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2018年7月

2018年7月 9日 (月)

「8次ローパス フィルター MAX295」と NE612のダイレクトコンバージョン基板。NE612の発振確認した。

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フィリップスのNE612を載せてみた。

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7MHzで無事発振した。発振強度は0.46vほど。 奇しくもMAX295のOSC漏れとほぼ同じ。

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+B回路はコンデンサー103を追加した。

このプロト基板でもコンデンサーを1個追加すればMAX295のOSC漏れ対応できるが、 それでは見た目が劣るので、新基板にする。

今月末までには手元に届くと想う。

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音(信号)はデバイスを通過するたびに、余計な色付けされたり、色落ちもする。 JAZZも交響曲も生で聴くのが一番。

たまたま近所に JBL エベレストが2本あるので、そこでお茶飲みする。 

COSMOSブランドのラジオ。最新作が、yahooにある。

昨年は大河ドラマ脚本家からの取材で忙しかったが、今年はラジオ造りに注力するそうだ。

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デジタル表示部には、 「基板ナンバー RK-01」が使われている。

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2018年7月 8日 (日)

「8次ローパス フィルター MAX295」と NE612のラジオ基板。

SN16913式7MHz受信機(ダイレクトコンバージョン)の製作記事はここ

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50MHz AMトランシーバ記事はここ

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本記事はNE612式7MHz受信機(ダイレクトコンバージョン)の製作記。

「MAX295の自励ノイズ流出対策案」もまとまったが、MAX295周辺のCR部品が増えて基板化をやり直した。

当初よりサイズが2.54mm大きくなった。

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DBMではTA7320,MC1496, diodex4 と使ったのでNE612(NE602)にしてみた。 この基板でOSC確認ができれば、 上記基板の手配を行なう予定。

8次ローパス フィルター MAX295を通電し 電波ノイズを確認できた②。加算での波形。

MAX295はここで入手できる。

LPFとしての特性は良好。

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さきほどは、MAX295起因の電波ノイズに触れた。

MAX295に9V印加時でのノイズ強さについて明記しておく。電圧が下がればOSC強度も下がる。

1, オシロで確認。

0.5V程度は発生中。

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2、

低周波発振器をOFFにして、

右:入力端  では0.05mV程度。

左:出力端  では40mV程度。  、、としっかり確認できる。

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3、

上記2の状態で低周波発振器をONさせて信号を30mVほどいれてみた。

左は 加算されたことが判る波形。変調はされていない。  加算回路 と乗算回路での波形を参照。

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加算回路で生成されたものならば、LPFやHPFで分離できる。

4,

信号を100mVほど入れた。  

SN的にはMAX295はAF後側に入れたほうがよさそうだ。 SP直前でもMAX295でクリップが起こらないならばOKだと想う。

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考察:MAX295を入れるのはAF中段~後段がよさげである。

実験はこの回路で行なった。 これにOSCの流下を減少させる工夫を加えること。 40dB程度は減らしたい。

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追記:

コンデンサーを追加した。

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◇◇

出力側では1mVレンジで0.1mV以下に下がった。 40mV⇒0.1mVに低減できたので1/400ほどになる。これで概ね50dB低減。

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◇◇

5mVほどMAX295に入れてみた。 1.5dBほどロスるが、具合よい。

OSCの漏れ対策はコンデンサー1個で足りそうだ。 オペアンプでLPFを組む必要はないなあ。 RFCを1個入れてハイインピーダンスにしてSTOPさせてもよい。 部品数が1個で済むのでレイアウト上は助かる。

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、、、とMAX295前後のCR値は定まった。

この内容を受けてラジオ基板化する。

8次ローパス フィルター MAX295を通電し 電波ノイズを確認できた。①

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8次LPFのデバイスが幾つか市場で販売されてるので、オイラも使ってみよう。

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まず、このsiteの情報が役にたつ。 MAX295にしてみた。外部クロック(あるいは内蔵unitでosc)を使うので、その漏れがお邪魔になるかどうかの確認がスタート点になる。

国内ルートとしてRSコンポーネントで入手できる。

◇◇

1,

「MAX295は電波ノイズを飛ばし」て中波ラジオでしっかりと受信できることを確認した。


YouTube: MAX295起因の電波ノイズ

2,

次は周波数の特定になる。

この周波数で確認できた。 osc周波数は外部コンデンサーの値に依存するので、現時点ではこの周波数。OSC周波数を可変式にすれば、呼応して観測できるポイントが増える。

これで中波帯での使用は スポットな電波ノイズとの戦いになることが判った。

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3,

アマチュア無線としての使用を考えるので80mバンドで確認してみた。

3.5MHZまでは電波ノイズとして上がってこないことも確認した。 ただし電源ライン(コールド側も)に重畳しないような工夫はmustだ。重畳してしまうと梃子摺る。

4、

5番ピン(出力側)にプローブで計測した。max295へは9V印加。

この周波数でoscしていることを確認した。C=180PFx2,すなわち360pFのコンデンサーがついている。

10倍~12倍の高調波が80mバンドに掛かってくるので電源ラインは要注意。 50オームプローブでは0.5v超えで観測できた。MC1496へのキャリア適正注入量(DSB時)が0.16V近傍なのでそれと比較すれば、充分に強さが判る。

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5、

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VTVM(600オーム)で観測すると出力側で8mVになっていた。(印加電圧4.5v時)。

もちろんIN側でも観測できるので、IN側からの逆流対策が必要になる。 

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このまま無対策でAF AMPに入れるような事はちょっと、、ネ。

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考察: AF用デバイスではあるが、OSCの漏れおよび電波ノイズが観測される。したがって多少工夫が必要になる。高調波の電波ノイズによっては、受信できない周波数がスポットリーに発生する予測も必要。

OSC漏れはIN側でも確認できるので、逆流しない工夫もほしい。パターンの引き回し方を熟考する。

電源は単一の5V~12V間でごく普通に作動確認できた。 IN側への信号は1V印加でも歪まない。SNを考えると0.05V程度は印加したい。 

②に続く。

2018年7月 7日 (土)

三菱のIIL M54821Pを使った周波数カウンター。まとめ HF~87MHzまでok。 

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この4月2日から トライしていた「M54821P 式 ラジオ用周波数カウンター」の続。このM54821Pに関する記事では「模型とラジオ」1983年2月号 などが知られている。

OFFSETなしでの計測。LNAの負荷(高周波)は RFCの22uHにしたら従来より10dBほど感度が上がった。 

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 2, SSGで最大印加時の上限周波数。 FM帯まで455KCオフセットの必要性は弱いが、作動確認してみた。 50MHz AM工作向きだと想う。RFCは1uHが良いのだが手元にない。

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3,

 

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4,

460KCオフセットも選択可能。

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 5,

470KCオフセットも可能。

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6,

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ここに電流制限抵抗を配置した。トリマーは20PF推奨。

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、、、と50MHz AM受信機工作向けの周波数カウンターになった。 中波/短波での計測OKではあるがダイナミック点灯起因のノイズが強いので3.5MHz~上がよいと想う。

offsetは上記のように455.460.470は選べる。この辺りはデータシートに記載がある。当初dpを使う予定がなかったので、IIL⇒電流制限抵抗(100オーム)⇒LEDにしたままだ。一桁上のチラつき抑制にトランジスタアレイ等を載せてある。offset 10.7MHzは 非対応。

通算256作例目。

IILで周波数カウンターを製作してみたい技術派向けに基板領布は7月10日から開始。 中波帯では電波ノイズが強い。(JA1AYO 丹羽OMの記事からもそれがわかる)。5連LEDは青、赤、黄緑の3色が流通しているが、ピュアグリーンは無い。

ラジオの組み込みでなく、周波数カウンターとしてなら350kHzから使える。LEDに100mA流れるので電源は0.2Aほしい。

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2018年7月 6日 (金)

6SA7のワイヤレスマイク。

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6sa7のワイヤレスマイクを自作した。

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6J5(6C5)の手持ちが少ない。

ノイズが判らない3端子レギュレータに換装した。

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過去使用経験から、3端子レギュレータは「ノイズが出るメーカー」と「出ないメーカー」に大別されると想う。正確には「ノイズが出ていても判らない製品」と呼ぶとは想う。 

「3端子レギュレータはノイズが出ない」との文字で印刷物が刊行されているが、「実測数が不足している」或いは デスクワーク派の可能性もある。 まあ、実測するとノイズ観測できるものが多い。 ノイズが出てラジオ受信に支障のある製品を誉めることは困難だ。

先ず測る。そして思考する。オイラのようなおっさんにはこの方法が似合っている。

AF用デバイスだが 電波ノイズをしっかりと飛ばすICもある。

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今年2月にまとめた 電池管1R5 トランスミッター(基板ナンバー RK-11)において、ヒーター1.4Vを生成している3端子レギュレータがノイジーなので、メーカーを変えた。

LM338を使っていたが無音声時のホワイトノイズが常々気になった。 メーカーを換えてもnoisyならばTRAPを数段重ねて、ノイズを交わしたい。

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低ノイズ(ノイズが判らないこと)での実績多数なSTマイクロ製にした。型式は317T。

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右が1R5トランスミッターに入れた信号。

左がST管ラジオから出てくる信号。

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低周波信号発生器を電源OFFしてみた。 聴覚上ホワイトノイズは判らない。 細かい波形はキャリアによるもののようだ。

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1R5トランスミッターの電源OFFしてみた。

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、、とSTマイクロの製品は今回も良好だ。可変電圧タイプでは317Tを推奨する。

推奨メーカーのひとつである。

2018年7月 5日 (木)

大町ダムは洪水貯留操作開始中。

年間降雨2000mmがこの地域の平均値。

今日の大町ダム。 ここで公開されている。 ライブカメラはこれ

開口断面で放水量が定まる。510㎥/秒が常用上限らしい。

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現状は流入が300㎥/秒と 放水量の1.5倍ほどの雨水が流入中。

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この地点だと300㎥/秒 は時々観測されている。

来週は県庁にて河川防災について相談。、、とオイラは田舎にいる普通のおっさんだ。

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信濃川は、佐久平の千曲川、 上高地からの梓川、 槍ヶ岳からの高瀬川の流水を集めて日本海に流れ込む。

 、、と3河川同時に大量放流すると 新潟との境で 拙いことになるので、放流時差を持たせている。、、とダムマニア向けの情報も上げておく。

犀川河川では陸郷の水位が黄色マーク。

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2018年7月 2日 (月)

AM/SSB 2モード 受信基板を受信周波数表示させてみた。LCD表示器RK-01。

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先月15日から領布開始した 「基板ナンバー RK-17」はAM検波をTA7613,プロダクト検波をTA7320で行なっている。

「基板ナンバー RK-01」が中波~VHFまで -455KCで作動するが表示が4桁しかない。 中波~9.999MHzが使い安い。

基板ナンバー RK-17には、周波数カウンター用のTPを持たせてある。 回路図を眺めた方は気ついて使っているはずだ。


YouTube: AM/SSB 2モードラジオ基板の受信周波数を表示させた。

動画のように しっかりと表示される。 電源ON/OFFしてもOSC周波数はさほど暴れない。 ポリバリコン+セラミックコンデンサーでもこの程度は安定している。スチコンやエアバリコンを使うと更に良い。

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RK-01には信号ラインのみ結線。アース側の結線は必要ない。

「RK-17」のOSC強度はオシロ読みで1V弱を狙っている。これはLA1600のself oscが1V近傍だったことからそうした。 LCD表示器は0.2~0.5V程度の入力が望ましい。OSCエネルギーの分配具合によるが適正な強度でLCD表示器に掛かっているようだ。

この基板のようにAM あるいはSSB どちらかの電波形式で受信選択できるものを TWO MODEと呼ぶ。

dual(デュアル)モードと呼称しない。異なる2つの電波形式で同時に同一周波数受信音として流すならばデュアル(2重)モードになるが、 それじゃ混信しているのを聞いているのとイコールになる。

dualは双対。

出品中の商品はこちら

2018年7月 1日 (日)

乱狂 太郎(ランクル タロウ)の 電子工作バイブル

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神戸電子サービスのSITEが消えて久しいが、作者はそのオーナーとのこと。 随分と年配の方だと文中からも判る。

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「月刊アクションバンド」の人気コーナーを刊行したので、 その読者層向けに書かれている。

gmとcpgのことも書かれており、近年雑誌では抜け落ちていることにも焦点を当てている。(1950年代での当たり前のことが近刊行本では記載ないことが目立つ。結果として技術継承が途切れる)。手に入れておいたほうが良いと想う。

 ネジ締結では使用NGであるスプリングワッシャーを、推奨するような非科学的な寄稿もあるラジオ工作の世界であるゆえに、基本は自力にて積み重ねるしかない。3行超えの文章が理解できない方々が増加中だとの話も聞く。 

LA1600ラジオや ダイレクトコンバージョン受信でのAF部はTDA2611です。

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オイラが好んで使う TDA2611(フィリップス)は 欧州/USAでは標準的だと想う。TEN-TECではTDA2611が結構使われていた。出力0.5W前後の歪率と価格との天秤では優秀なICだ。 タイ国で生産しているので至って廉価なTDA2611だが、日本では流通が弱い。タイ⇒日本へのルートに乗らないらしい。セカンドリソース品もあるが日本に上陸して来ない。

日本製で選ぶならば東芝のTA7222やTA7252辺りになると想う。

TA7252が秋月にあったので、1度くらいはつかってみたい。TA7222も国内にあった。総じて日本メーカーのデータシートは控えめなものが少ないように想う。 

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上の検討中3点(DSB小型トランシーバー基板等)は基板手配した。下基板はIC到着待ちだ、日本国内には全く在庫がないようだ。

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