ラジオ系情報

多種類リンク

Powered by Six Apart

« 2022年9月 | メイン | 2022年11月 »

2022年10月

2022年10月 6日 (木)

ヘッドフォンアンプ:12AU7+OP AMP+booster

今日10月6日も 通電確認してみた。


YouTube: ヘッドフォンアンプ:12AU7+OP AMP+booster

 
 
 
 

VRを上げていくとop ampが過入力で負ける。 改善するには供給電圧を上げていく方向になる。

・信号in =0.12v

・12au7 out(ゲインは5倍) =0.6v =op amp in

op ampは13v供給で 1.8v out前後でクリップする。rail to railで2.2v前後出力。 それから逆算するとゲインは5倍が限界。 

ne5532が5個でてきたが 500Hz入力 と 10kHz入力では10kHzの方が強く出力する。 データシートでは周波数が上がれば増幅度は下がることになってはいるが、 現実はちと違う。 周波数特性補正が必要と判明。32オームheadphoneで聴くには、特性補正しあってベターかも知れない。

ne5532では出力も下がるので現行のlmc6482で鳴らしている。

 

音がよいと評判のop amp 考 :MUSES01。solenoid driver buf634は 2015年に市場登場

今月、「真空管+op amp +booster」のheadphone amp 基板を興した。手元には4558,4559,lmc6482くらいしかなく audio用のop ampはまだ持っていない。5532が5個でてきた。

測定用op amp と 音響用op ampの違いをデータシートでみると 適正load と 流せる電流が異なることに気つく。 ノイズが低いことは測定用であれば常識であり、音響用よりも小レベル信号を扱っている。

・半導体でA級動作させたければ 電流を定格の半分近く流す必要が生じ、直線動作範囲の中位で信号を扱うのがベストになる。放熱のことを考慮するとそこまで電流を流すことは苦しいが、A級動作とはそういうものだ。 或いは入力信号範囲を規定して 中位より電流すくない動作を選ぶこともできるが、ABに為らぬように入力上限リミッターが必要になってくる。

・音のよいmuses01、muses03等では まあまあ電流を流せる、しかし電流値から診てA級動作する信号上限も なんとなく読めてくる。

Muses03

・測定用op amp と 音響用op ampの違いをもうひとつ。 適正負荷が違う。低い負荷に対応できるので音響用op ampは有利である。muses03では 負荷600あたりから上で使える。

・真贋は電流値 と 負荷可変させて出力をみればわかる

************************************************************

メーカー名は云えぬが、Portable High-Resolution Audio Playerの終段はbuf634が使われている。このbuf634は 2015年に市場登場。solenoid driver .valve driver.  moter  driver. エンジニアリングサンプルは2013年くらいからだろう。息の長い部品のひとつ。

・チャンピオンデータを診るとこのデバイスの適正電流は30mA弱。それを超えると歪が増える傾向だ。100mA流しても焼損しないだろうが歪がグンと上がる。 「その音質でいいの??」 

・供給電圧を9Vと仮定して供給エネルギーは E x I =9 x0.03=0.27W.   出力への変換効率が10%~30%なので 良い音で聴ける範囲は27mW~90mW位になるだろう。 その範囲で使うべきplayer.

・このデバイスは low zは得意ではないぽいこともデータにはあった。 応答性が良くて電流もそこそこ流せるので、「モータードライバーにも使えるし audioにもどうぞ」のデバイス。  公開シートを診ると、 開発時点ではモータードライバー用途、 市場にだしたらaudioの受けがよかったので、項追記の流れ。

Booster_2

******************************

まとめ

・「 電流を10mAから30mAは流せるので その結果、適正負荷値は下がる」。

・音がよいと評判のOP AMPにおいても 音のよい電流範囲は随分と狭い。音の点ではバイポーラICが有利でもあることが理解できる。 

・rail to railのデバイスであるが audio向き特性負荷。負荷600Ω対応のレアIC. muses01ではここまでの負荷特性はむり。電流も15mA程度はOKなので、4559、5532、MUSES01よりは格段によい

6482

これは1997年からの流通品。

*****************************************

秋月には、

「2回路入J-FET入力高音質HiFiオペアンプ MUSES01D (NJM5720)の質問と回答」がここに公開されている。

2022年10月 5日 (水)

headphone amp with 12au7 :diy 。 ヘッドフォン インピーダンス。


YouTube: headphone amp with 12au7 :diy

lmc6482で鳴らしているが、音響用は4559しか持っていないので、勘弁ください。

自作AMPの周波数特性としちゃ 100Hzから280kHzまではフラット。160Hzの再生音が聞こえるようであれば低域は50Hzていどまでフラットがいいだろう。audio愛好家は16kHzの音聞こえますよね。 

  この基板をgetした方から「実測して150kHzまでフラットで音も良いので、回路コピーさせてくれ」との連絡がきてた。     サトー電気さんで回路図付で扱いはじめたはず。どうぞどうぞ。

実測では0.5dBほどは300kHzの高音では下がる。電流ブースター回路は1970年代の古典方式。1992年にJF1OZL氏が12.6V動作真空管ラジオを公開したので、そのアイデイアをパクった日本法人、中国法人が大儲け中のヘッドホンアンプ業界。

MUSES8820Dを買ってみようと思う。

Distortionandimpedancegraphti

上の特性によれば32オーム、64オームのヘッドフォンでは 10kHzで20dBほど高域がノイジーになる。

特性を3dBいじくりゃ だいたいの人間は気つく。20dBも増えりゃ子供でもわかる。

32オームヘッドフォンユーザーが それを自覚しているかどうかだ。

ハムが出る:  ハム音はボリウムや音源にかかわりなく一定なので、原因は+B電圧の平滑不足にありますか?

ワンポイントアースにした結果のハム音。真空管ラジオ:受信確認中ですがハム音聞こえないんです。 

コンサトーン バーアンテナ化: 受信確認
YouTube: コンサトーン バーアンテナ化: 受信確認

 
 
 
 次はメーカー製。 ワンポイントアース化しただけです。本機は嫁いでいった。

Lafayette Explor-Air Mark V Receiver :VR絞るとハム音聞こえないんです。
YouTube: Lafayette Explor-Air Mark V Receiver :VR絞るとハム音聞こえないんです。

 
 
 
 

問い合わせをいただいたのでお返事いたします。

**************************************************************

Q :修理品を買ったのですが、ハム音が随分あります。ハム音はボリウムや音源にかかわりなく一定なので、原因は+B電圧の平滑不足にありますか?

 
 
 
 A:
信号ラインにハムが載っているならばボリューム開閉に応じて変化します。    ご質問はVR開閉度とは無縁ですので、アース配線を疑います。       「ワンポイントアースになっていないのが原因でしょう」。                        修理済み品とのことですが、「修理者の公開しているweb siteでアース配線がちゃらんぽらになっている」ことが確認できます。                            お手数ですが 普通のアース配線に治してください。
 

確認する内容1, ・アースループになっていませんか?。 シールド線は片端だけアースにしますが、それを両端しているとNGです。

確認する内容2,・平滑回路のコールド側が渡り配線になってますか? 。それだとハム音が強くでます。

確認する内容3, ・6Z-DH3Aは1番ピンを接地していますか?   6番ピン接地だとハム音が強くて当然です。 

Text5

 
 

確認する内容4 ・平滑回路終端のコールド側を6Z-DH3Aの1番ピンに直接続してますか? これを実行していないとハム音は強いです。 (one point アース化実行のこと)

確認する内容5・両波整流であれば トランスセンター線を6Z-DH3Aの1番ピン あるいは 整流管のコールドピンに直接続してますか? これを実行していないとハム音は強いです。 近くのシャーシポイントで接地では全然駄目です。(one point アース化実行のこと)

確認する内容6 ・VRのコールド端は6Z-DH3Aの1番ピンに直接続してますか? これを実行していないとハム音は強いです。 (one point アース化実行のこと)

確認する内容7 ・+Bの放電用抵抗を実装済みですか? (1Mオーム: 2W)

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
春日電機製だが、アース側配線 駄目。オシロで波形を視ればわかる内容。
   
「真空管カソード抵抗からの接地は球ソケットのアース点」。 シャーシー起因の微小抵抗が悪さをするので、アース側は注意。 

P1010017

 
 
 
以上のことを実施してアース配線起因のハム音は低下しつつあると思います。 
 
 
 
 
+B側起因でのハム音(VR開閉におうじて音量が変化します)
 
改善余力があれば平滑回路は330オームの3段にします。4.7uF+22uF+22uF+4.7uF  で足ります。電源トランスによってはAC320Vでてきますので、抵抗値をあげて+Bが掛かりすぎになるのを避けます。
 

Iimg823x6161663869617i5twqj35099

3段平滑回路基板キット。

 

Photo

国内のラジオ修理siteが5つはあるが4社はアース側を間違えている。 ワンポイントアースにしていない修理写真が多数公開されているので、己の目で確認することをお薦めします。 それら 駄目 配線画像の著作権人格は それぞれのweb masterに帰属します。 

これ three ponit アースだ。

やっちゃだめだ。しかしこれで商売している修理siteが存在する。ヒント:カタカナ。

7860e9c5

2022年10月 4日 (火)

headphone ampの自作。12au7+ op amp +booster。 ヘッドフォン インピーダンス。

低電圧動作での真空管回路はJF1OZL氏の提唱(1992年 JAPAN  CQ誌)が起点になる。

・X5 2nd generationでは z=16~150と公開されているが、半導体入力ではそんな低い入力インピーダンスは随分と苦しいので、 基板をみてみたい。

・秋月ヘッドフォンアンプキットでは z=10kにしてある

・op amp たとえば4559の適正負荷は2k~3k前後だろう。 low z outだと直線が立ちすぎていると思う。電流帰還と騒ぐならば負荷変動の少ない範囲を使うとさらに安心できる。

・booster入口は4559の「下負荷グラフから算出される適正値」と 「boosterのA級動作」とのバランスで2.7k抵抗にしてみた。

4559

MUSES03の負荷特性

Muses03

負荷特性のフラットな部分がベストなので、負荷Z=800~100Kまで。 特性からみてMUSES03(1 回路入りic )は 4559より非常に優れている。電流は20~40mAで使うのが良いが A級作動させるには少し電流がすくないとは云え、4559よりはaudio向けIC。

MUSES01を載せるであれば2.7kでなく1.4k近傍でお願いします。

*******************************************************


YouTube: headphone ampの自作 :12AU7+ OP AMP +BOOSTER

基板化のコンセプトは

1, 1973年には公開されていたオーソドックな回路にする(古典回路とも云われる)

2, dcが流下してくるスマホを音源にできる工夫を入れて12AU7で受ける。スマホからの出る電流は中華製テスターでも測れる。

3,  SPを鳴らす程度の出力にする。(実測250mW). 8畳間で 半田工作BGMには程よい音量をねらう。(音域特性の普通なDT 990 PROはやや高いのでSPで鳴らす。 Z=600は海外では多数みつかる)

4,  パーツBOXに寝ていそうな部品で構成する。

P1010065

P1010060

P1010056

P1010055

通算447作目。 RK-196.

周波数特性

・ 12AU7部は 30Hzからフラット。 ゲインは5dB.

・ 半導体部は 使うOP AMPの型番に依存するが、NFB用Cはパターンに載せてはあるが、使わなくて済むのがベター。JRC4558、4559では 高域が強調されて駄目。   LMC6482だとフラット。 秋月にはLMC6482がないらしいね。

ヘッドフォンで聴く場合にはZが高いほうが周波数特性がとてもよいので、違いの判るかた向けのヘッドフォンが流通している。

Distortionandimpedancegraphti

ヘッドフォンインピーダンスによる周波数特性表が公開されている。情報元。

Z=32や64では 音域が駄目駄目とのことですね。少なくとも128オームは必要。Z=250の商品はAMAZONからでも入手できる。

*****************************************

マルツさんの公開図。

Marutu

上記C2は 不要なことが多い。増幅度を下げ過ぎて発振する場合には使ったりもするが、その辺り負荷次第。メーカーから負荷特性公開されていると助かるね。

カップリングレスでのOP AMP動作はDCが出てくるので、そこも注意。FETタイプでも出てくる。

******************************************

「MUSES01の下流回路はZ=1kから10K位がよいが、それで充分な電流がICに流れるか?」は回路次第だ。 

MUSES01 真贋は電流値 と 負荷可変させて出力をみればわかる。MUSES8820Dは手頃だろう。負荷はMUSES03よりは少し高めにして使う。

歪んだ音が聞き分けできないと吐露しているsiteを見つけました。

audio amp のA,AB,B,Dでいろいろと調べているが、

D級は信号伝達させない無音状態が必要なので、 この音を誉めるのはそうとうに耳が悪い。

 2つのFETが同時にオンしないようにデッドタイム生成回路(信号受け取り拒否時間)が設定されている。デッドタイム回路起因で信号情報の5%~10%は捨てているようだ。 データの9割を聴かされて「良い音」ならば、10割聴くともっといい音しますぜ。

デッドタイム生成回路では検索しないでください。

・A級は デバイスが飽和しない領域での直線性のよい範囲での中点を動作点にする。 電圧の壁で飽和しがちなので、目安としては印加電圧の1/2前後を動作センターにして考えて、あとは調整で追い込む。 アイドル電流が小さい回路はA級動作範囲が非常に狭いとも捉えられる。    電流の壁はなかなかぶち当たらないが供給エネルギーが小さいとボ、ボッと モーターボーディングする。 2SC1815に限れば 150mAのおよそ半分60mAていどアイドル流さないとA級とは呼びにくい。しかし実験して70mA流すと熱暴走が始まるぽいので、熱暴走リスクをみてアイドル50mAくらいが適正A級。 熱暴走ぽいの動画は公開済み。

・SEPP アンプでのエネルギー置換効率を WEBでの公開から調べると、 効率1%~10% 。 概ね数%で推移している。 

************************************************************

A級アンプと検索すると上位にくるweb siteで   サンプル音源が公開されている。雑多な音が生じているね。

音が連続音でないのは何故?? データ量/秒が少ない??

立ち上がり時の音揺らぎが0.2秒ほど生じている理由も明示されていない。  

音源としては貧弱だと思う。

2022年10月 3日 (月)

EXPLOR-AIR MARK V

yahooにて ここにある。

 日本に 10台もないと思うが、、。

 
 
 
 
 
 オイラのはagcのCが容量ヌケしていた。外観じゃ判らんので  下手ピイな修理者だと気つかない。


YouTube: LAFAYETTE EXPLORーAIR MARK V: sep 23rd 2022.

2022年10月 2日 (日)

sa612 と ne612の違い

完全なコンパチではないので注意。 

「オイラの興した基板にSA612搭載しても動作しない」ことは確認してある。それでSA612は200円/1個と廉価に50個ほど放出した。入手した方はお得だったろうね。

差動出力回路の基板はちらほらある。

*************************************************

sa612では単独信号の出力ピンは5.        sa612のpin4単独だと波形が非常に小さい。

Sa612

 
 
 
 
 
 オイラの興したNE612基板だと、PIN7から入れてPIN4出が多い。   SA612ではPIN5出になる。(PIN4でない) 


YouTube: 実験 NE612への注入量とout波形


YouTube: using csb455 for RF speech processor :first trial.

上のはne612  pin4から出力を貰っている回路。  sa612は出力pinが5になるので動作しない。

271047962_472561290892790_653374059

2022年10月 1日 (土)

同期検波実験中


YouTube: 同期検波実験中

455kHzのリミッターはトランジスタ3段。 この部分の回路はrk-154と同じなんだが、今回は増幅度が足らない。 部品配置が違うので、 どうやらそれに起因するのか? 基板が微小リークしているのか?

***************************************************

同期検波ラジオ群。


YouTube: tda4001 :自作ラジオの入感 1月30日


YouTube: Now testing synchronous detection unit


YouTube: 同期検波基板の通電確認 :synchronous detection

プリント基板でつくる「スピーカーの鳴る単球ラジオ」 . 6EH8

プリント基板でつくる「スピーカーの鳴る単球ラジオ」です。

6GH8,6AW8,6U8.6GX7に続いて6EH8.


YouTube: 真空管ラジオ自作 :6EH8

カソード共通なので多少 扱いにくいです。+Bは6AW8より低くめの125v~150v近傍でお願いします。 それより随分高いと発振しやすくなります。

単球としては もう2球を計画中。非常に具合よい球が日本で流通してなくて困ってもいます。

**********************************************

通算446作。

RK-193予定

P1010045

P1010053

+Bは150~160Vが良さそうです。

6eh8

Pin

ウェブページ

カテゴリ