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2016年12月28日 (水)

「3バンドコイルパックキット」⇒ 5球スーパーで短波を聞く

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短波も含む「3バンドコイルパックキット」がラジオ少年から販売開始される。

ぱっと見たが、アンテナ側のコイル間寸法が近いので相互結合が充分に予想される。通常は受信バンドでないアンテナコイルの両端は接地して浮動容量や迷結合を嫌うことが推奨される。

非受信バンドのアンテナコイルに於いて「両端を接地し影響を小さくした場合」と「迷結合させた場合」ではどちらが設計思想として優れているかは判ると想う。

また受信感度はアンテナコイルの体積(空間占有体積)に依存することは、大型フェライトバーアンテナの方が感度良好になることからも理解できる。

また両面基板のようなので、コイルを剥がして再度巻きなおしはかなり苦しい作業になると想われる。実験に基づきコイルデータを所有していないと初回は苦労するだろう。

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オイラの場合、OSCコイル基板上にバリキャップを配置させて受信周波数(短波帯)の微調整をさせているので、空きランドが3コあれば具合よいがどうだろう? 「OSC基板にバリキャップ配置」は浮動容量の影響をすくなくする最も良い方法だ。

そこまで考慮されていないようで、やや残念。 「微調整は別途に穴明け基板など使え」ということのようだ。 先々には、バリキャップ用ランドを追加していただけるように28日朝にお願い申し上げた。

オイラの「短波が聞こえる自作真空管ラジオ」は現段階で計19台らしい。 たかだか19台しか2バンドラジオ製作経験を持たないおっさんの声が届くかどうか?

★さて、このキットはフェライトコアを使用しているので磁気アンテナの範疇かどうかだが、シールドケースが覆い被さってくるので磁気アンテナの特性を阻害している。 それゆえに調整時には、

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」(以上JIS C6102-2からの引用)のどちらで行なうのが正しいのかやや悩む。

プロエンジニアの見解を見聞きできれば助かる。

JIS規定の「適切な擬似アンテナ回路網」を手元に用意する必要がある。室内開放線アンテナの長さによって回路網が異なるので、くれぐれも間違えないこと。JISの文章は公開されているので一読されることをお薦めする。WEBをみるとJIS規定の「適切な擬似アンテナ回路網」を用意されているラジオ工作者が一人は居られる。良く判っているラジオ工作者だと想う。

ただ、「ラジオ修理します」と謳うなら、「室内開放線アンテナつきのラジオ調整」では「JIS規定の適切な擬似アンテナ回路網」は必須になるだろう。ラジオ調整の正しい手順として規定されているので、これを使わないと「勝手な調整」に成り下がってしまう。

これにも搭載できる

 

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シャーシー深さが50mmゆえに、コイルキット40mmよりも10mm余裕がある。(余裕は上5mm,下5mmの計10mm)

右のVR取り付け位置は右端面から35mmと丁度フィットする。(マグレだがね)。従来のものも同一寸法なので取り付けはok.アクリル穴はロータリーSWに支障ない径17mm.ホンマにマグレだが丁度に取り付く。

たまたまyahooに出したがセミキット2台目出品予定は2017,2018年と無いので悪しからず。(ミニチュア管が手元に多数あるので、それならば出品かな?)

余談だが、ミニチュア管のラジオキット3S-STDの製作から真空管スーパーの製作スタートしたオイラだが、すでに5年経過した。ミニチュア管⇒GT管⇒ST管⇒ロクタル管の順に球種をかえてきた。真空管ラジオシリーズでは「キット+自作」の100台を5年ほどで超えることができた。6AV6,6AQ7,6Z-DH3Aなどの「検波+3極管」の複合管では音の違いがある。「検波+3極管の球で良い音がする球は何か?」と問われれば6AQ7と返する。6AV6は薦めないなあ。

「感性の領域」と端的に切るもできようが、専用検波管(6H6,6AL5等)が歪面で優れていることは先達の文献に記載多数である。専用検波管の音を体験したことがないなら、ある意味で不幸かも知れない。 良い音が目の前にあるにも関わらず、それに手を出さないのは至極残念だ。 今後自作されるのならば6H6,6AL5の音も聞いてみることをお勧めする。歪の多い音を聞いていても楽しくもあるまい。(歪好きもいるだろうね)

 オイラの耳を鍛えるために、こういうSPで音を楽しめる喫茶店に通っている。ラジオからの音だけじゃ耳(感性)は鍛えられない。ここまで行なうラジオ工作者は日本に何人いるだろうね。

本業は装置設計屋(FA業界の用語ではメカ屋と呼ばれる).還暦までまだ遠い。

 ★追記

原先生から連絡が届いた。「バリキャップ on board」 を検討してくれるようだ。念のためにオイラの「バリキャップ on board写真」をノウハウとともに送付しておいた。製作経験の少ないお方はこれで多少は助かるだろう。

★オマケとして、「ラジオは再生式だ」


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

再生式ラジオを数値表示させたいエンジニア向け。

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