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2016年12月23日 (金)

「初めてのロクタル管でラジオをつくろう」。 長さ5m程度の室内開放線アンテナと擬似アンテナ回路

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自作ラジオで丁度に通算93台目になる。

今年で見ると、このラジオで23台目だ。  台数を重ねて得た製作ノウハウはup済みだ。

ラジオ修理のサイトは幾つかあるが、 オイラはキット製作と自作ラジオ中心に記事をupしてきた。既報のように、JISではテストループを使ったラジオ調整方法を規定している。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「勝手な調整方法」になってしまうので注意。

JISはここから読める。

室内開放線アンテナは真空管ラジオの全盛期を彷彿させる。JISによれば、「結合Cだけを使う」ことは全く推奨していない。しかしWEB上や雑誌で推奨される方法は、いまのところJISに見つけられない。

開放線アンテナのない「市販ラジオ」では、標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることになる。 このためにテストループは必須であり、プロエンジニアはそれを使っている。受信機の磁気アンテナに誘起させることがポイント。

yahooで「ラジオ調整します」のようなものが出品されているが、JISにどのくらい準拠しているのは知りえない。プロエンジニアがJISを知らぬとは考えにくい。

ラジオ造りに話が戻るが、ノイズに成らないLED表示器で有名な「JH4ABZ式表示器」のラストワンを幸運にも入手できた。

ラストワンに相応しくロクタル管でラジオを製作したい。 IFTも非常にレアだが、タマディンのIFTにする。YAHOOでもあまり見かけないが、タマディンの性能はCOSMOSより良い。日本ビクターのラジオで見かけることが多い。

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IFTの組み付け向けにはルールがある。

「刻印通りに組み付ければOK」と想っているお方は、中身を目視した経験が全く無いだろうな。

「部品メーカー」と「家電メーカー」では逆側に刻印がある。こんな事を記載いてあるラジオ雑誌があっただろうか?

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「歪みを減らすには、AVC系と信号系は分離しろ」とは先人のアドバイス。「音質重視で修理しました」とはYAHOOでよく見かけるワードだ。その掲載写真を見ると分離されてはいないね。知識があるようだが実際はそうでも無さそうなことが露見する。

オイラは2014年頃からAVC系と信号系は分離させてはいる。

さて、ロクタル管は見かけなくなってきたね。

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