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録録 ★ Feed

2016年7月26日 (火)

「看る目」

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とある有名なsiteに記述があるが

「真空管はその伝達特性上、歪みとして耳につきやすい奇数次の高調波が少ない素子」らしい。ここまで断定的に記述さているならば、これの真偽については確認する必要があるだろな。

クラリネットなどは奇数次の高調波がメインになるので、上記論理からすれば歪みとして耳につくはず。クラリネットが歪み多多々で聴くに値しないかどうかは、ご自分で確認をすればよい。そして真偽が判る。

ここにクラリネットの伝送周波数特性の記事がある。web master殿 多謝。

これも波形が載っている。web master殿 多謝。

web上には、真贋ともにあるので「看る目」を持ちたいものだ。

6Z-DH3Aのハム音が高くなるように配線された「整備品」も市場で流通している。

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「高価楽器 3倍音 奇数 偶数」 で検索すると深い話も見えてくる。

2016年7月23日 (土)

アマチュア局用 受信機の設計と製作(JA1AR 木賀忠雄著)

yahoo等ではハム音のしっかりと聴こえるラジオが取引されている上に、ラジオ修理者らもハム音に無頓着ぽいお方が非常に多い。webで拾った。

代用マジックフィンガ
YouTube: 代用マジックフィンガ

まあしっかりブーン音が聴こえくる。これは電源トランス式だが、かなり聴こえてくる。トランスレス?と想ってしまった。ラジオノイズだと想って聴い ていたら全域で聴こえてくるので、ラジオノイズではないことが判る。このくらいのハム音ラジオが取引平均点。 配線ルートに注意すれば、これよりハム音が 下がるが、そこまで深く技術追及している修理者はweb上では見かけない。(測定器も持たないお方も多いので、煙も出ずに音が出ればOKのようだ)

オイラもハム音が小さくなるように追い込んだ修理ラジオを出していたが、「ハム音の聴こえないメーカー製ラジオ」の市場ニーズが無いので辞めた。

さて、オイラの自作ラジオこの程度までブーン音は小さくなる。使っているST管はおなじ型式だ。 ブーン音聴こえますか? これが残留ノイズ0.7mVの世界。所謂、技術力の差だ。メタル管ならこの半分のノイズ値。感度はメーカー製ラジオより20dBほどは優れている。

真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?

YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?

このレベルまで静かになると3端子レギュレータ起因ノイズの有無がわかる。

ラ ジオの残留ノイズは0.3mVまでは比較的簡単に下がる。ソレノイドアンテナ仕様だと雑多なノイズを多々拾うが、バーアンテナではそうならぬ。結果SNが 良い。 1KW中継局から35Km離れた鉄筋住居でラジオを受信している。SPは「3wayのオーディオ用」を使っているので、60Hzや120Hzは  「安価なラジオ用SP」よりもしっかりと音が出る。

往時の16cmスピーカならばもっと低域は聴こえない。

audio用3way SPで聴いて、このレベルのハム音だ。

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さてどういう理由なのか yahoo出品されている。

日時と評価数から12500円?で落札したおっさんだと判る。ゼニを回収したいんだろうな。送信機の本は15000円で時間終了だった。 2冊で27500円 投資して、なんぼ回収できるかな??

オイラなら古書は手放さない。全ページのコピーを取れば手放すかもしれんが、、、。。

2016年7月22日 (金)

6AQ7は、 2極+3極の複合管 。 6AL7はマジックアイ

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RF~AFまでGT管で揃うようと思いつく時に、やや熟慮したいのは「検波管」とその周辺だ。

①6SQ7のようにIPを0.5mAも流すと音が歪んでしまう球では、音の力強さとは遠い受信音になってしまう。IPが少ないと音が至って華奢に聴こえることは、真空管ワイヤレスマイクで幾度も体験してきた。

その6SQ7よりも良い音色なのが6AQ7。 オイラは0.9mA~1.1mAで使うようにはしている。偶々購入できた。 

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2極管検波能率は、既記事に書いてある。古書には能率%グラフ表示されているので一読をお薦めする。当然検波しきれないIF成分が信号ラインに重畳しているのでAVCラインの線材配線ルートにはやや気つかう。AVCラインから飛んで受信系に入らぬようにする。 飛び込ませて発振気味にさせることは比較的簡単だ。

② ポータブル・ラジオのページさんの「3バンド5球スーパー」に使用例があるが、6AL7を購入した。 実物は初めてなので、すこしばかり見惚れていた。貴重な球なので使わずに大切にしたい。

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小柄だが、丈は6H6よりやや大きい。

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昭和25年の O-V-1 回路

TOP

2016年7月20日 (水)

バンドセレクター  ラジオ用

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アルプス製のバンドセレクターが必要だったが、この金曜日にみたら在庫ゼロ。

加えてマルツさんのWEB上では 在庫限りで入荷予定がないらしい。

急遽、東京の他社から購入した。こちらの方が安価。おまけにGTソケットのWEB上価格では一番安い。

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今年分はある。 おそらくは余る。2バンド(BC+短波)真空管ラジオも10台自作したので そろそろゆっくりと区切ろうと想う。

明日、やや面妖なGT管が届く。それの身の振り方を考えてあげよう。

6Z-DH3A  ハム音 

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YAHOOを看ると 6Z-DH3Aのハム音が高くなるように配線されたラジオが今月も出品されている。過去何回かみたが、 このお方の配線はハム音が高くなるように配線されている。「邪道だ!!!」と騒いでも面白いが、無粋なことはしない。

ブーン音が強くても感度悪くても「見た目でYAHOOでは買い手がつく」から、いいなあ。見た目が良いから4万円を軽く超えるだろうな。代価として現金を獲得するのでアマチュアでは無い。

「プロフェショナル」の仕事だが、配線が間違っている。まあ、そういうことだ。

世間で言われるように「知識がなくとも造れて売れる」のは今の日本です。中国と大差ないね。

あの抵抗値の「平滑回路の2段では不足」と申しあげておく。加えて 電解コンデンサー同士を密着させると 凹むから注意。 凹む理由は、高校の化学を学んだならば判る程度に簡単だ。

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2016年7月19日 (火)

SSBトランシーバ 日本放送出版協会 田山彰

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先日の古書2冊は探していたお方が落札していったようですね

さて、これはオイラが高校生の時に出版された本なので40年前の本がyahooにある

八重洲無線技術部長が書かれた「SSBトランシーバ」 日本放送出版協会 からの発行。

これも非常に設計上参考になる。web上の情報をみるよりも10倍はgood。バイブルと呼んで支障はないと想う。 オイラが持っているのより綺麗だ。

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ウチダの巻き線機もレアだったので人気が高かったね

杉山の無線機。これも40年前。 久々に看た。当時は安価ではなかった。

2016年7月17日 (日)

松本歩兵第50連隊。信州大学。比牟呂(ひむろ)。アララギ。日本ラジオ博物館。JBL4343

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昨日は 信州大学の松本キャンパスに出かけた。ほぼ25年ぶりだ。 旭会館が出来たあと数回いったけ。

医学部のテニスコートは駐車場に変わっていた。

松本歩兵第50連隊の駐屯地であったのでオイラが機械科へ入科した時には一棟だけ旧日本軍の建物が残っていた。

酒飲みマージャン仲間は結構出世したな。まあオイラは都落ちのままだ.

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斎藤茂吉の長男である斎藤茂太先生とお会いして40年経過した。

教養部をあとにし、岡部氏の日本ラジオ博物館にお伺いした。コレクター向けの外装具合をさらっと確認した。先日YAHOOにだしたAF-22は塗装艶もあったので間違いなく収集家向けだった。

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縄手にあるJBL4343の音を聞いて紅茶を飲み、帰途へ。

岡先生の終焉の地は、現在名では池田町。

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アララギの雑誌は、爺の部屋に多数あった。赤彦とともに教壇にたったのが縁だと爺に聞いたことがある。

 JBL4343でのリンゴパイは上手かった。紅茶はう~ん、オイラが飲んでいるのと同じメーカーだと想う。縄手にはなかなかの骨董屋があったが、すでに撤退していた。松本市では一番の目利きだった。

真空管ラジオ工作好きで、JBL4343の音を楽しむ奴は変わり者だと想う。他にはおらんだろう。

2016年7月16日 (土)

アマチュア局用 送信機の設計と製作

JA1FG氏の「アマチュア局用 送信機の設計と製作」がYAHOOにて出品中。

想うほど値がついていないのは景気によるものだろう。

オイラも入札には参加した。 すでに1冊は持っている。

2016年7月12日 (火)

aitendo。 K-623.   2バンドラジオキット (BC & SW)

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aitendoからリリースされている2バンドラジオキットを手に入れてみた。バーアンテナはリッツ線でない。だからアンテナ感度はしっかりと劣る。感度に期待しないことはもちろん前提だね。K-623.

 感度よく受信できるように先達がリッツ線を考案したのを、わざわざ単線に戻し感度悪くすることは無粋だ。キット設計者あるいは発注者が「掛かる知識」を持っていないだけのことだろう。中国製キットは、部品配置やLPF定数などを無視した「部品を寄せ集めて形にしただけ」キットがほとんどだから後々苦労する。

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下の写真で実装済みのトランジスタラジオは NPO ラジオ少年からのリリース品.2012年には市場にでていた。

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銘版を見たら 製作意欲がグッグッと落ちた。おそらく造らずに捨てると想う。愛着が湧くようなデザインにしてほしいなあ。

2P3を買えばよかった。デザインも含めて外装に気をつかっているのは祐徳電子さんだろうなあ。

2016年7月 9日 (土)

ST管5球スーパーラジオの回路図。 ST管中波ラジオに、短波をプラスした。

日本国の内閣府の発表

選挙TVで安倍先生が唱えていることとは えらく違うね。 自己絶対主義者

さて ムサシの出番だ。検索すると面白い内容が多数あるね。 そういうことだ。

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他励式スーパー

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先日のST管5球スーパーラジオに短波を追加した。

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バンドセレクターとFine tuningを加えた。

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st_super_6d6.pdfをダウンロード

標準とは少し違う処がある。6Z-DH3Aはカソードバイアス。

自作gt管mt管ラジオ回路図、 6AV6,6SQ7はカソードバイアス。理由は音が良い。

my blogに来られる方なら、ラジオの感度は部品配置に依存することは知っていると想う。

①「バリコン+アンテナ」のレイアウト。 バリコン体積の大小による感度差。

②製作上のノウハウ。 

③IFTの取り付けルール

④ラジオの周波数表示に  LEDカウンターモジュール 

   くれぐれもカソードからは信号を貰わないこと。発振強度分布が変る。

「6WC5ワイヤレスマイクではカソードからアンテナへは結線しない」この理由を考えるように。

タップドコイルはタップ位置で感度が変る。(理論上も感度が変る)

発振周波数は総巻き数に依存する、タップ点を換えても発振周波数は理論上変らないが感度が変る。まあ感度が変らないように信号を引き出すのがコツだね。

ハム音

出品中の商品はこちら

ST管2バンドラジオ 出品中

2016年7月 6日 (水)

検波管の灯り 。倍電圧検波 6H6。

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2年前に製作したGT管スーパーをすこし回路修正した。 

往時の写真

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下の写真のように変更した。ここ1年ほどSG印加電圧は下写真のようにまとめている。

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2nd IFのSG電圧を写真のようにするとググっと感度が上がる。GT管なので現状30V弱だがSG電圧を40VにでもあげてるとIF段がゲイン過多で悲鳴を上げる。ST管でも25V掛ければ感度はほぼ上限になる。結果パワートランスの負荷が軽くて済む。 感度良好で,パワートランスに優しいのだ。

実装ノウハウだが、こんな回路にしてある高一中ニラジオの回路図とはまだ遭遇していない。多分オイラの探す努力が足らないのだろう。

ノウハウは回路でなく写真で。

線材と線材をまとめて綺麗にみせようとすると浮遊Cが増加し感度は下がるし共振点も下降するので、電気的にはお薦めしない。 たとえばバリコンからの線材を纏めて糸で縛るだけでOSC周波数は4kcほどは下がる。(ラジオ工作派なら体験済みのはず)

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ヒーターが2点灯する検波管を載せたラジオです。

このラジオは倍電圧検波動作。vtvmで測ると実際3dB増えているのが判る。

さて何台目のラジオだったかわからんが、6h6,6j5,6v6の構成。

2016年6月26日 (日)

ラジオ工作の技術 考

京都の「菓子木型」途絶 伝統産業の職人で初

と指定しただけでゼニを出ししぶって職人が皆無になってしまった。 口先で指定するだけなら子供でも充分に出来る。大人の為せる業務とは全く思えない。

さて途絶えた技術は、復興できない。途絶えた術に近いものは出来るだろうが、、、。

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ラジオ工作の技術も、古書頼りになると文字だけ一人歩きしてしまう。 「再生式ラジオでの最良な再生検波状態は、発振の一歩手前」などど科学的事象と異なる文字列が優位に為る様では困る。 実際には、軽微な発振状態で再生検波は行なわれる。お手持ちの周波数カウンターで測れば済むことだが、こんな手間隙を惜しんで文字列に頼るとしくじる。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

①再生式ラジオでは、 軽微な発振状態で再生検波が行なわれる。

 概ね再生によるゲイン増はmax20dB.

②真空管のヒーターピンは接地ピンでハム音の大小差がある。

 6AT6だとPIN 4を接地する。 6AV6は検波動作させる場合は△ピン、アンプ動作だけの場合は△△ピンと異なるので注意。

 6Z-DH3Aは △ピンを接地する。

 調べればWEB上に情報があるので、手間隙を惜しまないこと。

③IF球のG3は接地する。Kへは結線しない方が色々とよい結果をもたらす。

④6BE6,6SA7,6CW5のOSCコイルは同じにならない。タップ点が微妙に異なるので、短波では6SA7用或いは6WC5用と準備すること。BC帯では気にせずともまあ使える。

 自分でOSCコイルを巻けばすぐにタップ点が異なるのに気つけるので、手巻きを推奨する。

⑤HEPTODE管は+B 200V程度で使うこと。230Vも掛けるとノイズが増えSNが下がる。

他のknowhowは過去にup済み

上記はオイラのラジオ製作の経験に基くものなので、「文字による知識しか知らない」方は是非ご自分のチカラで確認してください。それが技能UPになる。

2016年6月21日 (火)

低域を超える

「超低域発振」って用語があることを知った。

音波の「低域を超える」って日本語が理解できない。 音波を超えるから超音波なのだが、音波低域を超えると無振動・無音の世界だ。

人の能力を超えるから超人なのであって、音の世界で低域を超えると無振動・無音に辿り着く。

とびきりの低周波なら鼓膜でなく、体でしか感じられない世界のはずだ。可聴域では低周波を超えたことにはならぬし、それは「とびきりの低周波」でもない。 鼓膜で聞き取れる領域に「超」は不釣合いだな。 その鼓膜で感じられない領域の発振は、鼓膜には受け取れない。さて体がどのような挙動になるのか?

jigを 漢字で 「治具」とした明治のお方の発想には敬服いたします。

モーターボーディングの 名前由来は他所に譲るが、 その原因は

①供給電流不足 (コンデンサー容量不足、 電流の容量不足)

2016年6月14日 (火)

グリッド・リーク再生検波 考

民主党政権時代に最低賃金を1000円に上げようとしたが、それを潰したのは自民党様です。覚えておいででしょう。 色々な幹部の方が、1000円賃金を批判してましたね。もし忘れているなら痴呆症を疑ったほうが御体の為です。

現政権は、さて批判したのにも係らず最低賃金を1000円したいらしいですね。まあ一貫性がないがな。

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検索エンジンで「グリッド・リーク検波」を調べると 上位にオイラの記事が来て、とてもビックリしている。 枯れた技術なので、大方の「真空管ラジオの本」には説明文が載っている。

そのような情報は、①先ずは、本を手に入れて読む。②そして自分の手で造って確認する。③そして真偽を検討すればよい。

再生式ラジオは受信中にデジタル表示できる。そりゃ当然のことだ。


YouTube: はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

この1-V-2の製作記事はこれ

再生式ラジオの再生状態をLEDカウンターから見ると、

強く発振していると 表示する。

弱く発振していると数字がちららちしている。 だが音声がまともに聞こえるのでこれが再生状態だ。(カウンターで検出できる程度の発振強度状態だ)

①「バリコン ⇔グリッド抵抗」にオシロプローブをあてた。


YouTube: バリコン ⇔グリッドにオシロプローブ

SG電圧の増減でオシロの波形が大小する。VRを絞ると横線状態になる。SG電圧で発振強度がコントロールできることを示している。発振振幅も安定している。自動制御が効かない発振ならば暴走状態になるが、アンダーコントールできる。

波形はよく見かける波形。

②LED式表示器への 信号引出し点での波形。


YouTube: 再生ラジオの「表示器への信号取り出し点」波形

グリッド側で引き出すよりは弱い。JH4ABZ式LED表示器はこのレベル程度入力でも計測するので優れものだと想う。 

グリッド側で取り出すとLC共振回路にお邪魔な負荷が吊り下がり、Qが下がるのでお薦めはしない。

③ベストな再生状態を探る。SP端にオシロを接続し受信音を波形で計測。


YouTube: ベストな再生点

波形を見ると判るように、ベストな点がある。音でも聞き分けできる。この時カウンターは信号を拾っているのでラジオは発振状態ではある。

オイラが持っている本には、ピー音、ボー音など差分によるビート音が聴こえる状態を帰還発振。支障なく音が聴こえる状態を再生状態と区別したニュアンスで記述がある。

カウンターが信号を受けているのは事実であり、数字表示しながら放送が聞こえるよう調整できるのも事実だ。オシロ波形からは多くのことを学べる。

上手に再生できている時は残念ながら発振している。(動画のように周波数カウンターが反応している)。

高一部の同調バリコンを回すと信号が強弱するので、入力に応じて再生されていることも判る。

④もう少し触ってみた。


YouTube: 6D6再生ラジオで実験

強い発振になってしまうと放送波がなくてもoscする。(当り前ですね)

まとめ

軽微な発振状態でラジオ受信できる。これを再生検波状態と呼ぶようだ。

強い発振状態では音声には為らない。強い発振になる前に「ベストな検波状態」がある。

発振強度はコントロールできる。これは普通の発振回路と同じ。

いわゆる「発振の一歩手前」ってのを今回は動画にUPできた。(ただしカウンターは反応しているので強い発振の手前と呼ぶのが良いと想う)。言葉だけ一人歩きしたようで、実際には軽微な発振状態が感度よい、取り分け強い発振の手前がgood.

「如何に軽微な発振をスムーズ化するか?」 これは結構 難しい。並3コイルの出来とバリコンの相性もある。 

グリッド抵抗とC値の設計方法はNHK発行の本に記述があるので一読をお勧めする。

再生式ラジオの理解が進みましたでしょうか?

再生時は軽微な発振状態だ へ続きます。

再生検波に相応しい球はバリミュー管だ。古書にも列記がある。特性を考えるとバリミューに帰結する。とりわけややお疲れで増幅度が少し下がった球のほうが、電圧に対するレスポンスがゆるやかなのか? いたって具合が良い。 再生動作のsg電圧はコイルの巻き数(比率?)に依存するので、様々な製作記は参考情報として眺めるのが良い。

出品中の商品はこちら

2016年6月17日追記

オイラが部品購入で好んで使っている「マルツ」さんのWEB

懐かしのラジオでラジオの基本をおさらい 第1回」記事中の説明文が

「再生式では発振(ピーー音)寸前で再生バリコンを調整し、この時が最大感度です」とあるが実際には再生時は軽微な発振状態なので、訂正していただくようお願い申し上げた。 広報性の強い販売商社さんゆえに正しいことを伝えていただきたい

さて、訂正されるか? そのままか?

自分で手持ちの再生式ラジオに周波数カウンターを当てればすぐに判ることなんだけどね。

どうも、訂正される気配はないようですね。

2016年6月 9日 (木)

「RF附きグリッドリ-ク再生ラジオ」の 次は?

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「アベノミクスをもう一段、ギアアップして吹かしていく」と強調し

う~ん、巡行速度走行ならシフトダウンして回転数(トルクレンジのおいしい処)伸ばしてギアいれる.

 巡行速度走行でそのままギアアップしアクセル踏むとエンストぽくなる。大方はエンストして停車。

この発言の意図は、「エンストしたいんだぜ」と受け取った。

名実ともに一億総白痴時代の到来や。

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「RF附きグリッドリ-ク再生」と「IF 2段スーパ」を並べてみた。

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ともにデジタル表示だが、信号の貰い方のノウハウは格段にはない。球が元気よくOSCしているのでお邪魔にならぬようそっと信号を貰ってくれば良い。 この説明じゃ判らんと申される方には、過去記事に幾度も写真UP済みとお伝えしておく。

往時のグリッド再生式ラジオの実音を聴いた経験が無いので、再生のスムーズ具合が不安だった。

NPOラジオ少年の原先生に動画を見ていただいたら、この「はいぶりっどラジオ」は普通にスムーズらしい。まあ赤点に為らずに済んだ。

昭和25年発行の本を読んでいる最中だが、「再生状態」と「(帰還)発振」とは別なニュアンスで書かれている。 

ピー音含みになってしまうと「発振」状態。 それに至らぬ感度が上がって音質もスーパー並で聴こえる領域を「再生」状態と区別しているように文面からは受け取れる。つまみの回転角でゆっくりと再生が掛かるよう出来た1-V-2(上の写真)で、著者の述べている違いが判った。まあ、自作したことが無いお方には理解できないことだ。 ダイヤルを合わせれば聴こえるラジオと違って、再生具合を理解する感性も要求される「おとなのラジオ」だ。 こどもには放送局合わせは出来まい。

コンサートンRM-5を所有する知人がその音を誉めていたが、実際に自分で製作してHI-FIな音が1-V-2から流れてくると納得した。情報が間引きされているかの如く動画では音色は伝わらない。

さて「おとなのラジオ」を聞こう。

2016年6月 7日 (火)

真空管ラジオ工作の入門には

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日本、 著作権の期間は死後50年のようなので、ラジオ全盛期の記事を、著者の同意を得ずにそのままUPするのは法的にはNGだろう。50年経過しているかな? 共同著作物の場合もある。 世界標準としては70年だね。

販売元が権利を100%持っているわけではないうえに無名だからとupするのはout.それでもUPしているsiteがかなり多数あるのは、明治32年までの「著作権を認めない」時代のような思考なのか?? 作家では無断転用で謝罪することも10年に一度くらいは聴くね。

独自性がもとめられる業界でもコピーとかパクリが日本でも蔓延しているようで、「佐野る」ことはだめだね。かの佐野氏はusaに居るらしいが、、。

昭和25年発行本を読んでいると 学ことが多い。 ??と想うこともある。

①「真空管ラジオ工作の入門には何を薦める?」と問われれば、どう答えよう、、。

配線ミスなく作れば鳴るのは、スーパーラジオだ。調整にSG等測定器が求められる。

再生式単球は電波の強い処では鳴るが、オイラの環境では放送は聴こえない。1-V-2にして放送を楽しめた。製作時の測定器としてはテスターでSG電圧を測るだけだ。

①の答えは、測定器持っているならスーパー。 テスターしかないなら1-V-2だろう。

製作オタク向けには再生式ラジオのデジタル表示化をお薦めする。

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6SQ7と6H6では音色の違いがあるように検波管であからさまに音が違う。

先ずは、ご自分の好みの音色を出してくれる検波管を見つけることが、「ラジオの音色」を語る第一歩だと想う。

2016年5月29日 (日)

つまみ軸の延長  真空管ラジオ。延長シャフト。

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ツマミ軸を延長する。

市販品だと写真のような「ネジ留めタイプ」が圧倒的に主流だ。延長シャフトの呼称で販売されている。しかしこれは横から押し付けるので軸中心とはそのままでは全く整合しない。それゆえに首振り症状になる。ぴったりとセンター合わせるにはややノウハウが必要になる。

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オイラは 既BLOGのようにステンレスパイプを常用する。 SUS316Lのなまし材。

太いのは外径Φ8。肉厚1mm.細いのは外径Φ6。肉厚1mm

アルミだと腰がなくてNG. 

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デブコンで接着するのが強度が一番出る。他社のエポキシ系はデブコンほど強度がないのは、皆さんがご存知の通りですね。

100円ショップのはそれなりの接着具合。

2016年5月28日 (土)

ST管ラジオ球の通電確認

アベノミクスの「リーマン級、、、」発言が 世界中から失笑されていることがようやく日本語メディアでも報道された。 概ね2日間以上遅い報道だね。 真実を迅速に伝えない報道機関なんぞ、このご時世じゃ役たたずじゃ。

米国は金利を上げようしているに、日本国はマイナス金利。

さて、3年連続でGDPがマイナスの国名はなんという国でしょうか?

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ST管ラジオ球の良し悪い確認は、C同調ラジオを用いている。

C同調IFTをST管に採用するとやや苦労点はある。

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今日は、ゆっくりとごげてしまった。

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平滑回路の抵抗がゆっくりと焦げた。

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平滑回路の終段抵抗が断したので、+Bの放電用抵抗が役立たず。 テスターをつないで放電中。

この6D6を挿して通電したら、こんがりした抵抗が出来たぜ。

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この6D6は このラジオから薄い煙が出たので、5球抜いてひとつひとつ確認作業中だった奴だ。

「なんちゃってマジックアイ」が眩い。    LED式マジックアイ

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昨年秋製作のGT管ラジオがメンテナンスに戻ってきた。

特別に悪い処はない。LED表示部が白色だね。これを見ると白色も具合よさそうですね。

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真空管6E5の代わりに、JH4ABZ氏製作の「なんちゃってマジックアイ(R)」が眩い。

「なんちゃってマジックアイ(R)」は2005年3月頃にはすでに先駆者の力で登場していた。

オイラがラジオ工作を始めたのが2011年なので、実物を見るチャンスがなかった。(このblogは2011年にスタート)

実に良い出来だ。 オイラも所望したい。

マジックアイをONOFFしてもノイズレベルは変化ゼロ。

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クロックノイズ、3端子ICノイズも皆無。見事な出来栄え。LEDカウンタも含め、よく判って製作していると重ね重ね想う。往時はキット品もリリースされていたね。

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「なんちゃってマジックアイ(R)」に似たLEDマジックアイが再び流通しはじめているが、そりゃ2番煎じ。

先駆者たちの想いに感謝。

出品中の商品はこちら

2016年5月24日 (火)

1:3の段間トランス

パナマ文書に名前が載っている公務員様。

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 さすが上級国民さま。

脱税する公務員様もおられて結構結構でんな。

世界中で隠したゼニが3300兆円。

その1割7分の470兆円が日本からのゼニ隠し。 日経記事

上の写真のような上級国民様が中心となってゼニ隠しを行なっている。

公務員様のような身内の仕業にはお咎めは今は無し。 将来お咎めはあるのか?

まあないだろうよ。消えた年金事案同様に、上級国民様に甘いのが日本ルール。

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この「1:3の段間トランス」はNPOラジオ少年からのリリースされている「INT-1」。

現行品でまだ入手できると想うが、NO88コイルのように姿を消すことがあるかも知れない。

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電源トランスにBT-1Vを使った場合、段間トランスと電源トランスは50mm離せば磁束漏れの 影響なしに使えた。この臥型トランスはどうだろう?

グリッドリーク検波の増幅度は6c5で理論値6dB。 6C5をAF段で使うとVTVM読みで実測10dB以上は取れるので「グリッドリーク検波増幅度の計算式が間違っているのか?  オイラが御馬鹿なのか?」だ。

ミニチュア管での再生式ラジオは、レフレックスラジオより聴こえなかった。

この段間トランスをつかって1-v-2(はいぶっとラジオ)にしてみた。

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・「 INT-1 」 を五麟貿易販売品に交換すると20dB信号が強くなる。Freq特性は低域持ち上げになってしまうのがやや残念。 段間トランスの出来具合で、感度 と Freq特性が違うつまり感度が必要であれば、五麟貿易販売品。 Freq特性重視ならば int-1.

・日本製鉄板を使ったのも流通してはいるが、信号伝達が概ね悪い。 ラジオが聞えない方向になる。

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