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2016年6月19日 (日)

昭和25年の O-V-1 回路 

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「再生検波時は発振していない」と誤って学習されている方が多いが


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

動画のように 再生受信時には周波数カウンターで読み取れる程度の発振強度がある。

著作権上 好ましくないがサラっと上げておく。(世界水準は70年に移行しつつあるが、日本では反対する側の力が強い)。個人著書は没後50年まで著作権期間。

①古典的な回路だが参考までに、どうぞ。

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回路DのVR可変で雑音は発生していない。カーボンの塗りが悪い時代ならザラついただろうが、現在は中国製VRをつかっても雑音はない。 ただし、VR絞りきると無カーボン面まで舌片が廻るので、そのポジションではザリ音がする。(高いがCOSMOS製をお薦めする)

この本にも再生によるゲイン増は上限20dB(10倍)との記述があり、これはオイラの基礎実験と整合する。 忠実度からすればゲイン増10dBで設計するともある。

バリミュー管6BA6の増幅度が実測15~18dB程度ゆえに、「再生検波」VS「高周波1段+2極管検波」では互角になるはずだが、バンド上限では浮遊Cの影響で「高周波1段+2極管検波」の感度低下が目立つ。 

②検波負荷について。

「抵抗負荷 VS チョーク負荷」の利得の差が判る。電圧比なのでデシベル換算では16dBになる。これが大きいか小さいかはお分かりになると想う。

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チョーク負荷(段間トランス負荷)では、電源トランスからの磁束の漏れの影響を受けないように配置することは至極当たり前だが、実装が下手で抵抗負荷に逃げるならば、出来るまでTRYしないと上達はない。

オイラのような寸法関係だと動画のように影響を受けていない。オイラの1-V-2も段間トランスを採用しているから田舎でも聴こえる。抵抗負荷ならSPからは雑音しか聴こえない。150KΩ負荷⇒段間トランスで40dBほどUPしている

③往時の回路

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6C6のg1 100pFは47pFだと高域が伸びる。このCRの設計方法はNHKの本に記述がある。

学習したい方は雑誌等を手に入れることをお薦めする。

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真空管ラジオの音は 検波管にかなり依拠している。 

ポピュラーな6AV6は, 「カソードバイアス」と「グリッドリークバイアス」では音色が違う。この違いを聞き分けられるようになってから音について語るべきだろう。

6H6,6SQ7,6AQ7,6AL5,6AV6,6Z-DH3A,EBF80,6CR6の音を一通り聴いてから検波管の音について語っても遅くはない。

トライアンプの「AF10はグリッドリーク検波だ」と付け加えておく。

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★おまけに基礎知識をひとつ。

JIS C6102-2によると

「標準無線周波入力信号は,適切な擬似アンテナ回路網を介して受信機のアンテナ端子に印加するか(第1部の表 III 及び図 参照),又は標準磁界発生器で信号を受信機の磁気アンテナに誘起させることによって印加する。」と定められている。

1部記載の擬似アンテナ回路網を見ると開放線の長さが、5m と10mでは 擬似アンテナが異なる。また受信周波数帯によって 回路定数も違う。 磁気アンテナのラジオだとテストループで調整するので擬似アンテナ回路網の組みなおしは不要だ。

「長さ5m程度の室内開放線アンテナのための100kHzから1.7MHzまでの周波数範囲の擬似アンテナ回路」では図示のようにCは無い。この場合はCが存在するとJISから離れた「勝手な調整方法」になってしまうので注意。

JISはここから読める。

当然、JISに準拠して調整されていますよね。

オイラは磁気アンテナで真空管ラジオを製作している。それだけのことだ。

★ブーン音が聴こえるラジオがどうも近年流行のようだが、MY自作ST管ラジオでのブーン音を上げておく。残留ノイズが0.7mVの音になる。


YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?

IF2段でこのブーン音。つまり標準5球スーパーでもこの半分程度のハム音が普通だ。本機より聴こえたら、そりゃ下手な仕事だ。

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