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2022年10月 6日 (木)

音がよいと評判のop amp 考 :MUSES01。solenoid driver buf634は 2015年に市場登場

今月、「真空管+op amp +booster」のheadphone amp 基板を興した。手元には4558,4559,lmc6482くらいしかなく audio用のop ampはまだ持っていない。5532が5個でてきた。

測定用op amp と 音響用op ampの違いをデータシートでみると 適正load と 流せる電流が異なることに気つく。 ノイズが低いことは測定用であれば常識であり、音響用よりも小レベル信号を扱っている。

・半導体でA級動作させたければ 電流を定格の半分近く流す必要が生じ、直線動作範囲の中位で信号を扱うのがベストになる。放熱のことを考慮するとそこまで電流を流すことは苦しいが、A級動作とはそういうものだ。 或いは入力信号範囲を規定して 中位より電流すくない動作を選ぶこともできるが、ABに為らぬように入力上限リミッターが必要になってくる。

・音のよいmuses01、muses03等では まあまあ電流を流せる、しかし電流値から診てA級動作する信号上限も なんとなく読めてくる。

Muses03

・測定用op amp と 音響用op ampの違いをもうひとつ。 適正負荷が違う。低い負荷に対応できるので音響用op ampは有利である。muses03では 負荷600あたりから上で使える。

・真贋は電流値 と 負荷可変させて出力をみればわかる

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メーカー名は云えぬが、Portable High-Resolution Audio Playerの終段はbuf634が使われている。このbuf634は 2015年に市場登場。solenoid driver .valve driver.  moter  driver. エンジニアリングサンプルは2013年くらいからだろう。息の長い部品のひとつ。

・チャンピオンデータを診るとこのデバイスの適正電流は30mA弱。それを超えると歪が増える傾向だ。100mA流しても焼損しないだろうが歪がグンと上がる。 「その音質でいいの??」 

・供給電圧を9Vと仮定して供給エネルギーは E x I =9 x0.03=0.27W.   出力への変換効率が10%~30%なので 良い音で聴ける範囲は27mW~90mW位になるだろう。 その範囲で使うべきplayer.

・このデバイスは low zは得意ではないぽいこともデータにはあった。 応答性が良くて電流もそこそこ流せるので、「モータードライバーにも使えるし audioにもどうぞ」のデバイス。  公開シートを診ると、 開発時点ではモータードライバー用途、 市場にだしたらaudioの受けがよかったので、項追記の流れ。

Booster_2

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まとめ

・「 電流を10mAから30mAは流せるので その結果、適正負荷値は下がる」。

・音がよいと評判のOP AMPにおいても 音のよい電流範囲は随分と狭い。音の点ではバイポーラICが有利でもあることが理解できる。 

・rail to railのデバイスであるが audio向き特性負荷。負荷600Ω対応のレアIC. muses01ではここまでの負荷特性はむり。電流も15mA程度はOKなので、4559、5532、MUSES01よりは格段によい

6482

これは1997年からの流通品。

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秋月には、

「2回路入J-FET入力高音質HiFiオペアンプ MUSES01D (NJM5720)の質問と回答」がここに公開されている。

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