。

まさしく修理・転売屋の本領発揮中。「売値ー仕入値」の差分で2万にはなるだろうから、次のネタ仕入れが忙しいんじゃないかな?

悪いがネオンランプはまだ十分に市販されている。発見できないのは、単純に探し方が悪いだけのことだ。SW付き2連ボリュームも充分に市販品があるが、「入手困難」と自称してフロントパネルに穴を開けてある。(軸長が足らないなら延長すればok)

VRを換装するのは開閉接点がかなり悪いラジオ(齢60くらいからのご高齢)ならば時折あるが、VRのガリガリ君は開いて接触具合を目視してから修繕を検討する。今回のVR換装の経緯が説明文では不明。(単に高価転売の目的で交換の可能性あり)

アマチュア無線に興味があったりaudioに興味があるお方ならこの文字表記は間違えない。使い慣れた4文字だからね。間違えたくても4文字しかないので間違ることは困難だ。英語に強いお方も間違えないだろう。

推測できるのは 「にわかラジオ工作者」の可能性だろう。 フロントパネルに加工せずとも治るのに、TRIO君の顔が傷つけられて可哀想だ。 部品調達の知識が欠けているようなので修理具合は???。「にわかラジオ工作者」が増えているのは、換金できるとそれを推奨しているsiteがあることも理由の一つだろう。

日本語的には、改造しつつ整備ならば「改造整備」の文字順序になるはずだが、

「整備改造」では 整備しつつ改造したことになると想うのだが、

整備が主目的ならば 「改造整備」であろうし、改造が主目的ならば「整備改造」になると想う。年配者ならこのような間違いをするわけがないだろう。

「違法改造」は、「違法行為による改造」あるいは「違法の改造」の意味だ。

さて「整備改造」と「整備・改造」とは意味が異なることに気ついたお方はどのくらいだろう。

「整備行為による改造」(略 整備改造)とは何だろう? 今晩は眠れそうにない深いテーマだ。

「3バンドコイルパックキット」⇒ 5球スーパーで短波を聞く

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短波も含む「3バンドコイルパックキット」がラジオ少年から販売開始される。

ぱっと見たが、アンテナ側のコイル間寸法が近いので相互結合が充分に予想される。通常は受信バンドでないアンテナコイルの両端は接地して浮動容量や迷結合を嫌うことが推奨される。

非受信バンドのアンテナコイルに於いて「両端を接地し影響を小さくした場合」と「迷結合させた場合」ではどちらが設計思想として優れているかは判ると想う。

また受信感度はアンテナコイルの体積(空間占有体積)に依存することは、大型フェライトバーアンテナの方が感度良好になることからも理解できる。

また両面基板のようなので、コイルを剥がして再度巻きなおしはかなり苦しい作業になると想われる。実験に基づきコイルデータを所有していないと初回は苦労するだろう。

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オイラの場合、OSCコイル基板上にバリキャップを配置させて受信周波数(短波帯)の微調整をさせているので、空きランドが3コあれば具合よいがどうだろう? 「OSC基板にバリキャップ配置」は浮動容量の影響をすくなくする最も良い方法だ。

そこまで考慮されていないようで、やや残念。 「微調整は別途に穴明け基板など使え」ということのようだ。 先々には、バリキャップ用ランドを追加していただけるように28日朝にお願い申し上げた。

オイラの「短波が聞こえる自作真空管ラジオ」は現段階で計19台らしい。 たかだか19台しか2バンドラジオ製作経験を持たないおっさんの声が届くかどうか?

★さて、このキットはフェライトコアを使用しているので磁気アンテナの範疇かどうかだが、シールドケースが覆い被さってくるので磁気アンテナの特性を阻害している。 それゆえに調整時には、

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」(以上JIS C6102-2からの引用)のどちらで行なうのが正しいのかやや悩む。

プロエンジニアの見解を見聞きできれば助かる。

JIS規定の「適切な擬似アンテナ回路網」を手元に用意する必要がある。室内開放線アンテナの長さによって回路網が異なるので、くれぐれも間違えないこと。JISの文章は公開されているので一読されることをお薦めする。WEBをみるとJIS規定の「適切な擬似アンテナ回路網」を用意されているラジオ工作者が一人は居られる。良く判っているラジオ工作者だと想う。

ただ、「ラジオ修理します」と謳うなら、「室内開放線アンテナつきのラジオ調整」では「JIS規定の適切な擬似アンテナ回路網」は必須になるだろう。ラジオ調整の正しい手順として規定されているので、これを使わないと「勝手な調整」に成り下がってしまう。

これにも搭載できる

 

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シャーシー深さが50mmゆえに、コイルキット40mmよりも10mm余裕がある。(余裕は上5mm,下5mmの計10mm)

右のVR取り付け位置は右端面から35mmと丁度フィットする。(マグレだがね)。従来のものも同一寸法なので取り付けはok.アクリル穴はロータリーSWに支障ない径17mm.ホンマにマグレだが丁度に取り付く。

たまたまyahooに出したがセミキット2台目出品予定は2017,2018年と無いので悪しからず。(ミニチュア管が手元に多数あるので、それならば出品かな?)

余談だが、ミニチュア管のラジオキット3S-STDの製作から真空管スーパーの製作スタートしたオイラだが、すでに5年経過した。ミニチュア管⇒GT管⇒ST管⇒ロクタル管の順に球種をかえてきた。真空管ラジオシリーズでは「キット+自作」の100台を5年ほどで超えることができた。6AV6,6AQ7,6Z-DH3Aなどの「検波+3極管」の複合管では音の違いがある。「検波+3極管の球で良い音がする球は何か?」と問われれば6AQ7と返する。6AV6は薦めないなあ。

「感性の領域」と端的に切るもできようが、専用検波管(6H6,6AL5等)が歪面で優れていることは先達の文献に記載多数である。専用検波管の音を体験したことがないなら、ある意味で不幸かも知れない。 良い音が目の前にあるにも関わらず、それに手を出さないのは至極残念だ。 今後自作されるのならば6H6,6AL5の音も聞いてみることをお勧めする。歪の多い音を聞いていても楽しくもあるまい。(歪好きもいるだろうね)

 オイラの耳を鍛えるために、こういうSPで音を楽しめる喫茶店に通っている。ラジオからの音だけじゃ耳(感性)は鍛えられない。ここまで行なうラジオ工作者は日本に何人いるだろうね。

本業は装置設計屋(FA業界の用語ではメカ屋と呼ばれる).還暦までまだ遠い。

 ★追記

原先生から連絡が届いた。「バリキャップ on board」 を検討してくれるようだ。念のためにオイラの「バリキャップ on board写真」をノウハウとともに送付しておいた。製作経験の少ないお方はこれで多少は助かるだろう。

★オマケとして、「ラジオは再生式だ」


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

再生式ラジオを数値表示させたいエンジニア向け。

2016年12月27日 (火)

ラジオでは 古書から学ぶ

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古書を入手して学ぶことを時折お薦めしている。技術upのための図書はup済みだ

今宵は、1956年刊行の図書から少し。

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上の写真のように6Z-DH3Aと2A3の直結回路である。60年前には真空管直結はスタンダードであることを知りえた。

下の写真は帯域可変IFTを使い、さらに初段の同調回路はHi-Fi受信のためにQを下げる工夫がされている。Qが下がるとHi-Fiになる理由は、幾つかの文献がweb上で見つかるので学ことを推奨する。

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トーンコントロールもあるので、再現製作も面白そうだ。

さて、余談にはなるが、

音のエネルギーは中々強力で、風車の低い風切音による健康被害を聞いたことがあるだろう。また高音域では22kHzともなると鉄に焼き入れができる。高周波焼入れと呼ばれるがヒトによってはこの周波数は聞き取れる。真空管の450thなどが使われている。また、この周波数での生きた細胞への影響はパワー次第だが、言及はしない。

2016年12月26日 (月)

真空管ラジオの外部入力の使い方(PUまたはPHONO) .pu端子に ipod考。

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「ipod、スマホ、mpプレーヤは直流が後段に出てくる」ので、直接続は真空管にとってはNG。

その知識がないままに修理し販売する者(知識レス)が圧倒的多数なので、注意された方が良い。

下記②を参照。

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真空管ラジオの外部入力の使い方は 

①ipod等OCL機器からの信号をpuに入れる

②ipod等「直流を流し出す音源」対応策。

③自作真空管ラジオでの対策紹介例。(動画) 初期型の対策基板

④希望者向けに、「in take amp 基板キット」の領布これの小型版。

とまとめて公開中。

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ラジオの外部入力の使い方

1,電蓄(電気蓄音)は蓄音器式スタイルがスタンダードであったが、ラジオ(真空管)の登場により蓄音式電気再生方式(電気蓄音)にシフトしていった。

電気の力により音を再現する(再生する)のはラジオが最初の大衆道具だろう。

これによれば「ラジオ放送開始の5年後の1925年から電気録音、真空管増幅器とスピーカによる再生の歴史が本格的に始まった」と記述がある。岡部館長殿多謝です。

電蓄、現在ならアンプなどの音響機器の回路原点はラジオになるだろう。

さて、真空管ラジオには外部入力がついていることが多い。これは電蓄対応ゆえにPUと表記されていることが多い。「PU」の意味は中学生英語の範囲。輸入品だった電蓄が国産化され、LPレコードの普及した1955年ころから一般家庭にも電蓄が普及していく。

真空管ラジオの回路図を見れば入力インピーダンスは検討がつく。どうみても数オームにはならない。100~500KΩ程度になる。

歴史上、後に登場してくる真空管式プリアンプの入力インピーダンス具合は このサイトが参考になる。Web master殿に感謝いたします。

いま流行のiphoneの出力インピーダンスは情報が錯綜してはいるが、1~4Ω程度とスピーカーと同じかそれよりも低い。 試しにFMラジオのイヤホンジャックからの音を 真空管ラジオにつなぐとどうなるか?

インピーダンスが1万倍以上は違うので,???の音になる。 fmラジオの出力が充分にあるので、この音を聞くとインピーダンス整合がどうしても必要になることが体感できる。

オーディオマニアならFMチューナーからの信号をアンプにつなぎ王道に沿って音出してしてくるが、「真空管ラジオをお持ちの方の場合、FMラジオのイヤホンジャックから入力端子へ接続するする 或いはiphoneの低インピーダンス出力を入力端に接続する」とマッチングを無視して常道を超えた使い方をしてくるのを見聞きする。爆発はしないからご当人は思慮なく結線していると想われる。

仮にiphoneの出力が100mWで4Ωインピーダンスとすれば、E=IR,W=EIによりiphoneの負荷側には5mA流れ込むことになる。 スマホもiphoneも直流が外の流れ出す回路が主流だ。たまたま非力すぎるので真空管ラジオから煙は上がらないが、真空管にしてみれば「まてまて、それは止めてくれ」状態ではある。

「iphone⇒真空管ラジオの外部入力」と結線してしまう場合、ラジオ側の初段球(3極管)のグリッドに5mAが流れても不思議ではない。まだ実測したことがないので近々にトライしてみよう。う~ん、電圧増幅の3極管グリッド電流を5mA流してよいのかどうか? スマホは非力すぎて100mWの半分もでないことも分かってきた。

真空管の動作説明をよく読めば、グリッド電流5mAが流れることの事の良し悪しが理解できると想う。

2,インピーダンス整合は、「昇圧トランス」あるいは「ヘッドアンプ」による。MCカートリッジのようにインピダンスが数十オームのものを昇圧させることはaudio系では普通である。「mc カートリッジ ヘッドアンプで検索すると回路は多数あるので自作は難しくない。

また、「1000円程度で手に入る周波数特性が良好な小型トランスは残念ながら市場に無い」。ST-14などは低域がスカスカ。特性を測らずとも音出してすぐ判る。

真空管用出力トランスとして売られている1000円クラス(国産)のものは、共振点のような音圧ピーク点が低域にあり10dB近くもちあがっている。これをフラットな特性ぽくゴマして鳴らすことが、自作波には求められている。

数千円出費して特性が良いものを入手することを推奨する。そのトランスがラジオ内に格納できるかどうかも検討する必要がある。磁束漏れを拾うpick upに成らぬように留意することは当然のこと。「音質に目を瞑りトランジスタ用トランスを使う」ことは至極アマチュア的である。オイラはトランジスタ用小型トランス方式はお薦めしない。

上記2通りの対応策があるが、選択権は己にあるので熟慮するように。

3. これは真空管ラジオの常識だが、出力トランスの1次側にコンデンサーが付いている。この理由は、ラジオ工作者ならば知っているので改めては記さない。3極管のプレートの100pFも音域特性に結構効いている。

このコンデンサーのお陰で4kHzや8kHzなど高域ではラジオの出力特性がかなり垂れ下がっている。また隣接放送波の耳障りなシャリシャリ音を減らすためにもラジオでは、AF部で積極的にHi-cutにし、通信向けの音にする。 audio系の音域特性とは全く異なる。

測れば一目瞭然だが、測定器なしで外部入力で鳴らせば高域の伸びがないのですぐに判る。高域の垂れに無頓着ならば、真空管ラジオで外部入力を鳴らせばよいだろう。大半の電気工作者はHi-cutの通信向けの音よりhi-fiを好むと想う。

  「SP端から、音が出れば満足」の水準で支障なければ真空管ラジオの高域垂れ特性に依存して、音を楽しむこともある。

音が判るお方は、外部入力を真空管で楽しむ為にラジオでなく真空管アンプに移行していると想う。

◇「スマホ⇒真空管ラジオ」のように接続できる回路を基板化した。

チープなトランスは使っていないので周波数特性は良好だ.基板(kit)が必要ならここに問い合わせのこと。

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まあ、オイラ的にはラジオとaudioでは音域特性の設計思想が異なるゆえ、目的に合うもので音を楽しむが王道だ。

「ラジオでは、あえて高音伸びないように工夫がされている」(通信向けの音)と繰り返し申し上げておく。

音の聞き分けができるならば、真空管ラジオの外部入力で音を楽しむことは困難なことに気つくと想うが、近年は聞き分けが出来ないuserが多いらしい。

1月3日追記

実験をした。続きます

真空管ラジオの外部入力(PU,PHONO)への音源考。 ちょっと粗い実験。真空管を痛めないために一読をお薦めする。

5月27日追記

ipod等のdirect drive speakersで、電流が次段に流れ込む機器に接続する方法はこれだろう

スマホから入力してみた。普通に鳴るよ。これでOKのようだ。

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YouTube: ST管スーパーに、スマホ専用入力回路(aux)。トーンコントロール付き。

ipod 系は100mWも出ないようだ。えっと想うほどドライブパワーがないことも判ってきた。非力すぎる。

電源トランスとフィールドスピーカー

スター(STAR) 4バンド真空管受信機の未組み立て品

はそれなりのお値段になった

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統計からも上級国民様と平民とのギャップが拡大中がわかる。

「働くと負け」の意識は進むだろうな。

除夜の鐘が五月蝿いと抗議が凄いらしい。 他所から流れてきた人には五月蝿いだけだろう。幼少の思い出を持つ大人は、左様な戯言は口にしないぜ。

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フィールドスピーカーの載ったST管式ラジオを手に入れた。もちろんジャンク品。

電源トランスとフィールドスピーカーが近接しているので、今回もブーン音はしっかり確実に聴こえるはずだ。 

この場合には

①SP利用を重視してハム音には目を瞑る。

②ハム音のしないことを重視して、フィールドスピーカーは諦める。

どちらを選択するとよいだろう。貴方ならどちらを選択しますか?

飾り用ならば①になるだろうな。

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誉められない構造。 溝入れて応力を受けるか 木材ピンを叩き込んで結合させる必要があるが、往時はこの程度の造りなのかなあ?  装置設計屋のオイラからみると、構造はペケ。

構造がペケだから、ウッドケースがスピーカーの重さに負けている。

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この木ネジの締結方向は無理がある。もう1本木材が必要だが、どうクリアするか?

外装修理は不得意のうえに、作業環境が無いので、、、悩む。

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シャーシ内側の配線。

ネジ止めのペイントあり。

好感がもてるのは スプリングワッシャーを使っていないこと。ネジの締結を学んだお方なら、スプリングワッシャーの不要なことは知っている。

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6Z-DH3Aのヒーターピンが正しく接地されている。 ハム音が小さくなるようにアースされている。 正しいラジオ工作知識をお持ちのようだ。

修理品で流通している物の写真を見ると、随分とヒーター接続が間違っている。過半数を超えるんじゃないか?????。 60年前のラジオ自作者より現代では知識が落ちているらしい。

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ツマミ軸の高さが3本とも4mmほど 間違っている。 シャーシに追加工するか?

新規にシャーシ手配するか?

フィールドスピーカーは使いたいので、レイアウトを含めて思案中。

電源トランスの磁界を90度 回せれば軽減できる??

2016年12月25日 (日)

「初めてのロクタル管ラジオ」をつくろう。その3。 短波ラジオ 7B5,7B6,7A7

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昨日の続きです。

既報のようにラジオ少年製親子バリコンは3.4~7.3Mhzに具合よくフィットする。短波区分ではHバンドになる。 この具合良いことは、NPOラジオ少年の原先生には昔々に連絡済みだ。先々短波用OSCコイルがリリースされる可能性は、部外者のオイラには判らない。

このバリコンを使っての短波用OSCコイル自作は過去記事参照。2014年の記事に詳しく書いたと想うが、記憶通りかな?

ノウハウはほとんど無いが、受信感度が平坦になるようにタップ位置を決めることに注意すればOK.

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手頃なプーリが無かった。ややデカイ。

下のは、残留ノイズを確認した写真。

3mVレンジで0.35mVくらいだ。 昨日と同じなので信頼性は至って高い。

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マジックアイ付き。

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外部入力で確認した。

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オイラの自作平均点より感度良くできてしまった。

ハム音は上記のようにかなり低い。オイラの自作ラジオの中でもベスト3に入る。

以上、初めてのロクタル管ラジオ製作でした。

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通算で206作目。

「JH4ABZ式表示器」のラストワンラジオ相応の低いハム音になった。

小振りなプーリを探索中。

2016年12月24日 (土)

「初めてのロクタル管ラジオ」をつくろう。その2。   7B5,7B6,7A7

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から発送済みの連絡が届いた。 やはり速いね。

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配線を確認する。

球なし状態で通電し、セーフを確認する。

異常なしならば、球を挿し通電。

テストループで飛ばして、オシロ波形はOK.

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VRを絞ってSP端でのVTVM値を確認。 残留ノイズと呼ばれている。

3mVレンジで値は0.3~0.35mVくらい。 ラジオとは思えぬ低ノイズです。とても上手に出来ました。「7Q7の5ピンの配線具合でノイズ量が変化するので、慎重に」とアドバイス。

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7Q7,7A6,7A6,7B6,7B5の構成。5球とも真空管検査機での測定値つきNOS品。製造元はUSAゆえに元々球の数が無い。

少しラジオ放送を聞いてみた。ミニチュア管,GT管、ST管とも音色が異なる。

ST管の42より音色が良いように聴こえた。 ミニチュア管の6AQ5より格段に良い。

この球でaudioを組む気持ちが判る。

オイラはaudioにはやや関心が薄いが、JBLのスピーカー エベレストで音を奏でる喫茶店には顔を出す。休みがちな喫茶店だがね。

明日は、短波用OSCコイルを手巻きする。

2016年12月23日 (金)

「初めてのロクタル管でラジオをつくろう」。 長さ5m程度の室内開放線アンテナと擬似アンテナ回路

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自作ラジオで丁度に通算93台目になる。

今年で見ると、このラジオで23台目だ。  台数を重ねて得た製作ノウハウはup済みだ。

ラジオ修理のサイトは幾つかあるが、 オイラはキット製作と自作ラジオ中心に記事をupしてきた。既報のように、JISではテストループを使ったラジオ調整方法を規定している。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「勝手な調整方法」になってしまうので注意。

JISはここから読める。

室内開放線アンテナは真空管ラジオの全盛期を彷彿させる。JISによれば、「結合Cだけを使う」ことは全く推奨していない。しかしWEB上や雑誌で推奨される方法は、いまのところJISに見つけられない。

開放線アンテナのない「市販ラジオ」では、標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることになる。 このためにテストループは必須であり、プロエンジニアはそれを使っている。受信機の磁気アンテナに誘起させることがポイント。

yahooで「ラジオ調整します」のようなものが出品されているが、JISにどのくらい準拠しているのは知りえない。プロエンジニアがJISを知らぬとは考えにくい。

ラジオ造りに話が戻るが、ノイズに成らないLED表示器で有名な「JH4ABZ式表示器」のラストワンを幸運にも入手できた。

ラストワンに相応しくロクタル管でラジオを製作したい。 IFTも非常にレアだが、タマディンのIFTにする。YAHOOでもあまり見かけないが、タマディンの性能はCOSMOSより良い。日本ビクターのラジオで見かけることが多い。

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IFTの組み付け向けにはルールがある。

「刻印通りに組み付ければOK」と想っているお方は、中身を目視した経験が全く無いだろうな。

「部品メーカー」と「家電メーカー」では逆側に刻印がある。こんな事を記載いてあるラジオ雑誌があっただろうか?

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「歪みを減らすには、AVC系と信号系は分離しろ」とは先人のアドバイス。「音質重視で修理しました」とはYAHOOでよく見かけるワードだ。その掲載写真を見ると分離されてはいないね。知識があるようだが実際はそうでも無さそうなことが露見する。

オイラは2014年頃からAVC系と信号系は分離させてはいる。

さて、ロクタル管は見かけなくなってきたね。

2016年12月22日 (木)

12月22日

今朝の山の水は、暖かめだった。

わずかに雨降りだ。

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砂鉄がかなり採れる山々だ。

往時の鍛冶屋集落の痕が、国営安曇野公園施行時に発見されたが、行政は歴史調査しようとはしなかった。

行政主導の土地開発とは、そういうものだ。

2016年12月20日 (火)

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elecrowの日本語サイトが出来たようじゃないか、、。

英語表示の方が助かると想うが、、、

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佐久穂町の30MW発電の情報が行政から出た。36円で契約できたんじゃないかな?

売電はおよそ15~18億円/年になるだろう。

固定資産税が20年で2億円のようで、単年度1千万。 62haで7億円の土地評価ってことは3300円/坪の評価額。この評価はおかしいんじゃないかなあ??。

 太陽光発電の土地は宅地並み課税ゆえに、一桁評価が低いんじゃないかな? 或いは、町主導で優遇税制が適用されているのか? それとも宅地が4000円/坪で買えるのかな?

RCAの6V7。 ロクタル管は7B5

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 eagle cadで作画して基板を手配した。

もう1種は作画中。

yahooを眺めていたら、外装が綺麗な修理品ラジオがあった。大きさからすればST管のようなので少し詳しく眺めていた。

IFTはST管用でMT管移行過渡期のラジオだった。残念なのは6AV6のヒーター配線がハム音が高くなるように配線されていたことだ。

とても頻繁に見かける「常駐型ラジオ修理品出品者」なのに、古書で学習されないらしい。外装は上手なのに、電気面では残念ですね。

知識を持って修理できる方は4人もいないだろう。

繰り返すが家電メーカーでは、ヒーター配線の正しくないものが多数。修理の際は必ず診ること。修理済み品を手に入れる際には、残留ノイズを問うことを推奨する。

真空管トランスレスラジオではハム音が確実に残るし、聴こえもする。メーカー製ラジオを実測すると6~30mVが残留ノイズとして計測できる。このようにハム音が強いラジオで音質重視と謳われても、それはギャクだ。繊細な音など聞き分け不能状態のラジオでは音質以前の水準だよ。

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ロクタル管のソケットを購入した。

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小さいじゃないの、、、。

次はRCAの6V7.これでラジオ製作と想っていたが、球構成は忘れてしまった。

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これは1Q5.このシリーズもラジオ検討したが、忘れた。

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これが7B5.

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今週末からロクタル管で1台つくってみよう。

2016年12月19日 (月)

コンデンサーと通電検査機(チェッカー、ハンドラー)

豊洲市場の汲み上げポンプが12月12日から作動した。

もちろん、水位が下がると想うだろう。 その思い込みはズバリ素人です

この行政からの報告のように、水位は上昇している
これが日本のプロフェッショナルの仕事だ。「日当6万5千円以上貰うプロ」の仕事だよ。大陸並に凄い事になっているぞ。

0001 自称「プロフェッショナル」って奴等だね。このレベルが牛耳るから日本の技術は決して上昇しない。

ラジオ工作の世界もよく似ている。

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既述のように、オイラは装置設計屋でニチコン、ルビコン、佐賀三洋などにコンデンサー検査機を客先仕様に基き、設計・製作し納入してきた。

その中で書けることも、書けないこともある。

1.まず品質管理について

品質管理の3σはお聞きになったことがあると思います。
日本国内の品質管理は3σが基本になっています。
これは統計学上、「99.73%は良品、0.27%は不良」でそのロット品は良品扱いになります。
1000個中2個不良でOK.
1000個中3個不良でNG
また、品質管理上、新品でも概ね0.3%はハズレ品が内包されています。
日本国内製造でもこの程度です。宝くじより高い確率で不良に遭遇します。
全自動通電チェッカーで通電確認してはいますが、自動機での絶縁度試験工程の通電時間が1~2秒程度ですので工場内測定器上はOKでも、実機で使用中に絶縁度が下がりNGになることは間々あります。 抜き取り検査での絶縁度検査仕様は不明です。
audio,radioで市場にでている安価部品で国内産のものはほぼ皆無ですし、海外メーカー製輸入部品ですとそこそこ良品でないものが内包されています。(品質管理規定が日本よりやや緩い)
短期間で劣化するかどうかは「 加速度試験」で目安がでますが、
「そこまで試験された電子部品が存在するのか?」は
企業ホームページにも記載ありませんので判りかねます。
2,測定機の再現性。
  不良と良品に判別された部品を、さきほどと同じ検査機にもう1度投入すると同じ結果になるか?
  これが結構困難なことで、90%前後は同じ結果にはなるが、98%まで届くかどうかな、、。
本来は99.99%でなく、100%が求められるが、現実は苦しい。画像検査機だともっと悪い。
さらに、もう1度投入すると、、、、。
 繰り返して装置の再現性を確認し信頼度評点をつける。
3,日本人は公差内のバラツキを最少にしようと製造上の努力を惜しまない。(派遣社員制度が普及してきて、此れは崩れだしている)
欧州系では公差内に納まっていればok.「バラツキを最少にする」日本人の行為が理解できない。
中国系では 公差規格はあまり重視されない。不良率が高かければそれ相当の数量をプラス分として一緒に納入すればok.
★検査機を製造する側からみると、不良品はままある。チェッカーをすり抜ける不良品もある。
「判定レベルギリギリのものは後日、不良品になっていないか?」と気がりではあるが、製造管理については所有者が持っている。
コンデンサー製造装置業界からトラバーユしたのは、設計ギャラが安いから。半導体や自動車部品組み立て装置業界に比べると驚くほど設計費用が低い。あの支払水準では良いエンジニアは一目散に逃げてしまう。
脚付部品では「先記の会社さん+α」へ納入してきた。
chip部品ではCRの検査機やIC検査機も手掛けてきた。0604  0402が松下からサンプル出荷された折のマウンター吸着ヘッド部品を仕上げたのは安曇野の会社だ。当時、国内ではそこでしか部品製造技術がなかった。0604 0402を吸着するためのXY平面サイズと吸着穴径は知ってはいるが書けない。
オイラは田舎住まいのFA装置設計屋だ。仕事柄、雑多な知識は必要とされる。お客よりも
詳しい知識が必要とされるFAの世界。

2016年12月18日 (日)

CAD Schematic. NCのGコード。

「表の世界に出せないゼニを、どうのようにロンダリングしたらよいか?」と心を痛めていた政治屋さんも多いはずだ。

「合法的にオモテのゼニに付け替えられるカジノ法案」が出来、「よかった」と心底想っているだろうな。 大当たり証書まで発行してもらえば、税務署はなにも出だしできないだろう。政治屋さんは、いいなあ。

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今日も60の手習い中。

101

drill dataは NCのGコード(Mコード)。M30でEND.

MIRRORでLAYERも移動するのには参った。そこまで縛られると使いづらい。

オイラの年代のマシンニング加工屋は、Gコードは手打ちで入力できる。オイラはニキシー管表示のファナックで鍛えられてきた。おかげでまだGコードを覚えている。この年齢で手入力できないNC加工屋は随分と素人だ。

穿孔テープからLANでのデータ送信に切り替わり始めたのが89~91年.

10base-5でBNCコネクターの時代だ。3COMのBNCコネクター付LANカードが主力だった。

「INTEL LANカード」 VS 「3COM LANカード」では3COMがかなり転送優位だった。カニさんマークの不安定具合には困惑したが、LINUXでの定番は3COMだった。

と今も3COMのLANカード(100base)は5枚残っている。

MY PCはALL自作故に、メーカー製PCの購入経験は皆無だ。それが取り柄だと思っている。

繰り返すが、オイラはFA機械設計屋だ。

2016年12月17日 (土)

FMチューナーの同調具合とマジックアイ。

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同調表示器が人気のようなので、少し記する。

ラジオの同調具合を示す道具として、マジックアイや指針表示などが古くから存在する。

見た目の華やかさからすると、光モノにはなるだろう。

中華圏からは6E2がまだまだ安価に手に入るし、台湾からは6E5が手にはいる。

6E5Cになると旧USSR国家から手に入れられる。

日本ビクターからマジックアイ搭載のFMチューナが販売されていたことは知っておいでだろう。TRIO FMチューナの指針式になったデザインと比べるとやや野暮ったい。

しかし、現在となっては貴重なマジックアイ式FMチューナーだ。

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FU-3000が最上位モデルだが、実物をみたことは未だない。写真のは入門機FU-1000.

FMのチューニング表示では6AL7が有名だが、国産チューナーでは6E5が人気らしい。

回路は普通。 AMラジオと同じく、同調時に閉じるように設定されている。

このFU-1000はオイラの修理品。

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AMラジオでは、AVC(負電位)を扱ってマジックアイに接続する。 この電位はIFステージのゲイン調整に用いられるので、安易に手を加えると面倒なことになる。ラジオ電波信号が強いとしっかりAVC電圧が発生し、ゲインをコントロールしてくれる。それゆえAVCと呼ばれていることは皆さんご存じのとおりです。

オイラは機構設計エンジニア(装置設計)ゆえに電気は本業ではない。電気をバリバリとやってしまうとFA系電気屋の出る幕がなくなるので、手を出してこなかっただけのことだ。FA系電気屋より詳しいと業務上、嫌な顔をされるので某ブラック企業に世話になっていた期間は静かにしていた。(「知識欠けるも仕事は出来る」は社風だった)

某ブラック企業へ務める以前に、オイラが組んだシーケンサーで作動している装置ももちろん多数健在である。しかし本業は、装置設計屋である。

2016年12月16日 (金)

Woody bridge is broken still.

On the way to mount.

There was a small woody bridge. It is called as "NO,2 woody bridge" by Municipal government.

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Dsc_0057

But still broken.

2016年12月15日 (木)

azumino japan.

azumino japan.

Dsc_0065

 

2016年12月14日 (水)

今 冬来りて

白馬村某所にて撮像

Dsc_0011

2016年12月12日 (月)

真空管ラジオを自作すると 費用はどの程度?


YouTube: 小型自作ラジオ:RK-44。


YouTube: 12Z-E8 マジックアイ RE-860

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・基板を興したデジタル表示器を載せた自作ラジオ群です。

・メーカー製ラジオよりも低ノイズにて製作した例。

・R390などの質良いラジオは低ノイズ。(これを知らない大人が急増中)

SNが 概ね10dB~20dBほどメーカー品よりも優れている。低ノイズで自作したい方向けのsiteです。詳細のhow to make を公開中

・ハム音まじりの音が好きな方には不向きなsiteです。


YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?


YouTube: RADIO COUNTER

◇トーンコントルール付き自作ST管ラジオに、スマホ音源信号を入れる。


YouTube: スマホ専用入力回路(aux)。トーンコントロール付ST管ラジオ


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

上のは、再生式ラジオに「LED周波数表示器」を載せた例。

◇◇下のは「真空管+トランジスタ」のワイヤレスマイクマイク。自作用基板は領布中。真空管工作の入門用。

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◇◇下のは「455kc用マーカー」。ラジオ工作派向けの「簡便なIFT調整用の基板」。これもここで領布中。

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◇◇◇下のは 真空管でFM変調を掛けた作例。8mほど飛ぶ。入力はモノラル。基板を販売中。

P1010016

冒頭文はここまで。

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以下、本文。

検索エンジンでこの記事に来られた方へ。

実際にラジオ自作される方は訪問者総数の0.01%程度もないだろうと想います。趣味に対して「時間と費用を掛ける方」向けの記事です。数台ラジオを自作されて、「感度よくするにはどうしたらよいか?」、「ブーン音を低減する方法は?」など技術興味を持たれた方を対象にしています。 技術向上心のない方には全く不向きなsiteです。

「web検索した程度で、ブーン音の聴こえない真空管ラジオを自作するのはかなり困難です。」お帰りしたほうが良いです。オイラは真空管での自作ラジオをまだ120台しか製作していないオッサンです。

オイラのラジオは、メーカー製真空管ラジオより10~20dB低ノイズですので, SNはその相応分良好です。メーカー製ラジオよりも、SNの良いラジオを製作したい方向けの技術系siteです。

200台は超えないと自作ラジオ系ではビギナーの範疇ですね。オイラより自作台数の多い日本人はまだ居ません。40~50台自作した程度で薀蓄を垂れるほどはボケていません。

「PCで見る」ことを前提にしていますので悪しからず。

2014年から、実装等のノウハウはここで公開中

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YAHOOを眺めながら次作は何にしようかと思案していた。

yahoo オークッションでの妙な説明文を見た。

>音を最小に絞っても少しの音残りが有ります。

そうなの?

原因によっては、対策方法はあるよ。

>配線の内部

配線の内部って何?

「配線部の様子」ならわかるよ。

>整備済品

シャーシ上面に油脂の固着が画像でよくわかる。しかし整備品とのことだ。

「汚れつきで、整備済みとは???」  オイラの日本語能力では理解しえない世界から来られたお方のようだね。

文面では、シャーシの汚れ取りは整備範囲ではないことが判る。

◇結構重要なことは

①「技術が欠損しているのにも係らず手取り足取り教えを受けて治した」と掲示板履歴から判る修理品がyahooに出品されていることだろう。リアルタイムにオイラは「それを4出品」見たよ。

見た目が重要とウッドケースの外装だけ綺麗に仕上げている方も居る。IFTの固着汚れが放置されていた。

③ブーン音が強くなるように配線して出品する方も居る。これは結線状態の写真で簡単に判明する。SNを劣化させるのはプロではなく、ど素人だね。

④jisに準拠しない「身勝手なトラッキング」で「調整済み」と称する方も居る。jisに準拠して調整しているのは一人か二人だろうね。3人も居ないことは確認してある。そのお二人はyahooに出品していないようだ。、、とすればyahoo流通品には????が沢山だ。

上記のように修理する側の力量が高くないことが多数ある。プロモドキが主流だね。

まあハズレ品を手にいれるのはオイラごときでは止めれない。技量を見定めて手に入れることをお勧めする。

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雑誌に記載のないラジオ工作のノウハウは ここに 2014年からず~と公開中だ。

標準4球(整流管なし)+マジックアイにしてみた。

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この状態にするのに、

cost.pdfをダウンロード

此れにGT管費用などがのる。総額は、2万円は軽く超えるぜ。

加えて1時間あたりゼロ円でシャーシー加工する。上記のように材料費だけで2.2~2.3万円になる。

国内で枯渇した真空管を採用する場合には、オイラでも1球1600円程度で欧州から輸入している。

ビジネスとして診た時には、1ロット100個で大量生産かけても,スケールメリットは薄い。ビジネスで製造するなら1000個/ロットは必要だ。

日本国内でのキット品の市場は至って小さく、1000個消化するのに10年前後は掛かるだろう。

ロット生産のキット(1000個単位)は発注量が大きいので部品価格が下がる。価格ならロット生産キット購入を勧める。

ラジオ少年のキットはロット生産されているし、ビジネスを度外視しているので十分に適正価格だろうと想う。このキットが高いと想うならラジオ工作の世界から離れれば済む。

◇DFK研究所が民生向けのキットを販売終了させた理由のひとつに、「中華製と比べて高いから、もっと安くしろ!!」とメール等で攻撃されたことが上げられる。このへんの経緯は彼WEBにも時折UPされていたので覚えておいでの方も多いはず。

人件費が異なる国の部品代を基準するにするのであれば、 中国まで私費で渡航して部品を調達すれば良い。販売元には、部品の仕上がり具合の確認作業がつきまとう。それを日本語では責任と呼ぶ。それまで含めて高いか安いか身を以て体験できるのでメール攻撃した御仁は現地に行くことを推奨する。

趣味の世界ゆえに、価格に納得しなければ購入せず諦めれば済むはずだが、 安くさせようとエネルギーを投入した御仁が何名もおられたようで、「そんなエネルギーを有するなら自分で基板を興せば済む」とラジオ工作者は想うだろう。

 己の技量がないことを棚にあげて、要求だけは一人前以上にする御仁も多いようだ。技量がないならそれを認めて対価を払うのが人の道

DFK研究所は、キット販売は本業でない。プロの電子工作者が増えるようにと善意で行なっていたキット販売。

 キット製作も「取り説が不親切」と片付けるのは簡単だが、読む力の有無について言及することは前提条件になる。 かの2P3キットですら、「取り説が不親切」とねじり込むのがラジオ製作者の実態。総じて造る側の力量が下がっている。

真空管ラジオのハム音も、残留ノイズの低いラジオを聴いた経験がないと、「強いブーン音」が普通だと錯誤してしまう。 「強いブーン音ラジオ」が普通品として流通しているので、オイラはそれに対して常々疑問を持っている。

WEBを診ると技術面で???と想うことが大手を振って一人歩きしている。知識と技術が欠けるのは当人の勝手だと想う。

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さて、本品は球なしの写真状態でまま放出する。問い合わせはメール

yahoo放出した。 部品原価(材料費)の半分に届かなかった。 次回は無いね。自分でシャーシ加工から初めてください。

ラジオ製作は安価ではない。この記事をみた方の1%も自作しないだろう。自作しない派が多数ゆえに、ブーン音の強いラジオ(技術は下手)が幅を利かせている。

追記

①2017年からはLED表示器搭載(pic式)を標準にした。BC帯~14Mhzまで広域

「ラジオカウンター」 或いは 「ラジオディスプレー」と呼ぶ。

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OFF SET = ー455KC

 

出品中の商品はこちら

②non-pic式のラジオカウンター(LC7265搭載)⇒AM/FMの2バンド

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2017年11月10日追記

以前、ここで取上げたように磁気アンテナ(バーアンテナ)にはテストループがMUSTだ。

テストループは90年代には製造されていたかどうかも妖しい。 オイラのは1970年代後半の製造品。

目黒も松下も大松も標準信号発生器用テストループの製造は2000年には終了していた。販売在庫品も底をついた。現行流通品はゼロ状態だった。

さて、そのテストループが数十年振りに製造された。 祐徳電子さんから販売開始された。

自称「ラジオのプロ修理技術者」もこれが入手できるとホっとするだろう。

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◇箱を開けた

BNCケーブルも付属していた。

「パイプベンダーの曲げ型をよく見つけたなあ!!」と驚く。昨今、このような小さい直径の金型は市場にないと想うがどこで見つけてきたのか?

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◇支柱は「円筒研磨加工後、ハードクロムメッキ処理」と加工プロ仕上げ。日本の会社よりメッキ処理が上手い、こりゃ驚いた。インローに拘って丸研してある。

通常は「ミガキ棒のままニッケルメッキ」が加工費としては安価。

下の写真のように、ハードクロムメッキ処理は国内では2000円以上の鍍金費用になる。

機械設計屋のオイラからみて「贅を尽くした」と想える。

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◇スタンドベースは「電着カチオン塗装」。

「ここまで手間掛けるの?」が率直な感想。 今の時代なら黒染めで安価に済ませて終了だろう。

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◇さて電波を飛ばしてみる。

正常、受信中。

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◇ HF仕様だが、2mまでは信号を入れて確認してある。

 

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6m,2mでバーアンテナを使うかどうか?

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祐徳電子の社長さんは、松下電器の元エンジニア。 ラジオ系のエンジニアだ。 それゆえに良く判っている。

よく現代に復刻(復活)させたものだと感動し、感謝します。

復活の切っ掛けは、数人の自称「ラジオのプロ修理技術者」がテストループの必要なことをオイラのblogで知って、祐徳さんに、中古品の捜索依頼を掛けたことがが起因。テストループの内部構造と材質はオイラからも情報提供は行なった。

機械設計屋が作るともっと手間を省いた安直なものになるだろう。

入手希望者は、祐徳さんに問い合わせのこと。

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