TRIOのIFT
IFTを手に入れた。
左端のは、TRIOの表記がある。2次側のターン数が至って少ない。
右の2個は、スタンプ印で「L13-26」。1次側だけ。
ディプメーターで測ると10.7Mhz用ぽい。
TRIOのIFTでは、「ポータブルラジオのページ」が詳しい。
3点とも未使用品だが、1個はコンデンサーを半田してしまった。
IFTを手に入れた。
左端のは、TRIOの表記がある。2次側のターン数が至って少ない。
右の2個は、スタンプ印で「L13-26」。1次側だけ。
ディプメーターで測ると10.7Mhz用ぽい。
TRIOのIFTでは、「ポータブルラジオのページ」が詳しい。
3点とも未使用品だが、1個はコンデンサーを半田してしまった。
6SQ7を使った5球ラジオの続きです。
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結線したので、通電してみた。
普通に調整する。
①AF段の確認。
VR端にAF信号を入れて、SP端で15dB~20dB(電圧)増えていればOK。
②次にIF段は、「軽いSG電圧と深いバイアス」状態から、
ゲインを上げて行く。 信号源は、SSGで455Khz。
③OSC回りの調整。
いわゆるトラッキング。⇒あちこちに情報が沢山ありますね。
信号源は、SSGで テストループにて空中に電波を飛ばす。(これが重要)
飛んだ電波をラジオのアンテナコイルでキャッチ。
テストループは、現瞬間YAHOOに出品されているので、必要な方はチェックのこと。
(もう4月前から出されているが、必要なヒトは居ないのか?)
④調整したら、+Bのリップル具合を確認。
局発球を抜いて、確認。
60Hzの揺れが見える。
シリコンブリッジ整流なので120Hzの揺れがリップルなのだが、
判らないのでリップルはok.
⑤ VRを絞ってSP端の波形を見る。(所謂 残留ノイズ)
ピンボケだが、0.9mVよりも低い。
6SQ7や6AV6は、その構造上どうしても漏れてくるので、この位になる。
前作(6H6)は0.5mV。
SPに耳を密着させればハム音は聞こえる。 0.2mVのレベルでも聴こえるので
ヒトの耳の性能はとても良い。
メーカー製トランスレスラジオの実測値が概ね6mV~10mVです。
経験上、自作ラジオとしては、1.0mVを割り込めばよい。⇒受信ノイズのほうが支配的。
STARのIFTなので、サイドがバサっと切れる。
とても具合が良いIFT。松下あたりとは比較にならない。
混信に強いので、このラジオは手元においておきたい。
回路図⇒5tube_super_6sq7.pdfをダウンロード
ごく普通の回路。
①多段平滑回路の実力は上記の如し。
②6SQ7へRF信号を渡すコンデンサーは47PF。
「大きいと高域がカットされる」と数式入りで古書に記載があった。
③AVCとAF信号は別系統にする。
④6SQ7のRLは今の処30KΩ。IPは0.2~0.7mAを狙う。
ゲインを稼ごうと欲張ると、IPが少なくなるので注意。最低0.2mAは流したい。
このRLが大きいとハム音も上がってくるので、要調整。
IPが小さいと 音も痩せるので注意。
⑤6SQ7は高グリッドリーク抵抗でなく、 カソードバイアス。
カソードバイアスの方が音が良いように聞こえる。
⑥やや高域不足だったので、OUTトランスに472をパラ付けして
高域補正を掛けてある。
⇒低域補強の場合は、この記事参照。
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以上、製作記事でした。
第101個目の製作になりました。
2014年7月6日 追記
今日は、連続12時間鳴らしてみた。異常なし。
1週間の間、毎日2時間づつ鳴らしたので、慣らしは終了。
2015年1月1日追記
6SQ7は多めに電流を流すと音が奇怪しくなる。
データシート上では1mA近くながせるのだが、実際には上限は0.5mA止まり。
0.7mAも流してしまうと音が鼻詰まり?音になる。⇔工作経験者しかわからない世界。
ご自分でお試しあれ。
広報板に貼られた文字を見ると
「断固反対」と書いて「ぐんぐん推進」と読める方は、ずいぶんと大人ですね。
農協解体の一理塚として改革推進を政府が唱えはじめました。
もちろん、農協解体が目的です。
農協解体が進めば、次は大手病院の有価証券化ですね。
「農協解体」や「病院の有価証券化」は、TPPの前提条件なのです。
過去の新聞報道に多々ありますので、みなさんご存知のはずです。
考えることをしない日本人が増えたから、やり易いともウワサされてますね。
公約と170度異なる政策を推し進めても、話題にならないのは
「物言わぬ労働者つくり」が充分に成功している証ですね。
技術面や仕組みを考えないエンジニアが増えて、
物作りが後退してるので成功しすぎですね。
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TRIO 9R-59 のメインダイヤル板。
春日無線は、信州伊那谷にて産声を上げた。
その春日無線発祥の地の工場が閉鎖されたのは記憶に新しい。
技術革新は、残酷だ。
★cosmosさんの丸ダイヤル。⇒記事
カソード共通の6GX7でスポットリーに耳が悪くなる挙動は、
改善されない。 目的信号が吸い取られているイメージ。
6GH8に換装して鳴らしている。
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いままで製作したGT管ラジオより、小振りのGT管ラジオを製作しはじめた。
ラジオ製作は、繰り返して製作することで技力UPできる。
回路図で表現されていない実装技力がUPする。
これは、習い事と同様だ。不器用なオイラもようやくここまで来れた。
上の写真のように、これから作るのはケースサイズを1つ落した。
LEADのS-6にした。S-6にしたので5球しか載らない。
前作は、6SA7.6SK7,6SK7,6H6,6C5,6V6の「中間2段増幅+専用検波管」。
耳がほしいので、IFの2段は必要。
となると専用検波管の採用は諦めて、2極+3極の複合管を載せる。
球としては6SQ7が有名。
★主要パーツたち
①電源トランスは ラジオ少年のBT-2V。
60mA流せるので、これで足りる。定価1800円。
②バリコンもラジオ少年の領布品。
③OSCコイルは、OSC-220
④OUTトランスは、東栄トランスのT-600。
⑤IFTは、信頼のSTAR製。
⑥球はYAHOOで調達。GT管はそれなりに高い。
6SK7はかなり見かけなくなった。
★STARのIFTの中身を確認。
いまのところ、1次側が地側なのは、松下と三菱。
相が回るとIF発振するので、要注意。
後記にあるが、このSTAR IFT はキレが良い。
良い音でラジオを聴くためには、
①ブーン音が聴こえないことが必須。⇒+Bのリップルは低い方が良い。
平滑回路は、低抵抗の多段式。
平滑回路が3段だと、VRを上げた折にボボボとくることがあるので、5段にする。
②アース母線を貼る。
ヘテロダイン式ラジオではヒーターの片側は必ず接地すること。
さもないと局発の漏れ(電波)がヒーターラインに来て、苦労する。
③耳をよくする。⇒バーアンテナを使う。
SG抵抗の配置具合でIF段のゲインも異なってくるので注意。
アンテナとバリコンの距離で耳も違ってくるので注意。
「2極+3極管」の6AV6や6SQ7は、
AVCと信号ラインを別々にしないと音がおかしくなる。⇒記事
★50年代の雑誌を見ると
「6AV6,6SQ7のような双2極3極使う場合は、
ニ極管プレートと三極管プレートとの結合がついて回るので信号の素通りは避けられない。」
と書いてある。
実際に、その通りである。
VRを絞っても、受信ノイズが6H6並には低く下がらない。
(後記ありますが,所謂残留ノイズは0.9mVくらいでした。
6H6ですと0.5mVくらいでした)
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他励式スーパーの続きです。
以前のBC帯他励式ラジオは6BQ7だったので、
カソード共通の6GX7でOSCさせてみた。
6GX7の3極部でOSC,5極部でヘテロダイン検波。
カソードが共通なので、少し不安。
OSCは、G-K発振。カソード共通のG-K発振はやや難しいはず。
でも、通電一番、SSGの信号が聴こえてきた。
IFTもあわせた。IFT孔からの磁界漏れは、かわしている。
後は、耳の具合を確認する。
耳は、600Khz近傍でがっくり悪い。8dB劣る。
525Khzは普通で600Khzで悪くなって 700Khzで戻る。
局所的に耳が悪い。いつもと違う。通常3~4dB以内に落ち着くが今回は悪い。
放送が聞こえているから、「問題ない」といえば問題はないが、、、。
上の2枚写真は、注入点での波形。
下側で発振が弱いが、「最弱発振点≠最も耳の悪い」と注入強度の支配性は弱い。
OSCコイルのタップ点を持ち上げたら、800Khz近傍が耳悪くなった。
コイルと何かのC成分で固有点がある気配。G-Kに挟まれたL成分が効いてくる気配。
発振強度が そこそこでも、局所的に耳が悪いのは、オイラ的にはすっきりしない。
カソード共通管でG-K発振させると、こうなるのか???
続きです。
当初は、ヘテロダイン検波は6BE6(6BY6)のつもりだったが、
製作途中で他励式に方針変換。
BC帯でも、heptode(7極管)はノイズが多いのが前回の製作でわかったので
本機も他励式にしてみた。
上の写真のように、
試してみたいことがあったので、ミニチュア9ピンソケットを2コ配置した。
駄目だったら、9ピンの6BA7で鳴らす予定。
IFTの調整穴の向きは、こうしないとIFTからの漏れが多くて使えないはず。
局発コイルは、TR用OSCを改造して使う。
55cm巻く。
タップ位置は13cmの処。
ヒーター容量が苦しいので、1st AFは6HM5。
ダイオードの倍電圧検波にした。
他励式ヘテロダインは、6BE6より具合が良いと想う。
真空管ラジオでは、
2球レフレックス、O-V-2や再生式ラジオもまとめてきたし、
ヘテロダインも他励式ヘテロダインもまとまったので
次の製作に悩む処ですね。
単球では、「レフレックス+再生」が一番耳が良かったですね。
電波の強い処に居があれば、再生式で色々と楽しめるのですが、
この田舎ではそれは、「憧れ」になってしまいまする。
ロックドオシレーター検波も通電する頃合ですね。
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このラジオで放送を聞きながら、
中国製IFTが1SET遊んでいたので、シャーシーに乗せてみた。
IFTの開口部が大きいので、その開口部からの磁束の漏れもそれなりに覚悟する。
樹脂ネジに固定されているコアが首振るので、調整には少し留意する。
「ローカルな話題を伝えてくれるBC帯のラジオ」作りに意識が行くのは何故だろう。。。
ここまでは6AL5の予定で来たが、
検波は6AV6に変更するやも、、。
★古書には
6AV6のような双2極3極使う場合は、
ニ極管プレートと三極管プレートとの結合がついて回るので信号の素通りは避けられない。
明確に分離したい場合には6H6や6AL5を使え
と書いてある。
他励式短波スーパーの続きです。
周波数の微調整回路をつけてみた。
バリキャップで⊿fさせた。
上の2枚の写真のように
VRを右⇔左で40Khzほどの変化にした。
実放送を聴いてみて使い易い変化量にした。
単位Vあたりの変化が多いバリキャップだと苦しいので、
規格表から手頃な型式を選べばOK。
共振回路に吊るすので、結合Cはマイカ。
★補助アンテナなしに、
オンキョーのOS-195より 格段に放送が聴こえくるので、
耳は合格点ですね。
★「6BE6などのHEPTODEはノイズが多い」のは、皆さんがご存知の通りです。
BC帯でも,6BE6(HEPTODE)のノイズに気ついている方も多いはず。
製作経験上、短波帯は、他励式のヘテロダインラジオを薦めます。
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半導体式FMのチューナーのキットは、
先日 超再生式チューナーキットを組みあげました。
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そろそろヘテロダイン式トランジスタチューナーを製作の頃だと想っています。
型式 DBR-601
このキットは、この会社から販売されています。
唯一のトランジスタ式FM帯ヘテロダインキットです。
FM帯の専用ICで組みあげると あまりにも簡便で、
技術向上には程遠いとオイラは想っています。
回路学習、技術向上したい方向けのキットです。
★軽薄・簡便さがもてはやされる時代だからこそ、トランジスタで組む意味は深いですね。
未着手です。
大方できあがって、IFT段の感度を追いこんで行った。
SG抵抗を交換して通電中に、検波管の6AL5が壊れた。
60Hzのブーン音が突然にスピーカーから聴こえてきた。予兆は無かった。
上のように、がんがんとブーン音がsp端で測れた。
良品は上のように、いたって静か。
★テプラを貼った。
忘れ易いので回路図を上げて置く。
短波のHバンド専用ラジオ。
50PFはOSCのG1に結線してください。
微調用バリキャップはのちほど。
BFOは止めて、BC帯との2バンド化に変更してみたい気もする。
SGで信号を入れて、耳をアイテックのSR7と比べてみた。
2dB、アイテックの方がよい。
耳はサイテックさんのダイレクトコンバージョンキットが7Mhzでは一番良いけどね。
7極管はノイズが多いので、短波ラジオは3極管でのヘテロダインを薦めます。
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以上、Hバンドの短波ラジオ製作記事でした。
YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示
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他例式スーパーの短波版の続きです。
実放送も聞こえています。
前記のようにバンド合わせは済ませましたね。
★バンドが合いつつ、局発レベルが良いコイルになるまで
局発コイルは、cut and tryで11回作り直しました。
24~25巻きで周波数が合うので、タップ点を探してました。
最後は、上記のように24巻きで、「17巻き+7巻き」にしました。
およそ29%位置にタップがあります。
タップ点が低いと下側で発振が弱いので要注意です。
★発振具合を注入点で確認します。
初期の発振コイルでの発振具合。
バンド下側で1vにも届きません。
トランスレスラジオの短波コイルを用いて6BE6で発振させると
この位の強さですので、格段に悪いわけでもなく一般的な発振強度です。
先日完成した「他例式BC帯ラジオ」では、1.7V近傍で感度が良いことが判っています。
★では、今回の適正注入量を探ります。
発振経路にプローブが吊り下がっているのでoscは低めにシフトしてます
バンド下限で、この数字。(最弱注入量)
上のようにバンド上限でこの数字。
最強注入強度は、3.3V。
注入量は、バンド下限が一番小さくて、途中でMAXになって下がっている。
耳はバンド上限が一番良い。バンド下限が耳悪し。 8dBの差がある。
バンド上限と下限の注入量の差は2.44-2.18=0.26V。
注入量に起因して耳が変化するならば、最大注入量の前側でも2.44V点があるので
ここも耳がピークになるはずだが、、、、実際は耳ピークにならない。
注入量の支配性は強くない気配。
糸かけ。
パネルに2穴追加した。 微調整用のバリキャップとBFO用(2バンドsw??)を予定中。
(実装するかは、本人の努力次第)
注入コンデンサーは、マイラの50PF。
★耳をよくするためにIFTはCを減らして、
可変コアを深めにいれて結合を上げている。
例えば純正120PFならば、110PFにさげてコアを深めにいれる。
トランスは受動素子なので、エネルギーを増やす動作はできない。
いかに減らさずに伝えるか????
「IFTのゲイン表示」を見てしまうと、さも増幅作用があるように捉えてしまうので
ゲイン表示にはかなり違和感がある。
副次的メリットは、sg電圧を下げれるので球の温度が低めで済む。
(夏にはとても有り難い)
★回路は普通。特徴は無し。
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他の短波ラジオたち
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